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Like a Virgin
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意外と小綺麗にされている彼の部屋にお邪魔して、キスの続きを始める。
どちらの口から出たのか分からない水音を聞きながら私は頭を痺れさせた。
久しぶりのキスの感触に酔いしれていたのだ。
「…アンタの口ん中、気持ちいいな……」
彼の言葉に薄目を開けてみると、金髪くんが私を見据えてニヤリと笑う。
金髪くんの耳には大量のピアスがつけられており、いかにも『ワルイ男』という風体だ。
その上に口角を歪めるだけの悪い笑みだ。ゾクリとしない訳がない。
「舌、出して」
そう言うと彼はベッ、と自分の舌を出して見せる。
私がそれに倣って舌を出すと、すぐさま彼の舌の腹が私のそれに重ねられた。
じゅりゅっ、じゅにゅっ…
お互いの舌を擦り合わせると、ザラザラとした感触が舌全体を包むようで気持ちが良い。
舌の根から唾液が溢れ出してきたころに、私の舌先は彼の口内に吸い込まれてしまった。
吸引される圧迫感さえも気持ち良くて、つい生理的な涙を浮かべてしまう。
「泣いてんの?苦しかった?俺のキス良くない?」
その両手で私の頬を掴まえたまま、金髪くんが尋ねてくる。
私はフルフルと左右に頭を動かした。
「…気持ち…良かった……」
「アンタのその顔、けっこうクる…。シャワーしなくて良い?アンタの匂い嗅ぎたいわ」
「にっ!…に……匂い…ですか…」
テキパキと彼に脱がされてしまって、あっという間に下着姿になる。
金髪くんの鼻先が胸の膨らみに降りてきた。
クンクン、スンスンと無遠慮に匂いを嗅がれて身動きも取れない。
「全身がわたあめの匂い。…舐めたらシュワシュワ消えちまいそー」
彼は器用に片手でブラを外すと、私の乳首を口内に捕獲した。
唾液で濡れた金髪くんの口内で私の尖りがキュッと実を硬くする。
彼は存外丁寧な愛撫で私の実を優しくほぐした。
「…っ……んんっ♡」
ぶるり、ぶるりと身体を震えさせてしまうのは、私がこの感触を待ちわびていたからだ。
長かった。長かったのだ。
高校入学直前の春休みに、塾で知り合った真面目で秀才の木原くんに誘われて彼の家で映画を観た。
少しエッチな内容で、思春期だった私たちは何となく盛って、何となくお互いに初体験を済ませた。
英語も理科も数学も何でも完璧な木原くんは、さすがにエッチは不慣れだった。
中学生でも高校生でもない曖昧な時間の私たちは、大人でも子供でもなくて、それでもやっぱり幼さが強かったのだろう。
あっけなく果てた彼を見上げながら私は思った。
…なにこれ……つまらないーーーー、と。
歯があたって唇から血が出たことも、力いっぱい吸い込まれてうっ血した乳首も、彼のぎこちなく揺れる腰も、全て、本当に全てが『つまらない』ものだった。
私が期待していたものとかけ離れた初体験だったのだ。
私は泣いた。もちろん痛みもあったが、私が描いていたエッチと現実とのギャップに耐えられなくて泣いた。
泣いて、泣いて、泣いて、泣き疲れたころには2R目も終わっていたんだっけ…。
木原という男は2回も私で達しやがったくせに、私を「マグロ女」として触れ回ったらしい。
それ以来、男性に対して抵抗感が生まれてしまい、セカンドバージンの私が爆誕した。
本日めでたくも26歳を迎えた訳だけれど、約10年間にわたるセカンドバージン人生を私は持て余している。
…いや、いただ!過去形、過去形にしてしまおう!!
私は今日、記念すべき26回目の誕生日に二回目の処女卒業をするのだ!!!
この金髪くんは女性慣れしてそうだし、木原くんの二の舞にはなるまい。
私も「マグロ女」を返上して、せめてベッドの上で跳ね回るくらいの活魚になるのだ!!!
「んふっ……んっ……んふふっ…」
やる気が裏目に出て、どうにも気持ちの悪い喘ぎ方になってしまう。
すると金髪くんが異変を察知したのか、乳首を責め立てていた舌先を私の耳に絡めた。
「どーかした?気分乗らねぇ?…乗らねぇなら、その気になるまで舐めてやろっか?」
「あっ…♡」
にゅぼっ、と耳の穴に舌先がねじ込まれる。
初めての感覚に言いようのない痺れが走った。
私の口からは自分の声とは思えない甘ったるい声が出続ける。
「アンタ反応も俺好み。もっと舐めて良い?下もいじるぞ?」
「…っ……ぁっ…ぃぃ…ょ…♡」
「なんだ、ノリノリじゃん。そんならチンポ扱ける?つか扱いて」
そう言いながら私の手を自分のソコに連行する金髪くん。
心臓が口から出そうになりながらも、そのビチビチ、パンパンに膨らんだソレの重量を右手でしっかりと確かめる私。
「…すご……思ったよりスベスベして…る?……それに…ガチガチだ…」
彼の手が誘う通りに私の右手は彼のペニスを握り締める。
その先端のくぼんだところにある孔から透明な汁が出てきた。
これが『先走り』ってやつかな?…どんな味がするんだろうか…。
「顔真っ赤にしてるくせに俺のチンポはガン見するとか、アンタって俺のための女みてー。ことごとく俺の好み。…なぁ、チューする?チューしよ?」
「はぐ…っ…んっ……」
それまでより若干乱暴な仕草で唇を塞がれて、訳も分からずその行為に必死になる。
金髪くんはその間も私の右手に自身を擦り付けて、グングンと成長をさせていた。
彼の腰がいやらしく揺れている。
その事実が私の劣情を酷く煽った。
どちらの口から出たのか分からない水音を聞きながら私は頭を痺れさせた。
久しぶりのキスの感触に酔いしれていたのだ。
「…アンタの口ん中、気持ちいいな……」
彼の言葉に薄目を開けてみると、金髪くんが私を見据えてニヤリと笑う。
金髪くんの耳には大量のピアスがつけられており、いかにも『ワルイ男』という風体だ。
その上に口角を歪めるだけの悪い笑みだ。ゾクリとしない訳がない。
「舌、出して」
そう言うと彼はベッ、と自分の舌を出して見せる。
私がそれに倣って舌を出すと、すぐさま彼の舌の腹が私のそれに重ねられた。
じゅりゅっ、じゅにゅっ…
お互いの舌を擦り合わせると、ザラザラとした感触が舌全体を包むようで気持ちが良い。
舌の根から唾液が溢れ出してきたころに、私の舌先は彼の口内に吸い込まれてしまった。
吸引される圧迫感さえも気持ち良くて、つい生理的な涙を浮かべてしまう。
「泣いてんの?苦しかった?俺のキス良くない?」
その両手で私の頬を掴まえたまま、金髪くんが尋ねてくる。
私はフルフルと左右に頭を動かした。
「…気持ち…良かった……」
「アンタのその顔、けっこうクる…。シャワーしなくて良い?アンタの匂い嗅ぎたいわ」
「にっ!…に……匂い…ですか…」
テキパキと彼に脱がされてしまって、あっという間に下着姿になる。
金髪くんの鼻先が胸の膨らみに降りてきた。
クンクン、スンスンと無遠慮に匂いを嗅がれて身動きも取れない。
「全身がわたあめの匂い。…舐めたらシュワシュワ消えちまいそー」
彼は器用に片手でブラを外すと、私の乳首を口内に捕獲した。
唾液で濡れた金髪くんの口内で私の尖りがキュッと実を硬くする。
彼は存外丁寧な愛撫で私の実を優しくほぐした。
「…っ……んんっ♡」
ぶるり、ぶるりと身体を震えさせてしまうのは、私がこの感触を待ちわびていたからだ。
長かった。長かったのだ。
高校入学直前の春休みに、塾で知り合った真面目で秀才の木原くんに誘われて彼の家で映画を観た。
少しエッチな内容で、思春期だった私たちは何となく盛って、何となくお互いに初体験を済ませた。
英語も理科も数学も何でも完璧な木原くんは、さすがにエッチは不慣れだった。
中学生でも高校生でもない曖昧な時間の私たちは、大人でも子供でもなくて、それでもやっぱり幼さが強かったのだろう。
あっけなく果てた彼を見上げながら私は思った。
…なにこれ……つまらないーーーー、と。
歯があたって唇から血が出たことも、力いっぱい吸い込まれてうっ血した乳首も、彼のぎこちなく揺れる腰も、全て、本当に全てが『つまらない』ものだった。
私が期待していたものとかけ離れた初体験だったのだ。
私は泣いた。もちろん痛みもあったが、私が描いていたエッチと現実とのギャップに耐えられなくて泣いた。
泣いて、泣いて、泣いて、泣き疲れたころには2R目も終わっていたんだっけ…。
木原という男は2回も私で達しやがったくせに、私を「マグロ女」として触れ回ったらしい。
それ以来、男性に対して抵抗感が生まれてしまい、セカンドバージンの私が爆誕した。
本日めでたくも26歳を迎えた訳だけれど、約10年間にわたるセカンドバージン人生を私は持て余している。
…いや、いただ!過去形、過去形にしてしまおう!!
私は今日、記念すべき26回目の誕生日に二回目の処女卒業をするのだ!!!
この金髪くんは女性慣れしてそうだし、木原くんの二の舞にはなるまい。
私も「マグロ女」を返上して、せめてベッドの上で跳ね回るくらいの活魚になるのだ!!!
「んふっ……んっ……んふふっ…」
やる気が裏目に出て、どうにも気持ちの悪い喘ぎ方になってしまう。
すると金髪くんが異変を察知したのか、乳首を責め立てていた舌先を私の耳に絡めた。
「どーかした?気分乗らねぇ?…乗らねぇなら、その気になるまで舐めてやろっか?」
「あっ…♡」
にゅぼっ、と耳の穴に舌先がねじ込まれる。
初めての感覚に言いようのない痺れが走った。
私の口からは自分の声とは思えない甘ったるい声が出続ける。
「アンタ反応も俺好み。もっと舐めて良い?下もいじるぞ?」
「…っ……ぁっ…ぃぃ…ょ…♡」
「なんだ、ノリノリじゃん。そんならチンポ扱ける?つか扱いて」
そう言いながら私の手を自分のソコに連行する金髪くん。
心臓が口から出そうになりながらも、そのビチビチ、パンパンに膨らんだソレの重量を右手でしっかりと確かめる私。
「…すご……思ったよりスベスベして…る?……それに…ガチガチだ…」
彼の手が誘う通りに私の右手は彼のペニスを握り締める。
その先端のくぼんだところにある孔から透明な汁が出てきた。
これが『先走り』ってやつかな?…どんな味がするんだろうか…。
「顔真っ赤にしてるくせに俺のチンポはガン見するとか、アンタって俺のための女みてー。ことごとく俺の好み。…なぁ、チューする?チューしよ?」
「はぐ…っ…んっ……」
それまでより若干乱暴な仕草で唇を塞がれて、訳も分からずその行為に必死になる。
金髪くんはその間も私の右手に自身を擦り付けて、グングンと成長をさせていた。
彼の腰がいやらしく揺れている。
その事実が私の劣情を酷く煽った。
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