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78話
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「ミトさん、苦手な食材がありますか?ちょっと食べ慣れない料理だと思うのですが…」
「特には無いけど…リルは野菜苦手じゃない?食べさせるの大変でしょ」
ミトさんは興味津々とキッチンの中を見てくる。
「野菜はスープで取ったりとか、サラダも他に味を付ければ食べていただけるようになりましたから、ミトさんこれをどうぞ、冷たいお茶ですリルとレヴィは手伝って?バターロールサンドだから」
今日はふたりが好きなサンドイッチにスープとグリーンサラダ。
サンドイッチの具材はポテトサラダにボイルソーセージ、玉子のマヨネーズあえ、ツナ
俺達の世界のバターロールよりは2回りくらい大きなバターロール。
多分、ハンバーガーのバンズくらいあると思う。
それに、ふたりの大好き油淋鶏。
バターロールサンドは、切れ目を入れておけば、ふたりが勝手に好きなものを好きなだけ詰めて食べてくれるから便利だし、スープはコトコト煮込んであるし、グリーンサラダはハーブのきいたドレッシングをかけてある。
油淋鶏は酸っぱいからミトさんどうかな…
5枚揚げた鶏肉のうち、リルとレヴィは2枚ずつて、ミトさんに1枚…残ったら俺が食べようと決めながら、皆で皿を運んで食卓につく。
ミトさんに、食べ方を教えながら、ケチャップ等も味見をしてもらいつつやってもらったところ、えらくお気に入りになったようで楽しそうにサンドイッチを作っていった。
「あら、このお肉美味しいわね、酸味がいいわ!あと、この白いポテトサラダ?美味しいわね」
ミトさん、やっぱりリルのお母さんだね。
良く食べてくれるの嬉しいけど…俺も一口くらい油淋鶏食べたかったな。
そうしたら、レヴィが半分くらい油淋鶏くれた。
ありがとレヴィ。
リルはミトさんとポテトサラダの取り合い。
「まだ、ポテトサラダはありますからね?」
俺はスープを飲もうと席を立つ。
すると、ミトさんが皿を持ってキッチンにくる。
「スープも美味しいわ」
「お口に合って良かったです。俺、料理担当ですから…こんなのがいいとかあったら作れるものなら作りますので言ってください」
「あら、楽しみ!」
ミトさんは手を叩いて喜んでくれた。
「特には無いけど…リルは野菜苦手じゃない?食べさせるの大変でしょ」
ミトさんは興味津々とキッチンの中を見てくる。
「野菜はスープで取ったりとか、サラダも他に味を付ければ食べていただけるようになりましたから、ミトさんこれをどうぞ、冷たいお茶ですリルとレヴィは手伝って?バターロールサンドだから」
今日はふたりが好きなサンドイッチにスープとグリーンサラダ。
サンドイッチの具材はポテトサラダにボイルソーセージ、玉子のマヨネーズあえ、ツナ
俺達の世界のバターロールよりは2回りくらい大きなバターロール。
多分、ハンバーガーのバンズくらいあると思う。
それに、ふたりの大好き油淋鶏。
バターロールサンドは、切れ目を入れておけば、ふたりが勝手に好きなものを好きなだけ詰めて食べてくれるから便利だし、スープはコトコト煮込んであるし、グリーンサラダはハーブのきいたドレッシングをかけてある。
油淋鶏は酸っぱいからミトさんどうかな…
5枚揚げた鶏肉のうち、リルとレヴィは2枚ずつて、ミトさんに1枚…残ったら俺が食べようと決めながら、皆で皿を運んで食卓につく。
ミトさんに、食べ方を教えながら、ケチャップ等も味見をしてもらいつつやってもらったところ、えらくお気に入りになったようで楽しそうにサンドイッチを作っていった。
「あら、このお肉美味しいわね、酸味がいいわ!あと、この白いポテトサラダ?美味しいわね」
ミトさん、やっぱりリルのお母さんだね。
良く食べてくれるの嬉しいけど…俺も一口くらい油淋鶏食べたかったな。
そうしたら、レヴィが半分くらい油淋鶏くれた。
ありがとレヴィ。
リルはミトさんとポテトサラダの取り合い。
「まだ、ポテトサラダはありますからね?」
俺はスープを飲もうと席を立つ。
すると、ミトさんが皿を持ってキッチンにくる。
「スープも美味しいわ」
「お口に合って良かったです。俺、料理担当ですから…こんなのがいいとかあったら作れるものなら作りますので言ってください」
「あら、楽しみ!」
ミトさんは手を叩いて喜んでくれた。
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