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Side Aria:独唱『産声』

『人の心を』

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 ある女の話をしよう。
 その女は、特にこれといって特筆すべき才もなく、人に羨まれる家柄も持ち合わせていなかった。
 算術もダメ。剣術もダメ。魔法だって、大して得意ではない。

 だが唯一、他人よりも優れている点があるとすれば、その度が過ぎるまでの心の優しさであろう。
 
 その女は、ひと筋でも多くの涙を拭い、ひとりでも多くの笑顔を咲かせるために冒険者になった。
 しかし、女はひとりで生き抜くほどの強さがなかった。だから、パーティを組んだ。
 青年が三人と、女が一人。合わせて四人のパーティだ。

 大した実力を持たない女では、最底辺であるE級のパーティになんとか潜り込むのが関の山。必然というべきか、そのパーティは弱かった。
 でも、不満はなかった。不安はあったが、不満なんてなかった。

 パーティリーダーだって優しくしてくれるし、いざという時には頼りになる。
 前衛の騎士は、口数こそ少なかったものの、面倒見のいい兄のような存在だった。

 そして、もうひとりの前衛である、スキルも魔法も使えない戦士。
 ――否、たったひとつだけ使えるスキルを、仲間のために最大限に努力して行使してくれる、心優しい青年だ。
 
 いつだって仲間想いで、ちょっと頼りない青年は、どこか女と似ていた。

 女は、いつしか青年と懇意にするようになった。
 他のパーティメンバーとの仲が悪いわけではないが、自然とその青年と行動を共にすることが増えていった。

 そして、それを快く思わない者もいた。

 ある夜のことである。
 とある依頼を終え、最寄りの街に戻り、夕食を済ませた後。
 女は、パーティリーダーに呼び出された。
 次の依頼の作戦会議だと言うものだから、宿に戻ってパーティリーダーの部屋のドアを叩いた。
 当然、部屋には他のパーティメンバーもいるのだろう。
 そう考え、何も疑わずにドアを開けてしまった。

 そこにあったのは見知った顔ではなく、覆面で顔を隠した男が数名と――狂気に歪んだ、今までに見た事のないパーティリーダーの表情。

 ――女の記憶は、そこまでだった。

 女は呪術師に眠らされ、運び出され、適当なダンジョンの奥地に捨てられた。
 本来であれば、呪いによってその命を奪うまでが呪術師の仕事であったのだが――幸か不幸か、彼らは女の命までは奪わなかった。

 もちろん、手心を加えたわけではない。
 わざわざ少なくない魔力を消費してまで自分らが手を下す必要もなく、このダンジョンに巣食うモンスターが女の人生に終止符を打つものだと考えたのだ。

 モンスターに無惨に食い荒らされ、骨だけ残るか、もしくはそれさえ残らないか。
 呪術師はそう考え、依頼主であるパーティリーダーに「ダンジョンの奥地で衰弱死しているはずだ」と報告し、彼もまたそれを鵜呑みにした。

 想定外だったのは、そのダンジョンに潜んでいたのは人喰いモンスターではなく、生物を石化させる能力を持つA級モンスター――【バジリスク・デプス】であったということ。

 女は意識のないまま石となり、ほんのしばらくの間、生きることも死ぬこともできない暗闇の中に閉じ込められる。

 その後、ダンジョンを探索しにやってきたとある冒険者に回収され、ダンジョンから出土した芸術品として売り渡され、運搬中の事故でとある街の近くに放り出され。

 土や煙に吹かれ、汚れ、いつしか砕けてただの石になってしまうのではないかというところに――偶然、神聖雨が降り注ぎ、石化の呪いが解かれた。

 ――そして女は、この世界に舞い戻った。
 大切な記憶と、己を失くして。



 今日は休日。
 しかし、私としては大恩あるマスターに少しでもこの恩を返したい思いでいっぱい。
 毎日休みなく働かせてほしいくらいなのだけど、マスターは私に言う。常に万全の状態で働いてもらうためには、時に休息を挟むことも必要だと。

 それを断るのも違うと思い、定期的にこうして休みを貰っている。

 さて、休みの日には決まってやることがある。
 それは、街に出て、往来を歩き、あちこちに飛び交う感情を見つけること。
 喧騒に紛れる喜び、悲しみ、怒り、恋、嫉妬、憎しみ。

 記憶を失った私にとって、人の心を知るためには欠かせない日課。

「――おい、そっちじゃねぇっつってんだろ! こっちに運べ!」

「――すみません!」

 どこからか聞こえる怒号。
 これは、怒り。でも、憎しみではない。
 謝罪。焦り。やっぱり、そこに憎しみはない。

「――よくお似合いですわよ」

「――ありがとうございます」

 賛辞。喜び。温かい感情だ。
 街のいたるところから溢れんばかりの想いの応酬を感じ、私は思う。
 ――人と人との繋がりって、なんて素晴らしいんだろう、と。

 時々、考えることがある。
 記憶を失う前の私は、どんな人間だったのだろうと。
 ちゃんと、人の気持ちを理解できる人間だったのだろうかと。

 記憶を失くしてすぐの頃は、どうしても他人の気持ちを理解することが難しかった。
 そんな中でマスターの優しさに触れたからこそ、もっと人を知らなければならないと強く感じ、積極的に学ぶようになった。

 ならばきっと今の私は、以前の私よりも深く人を知ろうとしているし、ずっと勉強熱心なはず。
 ひょっとしたら、記憶を失う前よりも人の気持ちを理解できているのでは――と考えるのは、少し傲慢だろうか。

「あら? アリスちゃん。今日はお休みかしら?」

 と、意識の外から突然名前を呼ばれる。

「――おばさま。ご無沙汰しております。今日はマスターのご厚意により、お休みをいただきました」
 
「そうなの。あまり頑張りすぎてもよくないものね。あの人も言ってたわ。アリスちゃんは働きすぎだーって。うふふ」

 そう冗談っぽく笑う婦人は、マスターの奥様だ。
 行くあても生きる目的も見失った私を、温かく迎え入れてくれた、大恩ある人物。
 マスターと同じように、私が一生をかけて恩を返さなければならない人物。

 温かいご飯を食べさせてくれた。
 綺麗な服を着せてくれた。
 ふかふかの毛布をかけてくれた。

 ――そしてこの方は、私に名を与えてくれた。
 私に、新しい人生を授けてくれた。

 『アリス』の母は、誰がなんと言おうとこの方なのだ。

「アリスちゃんが自立して、それはそれは嬉しいのだけれど……やっぱり、寂しいわよねえ。たまには遊びにきてちょうだいね?」

「はい。また今度、お邪魔させていただきます」

「うふふ、待ってるわね。私の家は、アリスちゃんの家でもあるんだから。気軽に帰ってきてちょうだい」

 笑顔で手を振る奥様と別れ、私はまた歩き始める。

 ――セドニーシティ。
 記憶を失った私は、この街の近くで保護された。
 おそらく生まれ故郷ではないが、今となっては私の唯一の故郷だ。
 
 いい街だと思う。
 なんでもあるし、活気もあるし、治安も悪くない。
 景観は綺麗だし、なにより大事なマスターのお店がある。
 願わくば、いつまでもこの街が平和でありますように――というには、少しばかり手遅れだった。

 この街は先日、『魔王軍』の手にかかった。
 見知った街が容易く崩れ去る様を目の当たりにして、戦慄した。
 知ってる人だって何人も死んで、よく通ったお店は跡形もなく消し飛んだ。
 幸いにも、マスターのお店は無事だったが……そんな慰めは、あの恐怖の中ではあまり意味を持たなかった。

 偶然、この街にS級冒険者が三人も駐在していなければ、あの日がセドニーシティ最後の日となっていたであろう。

「……S級冒険者、ヒスイさん」

 その名は、この街にいればどこからともなく入ってくる。
 もはや、『剣聖』タマユラに代わってセドニーシティの代名詞となりつつあるその存在は、存外普通の青年だということを、私は知っている。

 『S級冒険者ヒスイ』の話題なんて、どこそこのA級モンスターを一撃で倒したとか、ギルドで見かけて話しかけたけど意外と優しかったとか、綺麗なお姉さんを二人も侍らせていい身分だとか、そんなゴシップ的な話ばかり。

 少なくとも、私が受けた印象とは少し差異があるようだ。

「そういえば、最近お店にこないってことは……上手くやってるのね。よかったわ」

 彼がマスターのお店にくる時は、決まって何か悩みを抱えている時だ。
 あの弱々しい姿は、毅然とした偉大なS級冒険者にはとても見えなかったが――むしろあの姿こそ、私にとっては好印象だ。
 なにより、私によく似ている気がするから。

 とはいえ、かたやS級冒険者。私はといえば、マスターのお店で働くだけの女。
 よく似ているからと言って、生き方まで似ているわけではない。
 接点なんてあってないようなものだし、それでいい。

 彼はきっと、迷ったらまたあのお店にくるだろう。
 そしたら私は、それを聞こう。
 それくらいの距離感が丁度いい。

「ありがとうございました。またお越しください!」

 そして私の意識は、喧騒に戻る。
 人の心なんてものは、いくら勉強してもし足りない。
 もはや趣味となりつつあるこの日課をこなすために、私は歩き始めた。
 陽の差す往来を抜けて、影を落とす裏路地の手前へ。

 いかにこの街の治安がよくても、善人しかいないわけではない。悪さを働く人間は、少なからず存在するのだ。
 だから私は、そこで足を止めた。

「おいてめぇ! いい加減にしねぇと……わかってんだろうなぁ!?」

 怒り。
 悪しき感情。だけど、必要な感情。
 生きるために、何度も使わなければならない感情。

「ひぃぃ……ごめんなさいぃ……っ! 命だけは……っ!」

 恐怖。
 悲しい感情。これも、必要な感情。
 自分を守るために、本能が感じさせるもの。

「……おい、声がでけぇなぁ。勘違いされちまったらどうすんだよ? あんまり調子乗ってっと……っ!」

「ひぃっ――」

 振りかぶる大男。
 これは――暴力。

 この街では、正当な理由なく暴力を行使してはいけないという規則がある。
 状況を完全に把握できてはいないにしろ、見たところ正当な理由があるようには感じられない。

 つまりこれは、犯罪だ。
 見ているのは私だけ。私が、なんとかしなくては。

 裏路地の手前で止めていた歩調を再開しようとし――スッと、私の横を抜ける風に気付く。

 その風の正体に気付くよりも先に、その声が柔らかく入り込んできた。

「はいはい、そこまでにしようね。アベンくんの仕事が増えるでしょうが」

「げっ……あんた、まさか……た、頼むよ。別に悪いことしようってんじゃないんだ。ただ俺はこいつに教育を……」

「うん、教育はいいんだけど、暴力以外にしようね。この人に危害加えられなくしといたから。もう行っていいよ。でももし次見かけたら一発殴るから、そのつもりで」

「勘弁してくれよ……帰るぞ」

 大男に連れられ、背の低い男も立ち上がる。
 路地を曲がり、二人とも見えなくなったところで――その人は振り向いた。


「――あれ? アリ……店員さん。こんなところで、何をされてるんですか?」
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