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260話★

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「ひっ!あっ!あぁっ!」

俺は喉が枯れるくらい声をあげていた。
リルとレヴィ二人を受け入れたその部分に、リルの提案で潤滑油を注入したのだが、その中に軽い催淫作用があるものが入っていたらしい。
ただ、リルとレヴィには効かない成分だったから失念していたと言われた。

「やぁあっ!」

レヴィに抱き付きながら腰を振り、何とか熱を吐き出してもまた熱が溜まり始める。
ごりごりと二本の剛直が体内で擦れ会うのが最高に気持ちいい。
苦しくて息を詰めていたのが嘘のようにもっと欲しいと思ってしまう。

「いっ……達く……」
「いいぜ、何度でも達けよ」
「リクトが気がすむまで付き合ってやる」

リルとレヴィの甘い囁きに俺は脳髄まで痺れるような感覚に襲われながら、こくりと頷いた。
この身体の疼きを何とかして欲しい。

「いっぱい欲しい……二人のを中に」

レヴィに抱き付いていると、ぐいっと身体を起こされて、リルにキスをされた。
レヴィにばっかり狡ぃぞと。
俺からすればリルもレヴィもどちらも比べられないくらい大切な伴侶なのだ。

「ん、ふ……ぁ」

少し仰け反るような体勢でリルとキスをすると、無理な体勢になっているのか自分でもわかるくらいきつく二人を締め付けてしまう。
動きを止めた二人がぎゅっと抱き付いてくると同時に中が熱で満たされる感覚があり、自分も熱を放っていた。

「もっとか、リクト?」

レヴィの言葉に少し考えてからこくりと頷く。
まだ欲しい。
もっと欲しい。

「リルできるか?」
「誰に向かって言ってンだ」

そう軽口を叩きながら二人は顔を見合わせてニヤリと笑う。
中でまた二人がぐぐっと硬さを増した気がした。

「あンっ……ふたり、とも……」
「煽るリクトが悪いなぁ?」
「だな」

煽るなんてしていないのに。

「してな……ンッ」
「その可愛い声や表情でじゅうぶん煽られてるぜ?」
「あぁ、可愛いリクトが悪い」
「だから、たくさんエッチぃことしようぜ?」
「リクト、大丈夫だこれは全部潤滑油に入っている薬のせいだからな」

リルのからかいに言葉を入れてくれたレヴィ。
薬のせいだって違っていたって求めたのは俺なんだ。
顔から火が出るほと恥ずかしいが薬のせいにして淫らに求めてしまおうと俺は細く息を吐き出した。

それから、明け方、太陽が昇り空が白み始めるまで俺は二人に色々な角度から攻めれた。
最後の方は声が掠れそれを心配したレヴィからハチミツレモンのお湯割りを飲ませて貰ったりした。
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