言の葉のかけら

歌川ピロシキ

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死神将軍の挽歌

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閃光煌めき 雷鳴轟き
砲火が街を焼き尽くす
赤き血潮は河と流れ
白い灰燼は全てを覆う
やがて夜の静寂(しじま)が訪れて
負傷者たちの呻きが消えた頃
滅びが戦場を支配する
敵も味方も老いも若きも
等しく土に横たわり
死の足元に眠るのだ

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