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20話
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「んっ……ふ、ぁ」
シルフェの唇が首筋から鎖骨を通る。
鋭い刺激が次第に甘やかなものに変化していく。
甘く香っていたフェロモンが、少しだけ薄れた気がした。
「シルフェさま……」
「あぁ、すみません年甲斐もなく暴走するところでした」
顔を上げたシルフェはぺろりと唇を舐める。その仕草が扇情的で無意識に目を伏せた。
αとの情交は皆がこうなるのだろうか。
「ルーカス嬢は、初めてなのですね?」
シルフェが喉のリボンを撫でる。
噛まれることで番になるのを止めるための安全装置。
「はい……んんっ」
シルフェの指先が胸を触り、突起に軽く爪がかかる。
穏やかになりかけていた刺激が強くなった。
片方は指先で転がされ、もう片方にはシルフェの唇が触れて、その赤い舌がちらりと見えた。
一瞬こちらを見たシルフェの長い睫毛に縁取られた瞳が細められた瞬間、チュッと吸い上げられた。
「ひゃあっ!」
侍従たちに入浴を手伝ってもらう事は普通にあるが、こんな感覚は初めてで。
どうしてという困惑と、少しばかりの恐怖。
知識としてはある筈なのに頭がついていかないのだ。
音がするわけではないのにシルフェの指が動く度に頭の中に引っ掛かれるような小さな音がして、摘ままれ舐められる度に断続的に痺れが身体を抜けて行った。
「あ、んぅ」
口からは意味の無い声が漏れるのが恥ずかしくて、それでも声を漏らす度にシルフェのフェロモンの濃さが変わるように感じた。
「凄いな……甘い匂いがしますね、くらくらする」
チュッと、胸に吸い付いていたシルフェが顔を上げこちらを見てくる。
甘い匂いがするのは俺だけじゃない?
「シルフェ様からも甘い香りが……先程から、ずっと……」
「私が?」
「はい……今まで嗅いだことのない……とても甘い香りです」
こくこくと頷くと、シルフェ様は何故か嬉しそうに笑う。
止められてしまった胸への愛撫にもどかしさを感じて小さく腰が揺れた。
それにシルフェが気付いたのか、身体を少しずらすと起き上がり自然な動作で俺の片膝を曲げながら開かせた。
そしてその足の間に身体を滑り込ませるともう片方も膝を曲げさせる。
「っ!」
自分の一番弱い部分が晒されている。
こちらからは服の裾では見えないが、シルフェからは全てが見えているのだろう。
「これは、素敵な眺めですね……ルーカス嬢には白いレースが良く似合う」
するすると脱がされた服の下は1枚の腰を覆う小さな白いレースの下着だった。
伸縮性のある生地でできているのだが、生地は薄く身体のラインに沿ったもので、腰から太股迄を包むようにできている。
もちろん伸縮性があるため、脱がせやすいものではあるのだけれど。
「あまり、見ないでくださ……」
恥ずかしいのだ。
腰の奥に火が灯るような感覚に膝を擦り合わせようとして、その膝の間にシルフェがいる。
どうしていいかわからない。
俺は無意識に敷布を握った。
シルフェの唇が首筋から鎖骨を通る。
鋭い刺激が次第に甘やかなものに変化していく。
甘く香っていたフェロモンが、少しだけ薄れた気がした。
「シルフェさま……」
「あぁ、すみません年甲斐もなく暴走するところでした」
顔を上げたシルフェはぺろりと唇を舐める。その仕草が扇情的で無意識に目を伏せた。
αとの情交は皆がこうなるのだろうか。
「ルーカス嬢は、初めてなのですね?」
シルフェが喉のリボンを撫でる。
噛まれることで番になるのを止めるための安全装置。
「はい……んんっ」
シルフェの指先が胸を触り、突起に軽く爪がかかる。
穏やかになりかけていた刺激が強くなった。
片方は指先で転がされ、もう片方にはシルフェの唇が触れて、その赤い舌がちらりと見えた。
一瞬こちらを見たシルフェの長い睫毛に縁取られた瞳が細められた瞬間、チュッと吸い上げられた。
「ひゃあっ!」
侍従たちに入浴を手伝ってもらう事は普通にあるが、こんな感覚は初めてで。
どうしてという困惑と、少しばかりの恐怖。
知識としてはある筈なのに頭がついていかないのだ。
音がするわけではないのにシルフェの指が動く度に頭の中に引っ掛かれるような小さな音がして、摘ままれ舐められる度に断続的に痺れが身体を抜けて行った。
「あ、んぅ」
口からは意味の無い声が漏れるのが恥ずかしくて、それでも声を漏らす度にシルフェのフェロモンの濃さが変わるように感じた。
「凄いな……甘い匂いがしますね、くらくらする」
チュッと、胸に吸い付いていたシルフェが顔を上げこちらを見てくる。
甘い匂いがするのは俺だけじゃない?
「シルフェ様からも甘い香りが……先程から、ずっと……」
「私が?」
「はい……今まで嗅いだことのない……とても甘い香りです」
こくこくと頷くと、シルフェ様は何故か嬉しそうに笑う。
止められてしまった胸への愛撫にもどかしさを感じて小さく腰が揺れた。
それにシルフェが気付いたのか、身体を少しずらすと起き上がり自然な動作で俺の片膝を曲げながら開かせた。
そしてその足の間に身体を滑り込ませるともう片方も膝を曲げさせる。
「っ!」
自分の一番弱い部分が晒されている。
こちらからは服の裾では見えないが、シルフェからは全てが見えているのだろう。
「これは、素敵な眺めですね……ルーカス嬢には白いレースが良く似合う」
するすると脱がされた服の下は1枚の腰を覆う小さな白いレースの下着だった。
伸縮性のある生地でできているのだが、生地は薄く身体のラインに沿ったもので、腰から太股迄を包むようにできている。
もちろん伸縮性があるため、脱がせやすいものではあるのだけれど。
「あまり、見ないでくださ……」
恥ずかしいのだ。
腰の奥に火が灯るような感覚に膝を擦り合わせようとして、その膝の間にシルフェがいる。
どうしていいかわからない。
俺は無意識に敷布を握った。
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