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58話
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「俺とレヴィは、リクトの意志を尊重したいけれど、やっぱり、誰とでもって言うのは少し悔しい。
俺かレヴィなら互いに納得するし、俺もレヴィもなら一番嬉しい」
「薬は副作用が強いと聞く」
1度言われていた事だが、あまり時間がない。
「発情期をやり過ごすには…その…」
「あぁ、身体を繋げて中に出さなきゃならない。そうしないと誰のものかはっきりとできないしな」
「体内に出した回数で匂いの濃さが決まるから、誰のかわかる」
「ふたりは、発情期が来てなくても、俺を抱ける?」
ふたりに無理をさせたくない。
義務などで無理に抱かなければならないと思っているならそれは違うと言わないと。
「俺は、誰ともしたことないし…」
恥ずかしいが、童貞でもあり処女でもある。
こんな身体は面倒くさいだけだろう。
「それは気にするな。リクトが俺たちを嫌じゃなければさせて欲しい」
「考えたくねぇけど、リクトが複数とすることを選ぶなら仕方ねぇが、発情期に入った奴は夢中になって何でも突っ込みたがるから、初めてだと壊れる場合もある…それなら1度経験していた方がいいかと…思うんだが、それでなければ身体を売る店に…」
リルもレヴィも俺に一番いいと思う方法を選ぼうとしてくれている。
「お店は嫌だよ…」
「そうか」
少しホッとした表情を浮かべたレヴィさん。
初めては好きな人にだなんて女の子みたいな事は言わないけど、せめて知っている人に…さ。
「リクト、1つ提案があるんだが、俺たちと触れ合うことを前提に過ごして?お試し期間…というやつだな」
「あぁ、少しずつ触れられることに慣れてみないか?手を繋ぐや、唇以外にキスはするだろ?それだけじゃなくてさ、一緒に風呂に入るとか…そう言うことも含めてな…」
リルの真剣な表情に、彼が猛獣であることを思い出す。
レヴィもそうなんたけど、熊って黒目がちたから可愛いばっかりなんだ。
「うん…それなら…いいよ」
「じゃあ、今から3人で風呂に入るか!その後ブラッシングな!」
やった!とばかりに笑ったリルのさっきまでイケメンだった雰囲気が一変した。
いつもの軽い雰囲気になり、リルがソファーから立ち上がる。
肩を竦めて見せたレヴィも立ち上がると、こうなったリルは止められないと苦笑して俺の手を掴むとソファーから立たせる。
「えっ!いきなりっ!?」
「早い方がいいだろ?」
リルの流し目とウインクにやられたと思ったが、怒りは沸いてこない。
これが信頼なのかなぁと思いながらレヴィにそっと抱きついてみる。
ごめんね、気を使ってくれてありがとう。
ポンポンとレヴィの大きな手が俺の背中を叩いてくれる。
「ずるい、俺にもハグ!」
気付いたリルが俺とレヴィの間に入り、やがて3人で声を上げて笑う。
大丈夫、怖くないや。
☆☆☆☆☆☆☆
はい、次回はお風呂イチャイチャですよ。
苦手な方は回れ右してくださいね。
俺かレヴィなら互いに納得するし、俺もレヴィもなら一番嬉しい」
「薬は副作用が強いと聞く」
1度言われていた事だが、あまり時間がない。
「発情期をやり過ごすには…その…」
「あぁ、身体を繋げて中に出さなきゃならない。そうしないと誰のものかはっきりとできないしな」
「体内に出した回数で匂いの濃さが決まるから、誰のかわかる」
「ふたりは、発情期が来てなくても、俺を抱ける?」
ふたりに無理をさせたくない。
義務などで無理に抱かなければならないと思っているならそれは違うと言わないと。
「俺は、誰ともしたことないし…」
恥ずかしいが、童貞でもあり処女でもある。
こんな身体は面倒くさいだけだろう。
「それは気にするな。リクトが俺たちを嫌じゃなければさせて欲しい」
「考えたくねぇけど、リクトが複数とすることを選ぶなら仕方ねぇが、発情期に入った奴は夢中になって何でも突っ込みたがるから、初めてだと壊れる場合もある…それなら1度経験していた方がいいかと…思うんだが、それでなければ身体を売る店に…」
リルもレヴィも俺に一番いいと思う方法を選ぼうとしてくれている。
「お店は嫌だよ…」
「そうか」
少しホッとした表情を浮かべたレヴィさん。
初めては好きな人にだなんて女の子みたいな事は言わないけど、せめて知っている人に…さ。
「リクト、1つ提案があるんだが、俺たちと触れ合うことを前提に過ごして?お試し期間…というやつだな」
「あぁ、少しずつ触れられることに慣れてみないか?手を繋ぐや、唇以外にキスはするだろ?それだけじゃなくてさ、一緒に風呂に入るとか…そう言うことも含めてな…」
リルの真剣な表情に、彼が猛獣であることを思い出す。
レヴィもそうなんたけど、熊って黒目がちたから可愛いばっかりなんだ。
「うん…それなら…いいよ」
「じゃあ、今から3人で風呂に入るか!その後ブラッシングな!」
やった!とばかりに笑ったリルのさっきまでイケメンだった雰囲気が一変した。
いつもの軽い雰囲気になり、リルがソファーから立ち上がる。
肩を竦めて見せたレヴィも立ち上がると、こうなったリルは止められないと苦笑して俺の手を掴むとソファーから立たせる。
「えっ!いきなりっ!?」
「早い方がいいだろ?」
リルの流し目とウインクにやられたと思ったが、怒りは沸いてこない。
これが信頼なのかなぁと思いながらレヴィにそっと抱きついてみる。
ごめんね、気を使ってくれてありがとう。
ポンポンとレヴィの大きな手が俺の背中を叩いてくれる。
「ずるい、俺にもハグ!」
気付いたリルが俺とレヴィの間に入り、やがて3人で声を上げて笑う。
大丈夫、怖くないや。
☆☆☆☆☆☆☆
はい、次回はお風呂イチャイチャですよ。
苦手な方は回れ右してくださいね。
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