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資料集
キャラクター紹介 其の一
しおりを挟むヴィゴーレ・ポテスタース(18)
身長164㎝。細身に見えるが筋肉質。
琥珀色の大きな瞳とふっくらした頬の、小柄で童顔の少年。十五、六くらいにしか見えない。
腰より長い真紅の髪を三つ編みにしている。身につけているアクセサリー類は全て護符や魔道具。
いつも明るく闊達でニコニコしているため、単純な性格に見えるらしいが、生真面目で面倒見が良く、困っている人がいると見過ごせない。
実は脚がキレイ。
王立学園の最終学年でありながら、主要都市の治安維持を受け持つ第二師団所属の正騎士。
軍閥貴族のポテスタース伯爵家の三男。七歳で本格的な修行をはじめ、十歳から師匠について見習いとして研鑽を積んだ。
従騎士だった入学前に辺境伯領で起きた隣国ダルマチアとの戦争で武勲を立てたため、既に帯剣貴族として士爵を賜っている。
世界的に見ても極めて使用者の少ない身体操作魔法の使い手で、特に治癒魔法が得意。本人の自覚は薄いが利用価値が高いため、政治的に利用したがる者が後を絶たない。
勉強好きで、暇さえあれば鍛錬しているか本を読んでいる。学校での成績は常に五番以内。
コノシェンツァ・スキエンティア(18)
黒に近い藍色の髪と蒼い瞳、銀縁眼鏡の物静かな少年。
無口無表情で親しくない人間からは冷徹な人間に見えるらしいが、実はお人好しで面倒見がよく、頼まれるとなかなか断れない。
親友のヴィゴーレのスタイルが良いので少し気にしているらしい。こっそり自宅でトレーニングしている。
王立学園の最終学年で、ヴィゴーレのクラスメイト。
優秀な法務官僚を輩出してきたスキエンティア侯爵家の嫡子で本人も法務官僚の道を目指している。
やはり勉強好きで暇さえあれば勉強しているが、最近は生徒会の業務をほとんど一人で受け持っているので忙しい。向上心が強く、成績はいつもアマストーレと首位争いをしている。
実はアホ毛が触角の様に動くらしい
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絵師の四宮迅様(TwitterID:@4nomiyajin)に二人の立ち絵を描いていただいたので、せっかくなのでキャラクター紹介を載せます。
二人ともイメージ通りで、表情や仕草にもそれぞれの個性が出ていて素敵です(*ノωノ)
実は二人の衣装も想定している時代の流行をデザインに取り入れて下さっています。
二人のジャケット丈が前だけ短くて後ろが長かったり、短いジャケットやウェストコートの裾からシャツをわざと出している着こなしはこの時代ならではのもの。
同じ国の二十年前を描いている拙作「赫光の檻」の衣装との違いを比べると流行のデザインや色遣いの違いが分かりやすいと思います。
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