103 / 108
最終章 『歩いてきた道程を』
97.『思いは馬鹿正直に』
しおりを挟む最初の一撃からしばらく経っても、決定的となる二撃目はやってこなかった。
それでも、セドニーシティの被害は計り知れないだろう。
火の海が広がり、瓦礫が降る街を、女――アリス・グレーデンはその目に入れながら進んでいく。
時折、巨大な魔力のぶつかり合いが起こり、大気が揺れる。
見上げれば、ふたつの人影が街の上空で戦っていた。
「……あんなの、どうしようもないじゃない」
少なくとも、アリスは戦いを知らない。
つい最近、その命に危機が迫った経験はあるものの、そこで得られたものといえば、自分はひとりでは生きていけないという無力感のみだ。
きっと、アリスだけじゃない。
この街で生きるほとんどの人は、あの戦いに介入できない。
次元と役者が、違うのだ。
「――おい、何してるんだ! 門は逆だ、戻るんじゃない!」
道中、恐らく身を案じてくれたのだろう。
アリスの背中に声をかける者もいたが、それに答える暇もなく、彼女は人の間を縫っていく。
割れるような叫喚に包まれ、ぶつかってくる雑踏を押しのけ、やがてひとつ角を曲がると、途端に人の数は減った。
――辿り着きたい場所まで、あとわずかだ。
アリスは腹の底に力を入れ、グッと息を止め、心臓のある場所を握ってから、全力で走り出した。
■
「はぁ、はぁ……」
膝に手をついて、額から落ちる汗を拭う。
炎に照らされて赤く染まる空の下、その店はいつもと同じようにそこにあった。
この辺りには住宅も少なく、幸い避難は済んでいるのだろう。
遠くの方から聴こえる誰かの叫び声以外は、人の気配を感じられない。
ちょっとばかり現実味がなさすぎて、なんだか夢の中にいるみたいだった。
「……お邪魔します」
ドアを開けると、来店を知らせる鈴が鳴る。
今となってはお客さんなんているはずもないから、その音色も妙に悲しげに思えた。
「――アリス。いらっしゃい」
「――――」
声がした。
心地よく、聞いているだけで全部大丈夫だと思えるような、ひどく安心感のある声が。
アリスは目を見開いて、俯いていた顔を上げる。
「マスター……こちらにいらっしゃったんですね」
「ああ、どうも私は、この店から離れられないようだ」
「守らなければいけないものとは……」
「君の考える通りだろう」
店主はカウンターに立ちながら、煙をたてるカップを啜り、頬を緩めた。
「――この店が、私の人生だった」
「終わるみたいに、言わないでくださいよ」
「ああ……終わらなければ儲け、だな」
「まったくもう……私、まだ死ねないんですから」
回想されるのは、命を落としかけた日のことだ。
結局、アリスは自分で自分を助けることが出来なかった。
直接的には救ってくれた青年の、精神的には店主からの教えのおかげで、アリスはまだ生きている。
店主がいなければ心が折れて死んでいたし、青年がいなければ身体が持たずに死んでいたし――そもそも、店主が拾ってくれなければ、アリスの人生はそこで終わっていた。
「その、救ってくれた彼と出会ったのもこのお店ですし。私にとっても、このお店は人生ってことです。――本当に、そうです」
「――なにか飲むかな?」
「じゃあ、ヌルリイカサンドとコーシーを」
「珍しい。どちらも、好きというほどではなかったと思ったが」
「なんとなく、です」
軽食の調理を待ちながら、アリスは客席に座った。
あれだけ毎日忙しなかった窓の外は、今では人っ子一人いない閑散とした往来となっている。
頻繁に聞こえる轟音と、その度に高ぶる悲鳴の群れのおかげで、寂しくなることはなかったが。
アリスは、この街に降りかかった厄災を正しく把握していない。
今まさに滅びかけていることは理解できるが、それが誰の手によるもので、誰が守るために戦っているのか、それすらも分からない。
結局のところ、アリスにとって大事なことは、それを紐解くことなどではなかった。
彼女も店主と同じく、この店を一番大切に思っている。それだけの話だ。
「冷めないうちに」
「ありがとうございます」
差し出されたカップを手に取る。
店主はそれを見届けると、再びカウンターに戻っていった。
「飲んだら行きなさい」
口に運ぼうとしたところでそんな声がかかり、アリスは手を止めた。
「マスターはどうするんですか?」
「捨てられないな、この店は」
「私だって、この店を失いたくなんかないです。ですけど……私は、生きますよ。マスターにそう教えられたんです」
「ああ、偉いな。自慢の娘だ」
あの日、思ったことがある。
死にかけて、絶望して、もう無理だって悟った時。
ほとんど諦めの境地ではあったが――十分頑張ったんだから、もうここで死んでもいいやと脳裏をよぎった。
よくよく考えてみれば、どうやらまだ頑張り足りてなかったようなので、思い直したが。
でも、あの時のアリスが、自分で納得できるほど立派な人間になれていたのだとしたら。
――もしかすると、立ち上がることはなかったかもしれない。
本気で満足して、自分の死に場所はここだって納得できたなら、悔いなく逝くことができたかもしれない。
少なくとも、もっと最悪な結末を避けることが出来るなら、自分で選ぶことだって悪くないんじゃないかって、そう思ったのだ。
だから――、
「マスターは、このお店が何よりも大事なんですね」
「ああ、そうだ」
「へぇ、私よりも?」
「言うようになったな。どちらも大事だよ。――だが、君を大切にしてくれる人ならもう、沢山いる。この店には、私しかいない」
だから、そう憂いた顔をする店主に向かって、アリスは言った。
「ずっといい子だった私ですけど、ちょっと言わせてもらいます」
「……アリス、本当に変わったな。明るく、そして愛嬌のある子になった。それで、なんだろうか」
「お店なんて、生きてれば再建できますよ。命は一個きりです」
青年に助けられた時、思い直したのだ。
人生の儚さに、鼓動の五月蝿さに――そして、生を願う彼の涙に、アリスの信条は決まったのだ。
――生きることこそが、何よりも尊い。
――命ある限り、生きるべきだ。
「マスターがいなくなったら、悲しむ人がいっぱいいますから。いつも来てくれるお客様だって、ここでお店と心中されるより、諦めずにまたお店を開いて欲しいって、きっと思ってますよ」
「……そう、だろうな」
「だったら、そうすればいいんです。いーや、わかってますよ。そしたらマスターは、『でもこの店には歴史と思い出が……』とか言うんです! 言い訳ですか!? 言い訳ですね! 諦める理由に使ってるだけなんだ! ばか! ずる!」
「別に言わないが……」
「はぁ、はぁ……」
必死だった。
アリスはそれなりに器用だから、見よう見まねで講釈を垂れることはできる。
それっぽいことを、良さげな雰囲気で語ることもできる。
でもそれは猿真似に過ぎず、じゃあ彼女が誰の真似をしてきたのかといえば、当然ながら目の前の店主だ。
上辺だけじゃ、店主を説得することなんて出来ない。
アリスに出来ることといえば、自分の心の内を馬鹿正直にぶちまけることのみだった。
そんな子供じみた方法しか、定まった店主の心を動かす術が思いつかなかった。
「私は、マスターがいなきゃ嫌なんです! 私にとってお店って、マスターのことなんです! マスターがいるからお店なんです! 私からマスターを奪おうとしないでください! 私は――」
「……分かった。それを飲んだら、ここを出よう」
「マスターを――え? え、あ、本当に……?」
「私は君に嘘をついたことなどない」
「――っ! 今飲みます! すぐ飲みます!」
「味わってくれると嬉しいが」
大慌てで胃にコーシーを流し込むアリスを眺めながら、店主は苦笑をこぼす。
彼は、本気でここを死に場所にするつもりでいた。
店を失うくらいなら、共に幕を下ろしたいと考えていた。
それを変えたのは、他でもない――変わっていくアリスの成長を、もっと見ていたいと思ったから。
ただ、それだけだ。
「さぁ、ここを出ましょう。すぐに出ましょう。東門はかなり混み合ってると思いますが――」
駆け足気味に、アリスは店から飛び出す。
少しばかり出遅れてしまったが、今すぐに門へ走れば、まだ間に合うはずだ。
とはいえ、きっと時間的な猶予は少ないから、無理やりにでも気合いを入れる必要はありそうだ。
彼ももう若くないんだし、ちょっと心配だなと思いつつ、後ろについてきているはずの店主に振り向くと――、
「ちょっと頑張って走らな――い、と」
店があったはずの場所には、朽ちて崩れ落ちたような、木くずの破片が積み上げられていた。
0
お気に入りに追加
1,610
あなたにおすすめの小説
平凡すぎる、と追放された俺。実は大量スキル獲得可のチート能力『無限変化』の使い手でした。俺が抜けてパーティが瓦解したから今更戻れ?お断りです
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
★ファンタジーカップ参加作品です。
応援していただけたら執筆の励みになります。
《俺、貸します!》
これはパーティーを追放された男が、その実力で上り詰め、唯一無二の『レンタル冒険者』として無双を極める話である。(新形式のざまぁもあるよ)
ここから、直接ざまぁに入ります。スカッとしたい方は是非!
「君みたいな平均的な冒険者は不要だ」
この一言で、パーティーリーダーに追放を言い渡されたヨシュア。
しかしその実、彼は平均を装っていただけだった。
レベル35と見せかけているが、本当は350。
水属性魔法しか使えないと見せかけ、全属性魔法使い。
あまりに圧倒的な実力があったため、パーティーの中での力量バランスを考え、あえて影からのサポートに徹していたのだ。
それどころか攻撃力・防御力、メンバー関係の調整まで全て、彼が一手に担っていた。
リーダーのあまりに不足している実力を、ヨシュアのサポートにより埋めてきたのである。
その事実を伝えるも、リーダーには取り合ってもらえず。
あえなく、追放されてしまう。
しかし、それにより制限の消えたヨシュア。
一人で無双をしていたところ、その実力を美少女魔導士に見抜かれ、『レンタル冒険者』としてスカウトされる。
その内容は、パーティーや個人などに借りられていき、場面に応じた役割を果たすというものだった。
まさに、ヨシュアにとっての天職であった。
自分を正当に認めてくれ、力を発揮できる環境だ。
生まれつき与えられていたギフト【無限変化】による全武器、全スキルへの適性を活かして、様々な場所や状況に完璧な適応を見せるヨシュア。
目立ちたくないという思いとは裏腹に、引っ張りだこ。
元パーティーメンバーも彼のもとに帰ってきたいと言うなど、美少女たちに溺愛される。
そうしつつ、かつて前例のない、『レンタル』無双を開始するのであった。
一方、ヨシュアを追放したパーティーリーダーはと言えば、クエストの失敗、メンバーの離脱など、どんどん破滅へと追い込まれていく。
ヨシュアのスーパーサポートに頼りきっていたこと、その真の強さに気づき、戻ってこいと声をかけるが……。
そのときには、もう遅いのであった。
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
クラスごと異世界に召喚されたんだけど別ルートで転移した俺は気の合う女子たちととある目的のために冒険者生活 勇者が困っていようが助けてやらない
枕崎 削節
ファンタジー
安西タクミ18歳、事情があって他の生徒よりも2年遅れで某高校の1学年に学期の途中で編入することになった。ところが編入初日に一歩教室に足を踏み入れた途端に部屋全体が白い光に包まれる。
「おい、このクソ神! 日本に戻ってきて2週間しか経ってないのにまた召喚かよ! いくらんでも人使いが荒すぎるぞ!」
とまあ文句を言ってみたものの、彼は否応なく異世界に飛ばされる。だがその途中でタクミだけが見慣れた神様のいる場所に途中下車して今回の召喚の目的を知る。実は過去2回の異世界召喚はあくまでもタクミを鍛えるための修行の一環であって、実は3度目の今回こそが本来彼が果たすべき使命だった。
単なる召喚と思いきや、その裏には宇宙規模の侵略が潜んでおり、タクミは地球の未来を守るために3度目の異世界行きを余儀なくされる。
自己紹介もしないうちに召喚された彼と行動を共にしてくれるクラスメートはいるのだろうか? そして本当に地球の運命なんて大そうなモノが彼の肩に懸かっているという重圧を撥ね退けて使命を果たせるのか?
剣と魔法が何よりも物を言う世界で地球と銀河の運命を賭けた一大叙事詩がここからスタートする。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる