よぞら至上主義クラブ

とのずみ

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本編ー総受けエディションー

09:只々無駄話を友人と。

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「かげもふもふ?」
「そう、かげもふもふ」
 
 ――今日見た夢の名前だ。

 
    ◇  ◇
 
 
 時計無しでは時間が分かりにくいそんな曇り空の中、音のしない霧のような雨が降っている。
 珍しく晴朗が起こしに来てすぐに目が覚めた俺は、ざっくりと覚えていた夢を彼に話す。
 
 影もふもふ。

 俺が住んでいるアパートの二階は一般的なベランダだが、一階は、やや広い空き地のようになっている。栄養の無い土に力強く生えた雑草がちらほら。そして物置きが1つ。箒などの荷物置き場になっているソコを俺は整理していた。というのが夢の冒頭だ。

 空想世界も現実と同じだ。雨の降りがきつくて体はびしょ濡れになっていた。
 僅かな屋根の軒先で入口に背を向けたままダンボールを移動させる。奥行の無いソコは成人男性一人でいっぱいいっぱいだが奥にはよくわからない古く傷んだ掃除道具や機材が置いてあった。ザ、ザザと足元の箱を端に寄せる。

 すると、暗い影の中に小さく光るものが2つ見えた。

 驚きつつも、俺は目を凝らす。――それは何かの目だった。俺に気づくとそれはサッ、と素早い身のこなしで隙間から外に出る。
 出て行った方へ振り返るとソイツはコチラをそう遠くないところから俺を見ていた。
 
 チッチッと口の中で舌をかるく鳴らしてみる。犬のような、キツネのような顔に対して耳の大きい動物は俺の膝へとやってきた。それがもふもふでとても可愛くて相好が崩れる。

 だが、もふもふした動物はすぐに膝を降りると物置の隙間から出ていった。
 すると逃げた先で今度はデッカいイタチに襲われていたので俺は思わず立てかけられていた箒でイタチを追い払った。安全を確認するとまたソイツが寄ってきて猫のように身軽に膝へと乗ってきた。2、3撫でると気持ちよさそうにするのがこれまた可愛くて俺は癒された。

 けどその時間も長くは続かず。何かの気配を察したソイツは俺を階段か荷物のように飛び台にして飛び上がった。そうして俺の顔には肉球の感触だけ残して何処かに行ってしまったのだ。

 俺は物置を出て辺りを見回す。垣根をガサガサとする音が聞こえたので見に行ってみると、ソイツともう1人デカい同種のようなのがいた。ああ。
 
 ――これを見て迎えが来たのかと悟った。


    ◇  ◇
 

「寂しいけど、仲間がいて良かったなぁと見送ったところで目が覚めた」

 そしたらせーくんが来て、あ、俺にもそういう人いたわって安心したまでが今日のハイライト。

 言い終わると、晴朗が俺の頭を撫でてきた。

「ン……どしたの」
「そんな可愛い話をするよぞらくんを撫でたくなって。……わんわんなのは似合うけど、どちらかというと飼い主は僕じゃなくてよぞらくんになるかな」

 さっき見たただの夢に、これまた浮ついた恥ずかしいことを言う晴朗。撫でる手が気持ちよくて俺は抗えず、夢のソイツの気分を体を通して味わうことになった。撫でるのもいいけど撫でられるのも気持ちいい。

「よぞらくんの髪はふわふわだね」

 サラサラとしていて撫でがいがある。大の男が撫でられる図は何とも痛々しいものがあるが当の2人は気にしていないので今それに関しては全く問題ない。

「せーくんの手は気持ちよくて寝起きだとさらに抗えなくなるね……ゴッドハンド……」
「よくわからないけど、よぞらくんが嬉しそうで何より。でも、床で寝落ちするのは止めようね」
「…………ハイ」

 どうやら今日も寝落ちしていたようで、俺の首や腕にはコントローラのコードや充電ケーブルが巻き付いていた。原因は珍しくコンシューマ移植されたエロゲをやっていたからか。これはウッカリ。

「はぁ……ウッカリじゃないでしょ、よぞらくん。これを見た時の僕がどれだけ驚いたかわかる? 肝が冷えたよ……こういうのは一歩間違うと大事故に繋がる、それはわかる?」
「あい」
「近くに物は余り置かないように、――わかった?」
「善処します」

 日本人特有の返答を返す俺に晴朗は大きなため息をひとつ。

「……ごめんなさい」
 
 絡まった俺の体を綺麗に元通りにして、もうひと撫でするとそのまま手が体にまわり、ぎゅう、と晴朗が抱きついた。

「もー…………」

 王子様でもそんな顔するんだなぁと俺はしげしげと観察する。苦々しく息を吐いている姿は他の奴らが見られないくらいレアだ。いや、させてしまう俺が愚かなのだが。
 
「もふもふしてる場合じゃないねアハハハハ、はぁ……」

 せめてもの詫びと大人しく抱かれたままになる。

 
「ふふ、現実のよぞらくんに驚いて、よぞらくんの夢に嫉妬したよ」
「え、なんか難しい……なんで?」
「掃除してる姿も珍しいのに、よぞらくんに撫でられるなんて贅沢すぎる。その生き物に嫉妬してさ――」

 ――今度僕が見る機会があれば焼き殺してやろうかな。
 声にならない彼の心の本音は誰にも聞かれることなく消えた。

 



「僕の夢に今度出てきてね」

 どうやら俺のかわいい友人は夢にも何かしら思うところがあった様だ。
 
「……ん? その狐みたいなやつ?」
「…………ううん、よぞらくんが」
 
 そういって鼻を擦り合わせる。スリ、と硬い骨と柔い皮膚の感触で擽ったく少し身を捩る。晴朗の綺麗な鼻筋が触れ合って普段感じない感触に妙な気分になる。

「キス……」
「ん、」
「せーくんは……好きだね」
 
 キスがすき。なんていうと回文みたいに聞こえる。晴朗はキスをするのが好きみたいだった。
 
「ふっ……、……、くすぐってえ」

 寄せられて自然に顔が少しだけ上に。晴朗の方からちゅ、と軽く合わさる。バードキスのように啄むように離れては音を立てて本当にくすぐったい。

「ん、……フ……」
「……好きだよ」

 息遣いと僅かな会話だけで繰り返される。重なっているようで、意味合いが異なっているのに気づいたのはどちらだろうか。
 
 

「醤油を買い足しておかないと」

 夢の続きのようなふわふわとしたキスの感触の後で、晴朗にそんなことを言われた。王子フェイスでしょっぱい調味料……似合わねえ。

「あれ、もう切れてたっけ」
「肉を沢山焼くときに必要でしょう」
「? うーん俺そんなに食えんよ」

 彼はいつものようにクスクス微笑み返した。何。1人で完結しててよくわからん。
 塩と味の素を間違えて舐めた事くらいしか無い俺には晴朗の例えはサッパリだった。


     ◇  ◇ 
 

 くだらない、意味をなさない会話もまた必要なんだよ。
 いつだったか、そう教えてくれたのは晴朗だった。
 
「だから夢の話をしてみたんだけど」
「うーん、」

 晴朗はオランスの聖母のような仕草で思案する。彼がすると天界の人みたいに見えなくもない。

「よぞらくんの活動範囲だとゲームと、……あとは狭い日常の話くらいしかないから、それもアリかもしれないね」

 変わり種は無いってか。俺の日常には今日明日の区切りが無いんだ。夢だって勝手にスライドしていくの。広げられた手のひらにパチン、とパンチを一発お見舞いした。

「悪かったなダメ人間で」
「そんな事は言ってないよ、ただ……コードに絡まって眠る人はそんなにいないかもね」
「まだ根に持ってらっしゃる!?」
「さあ、今日はお片付けしようね~」
「あっ、あっ、まって、せーくん、アッー! それは俺のパンツあ、ゴメン! あ、それは俺のバニーちゃん! ……っ捨てちゃやだあっ!」
 
 聖母のような安らかな笑みでザッパザッパと残酷に切り捨てていく晴朗。積み重なった本やゲームには意味が……意味がある。捨てられるものたちを救うべく俺は立ち上がった。


 





「この中にたまに難しい本があるのがすごく気になるよ」

 卑猥な絵に混じった毛色の違う本が気になったのか晴朗が呟いた。
 
「あ、これ? まあゲームの元ネタとか割と精神医学やらカルト思想やら、こ難しいとこがあるじゃん。大体イカれた主人公は病んでるし。だからまあ有名どころで手に入りやすいのは読んだりする」
「こういう努力を惜しまないのはよぞらくんらしいね……ふむ」

 でも、そうだなぁ……と晴朗は片付けていた本を一冊手に取りペラペラとページを捲る。

「僕は読んでも一般的に知られてる日本文学とか有名どころだから難しくて分からないかも」

 そう言って、その界隈ではよく知られた本を棚に戻した。そして横に積み上げて置いてた本たちを背表紙が見えるよう綺麗に直されてしまう。
 
「……その方が偉いと思うけど。俺、逆にほとんど読んだことないわあ……元ネタでよく聞くフレーズくらいだな、桜の樹の下には~とか。…………何か苦手なんだよな……」
「そう?」
「だって大体、酒、タバコ、女、……クスリじゃん?」

 1つずつ指を折り数えていく。

「しかも作者の顔がチラつくから全然集中出来なくなるというか……」
「はは、文豪自身を綴ったエッセイの方が面白い、なんて話もあるくらいだもんね」
「そーなのよ、悪くはないんだけどさあ、俺はなあんか苦手かなあ……」

 そうして避けている内に全く読まなくなってしまった。一般的に習うような作品は? という疑問に関しては学校の特殊な事情……によるものだ。
 通っていた高校は高校で色々あったし、変わった先生は先生で、これまた変わった授業のオンパレードだった。

「ガッコの先生はおもろかったんだけどなぁ……」

 俺たちは理系クラスだったため、関連科目以外の文系がおざなりだった。
 短歌が好きすぎて、恋の短歌の授業しかしなかった先生とか。教師の独断で観たい字幕映画ばかり授業で流していたりとか。興味の無い話を延々と聞かされる辛さを味わってか、更に苦手意識がついてしまったのかもしれない。

「つーかあの人たち、よくアレで怒られなかったよな……」

 白んだ目で懐かしむ。晴朗も、ああ、あの先生か。と合点がいったようだ。
 
「後半はちゃんと教科書に沿って授業してたから」
「非常勤の怖さを思い知った……」

 真面目な先生もいたけど。恐れを知らない大人たちは、うん。はちゃめちゃだ。やりたい放題はっちゃけていて良く生徒からも怒られていたように思う。
 
「うに先生も……元気かな」
「うに……、ああ、葉月凍雲(はづきとううん)先生?」

 ――葉月凍雲(はづきとううん)。彼は、ゆゆ島よぞらの叔父に当たる高校在学中の教師だった。
 
 当時は英語を教えてくれていたが、今はあちこち飛び回っている、らしい。めちゃくちゃ世話になったがこざっぱりした性格と俺自身の連絡不精も合間ってか今の所在は不明だ。前はたまに電話がかかってきてはご飯をご馳走してくれていた優しい人だったんだけど。最近は連絡もなくご無沙汰だと俺はふと彼を案じた。

 ちなみに俺がうに先生と呼ぶのは、とううん、の名前に『う』が2個続いているからだ。『うに先生。』と呼んでいたのは俺くらいだったが可愛くてこのあだ名をとても気に入っていた。先生はどうかは知らないけど。
 
「ソ、うに先生。あの人も派遣辛いわって嘆いてどこやかしこ飛んで回ってるらしいけど今も先生してんのかなあ」
「葉月先生もとても面白い方だったからね、遠くへ飛んでって……いや、案外近くでサボっているかも」
「ふはっ、ありえる」

 クスクスと肩を揺らす晴朗。彼の面白いという評価は決して言葉通りでは無い。つまり彼が先生に対する評価は……そういうことなのだろう。

「今は今で楽しいけど、学生時代もネタに事欠かなかったんだなぁと思うと、引きこもらずガッコ行っといて良かったな~」

 昔の俺偉い。と1人誉めていると晴朗も可笑しそうにヨシヨシと頭を撫でて誉めてくれた。
 
 ……楽しかったのは、せーくんのおかげもあるかな。それを思うと耳がひとりでに赤くなった。
 

     ◇  ◇  
 

 そこから学校時代の話をだらだらして片付けを終えた後。整理整頓された部屋を見て俺は唐突に思い出した。そうだ――
 
「弟にエロゲばれたんだった」

 そう言えば、あの時も必死に片付けてた。なのに意味なかったのだ……なんぞこの気持ち。親にエロ本バレた気分か。
 
「あんなに頑張って隠してたのに……」
「よぞらくん……」

 ウッと急に顔色が悪くなって顔を手で覆った俺に晴朗が労いの声をかけてくれる。
 
「優しいせーくんに涙がちょちょちょ…………うん、泣き真似はこれくらいにして、話聞いてくれる?」
 
 暁ってばね……と、やかましく騒ぐ俺を晴朗は苦笑いしてうんと相槌を1つ打ってくれる。
 
「何か言われちゃった?」
「言われたもなにも……こんな女ばっかの乳揺れゲームの何が楽しいんだ? ……だって! 何で恋愛ゲームばっかりやってるの? だってえええ……」
「それはまた……」
「お兄ちゃん憤慨したよ……」
 
 涙ちょちょぎれた。

「ゲームに興味のないモテ陽キャなイケメン……うん、暁くんはかっこいいもんね……所詮存在しないものにはこんなものなのかなって思い知った」

 ナードはジョックに勝てないのだ。
 
「よぞらくんはなんて返したの?」
「――全年齢のコンシューマ移植版を手渡した。お兄ちゃんが好きならばこれをやりなさい、と」
「わあ、よぞらくん図太い」
「えへ……まあまあそんなに誉めないで」

 ぱちぱちと聞こえる拍手に、俺はそれほどでも、と手振りで示す様に目を伏せ手のひらを広げ軽く上下に揺らす。興味がない奴に押し付けるのもどうかなとは思ったが面倒くさいオタク。やはりこうなってしまうのだった。
 
「まあ実際プレイしなくてもいいしな……どうこう言われるのがメンドイからとりあえず理解だけ欲しくて渡した」
「よぞらくんにしては冷静な判断というか」
「人の考えなんてその人にしか分からないし変えられないからね。考えるだけ無駄だし……まあ話にノってくれたら嬉しいけど!」
「フフ、本音が漏れ出てるね」
 
 エロいゲームは恥ずかしいのと、暁が未成年だから隠してただけで、絶対に知られてはいけないものではなかった。それに俺は兄弟と喧嘩する主義ではない。
 
「あ、でもこれで暁くんがエッチなことに興味を持ってしまったらどうしよ……」
「それは大丈夫だと思うよ」

 含みのある笑顔に俺はそう? と首を傾げるが、セーくんが言うならそれもそうねという具合に落ち着いた。絶大な信頼を寄せる晴朗の言う事だ。

「じゃあこれからは弟くんもここに来ることが増えるのか」
「まあ機会は少ないだろうけど。もう隠す必要無いし……んぁー、せーくんと暁くん仲悪いもんねえ。ごめんね、暁くんも悪気は無いんだけど」

 意外な話だが晴朗は暁とあまり馬が合わない。というか、俺の仲が良い年下たちと仲が悪く、あの晴朗が喧嘩腰だったりする。あの、普段柔和で微笑みを絶やさない美男子が。
 
「よぞらくんが謝ることじゃ無いよ。それに僕が彼(そっち)の立場だったら同じようにいい顔はしないと思うし」
「人類みな仲良し……とはいかないわな」
「そうだといいのにね」
「俺が何とかできればいいんだけどな、できねえ。他にも甘えっぱなしなのになぁ……」
 
 俺は無意識に使っていたが、甘えの基準は曖昧だ。区切れずに無駄に垂れ流していく。

「……せーくんにはお世話になりっぱなしだ、ホント」
「甘えてくれることの方が嬉しいよ、僕は」
「そんなものかねえ」
「そんなものだよ」
「ふ、」
「……ふっ」

 顔を見合わせる。タイミングがズレたが俺たちは声を噴き出した。

「難しい心境だね」
「無駄な悩みだ」
 
 贅沢な悩みとも言う。
  

 1秒1秒無駄の無いように生きよう、なんて無理な話だ。無理だ無理。そもそも、無駄ってなんだよ、それなら生まれたことがもう無駄だ。
 
 いつ死ぬかわからないから、じゃあ頑張って生きよう。などとポジティブな啓発本みたいには一生なれそうに無い。今は単調に生きられる選択肢が、無限に増えてしまった気がする。それは俺だけが感じることかもしれないが。昔の人、……といった言い方は失礼か。時代が違えば刹那的に振り切って生きられたのかという問いにはノー、だし。迷惑かけてまで生きるのは死ぬより辛い。

「お恥ずかしいことに、自分のことだけで精一杯」
「よぞらくんはそこがいいんだよ。少なくとも僕にはね」
「のーん……、この俺専用イエスマンめ。……せーくんは、ズルイとは思わない?」
「この世の中ズルい人ばかりだよ」
「じゃなくて、俺が」
「それこそお互い様だよ。……きちんと言葉にした方がいい?」
「……いーや、じゅーぶん」

 言葉にすると、縛ってしまうから。言いかけた言葉はスッポリと穴に埋めてしまった。
 
 
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