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9話
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「えっ…まてっ…」
アレクの手が下肢を撫でて腰から中心へと肌を辿る。
それを手で制そうとしたところ、やんわりと拒否された。
「こうして抱き合うのが今日だけなら、僕のやりたいようにさせてください」
押さえられた手がゆっくり外れると続きの手の軌跡をなぞるようにアレクの唇が小さな痛みを残しながら、俺の中心に辿り着き、指先で撫でて形の変わったそれをペロリと舐めた。
「ちょっ…」
生温かく湿った唇にピクリと反応して、ギュンッと硬くなる。
その先端を赤い舌でちろりと舐められるだけで経験の無い俺は腰を引くしかない。
本の知識で知っている口淫。
こんなに気持ちいいなんて知らなかった。
指と舌で翻弄されるその部分は刺激を受ける度に硬く張りつめていく。
一人でするよりも刺激が強いし、アレクの愛撫が上手い…。
何で?初めてじゃないのか?
意識を逸らそうとした瞬間、アレクと視線が交錯して、先端の軟らかい部分に歯をたてられた。
「あっ…アレク…強い…」
強い刺激に頭の中が真っ白になり、俺はあろうことか白濁を吐き出してしまう。
自分の意思とは関係なく…だ。
は、早い…よな、いつもこんなじゃないのに?
荒い息。
「兄様…随分してなかったの?まぁ、薬も入ってるし、仕方ないか…たくさん達こうね?」
こくりと喉を鳴らしたアレクが不敵な笑みを浮かべる。
えっ…俺の身体どうしちゃったの?
下肢がまだピクピクと痙攣して甘い余韻が続いている。
アレクの手が下肢を撫でて腰から中心へと肌を辿る。
それを手で制そうとしたところ、やんわりと拒否された。
「こうして抱き合うのが今日だけなら、僕のやりたいようにさせてください」
押さえられた手がゆっくり外れると続きの手の軌跡をなぞるようにアレクの唇が小さな痛みを残しながら、俺の中心に辿り着き、指先で撫でて形の変わったそれをペロリと舐めた。
「ちょっ…」
生温かく湿った唇にピクリと反応して、ギュンッと硬くなる。
その先端を赤い舌でちろりと舐められるだけで経験の無い俺は腰を引くしかない。
本の知識で知っている口淫。
こんなに気持ちいいなんて知らなかった。
指と舌で翻弄されるその部分は刺激を受ける度に硬く張りつめていく。
一人でするよりも刺激が強いし、アレクの愛撫が上手い…。
何で?初めてじゃないのか?
意識を逸らそうとした瞬間、アレクと視線が交錯して、先端の軟らかい部分に歯をたてられた。
「あっ…アレク…強い…」
強い刺激に頭の中が真っ白になり、俺はあろうことか白濁を吐き出してしまう。
自分の意思とは関係なく…だ。
は、早い…よな、いつもこんなじゃないのに?
荒い息。
「兄様…随分してなかったの?まぁ、薬も入ってるし、仕方ないか…たくさん達こうね?」
こくりと喉を鳴らしたアレクが不敵な笑みを浮かべる。
えっ…俺の身体どうしちゃったの?
下肢がまだピクピクと痙攣して甘い余韻が続いている。
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