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episode Q. オーキョの場合 / 性奴隷施設の幽霊
Okyo 013. 幽霊と子犬 . his name that sat on him was Jean
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「ぁぁ…」
調教師が立てる、バイブレーターにローションを塗りつけるヌチュヌチュとした水音を聞いただけなのに、
ジャンの鼻孔からも口からも蒸気がもわりと吐き出される。
「ジャン、力を抜いて」
「ぁぁ…あぁ…、」
調教師が、シリコン製の亀頭をジャンのアヌスにあてがい、ジャンの声はとりかかりのない空間へ拡散していく。
「あ、ア、ア、ア」
不定形のシリコンの塊が肉壁を呑み込むように進み続ける。
「あぁ…、あぁ…、」
天然の性感の喉元に、人工のグロテスクが噛みついた。
「やぁ、んんん~」
ジャンはもう呼吸が塞がりそうになって、目がぐらぐらして来た。
調教師は、先ず一番弱い出力でスイッチを入れ、バイブレーターの回転がアヌスを捏ねる様を録画するために、手を離した。
「アー、アー!ぁぁ…ッ…、アー!」
引きつった皮膚が筋肉を引っ張り、ジャンの体がみるみるうちに捻れ始める。
そのお陰で、動画の視聴者はいやらしいアヌスと、顔を同時に拝めることができる。
調教師は、内心ホッとした。
今日のジャンのぺニスは然程面白いモノを見せてくれるとは思えないからだ。
「あぁ…、あぁッ」
調教師の手が、モードを切り替える。
「あぁッ、ダメ、なに、此れェ、あぁぁぁ」
バイブレーターの動きが素早く見えるのは、個々の部位の動きのせいではなく、部位間の動きが連動し繋がっているからだ。
「やぁ、あぁぁぁ…ッ…、あは」
性奴隷の体を駆動するのに、効率の良い動き。
性奴隷の肉体を支配する方程式が、ジャンのアヌスの深くで解かれる。
「うわッ…、あぁぁぁ…」
頭の中に築かれたエデンを具現化するジャンの喘ぎ声を聞きながら、調教師は
「今、この施設にこのバイブレーターを喜びそうな性奴隷は何人いただろうか」
と、ぼんやり発注の数を数えていた、
そのとき、
「イクぅ、ぅぅ~ッ…、ん~ッ」
ジャンの体が広がり、大きくなり、縮小した。
「ジャン!」
調教師は、叱るためではなく、視聴者の興奮を煽るため、ジャンの尻を叩いた。
ピシャッ、と大きな音が響く割には痛くないやつだ。
「イクときはちゃんと言いなさい。もう一度、やり直し」
調教師の手が、半分ほどはみ出たバイブレーターを奥まで捩じ込み、
ジャンは息を喘がせ、頭を縦に振った。
再び、バイブレーターの侵攻による内乱状態がジャンを覆った。
「あぁッ、…ッや、さっきより、アーン!!」
焼け残っていた肉の影を、機械のぺニスに直接炙られる。
「ぁぁ…ッ、ア、ア、ア」
剥き出しの肌に快感の針が刺さり、ハーネスの中で汗が流れる。
「ア、アーン、アーン」
ジャンは、鋭利に尖った先の点に過ぎなくなった思考で、調教師の言い付けだけは覚えていた。
「ちょ、調教師さまぁ!ダメ、ダメ、すぐイッチゃう」
「ジャン、顔を後ろに反らし旦那さま方にイキ顔をお見せしなさい」
調教師は、ちゃんと言えた褒美に、バイブレーターの付け根をグイグイ押しながら指示した。
アヌスに深く進んだバイブレーターは、首を横に振り、黙々と胴体を動かし続ける。
「あぁぁぁ…ッ、ぼく、みんなに…」
丸い瞳で丸いレンズを捉え、
ジャンは、カメラの存在を思いだし泣いたが、この状況を回避できない。
また、涙がこぼれた。
「あぁ…、もう…」
ジャンの喉元を飾るビジューが、偽物のライラックが、悲しく光った。
「よくできました。子犬ちゃん」
調教師は、カメラのrecボタンを停止し、呼吸を整えているジャンの元へ歩み寄った。
ジャンの体を軽々反転させ、疲労感漂うソファの背もたれに深く沈めさせる。
「ジャン、二度目の館での奉仕が決まりました」
調教師は、声を高めて告げた。
「日時は…」
言葉を続けようとした調教師の胸元と腕を飾るアメジストがギリギリと温度を上昇させ輝きを増す。
調教師は自分が目にしたものを信じられなく、
大きく見開くと長い睫毛を二度上下させた。
ポロポロ涙を溢すジャンの栗毛の真上に、ぼんやりと。
真っ白な人物が浮かび上がっている。
実在とも幻ともつかぬブロンドヘアを逆立てている。
「調教師さま?」
ジャンは、調教師が神秘と失認を同時に体験していることなど露知らず、様子の可笑さに少し怯え声をかけた。
幻の、しかし青年期らしい肉付きがみずみずしい真っ白な手がジャンの瞼を覆う。
慈しみ深い歌が少し響く。
幻の手がそっと離れると、ジャンは脱力し体をソファに預け、眠ってしまった。
寝息を立てる度、所々に精液がふっついた陰毛がふわふわ揺れる。
ジャンの寝顔とかわいらしい股間をいとおしげに見ていた幽霊のオーキョが顔をあげる。
白が赤に赤が黒に黒が青に変わる。
怒りに満ちた形相が、調教師を捉えた。
アメジストが、ひび割れる。
オーキョの歌が響き渡る。
And behold a pale horse.And his name that sat on him was Jean.
見よ、蒼ざめた馬だ。馬上に座す者の名は Jean
━━━━ 5 days later
通行人が思わず振り向く。
真っ白なボディに館のエンブレムが輝く、性奴隷を護送するための車の中。
広々としたシートに、調教師とジャンが向かい合わせに座っている。
ジャンはオーガニックコットンの分厚いローブに身を包んでいる。
調教師の腕ではアームバンドの「Master 」の文字が金色が、首もとは祖父の形見のダイヤモンドのネックレスがそれぞれ輝きを放っている。
「ぼくみたいに、弱気な人間には、ひとから侮辱されて抵抗の手段がないと諦め切る時ほど、悲しい事はありません」
物憂げに車窓を眺めながらジャンが、唇を動かした。
「そうじゃない、ジャン。お前は愛されるためにここに来たんだよ。これから、お前は数百通りもの愛の形をその身で受け止めることになる」
調教師が、ジャンの睫毛に語りかける。
「私たちを信じなさい。調教師が、お前を守ります」
調教師は、ジャンの背後にぼんやり佇む幽霊のオーキョの目を見ながら、そう言い終えると、
館の門の前で 車が停まった。
調教師が、ジャンの手を取り下車をエスコートした。
コットンローブを脱がせば、
まだ、子どもの名残を色濃く残す体に施された、エロチックなTバックパンティと、目も眩む真っ青なハーネスが白日に晒された。
ジャンは、知らない。
調教師には、見えている。
ジャンの真上こそ、屍者オーキョの楽園。
調教師は付き添いながら、見送った。
弱虫子犬のジャンが、
最強の性奴隷となり、
凍り付いた夢の道を歩きだしたのを。
若き君の多幸を祈る
調教師が立てる、バイブレーターにローションを塗りつけるヌチュヌチュとした水音を聞いただけなのに、
ジャンの鼻孔からも口からも蒸気がもわりと吐き出される。
「ジャン、力を抜いて」
「ぁぁ…あぁ…、」
調教師が、シリコン製の亀頭をジャンのアヌスにあてがい、ジャンの声はとりかかりのない空間へ拡散していく。
「あ、ア、ア、ア」
不定形のシリコンの塊が肉壁を呑み込むように進み続ける。
「あぁ…、あぁ…、」
天然の性感の喉元に、人工のグロテスクが噛みついた。
「やぁ、んんん~」
ジャンはもう呼吸が塞がりそうになって、目がぐらぐらして来た。
調教師は、先ず一番弱い出力でスイッチを入れ、バイブレーターの回転がアヌスを捏ねる様を録画するために、手を離した。
「アー、アー!ぁぁ…ッ…、アー!」
引きつった皮膚が筋肉を引っ張り、ジャンの体がみるみるうちに捻れ始める。
そのお陰で、動画の視聴者はいやらしいアヌスと、顔を同時に拝めることができる。
調教師は、内心ホッとした。
今日のジャンのぺニスは然程面白いモノを見せてくれるとは思えないからだ。
「あぁ…、あぁッ」
調教師の手が、モードを切り替える。
「あぁッ、ダメ、なに、此れェ、あぁぁぁ」
バイブレーターの動きが素早く見えるのは、個々の部位の動きのせいではなく、部位間の動きが連動し繋がっているからだ。
「やぁ、あぁぁぁ…ッ…、あは」
性奴隷の体を駆動するのに、効率の良い動き。
性奴隷の肉体を支配する方程式が、ジャンのアヌスの深くで解かれる。
「うわッ…、あぁぁぁ…」
頭の中に築かれたエデンを具現化するジャンの喘ぎ声を聞きながら、調教師は
「今、この施設にこのバイブレーターを喜びそうな性奴隷は何人いただろうか」
と、ぼんやり発注の数を数えていた、
そのとき、
「イクぅ、ぅぅ~ッ…、ん~ッ」
ジャンの体が広がり、大きくなり、縮小した。
「ジャン!」
調教師は、叱るためではなく、視聴者の興奮を煽るため、ジャンの尻を叩いた。
ピシャッ、と大きな音が響く割には痛くないやつだ。
「イクときはちゃんと言いなさい。もう一度、やり直し」
調教師の手が、半分ほどはみ出たバイブレーターを奥まで捩じ込み、
ジャンは息を喘がせ、頭を縦に振った。
再び、バイブレーターの侵攻による内乱状態がジャンを覆った。
「あぁッ、…ッや、さっきより、アーン!!」
焼け残っていた肉の影を、機械のぺニスに直接炙られる。
「ぁぁ…ッ、ア、ア、ア」
剥き出しの肌に快感の針が刺さり、ハーネスの中で汗が流れる。
「ア、アーン、アーン」
ジャンは、鋭利に尖った先の点に過ぎなくなった思考で、調教師の言い付けだけは覚えていた。
「ちょ、調教師さまぁ!ダメ、ダメ、すぐイッチゃう」
「ジャン、顔を後ろに反らし旦那さま方にイキ顔をお見せしなさい」
調教師は、ちゃんと言えた褒美に、バイブレーターの付け根をグイグイ押しながら指示した。
アヌスに深く進んだバイブレーターは、首を横に振り、黙々と胴体を動かし続ける。
「あぁぁぁ…ッ、ぼく、みんなに…」
丸い瞳で丸いレンズを捉え、
ジャンは、カメラの存在を思いだし泣いたが、この状況を回避できない。
また、涙がこぼれた。
「あぁ…、もう…」
ジャンの喉元を飾るビジューが、偽物のライラックが、悲しく光った。
「よくできました。子犬ちゃん」
調教師は、カメラのrecボタンを停止し、呼吸を整えているジャンの元へ歩み寄った。
ジャンの体を軽々反転させ、疲労感漂うソファの背もたれに深く沈めさせる。
「ジャン、二度目の館での奉仕が決まりました」
調教師は、声を高めて告げた。
「日時は…」
言葉を続けようとした調教師の胸元と腕を飾るアメジストがギリギリと温度を上昇させ輝きを増す。
調教師は自分が目にしたものを信じられなく、
大きく見開くと長い睫毛を二度上下させた。
ポロポロ涙を溢すジャンの栗毛の真上に、ぼんやりと。
真っ白な人物が浮かび上がっている。
実在とも幻ともつかぬブロンドヘアを逆立てている。
「調教師さま?」
ジャンは、調教師が神秘と失認を同時に体験していることなど露知らず、様子の可笑さに少し怯え声をかけた。
幻の、しかし青年期らしい肉付きがみずみずしい真っ白な手がジャンの瞼を覆う。
慈しみ深い歌が少し響く。
幻の手がそっと離れると、ジャンは脱力し体をソファに預け、眠ってしまった。
寝息を立てる度、所々に精液がふっついた陰毛がふわふわ揺れる。
ジャンの寝顔とかわいらしい股間をいとおしげに見ていた幽霊のオーキョが顔をあげる。
白が赤に赤が黒に黒が青に変わる。
怒りに満ちた形相が、調教師を捉えた。
アメジストが、ひび割れる。
オーキョの歌が響き渡る。
And behold a pale horse.And his name that sat on him was Jean.
見よ、蒼ざめた馬だ。馬上に座す者の名は Jean
━━━━ 5 days later
通行人が思わず振り向く。
真っ白なボディに館のエンブレムが輝く、性奴隷を護送するための車の中。
広々としたシートに、調教師とジャンが向かい合わせに座っている。
ジャンはオーガニックコットンの分厚いローブに身を包んでいる。
調教師の腕ではアームバンドの「Master 」の文字が金色が、首もとは祖父の形見のダイヤモンドのネックレスがそれぞれ輝きを放っている。
「ぼくみたいに、弱気な人間には、ひとから侮辱されて抵抗の手段がないと諦め切る時ほど、悲しい事はありません」
物憂げに車窓を眺めながらジャンが、唇を動かした。
「そうじゃない、ジャン。お前は愛されるためにここに来たんだよ。これから、お前は数百通りもの愛の形をその身で受け止めることになる」
調教師が、ジャンの睫毛に語りかける。
「私たちを信じなさい。調教師が、お前を守ります」
調教師は、ジャンの背後にぼんやり佇む幽霊のオーキョの目を見ながら、そう言い終えると、
館の門の前で 車が停まった。
調教師が、ジャンの手を取り下車をエスコートした。
コットンローブを脱がせば、
まだ、子どもの名残を色濃く残す体に施された、エロチックなTバックパンティと、目も眩む真っ青なハーネスが白日に晒された。
ジャンは、知らない。
調教師には、見えている。
ジャンの真上こそ、屍者オーキョの楽園。
調教師は付き添いながら、見送った。
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