【完結】【BL】空と水の交わる場所~anothersidestory

梅花

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告白 ???⑤

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スタンピードがおこると聞いて

いてもたってもいられなくなり

私はすがるように相手を求めた。

『貴方との子供が欲しい』

お願いだから頷いて…祈る気持ちで見上げた先に

満面の笑みがあった。





『そう言ってくれるのを待っていた』




子供ができれば、どちらかが駄目でも残された方はそれを心の拠り所にできる。
自分が戦死しても自分を忘れないでいてくれるだろう。
ずるい考えだ。

『直ぐにやろう…子供が出来たかわかるまでには少し時間がかかるからな…』

優しく抱き締めてくれる腕を感じながら
小さく吐息を漏らした。

『もっと早く言えば良かった…そうしたら…』

『順番が逆になるけど、近いうちに籍を入れよう。
披露宴や式は…スタンピードの後だな?大丈夫…死ぬつもりはないからな?』

『うん…』

溢れる涙を拭おうとすると、手を掴まれ
瞼には唇が押し当てられる。

『じゃあ、いいよな?』

ふわりと抱き上げられて柔らかな寝台に下ろされる。
何をされるかわかっているが、相手とは初めての行為だ。
怖い…きゅっと瞑った瞼に再び唇が落とされた。
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