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65話
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「うわぁ、綺麗だね…使ってみて欲しいんだけど…危ないかなぁ」
キラキラと光る切っ先を見詰めてしまうのは仕方ないだろう。
「随分と軽いな…ちょっと振ってみたいんだが」
「おう、レヴィも来いよ、模造刀あるからさ」
ゾウさんが、来い来いとレヴィを手招きすると、俺とレヴィは顔を見合わせてギルドの外に出た。
「レヴィ、大刀だけどお前さんなら使えるだろ?」
ゾウさんが用意していた大刀は、俺の胸までの長さがあったが、レヴィは苦もなく革から引き抜くと、軽くその場で振り抜いていく。
軽々と振り回すレヴィがちょっと格好いい。
「レヴィ、久し振りに手合わせしようぜ?」
「あぁ」
リルが両手で振り回す双刀は、綺麗な軌跡を描いていた。
ヒュンッ
刀が空気を裂いて音が鳴る。
次の瞬間金属がぶつかりあう。
1合、2合。
どのくらいだろうか。
周囲に垣根ができていくが、剣戟の音しか聞こえない。
やがて、カキンと鋭い音がしてレヴィの持つ大刀にヒビが入って折れるまでは至らなかったがふたりは手を止めた。
「あー久し振りに全力だ」
「嘘をつけ」
楽しげに笑うふたりを見て、惚れ直したというか、格好いいと思ってしまう。
「凄いね…」
「リクト、惚れたか?」
クスクスっと笑ったリルに微妙な笑みしか返すことができない。
「悪くなさそうだな…リル、本格的に作ってみていいか?」
「おう、頼んだ」
「俺も大刀が欲しい」
「大刀だと、軽くなっちまうからなぁ…やってみるが、時間をくれ」
ふたりとゾウさんが何かを始め、リルが鞘に戻した双刀を俺に差し出してくる。
「これ、商業ギルドに持っていって仮登録を本登録にしてもらうぞ?」
「えっ!?」
リルの隣てレヴィも頷いている。
帰れると思ったのになぁ…
キラキラと光る切っ先を見詰めてしまうのは仕方ないだろう。
「随分と軽いな…ちょっと振ってみたいんだが」
「おう、レヴィも来いよ、模造刀あるからさ」
ゾウさんが、来い来いとレヴィを手招きすると、俺とレヴィは顔を見合わせてギルドの外に出た。
「レヴィ、大刀だけどお前さんなら使えるだろ?」
ゾウさんが用意していた大刀は、俺の胸までの長さがあったが、レヴィは苦もなく革から引き抜くと、軽くその場で振り抜いていく。
軽々と振り回すレヴィがちょっと格好いい。
「レヴィ、久し振りに手合わせしようぜ?」
「あぁ」
リルが両手で振り回す双刀は、綺麗な軌跡を描いていた。
ヒュンッ
刀が空気を裂いて音が鳴る。
次の瞬間金属がぶつかりあう。
1合、2合。
どのくらいだろうか。
周囲に垣根ができていくが、剣戟の音しか聞こえない。
やがて、カキンと鋭い音がしてレヴィの持つ大刀にヒビが入って折れるまでは至らなかったがふたりは手を止めた。
「あー久し振りに全力だ」
「嘘をつけ」
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「凄いね…」
「リクト、惚れたか?」
クスクスっと笑ったリルに微妙な笑みしか返すことができない。
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「おう、頼んだ」
「俺も大刀が欲しい」
「大刀だと、軽くなっちまうからなぁ…やってみるが、時間をくれ」
ふたりとゾウさんが何かを始め、リルが鞘に戻した双刀を俺に差し出してくる。
「これ、商業ギルドに持っていって仮登録を本登録にしてもらうぞ?」
「えっ!?」
リルの隣てレヴィも頷いている。
帰れると思ったのになぁ…
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