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149話★(要加筆)
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諸事情により、裏は暗転させてください!
楽しみにしてくださっていた方ごめんなさい。いつかここ、加筆します。
☆☆☆☆☆☆☆
「は……」
恥ずかしいけれど、気持ちいい。
上半身を捻るようにして横を向き、レヴィを咥えながらリルに咥えられている。
そんな卑猥な状況に興奮しながら俺は手を動かす。
拙い手技だとわかっているため、ちらりとレヴィを見るとレヴィは気持ち良さそうに笑い俺の頭を撫でてくれる。
「やっ……ぁ、リル……吸っちゃ……あぅっ」
ヂュッと、音がして自身が吸い上げられると俺は噛んでしまいそうになったレヴィから口を離す。
強い刺激に俺は精を吐き出した。
レヴィから離れちゃいけないとそっと手は触れていたが、それ以上はできずに身体が快楽に小刻みに触れているのが止まる前にレヴィは自身を擦ると俺の顔に白濁をかけた。
「うわっ!?」
ピシャッと掛けられた液体に、それがレヴィのものだとわかると俺は無意識にそれを手で拭い口許に運ぶ。
舌にのせたそれは、味はなく甘い香りがした。
人のものは、本での知識しか知らないけれど、不味いし青臭いと……そんなことはまるでなく、綺麗に舐め取れる。
「ん、リル?」
俺の顔を舐めてきたリル。
「レヴィのだろ?」
「いいの?」
「何が」
リルとレヴィがそんなことをする関係ではないと思い込んでいた俺の目の前でふたりが濃厚なキスをする。
レヴィが一瞬嫌そうに顔を歪ませた。
「自分の味なんか口にしたことねぇだろ」
ははっと笑ったリルに、レヴィが嫌な顔をした理由がわかる。
キスじゃなくて、そっちが嫌だったんだね……。
笑う俺にむっとしたふたりが、交互に頬にキスをくれる。
それが、唇だけでなく首筋や背中、胸、触れられていない部分はないだろうと言うくらい全身に触れられてしまう。
勿論その足の間……まで。
そんな場所にも性感帯があるなんて知らなかった。
リルとレヴィしか知らないのもあるけれど。
愛するひとができるのも、愛されるようになるのも、誰かと身体を重ねることなと一生無いと思っていたから。
「んっ……ぅ、や、リル……恥ずかしい」
足の付け根を撫でられてぞわぞわと背中をむず痒い何とも言えない感覚が駆け上がる。
「まだ恥ずかしいなんて感覚があるのかよ、余裕だな」
「違……」
「リル、もっと……だな」
「おぅ」
きらりと肉食獣の瞳が光る。
拡げられた部分に舌と指とが交互に刺激を与えていく。
逃げようと身体を捩るとその先にある違う手が別の刺激を胸に与えてくる。
「駄目、おかしくなる……っ」
ふたりに同時に全身を攻められ、何度も何度もどろどろになるまで交わった。
リルもレヴィも交互に受け入れながら、常に喘ぎ続けて喉が涸れてしまうまで、俺が意識を失うまで抱き潰された。
そして目が醒めたのは意識を失ってから数時間後だった。
「うぁ……」
「起きたか?」
目を開くと、何故かリルの腕の中にいた。
喉からの声はまるで自分のではないと思うくらいガラガラになっていて、喉を押さえるとリルがグラスを差し出してきた。
「やりすぎた」
そう言ったリルだったが、謝りはしない。
それがリルらしいと笑う。
レヴィはと見回すと、静かにベッドメイクをしている最中だった。
見えるお尻のところに付いている丸いポンポンみたいな尻尾が小さく揺れていた。
機嫌がいいらしい。
俺たちはふたりでソファーにいたが、こちらも汚していないかとヒヤッとしたが、身体は身綺麗になっており、重ねてそにも何枚ものタオルが敷かれていた。
足が痺れているのは、リルにあられもない格好をさせられて抱かれたからで、にらむように見上げると苦笑とキスが降ってきた。
「何か食べられそうか?」
リルの問い掛けにこくりと頷いて俺はお腹が空いていたのを思い出した。
リルの帰宅が昼過ぎだったから、今は何時だろうか。
最近、ミトさんやデリバリーのように食事を持ってきてくれる人がいるから、なかなか料理もしなくなってしまい、そろそろ何か作りたいなと思う。
ただ、今日は駄目。
キッチンで立っていられないし、ひとりで座るのも無理だろう。
「リクト大丈夫か?」
ベッドメイクを終えたレヴィが近づいてきてそっとキスをされた。
「ん」
こくりと頷くしか出来ない俺の頭を撫でてから、リルとレヴィが頬に互いにキスをしてからレヴィが離れていった。
今までにこんなふたりを見たことがないので驚きながらリルに説明を求めるように見上げた。
「ん?あぁ、リクトを挟んで俺らも縁を結ぶからな……俺とレヴィも婚姻関係になるから、可笑しいことはないだろう?」
リルの言葉を正すと、リルとレヴィも恋人同士になるからキスやハグもするのだということらしい。
何それ美味しいじゃん?
楽しみにしてくださっていた方ごめんなさい。いつかここ、加筆します。
☆☆☆☆☆☆☆
「は……」
恥ずかしいけれど、気持ちいい。
上半身を捻るようにして横を向き、レヴィを咥えながらリルに咥えられている。
そんな卑猥な状況に興奮しながら俺は手を動かす。
拙い手技だとわかっているため、ちらりとレヴィを見るとレヴィは気持ち良さそうに笑い俺の頭を撫でてくれる。
「やっ……ぁ、リル……吸っちゃ……あぅっ」
ヂュッと、音がして自身が吸い上げられると俺は噛んでしまいそうになったレヴィから口を離す。
強い刺激に俺は精を吐き出した。
レヴィから離れちゃいけないとそっと手は触れていたが、それ以上はできずに身体が快楽に小刻みに触れているのが止まる前にレヴィは自身を擦ると俺の顔に白濁をかけた。
「うわっ!?」
ピシャッと掛けられた液体に、それがレヴィのものだとわかると俺は無意識にそれを手で拭い口許に運ぶ。
舌にのせたそれは、味はなく甘い香りがした。
人のものは、本での知識しか知らないけれど、不味いし青臭いと……そんなことはまるでなく、綺麗に舐め取れる。
「ん、リル?」
俺の顔を舐めてきたリル。
「レヴィのだろ?」
「いいの?」
「何が」
リルとレヴィがそんなことをする関係ではないと思い込んでいた俺の目の前でふたりが濃厚なキスをする。
レヴィが一瞬嫌そうに顔を歪ませた。
「自分の味なんか口にしたことねぇだろ」
ははっと笑ったリルに、レヴィが嫌な顔をした理由がわかる。
キスじゃなくて、そっちが嫌だったんだね……。
笑う俺にむっとしたふたりが、交互に頬にキスをくれる。
それが、唇だけでなく首筋や背中、胸、触れられていない部分はないだろうと言うくらい全身に触れられてしまう。
勿論その足の間……まで。
そんな場所にも性感帯があるなんて知らなかった。
リルとレヴィしか知らないのもあるけれど。
愛するひとができるのも、愛されるようになるのも、誰かと身体を重ねることなと一生無いと思っていたから。
「んっ……ぅ、や、リル……恥ずかしい」
足の付け根を撫でられてぞわぞわと背中をむず痒い何とも言えない感覚が駆け上がる。
「まだ恥ずかしいなんて感覚があるのかよ、余裕だな」
「違……」
「リル、もっと……だな」
「おぅ」
きらりと肉食獣の瞳が光る。
拡げられた部分に舌と指とが交互に刺激を与えていく。
逃げようと身体を捩るとその先にある違う手が別の刺激を胸に与えてくる。
「駄目、おかしくなる……っ」
ふたりに同時に全身を攻められ、何度も何度もどろどろになるまで交わった。
リルもレヴィも交互に受け入れながら、常に喘ぎ続けて喉が涸れてしまうまで、俺が意識を失うまで抱き潰された。
そして目が醒めたのは意識を失ってから数時間後だった。
「うぁ……」
「起きたか?」
目を開くと、何故かリルの腕の中にいた。
喉からの声はまるで自分のではないと思うくらいガラガラになっていて、喉を押さえるとリルがグラスを差し出してきた。
「やりすぎた」
そう言ったリルだったが、謝りはしない。
それがリルらしいと笑う。
レヴィはと見回すと、静かにベッドメイクをしている最中だった。
見えるお尻のところに付いている丸いポンポンみたいな尻尾が小さく揺れていた。
機嫌がいいらしい。
俺たちはふたりでソファーにいたが、こちらも汚していないかとヒヤッとしたが、身体は身綺麗になっており、重ねてそにも何枚ものタオルが敷かれていた。
足が痺れているのは、リルにあられもない格好をさせられて抱かれたからで、にらむように見上げると苦笑とキスが降ってきた。
「何か食べられそうか?」
リルの問い掛けにこくりと頷いて俺はお腹が空いていたのを思い出した。
リルの帰宅が昼過ぎだったから、今は何時だろうか。
最近、ミトさんやデリバリーのように食事を持ってきてくれる人がいるから、なかなか料理もしなくなってしまい、そろそろ何か作りたいなと思う。
ただ、今日は駄目。
キッチンで立っていられないし、ひとりで座るのも無理だろう。
「リクト大丈夫か?」
ベッドメイクを終えたレヴィが近づいてきてそっとキスをされた。
「ん」
こくりと頷くしか出来ない俺の頭を撫でてから、リルとレヴィが頬に互いにキスをしてからレヴィが離れていった。
今までにこんなふたりを見たことがないので驚きながらリルに説明を求めるように見上げた。
「ん?あぁ、リクトを挟んで俺らも縁を結ぶからな……俺とレヴィも婚姻関係になるから、可笑しいことはないだろう?」
リルの言葉を正すと、リルとレヴィも恋人同士になるからキスやハグもするのだということらしい。
何それ美味しいじゃん?
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