14 / 220
本編
ピンク頭と衝撃的事実
しおりを挟む
放課後、コニー、オピニオーネ嬢、僕の三人で女子更衣室の映像を確認していたら、すさまじい勢いで罵詈雑言を並べるエステルの姿が映っていた。
『悪役令嬢の分際でなんなのよ!?あれだけ言ったのにイジメをしてこないし。
あげくの果てに何アレ?あたしをかばってヴィゴーレにお姫様抱っことか。っざけんじゃないっての!!』
ロッカールームに仕掛けてあった記録球には甲高い金切り声で汚い罵声を並べるエステルの姿が映っていた。
「こ……これが本当にエステルなのか……??」
「わたくしもにわかには信じられませんでした」
いつもの可愛くて健気なエステルとはあまりにかけ離れた粗暴な姿にドン引くオピニオーネ嬢。エステルを疑っていたコニーですら唖然としている。
うんうん、僕も初めて見たときはショックだったよ。
「実は、お二人に見ていただきたいのはもっと後ですわ」
「え?」
いやもう、この凄まじい罵詈雑言だけでも充分衝撃的なんですが。
……まさか、更にとんでもない事をやらかしてくれてるのだろうか?
おかしいですよ、エステルさん!?
『ああもうっ!だっせえドレスっ!!もう着れなったからってこんな古臭い流行おくれのモノ誰が着れるかよっ!!
恩着せがましく押し付けてくんじゃねえってのっ!!!』
悪鬼のような形相で誰かを罵りながらドレスを引き裂いている。
『ドレスがなくてお困りでしょ、とか言うならデザイナー呼んで最新の作らせなさいよ!まだ誰も着たことのないようなすっごいやつをっ』
「授業用のものが破かれたと落ち込んでらしたから、小さくなって着られなくなったわたくしのドレスを差し上げたんですが……」
「え……」
「善かれと思っての事でしたが、あんな風に思われてたなんて……確かに去年作ったものだから流行の最先端ではありませんが、まだ皆さんお召しの型なので大丈夫だと思ったんです。わたくしが浅慮でしたわ……」
あ~ エステルはなんでも自分が一番じゃなきゃ気に入らないタイプなんだろうね。流行も、誰よりも早く取り入れて自慢したいタイプ。
本人は自ら流行を作り出すファッションリーダー気どりなんだけど、センスは普通だから本当にセンスの良い人がみんなに褒められてるの見て「なんでアイツばっかりっ!」ってキレながら必死で真似するんだよね。
ちなみにアハシュロス公女は自分が着たいものを着て、それを見た人々が真似して流行になっちゃうタイプ。オピニオーネ嬢は無難にその時流行ってる……というかみんなが支持しているデザインを着るタイプ。
『こんなしょっぼい袖じゃ全然目立てないってのっ!!デコルテだって開きが少なくってこれじゃ肩がキレイに出ないじゃない』
……ああ、今は肩と胸元が大きく開いていて袖が肘のあたりで思い切り膨らんだデザインが流行ってるんだっけ?
もっとも、今のファッションの中心とされている海洋帝国のルンデンヴィックでは袖が自然にフィットするデザインのドレスに人気が出始めているらしいから、イリュリアでも数年もしないうちに膨らみすぎた袖は流行らなくなると思うんだけど。
エステルって自分の周囲の半径15メートルくらいのものしか認識できないとこあるからなぁ……以前はそういうところも可愛いと思ってしまっていたんだけど、今から考えると不思議でたまらない。
それにしても、せっかくの善意をこんな風に踏みにじられるなんて……人の好いオピニオーネ嬢にとってはショックだろうな。もともとかなり下がっていたエステルへの好感度が更に下方修正された気がする。
今まで「イジメられても健気に頑張る可愛い」エステルの姿を信じて親身になっていたオピニオーネ嬢はショックを受けているみたいだし……善良な人に悲しい想いをさせてるって時点で僕自身の良心の呵責もあって、エステルに対してもネガティブな感情を抱いてしまう。もちろんそれは八つ当たりに近い感情なんだけどね。
正直、二人にエステルの本性を知ってもらうにはこれでもう充分な気もするが、念のため僕の持参した記録球も見てもらうことにした。
まずは階段に仕掛けたもの。
『……っきゃぁあああああ!!』
エステルがわざとらしく叫びながら自ら階段を飛び降りると、すぐ上の段にいたアハシュロス公女が慌てて助けようとして自分が落ちてしまう場面が映っている。公女に押し上げてもらった踊り場でしりもちをついたまま鬼のような形相で彼女を睨めつけているエステルの表情もしっかり写っている。
うっかり夜中に見たら眠れなくなりそう。
「これ、わざと飛び降りているな」
「わたくしにもそう見えましたわ」
険しい表情のオピニオーネ嬢とコニー。やはり二人にもエステルが故意に飛び降りたように見えるらしい。
「アハシュロス公女、あのまま落ちていたらただではすまなかっただろう。お前よく間に合ったな」
「まぁ、伊達に十三歳から戦場に出てる訳じゃないからね。ちょっとだけ奥の手使ったけど」
ちょうど僕が受け止めたところは画面の外だったから映ってなくてよかった。変なことをしたわけじゃないけど、見られてたらちょっと恥ずかしい。
「その奥の手は、本当にいざという時に取っておけよ。リスクが大きすぎる」
また釘をさされてしまった。コニーは誰かから僕の使う魔法の特性を聞いたらしいけど……ちょっと反応が極端な気がする。
誰だろう?無暗に不安をあおるような聞かされ方をしているような気がするんだけど。
「それにしても、自作自演でここまでやるとはな。何が狙いだ?やはり隣国との関係悪化か?」
「更衣室で言っていたことと関係ありそうですが……」
「さっき見たやつか……あれはあれで訳がわからなかったな」
二人は訳が分からないながらも不気味なものを感じているらしく、エステルの目的についてしきりに気にしている。
この調子で校舎裏のも見てもらって何かわかることがないか話し合おう。
『悪役令嬢の分際でなんなのよ!?あれだけ言ったのにイジメをしてこないし。
あげくの果てに何アレ?あたしをかばってヴィゴーレにお姫様抱っことか。っざけんじゃないっての!!』
ロッカールームに仕掛けてあった記録球には甲高い金切り声で汚い罵声を並べるエステルの姿が映っていた。
「こ……これが本当にエステルなのか……??」
「わたくしもにわかには信じられませんでした」
いつもの可愛くて健気なエステルとはあまりにかけ離れた粗暴な姿にドン引くオピニオーネ嬢。エステルを疑っていたコニーですら唖然としている。
うんうん、僕も初めて見たときはショックだったよ。
「実は、お二人に見ていただきたいのはもっと後ですわ」
「え?」
いやもう、この凄まじい罵詈雑言だけでも充分衝撃的なんですが。
……まさか、更にとんでもない事をやらかしてくれてるのだろうか?
おかしいですよ、エステルさん!?
『ああもうっ!だっせえドレスっ!!もう着れなったからってこんな古臭い流行おくれのモノ誰が着れるかよっ!!
恩着せがましく押し付けてくんじゃねえってのっ!!!』
悪鬼のような形相で誰かを罵りながらドレスを引き裂いている。
『ドレスがなくてお困りでしょ、とか言うならデザイナー呼んで最新の作らせなさいよ!まだ誰も着たことのないようなすっごいやつをっ』
「授業用のものが破かれたと落ち込んでらしたから、小さくなって着られなくなったわたくしのドレスを差し上げたんですが……」
「え……」
「善かれと思っての事でしたが、あんな風に思われてたなんて……確かに去年作ったものだから流行の最先端ではありませんが、まだ皆さんお召しの型なので大丈夫だと思ったんです。わたくしが浅慮でしたわ……」
あ~ エステルはなんでも自分が一番じゃなきゃ気に入らないタイプなんだろうね。流行も、誰よりも早く取り入れて自慢したいタイプ。
本人は自ら流行を作り出すファッションリーダー気どりなんだけど、センスは普通だから本当にセンスの良い人がみんなに褒められてるの見て「なんでアイツばっかりっ!」ってキレながら必死で真似するんだよね。
ちなみにアハシュロス公女は自分が着たいものを着て、それを見た人々が真似して流行になっちゃうタイプ。オピニオーネ嬢は無難にその時流行ってる……というかみんなが支持しているデザインを着るタイプ。
『こんなしょっぼい袖じゃ全然目立てないってのっ!!デコルテだって開きが少なくってこれじゃ肩がキレイに出ないじゃない』
……ああ、今は肩と胸元が大きく開いていて袖が肘のあたりで思い切り膨らんだデザインが流行ってるんだっけ?
もっとも、今のファッションの中心とされている海洋帝国のルンデンヴィックでは袖が自然にフィットするデザインのドレスに人気が出始めているらしいから、イリュリアでも数年もしないうちに膨らみすぎた袖は流行らなくなると思うんだけど。
エステルって自分の周囲の半径15メートルくらいのものしか認識できないとこあるからなぁ……以前はそういうところも可愛いと思ってしまっていたんだけど、今から考えると不思議でたまらない。
それにしても、せっかくの善意をこんな風に踏みにじられるなんて……人の好いオピニオーネ嬢にとってはショックだろうな。もともとかなり下がっていたエステルへの好感度が更に下方修正された気がする。
今まで「イジメられても健気に頑張る可愛い」エステルの姿を信じて親身になっていたオピニオーネ嬢はショックを受けているみたいだし……善良な人に悲しい想いをさせてるって時点で僕自身の良心の呵責もあって、エステルに対してもネガティブな感情を抱いてしまう。もちろんそれは八つ当たりに近い感情なんだけどね。
正直、二人にエステルの本性を知ってもらうにはこれでもう充分な気もするが、念のため僕の持参した記録球も見てもらうことにした。
まずは階段に仕掛けたもの。
『……っきゃぁあああああ!!』
エステルがわざとらしく叫びながら自ら階段を飛び降りると、すぐ上の段にいたアハシュロス公女が慌てて助けようとして自分が落ちてしまう場面が映っている。公女に押し上げてもらった踊り場でしりもちをついたまま鬼のような形相で彼女を睨めつけているエステルの表情もしっかり写っている。
うっかり夜中に見たら眠れなくなりそう。
「これ、わざと飛び降りているな」
「わたくしにもそう見えましたわ」
険しい表情のオピニオーネ嬢とコニー。やはり二人にもエステルが故意に飛び降りたように見えるらしい。
「アハシュロス公女、あのまま落ちていたらただではすまなかっただろう。お前よく間に合ったな」
「まぁ、伊達に十三歳から戦場に出てる訳じゃないからね。ちょっとだけ奥の手使ったけど」
ちょうど僕が受け止めたところは画面の外だったから映ってなくてよかった。変なことをしたわけじゃないけど、見られてたらちょっと恥ずかしい。
「その奥の手は、本当にいざという時に取っておけよ。リスクが大きすぎる」
また釘をさされてしまった。コニーは誰かから僕の使う魔法の特性を聞いたらしいけど……ちょっと反応が極端な気がする。
誰だろう?無暗に不安をあおるような聞かされ方をしているような気がするんだけど。
「それにしても、自作自演でここまでやるとはな。何が狙いだ?やはり隣国との関係悪化か?」
「更衣室で言っていたことと関係ありそうですが……」
「さっき見たやつか……あれはあれで訳がわからなかったな」
二人は訳が分からないながらも不気味なものを感じているらしく、エステルの目的についてしきりに気にしている。
この調子で校舎裏のも見てもらって何かわかることがないか話し合おう。
10
お気に入りに追加
551
あなたにおすすめの小説
死神姉妹は斬首刀と踊る~処刑待ちの囚われ元王妃は救国の聖女か亡国の毒婦か~
歌川ピロシキ
ファンタジー
「なんでこのあたしがこんな目に……?」
イアクール王国の元王妃、ミラ・イリス・ローランドは、国家擾乱やその他もろもろの罪で死刑判決を受けた。
かつては利権をほしいままにする専横な高位貴族たちを排除し、病や怪我に苦しむ人々を稀有な治癒魔法で癒して庶民から絶大な人気を得ていたミラ。彼女の行動はこの国の社会を根底から突き動かし、大きな変化をもたらした。
その彼女がなぜ「希代の悪女」とののしられ、罪人として裁かれねばならなかったのか。
ミラは訴える。「自分は女神に選ばれてこの世界を救うために転生したヒロインだ。女神の望み通りに世界を救ってやっただけだ」と。聞くものにとって意味不明ではあっても、無実を訴える彼女の瞳に嘘はない。
判決後、ミラの身柄を預かることとなった美しき処刑人長マリーローズ・エテレクシィはミラと共に彼女の言動の数々を振り返る。
治安と国家秩序の根幹を支える処刑人長であり、また優れた医師でもあるマリーローズの目には、ミラとはまた違った真実が映るようだ。
「救国の聖女」か「亡国の毒婦」か。
吹き荒れる革命の嵐の中、隠された真実は如何に?
【北の果てのキトゥルセン】 ~辺境の王子に転生したので、まったり暮らそうと思ったのに、どんどん国が大きくなっていく件について~
次元謄一
ファンタジー
タイトル変更しました→旧タイトル 「デッドエンドキングダム ~十五歳の魔剣使いは辺境から異世界統一を目指します~」
前世の記憶を持って生まれたオスカーは国王の落とし子だった。父の死によって十五歳で北の辺境王国の統治者になったオスカーは、炎を操る魔剣、現代日本の記憶、そしてなぜか生まれながらに持っていた【千里眼】の能力を駆使し、魔物の森や有翼人の国などを攻略していく。国内では水車を利用した温泉システム、再現可能な前世の料理、温室による農業、畜産業の発展、透視能力で地下鉱脈を探したりして文明改革を進めていく。
軍を使って周辺国を併合して、大臣たちと国内を豊かにし、夜はメイド達とムフフな毎日。
しかし、大陸中央では至る所で戦争が起こり、戦火は北までゆっくりと、確実に伸びてきていた。加えて感染するとグールになってしまう魔物も至る所で発生し……!?
雷を操るツンデレ娘魔人、氷を操るクール系女魔人、古代文明の殺戮機械人(女)など、可愛いけど危険な仲間と共に、戦乱の世を駆け抜ける!
登場人物が多いので結構サクサク進みます。気軽に読んで頂ければ幸いです。
黄昏時奇譚
歌川ピロシキ
キャラ文芸
物心ついた時には不思議なものが見えていた。他の人には見えないものと大真面目に会話して、大人にも子供にも気味悪がられた。そのうち、それらが他の人には見えないこと、そして自分にわからないものを人は排除したがることを理解した。だから人を遠ざけた。
人当たりの良い笑みを浮かべ、穏やかに振舞っていれば、無闇に敵視されることはない。誰とも敵対せず、誰とも親しくならずに一線を引いて付き合えば良い。
そんな静かで穏やかだが、人の気配のなかった俺の世界に、けたたましい騒音が訪れたのは、ある秋の日のことだった。
-------------------
あやかしをみる力を持って生まれてしまったがために人間と距離を置き、あやかしと共に生きてきた青年が、ふとしたきっかけで親しくなった少年を通じて人と心を通わせていく物語です。
設定は超ゆるゆるです。
たぶん首都圏のどこか山がちなあたり。
秩父か多摩じゃないかな?知らんけど。
感想大歓迎です。ネタバレOK。
励みになります。
辛口批評も勉強になるのでぜひお寄せ下さい。
---------
四宮迅様(https://twitter.com/4nomiyajin)に律を描いていただきました。
ちょっと浮世離れした感じがぴったり(`・ω・´)b
途中で更新が止まってしまっていて申し訳ありませんが、また秋になったらぽつぽつ書き進めていきます。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
明治ハイカラ恋愛事情 ~伯爵令嬢の恋~
泉南佳那
恋愛
伯爵令嬢の桜子と伯爵家の使用人、天音(あまね)
身分という垣根を超え、愛を貫ぬく二人の物語。
******************
時は明治の末。
その十年前、吉田伯爵は倫敦から10歳の少年を連れ帰ってきた。
彼の名は天音。
美しい容姿の英日混血の孤児であった。
伯爵を迎えに行った、次女の桜子は王子のような外見の天音に恋をした。
それから10年、月夜の晩、桜子は密に天音を呼びだす。
そして、お互いの思いを知った二人は、周囲の目を盗んで交際するようになる。
だが、その桜子に縁談が持ち上がり、窮地に立たされたふたりは……
******************
身分違いの、切ない禁断の恋。
和風&ハッピーエンド版ロミジュリです!
ロマンティックな世界に浸っていただければ嬉しく思います(^▽^)
*著者初の明治を舞台にしたフィクション作品となります。
実在する店名などは使用していますが、人名は架空のものです。
間違いなど多々あると思います。
もし、お気づきのことがありましたら、ご指摘いただけると大変助かりますm(__)m
異世界ネクロマンサー
珈琲党
ファンタジー
トオヤマ・イチロウはふと気づくと異世界にいた。わけも分からず途方に暮れていたイチロウを救ったのは、死霊のクロゼルだった。あてどなく街を散策していたイチロウは、手打ちにされそうになっていた娘、リサを気まぐれで救う。リサを故郷へ送り届ける途中、ちょっとした好奇心にかられて大魔導師パウムの住処へ立ち寄る。大魔導師パウムの働きかけによって、リサは生活魔法の使い手に、イチロウはネクロマンサーとして覚醒する。イチロウとリサとクロゼル、後に仲間に加わった吸血鬼のベロニカ。四者はそれぞれ協力しながら、平和で快適な生活を築くべく奮闘するのだった。
限界オタク聖女が敵の拗らせゾンビ男子を溺愛してみたら
フオツグ
恋愛
「私、異世界で推し活します!」
大好きな女性向けスマホゲーム【夜空を彩るミルキーウェイ】の世界に、聖女として召喚された日本の女子高生・イオリ。
イオリの推しは敵のゾンビ男子・ノヴァ。不良そうな見た目でありながら、真面目な努力家で優しい彼にイオリは惚れ込んでいた。
しかし、ノヴァはチュートリアルで主人公達に倒され、以後ストーリーに一切出て来ないのであった……。
「どうして」
推しキャラ・ノヴァを幸せにすべく、限界オタク・イオリは異世界で奮闘する!
限界オタク聖女×拗らせゾンビ男子のピュアラブコメディ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる