12 / 15
12話
しおりを挟む
「くるし…アレク…」
俺の目から涙が溢れた。
広げられる感覚。
クチュと鳴る濡れた音。
「乾いて来ちゃったかな、兄様、潤滑油を足すからね?」
アレクの声に足の方を見ると、アレクの手には小さな瓶が見えた。
その蓋を歯で噛んで引き抜くと、注ぎ口から液体が落ちるのと同時に体内に冷たいものが入ってくるかんかくがあり、力が入る。
「やっ…なに…っ」
「力を入れないで兄様、僕たちが繋がるのに必要なものだからね?」
落ち着いて?と、カイルがゆっくり指を動かすと、さっきより強い水音がした。
「やっ、恥ずかしい…」
「大丈夫、兄様可愛い…もうちょっとね?」
「も、無理だから…」
早く欲しい。
何でもいい…中に…。
初めてだと言うのに何でこんなに…
酒を飲んだときのような不思議な高揚感。
「いいの?兄様。
ちゃんとこっちを見て?兄様を抱くのは僕だからね?」
パチンと頬が軽く叩かれる。
「わかってる…わかってるから、アレク…」
体内から抜かれた指。
アレクの手が俺の足を更に開かせ
熱い熱杭が宛がわれると、指よりも更に太いものがミチミチっと入り口を広げた。
「ひっ…ぁ」
ぐぐっと押し入ってくるその質量は俺の息を止めるのに充分な量だった。
俺の目から涙が溢れた。
広げられる感覚。
クチュと鳴る濡れた音。
「乾いて来ちゃったかな、兄様、潤滑油を足すからね?」
アレクの声に足の方を見ると、アレクの手には小さな瓶が見えた。
その蓋を歯で噛んで引き抜くと、注ぎ口から液体が落ちるのと同時に体内に冷たいものが入ってくるかんかくがあり、力が入る。
「やっ…なに…っ」
「力を入れないで兄様、僕たちが繋がるのに必要なものだからね?」
落ち着いて?と、カイルがゆっくり指を動かすと、さっきより強い水音がした。
「やっ、恥ずかしい…」
「大丈夫、兄様可愛い…もうちょっとね?」
「も、無理だから…」
早く欲しい。
何でもいい…中に…。
初めてだと言うのに何でこんなに…
酒を飲んだときのような不思議な高揚感。
「いいの?兄様。
ちゃんとこっちを見て?兄様を抱くのは僕だからね?」
パチンと頬が軽く叩かれる。
「わかってる…わかってるから、アレク…」
体内から抜かれた指。
アレクの手が俺の足を更に開かせ
熱い熱杭が宛がわれると、指よりも更に太いものがミチミチっと入り口を広げた。
「ひっ…ぁ」
ぐぐっと押し入ってくるその質量は俺の息を止めるのに充分な量だった。
114
お気に入りに追加
876
あなたにおすすめの小説





皇帝陛下の精子検査
雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。
しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。
このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。
焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)

美しき父親の誘惑に、今宵も息子は抗えない
すいかちゃん
BL
大学生の数馬には、人には言えない秘密があった。それは、実の父親から身体の関係を強いられている事だ。次第に心まで父親に取り込まれそうになった数馬は、彼女を作り父親との関係にピリオドを打とうとする。だが、父の誘惑は止まる事はなかった。
実の親子による禁断の関係です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる