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⑫ビューティー王国-2-
しおりを挟む唐揚げ!
生姜焼き!
フライ!
天ぷら!
シチュー!
「「「「俺(あたし)達の飯の為だ(よ)ーーーっ!!!」」」」
料理を合言葉に暁の剣が狩って魔物を解体した肉は奈緒美が調理する
そんな感じで旅をしていた奈緒美一行が目的地であるビューティー王国に到着した。
「濃っ!何て言うか濃っ!」
門番に身分証明書を見せて門を潜った奈緒美の瞳に映ったのは、1970~1980年代前半に連載された少女漫画に出てきそうなウニの外殻に似た睫毛にキラキラ瞳をしている人達が街を闊歩している姿だったのだ。
騎士団長様が世紀末な漫画に出てきそうな人だから、1970~1980年代前半の少女漫画っぽい顔立ちと身体つきをしている人達が居ても不思議ではないのか・・・と奈緒美は無理やり自分を納得させる。
暁の剣のメンバーと別れた後、エステを開く為の店舗があるかどうかの確認をする為に商業ギルドに入ったのだが───そこの職員も受付嬢も1970~1980年代前半の少女漫画に出てきそうな風貌をしていたのだ。
受付嬢の濃い存在感に心が折れそうになった奈緒美であったが、自宅としても使える空き店舗があるかどうかを尋ねる。
「ナオミさんが~♪仰るエステが何なのか~♪分かりませんが~♪条件に~♪当て嵌まる~♪空き店舗が幾つかございま~す♪」
ビューティー王国ではミュージカルのように踊りながら話しかけるのが通常なのだろうか?と思ったのだが、他の職員と受付嬢達は普通に対応していた。
という事は、この受付嬢だけがミュージカルのように対応するのが通常運転なのだろう。
・・・・・・ここは運が悪かったと思う事にした奈緒美は受付嬢が候補に挙げた空き店舗の見学をする事にした。
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