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200話★
しおりを挟むこのお話には攻め×攻めシーンが出てきます。
苦手な方はバックしてください!
最後まではしていませんけど。
ちなみにいつものごとく3pですが、あと何回か続くかもしれません。
★★★★★★★
レヴィの丸い茶色の耳に唇を寄せる。
クッションに背中を預けて座るような体制のリルに跨がり、その硬い腹部に座るようにして。
「リク……ト」
レヴィの低い声にぞくりと背筋をなにかが駆け上がる。
リルの声もレヴィの声もどちらも色気があって好きだし、耳元で囁かれると腰砕けになる。
「うん?レヴィも耳は好き?」
「あぁ……ぅん……」
小さく喘ぎ身悶える姿は、普段見れないもの。
「なぁリクト、俺も」
背中側に引っ付いてきたのはリルで、俺の腹部辺りを撫でてくる。
「リル、ジャンケンで負けたんだから……もうちょっと待って?」
平和的解決だと、ここぞの時は殴り合いとかではなく、ジャンケンで決めるようにしていたため、リルとレヴィの買った方に先に触れると約束したのだ。
「だけどよぉ……」
「レヴィに触るならいいよ?レヴィを先に気持ち良くしたら、リルの番が早くなるかもね?」
「よっしゃ、じゃ、いっちょやるか」
俺から離れて力瘤を作ったリルは、レヴィの横に移動するとぐいっとレヴィの顔を横に向けた。
「まて、リルっ……!!」
目の前でキスを始めるふたりに、少しだけ狡いなと思いながら俺はレヴィの耳にぱくりと噛み付いた。
ふわりとした感触に、タオルか何かを咬んでいるような感じになる。
ふるりと揺れた耳を堪能しながら、俺はレヴィの首筋から胸へと手を這わせる。
普段あまり触れることがないため、そのみっしりとした筋肉を手のひらで楽しむと、キスをしていたレヴィがリルを押し返している。
「ちょ、まてリル……っ!」
「んだよ」
「ふたりにされたらっ!!」
「レヴィ、俺はいつもふたりにされてるんだけどなぁ?」
「リク……っ!」
だって、ふたりがかりで蕩けるくらい愛されるのだから俺も同じくらい返したい。
俺もリルもレヴィもいれたくて、いれられたくて仕方ないけどもう、少しだけ前戯を楽しみたい。
下肢にあたるレヴィの剛直に、背中側から手で触れると腹筋が動くのがわかった。
「レヴィの……かたくなってる」
「そりゃあ……だろ」
ばつが悪そうに顔を背けるレヴィに、リルはよっしゃと身体を起こすと、俺にレヴィとキスしてろと背中を押した。
リルが取った行動は、俺の背中側に来て、レヴィの剛直を手で包み上下に扱きながら、俺の後ろを弄るということ。
「リル、俺のは……」
「リクトだって準備しねぇとだろ?だからレヴィとイチャイチャしてろ、ふたりとも達かせてやるよ」
けろりと言い放ったリルの指がぬくっと中に入ってきて、直ぐに俺の気持ちいい部分を刺激始める。
俺は前屈みになりながら、レヴィにチュッとキスをするとレヴィの濡れた唇から舌が差し出されて絡められる。
俺はリルの巧みな手技に翻弄され始めてしまった。
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