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藤壺の章-2-

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 三年後

 十二歳になった第二皇子が元服したと同時に臣下となった日に左大臣の娘である葵の上と結婚する。

 これは避けて通れないイベントなのだけど、光源氏と葵の上の露顕のムービーが美麗だったわね~。

 桐壺帝は強力な後見人が居ない光源氏の為に左大臣家を選んだのは分かっているけど、三年の間に光源氏に対して理性MAXの状態で好感度MAXになっていた藤壺の女御に嫉妬が芽生えるの。

 でも光源氏は義理の息子だから藤壺の女御は葵の上に対する嫉妬を抑える。

 これが理性ね。

 理性のパラメーターが高いうちは嫉妬を抑え込めるだけではなく光源氏を拒めるけど、嫉妬を抑え込むという事は理性のパラメーターが下がっていくという事に繋がるのだから理性と嫉妬は表裏一体。反比例していると言っていいわね。

 そして理性のパラメーターが0、嫉妬がMAXになると藤壺の女御は生霊になって光源氏を襲ってしまうの。

 えっ?

 生霊になるのは六条御息所だけじゃないのか?だって?

 実は光源氏恋しさに生霊になってしまうのは六条御息所だけではなく、藤壺の女御をはじめとする・・・特に主人公に深いかかわりがある女性達に言える事なの。

 生霊というより色情霊と化したという表現が正しいのかな?

 いや色情霊とは何かが違うような・・・?

 まぁいいや。

 嫉妬のパラメーターが増えていくのは条件があるのだけどね。

 藤壺の女御の場合、光源氏と葵の上の夫婦仲が良好だと嫉妬のパラメーターが上がっていき理性のパラメーターが下がっていくの。

 対象となる女性達の生霊化を防ぐには光源氏が文を送ればいいの。

 文を送るにしても





 どんな紙を使うか?

 どんな香を焚きつけるか?

 どんな植物に結ぶか?





 という選択肢が出てくるの。

 趣味が悪いのを選んでしまったら仕える女房達に馬鹿にされてしまうからね~。

 愛しい人からの恋文を受け取った事で藤壺の女御の嫉妬のパラメーターが下がっていき数値が0の時に彼女の局を訪れると選択肢が出るの。











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