言の葉のかけら

歌川ピロシキ

文字の大きさ
上 下
20 / 59

硝子の鏡像

しおりを挟む
硝子の中に閉じ込められた
逆さまに凍りついたままの僕の心

奇跡の花とともに蒼ざめて
もがくことすらできず
ただ色褪せるのを待つだけ

でも本当はこの殻を破って
陽の光のもとで輝く日を待っている

しおりを挟む

処理中です...