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第1章 転生
8話★
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「んっ…ふ…琥珀…やだ、中が…」
俯せのまま俺は喉を反らし琥珀を探す。ゆらゆらと腰を揺らしてしまうと膝が開いて俺は自分でびっくりするくらい甘い声を漏らす。
「中も塗りましょうか…力を抜いていてくださいね」
琥珀の声が聞こえた気がした次の瞬間、ぬぷぬぷっとあらぬ場所に何かが侵入してくる。
「あっ…ぁ、そこ…」
「薬ですよ大丈夫…いつも私が触る場所でしょう?」
甘い琥珀の声に、何故か納得する自分もいて侵入を拒むように身体に入った力がすとんと抜ける。
「うん…いつも皆が…可愛がってくれる…」
え、皆が何だって?
俺、抱かれてるの?
自分が発した言葉に一瞬固まる。
これ、乙女ゲームだよねぇ?
俺、主人公を口説くキャラの筈なんだけど。
俺、現代じゃ恋人はいなかったし、好きになるのは男性ばっかりだった。
両親や妹には俺の性癖は言ったことがないし、男性との性行為経験も勿論ない。
どんなことをするのかくらいはネット社会だから調べれば出てくるし、興味もあったけれと実際にするのとは違う。
そもそも、こっちの姿って処女なの?
それとも既に皆に抱かれているの?
そんな疑問が浮き上がってきた瞬間、雪見障子が開け放たれる。
「ちょっと琥珀!鴇に何してるの。今日の順番は僕だからやめて!」
入ってきたのは紫の髪を結い上げた美少年。
と言っても鴇と同い年だから、幼く若く見えるだけなんだけど。
「紫苑…」
愛らしい幼馴染みはぐいっと琥珀を引き剥がして俺の身体を浴衣で包んでくれたのだった。
紫苑の腕が俺を支えて起こそうとする。
「鴇、ちょっとだけだから頑張って歩いて?僕の部屋に行こう?」
寝台から降りると、ふらふらとしながら歩き出す。
俺を支える紫苑の腕は思ったより強くて驚いた。
紫苑の部屋に入ると、倒れ込むように畳に寝転がる。
紫苑になら何を見せてもいいやと思う。
幼馴染みだし…ね。
「鴇大丈夫?」
「大丈夫…ごめんな、ちょっとの間寝かせて?」
あらぬ部分が疼いて仕方無いけれど我慢。
流石に紫苑に何かできる訳じゃないし、琥珀だって薬を塗ってくれただけなんだ。
「んん…」
「鴇、布団敷いたからこっちに来て」
「あ、うん…ありがとう」
紫苑の気遣いに俺は四つん這いでゆっくり動く。
少しの刺激でも辛いんだ。
ごろんと遠慮なく寝転ぶと、ふわりと紫苑の焚き物の匂いがした。
「鴇、出しちゃえば辛くなくなるから」
するりと紫苑の指が俺の太股を撫でる。
「あぅっ…」
優しい刺激だと言うのに俺の足は跳ねた。
俯せのまま俺は喉を反らし琥珀を探す。ゆらゆらと腰を揺らしてしまうと膝が開いて俺は自分でびっくりするくらい甘い声を漏らす。
「中も塗りましょうか…力を抜いていてくださいね」
琥珀の声が聞こえた気がした次の瞬間、ぬぷぬぷっとあらぬ場所に何かが侵入してくる。
「あっ…ぁ、そこ…」
「薬ですよ大丈夫…いつも私が触る場所でしょう?」
甘い琥珀の声に、何故か納得する自分もいて侵入を拒むように身体に入った力がすとんと抜ける。
「うん…いつも皆が…可愛がってくれる…」
え、皆が何だって?
俺、抱かれてるの?
自分が発した言葉に一瞬固まる。
これ、乙女ゲームだよねぇ?
俺、主人公を口説くキャラの筈なんだけど。
俺、現代じゃ恋人はいなかったし、好きになるのは男性ばっかりだった。
両親や妹には俺の性癖は言ったことがないし、男性との性行為経験も勿論ない。
どんなことをするのかくらいはネット社会だから調べれば出てくるし、興味もあったけれと実際にするのとは違う。
そもそも、こっちの姿って処女なの?
それとも既に皆に抱かれているの?
そんな疑問が浮き上がってきた瞬間、雪見障子が開け放たれる。
「ちょっと琥珀!鴇に何してるの。今日の順番は僕だからやめて!」
入ってきたのは紫の髪を結い上げた美少年。
と言っても鴇と同い年だから、幼く若く見えるだけなんだけど。
「紫苑…」
愛らしい幼馴染みはぐいっと琥珀を引き剥がして俺の身体を浴衣で包んでくれたのだった。
紫苑の腕が俺を支えて起こそうとする。
「鴇、ちょっとだけだから頑張って歩いて?僕の部屋に行こう?」
寝台から降りると、ふらふらとしながら歩き出す。
俺を支える紫苑の腕は思ったより強くて驚いた。
紫苑の部屋に入ると、倒れ込むように畳に寝転がる。
紫苑になら何を見せてもいいやと思う。
幼馴染みだし…ね。
「鴇大丈夫?」
「大丈夫…ごめんな、ちょっとの間寝かせて?」
あらぬ部分が疼いて仕方無いけれど我慢。
流石に紫苑に何かできる訳じゃないし、琥珀だって薬を塗ってくれただけなんだ。
「んん…」
「鴇、布団敷いたからこっちに来て」
「あ、うん…ありがとう」
紫苑の気遣いに俺は四つん這いでゆっくり動く。
少しの刺激でも辛いんだ。
ごろんと遠慮なく寝転ぶと、ふわりと紫苑の焚き物の匂いがした。
「鴇、出しちゃえば辛くなくなるから」
するりと紫苑の指が俺の太股を撫でる。
「あぅっ…」
優しい刺激だと言うのに俺の足は跳ねた。
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