蛇の花嫁

猫丸

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第三話 過去の記憶

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 外出日に俺は病院からタクシーに乗って見慣れた道をゆく。草木は枯れ、道の両端には溶けていない雪が残っていた。着いたところは『白蛇神社』
 事件のことがあるから正直怖かったが、どうしても調べなきゃいけないことがあった。

 本殿を見ないようにして、社務所へ直行する。またミズカミが現れて俺を連れて行ってしまうような気がした。
 まともに食べていないのに少しお腹が出てきた。かつて鍛えた身体のラインが崩れ、ビール腹の様に突き出てくる。だが俺はこれがなんだか知っている。

 あの日々のことは忘れたい。
 離れてみると、あの日々が夢だったかのようにぼんやり記憶が曖昧だ。だがお腹の中にいる存在が嫌でも現実だったと知らしめる。ミズカミの事を話そうとすると、俺の腹の中に巣食っている生命が蠢く気がして背筋がぞわっとした。
 浅い眠りを繰り返し、起きていてもどこか夢を見ているようでぼんやりとしてしまう。するとミズカミが俺に愛をささやく幻が聞こえてきたような気がして、はっとあたりを見回す。
 だが周りには誰もいない。


 神主が奥の部屋から現れた。すらっとした白髪交じりの細身の男。白い着物に紫地に紫の紋の入った袴を着ていた。60歳位だろうか。この人の顔写真は保護された後に警察から見せられた。
 俺はすこしホッとした。ミズカミか、もしくはあの遠目でしか見ていない老人が出てきたら叫びだしていたかもしれない。

「なにか御用ですか?」
「あの…辰巳と申します…あの助けていただいたお礼と…あと少し聞きたいことが…」
 
 俺は用意していた菓子折りを渡す。この人が倒れている俺を見つけてくれた。雪予報を受けて、いつもより早く扉を締め辺りを見回りをしている時、倒れている俺を見つけた、と兄貴から聞いた。
 この人もさんざん事情聴取されて大変だったようだ。俺が着ていた寝衣はこの神社の祀り事で禁足地の祠にお供えするものの一つだったからだ。

 だがこの人には事件の日も、俺が失踪している期間も、完全なアリバイがあった。そして動機がなにもなかった。
 それを言うなら、兄貴だって疑われたのだろう。警察は俺に「相続で揉めたり、不満があったりしていませんか?」と尋ねてきた。

  
「あぁ、あの事件の!…お礼なんてとんでもない!本当に大変でしたね。もうお身体の方は大丈夫ですか?」

「はい…あの…突然の質問で申し訳ないのですが、って誰ですか?」

 まどろっこしい世間話をする心の余裕なんてなかった。単刀直入に本題へ入ると、神主が息を呑んだ。
(やはり彼は何かを知っている)
 
「やはり、あなたがなのですね…。いえ、なんとなくそんな気はしていました」

「わかっていてなんで警察に話さなかったんですか!?彼に!!ミズカミに自首するように言ってください!!」

 俺は声を荒らげた。やはりあれが現実だったと知る人物が俺の他にもいた。感情がぐちゃぐちゃだった。真実を話しているのに、誰にも信じてもらえない。証拠がない。
 あんなことは夢であってほしいという願いと、自分は正気を保っているのか信じられなくなる恐怖。ミズカミが起こした行動全て、どれをとっても非人道的で、許されることではない。だが、彼と一緒に過ごした日々のことを考えたら、決して彼が悪人なのだとは思えなかった。だからこそ、自分で自分の罪を償ってもらいたい。ヒトなのかヒトではないのかわからない異形の生き物。

「…ヒトの法で裁くなんて、そんなこと出来るはずがありませんよ…。私にだってどこまでが現世うつしよでどこまでが常世とこよの話なのかわからないというのに。…いえ、でもあなたは常世へ行って、帰ってこられたのだ。あなたには知る権利がありますよね。そして選ぶ権利も」

 そう言って、俺の少し膨らんだ腹にちらりと視線を送ると、奥の部屋へと俺を導いた。

「あの、もしミズカミに連絡取ろうとしても、あなた、逃げられませんよ。ここに来ていることは、病院も家族も知っているんで」

 俺は神主すらも共犯者ではないかと警戒しながらついていく。前を歩く神主は少し後ろを振り向くと、優しく微笑んだ。そんな笑みですら怯えている自分に気がついて、はっと軽く息を吐いた。肩にすごく力が入っていて、背中が痛い。
 俺はこんなに臆病だっただろうか?
 一緒にいた時、ミズカミは怖くなかった。むしろとても優しくて、あのような状態で出会っていなければきっと好きになっていたと思う。
 だが、離れた今、やつの俺に対する執着が怖かった。恨まれているのではないだろうか?何も言わず逃げた俺を。
 次見つけられた時は、殺されるのではないか、そんな恐怖に包まれていた。それだけミズカミの俺に対する執着は異常だった。

 沢山の本がある部屋に通された。その部屋の真ん中にあるゴブラン織りの古びた二人がけのソファに座る。
 神主が本棚からいくつかの本を選んでいるうちに、奥さんらしき人がお茶を持ってきてくれた。
 見た目は普通の緑茶に見えるが、俺は手を付けない。今は何を、誰を信じて良いのかわからない。
 
 すぐに目的の本が見つかったのか、神主がテーブルを挟んだ反対側の一人がけのソファに座った。
 
「今回の事件について、辰巳さんが期待するお答えができるかはわかりませんが、私の知りうる限りのお話をしますね。…まず『ミズカミ様』というのはこの『白蛇神社』では御神体のことを差します。神殿の奥に鎮座されている神様の依り代のことで、特別な祀り事の時しか開けません。当神社の場合、名前の通り、蛇の形をしています」

 そう言って、神主は自分の眼の前に置かれたお茶に口をつけ、一呼吸おいた。そして続ける。
 
「あなたが被害に合われたと言われている日の翌朝だと思います。私がいつものように本殿へいくと、本殿の奥の御神体が祀られている祠の扉が空いていました。
今までそのようなことはありませんでしたし、物取りの犯行かと私も慌てて確認したのですが、何も取られた形跡はありませんでした。ですので、屋根裏に動物でも入り込んだのかと警戒していた矢先、警察の方が来てあなたの失踪のことを知ったのです」

 鳥肌が立つのを感じた。「やはり」という思いと「そんな馬鹿なことがあるはずない」と思いついた自分の考えを否定する思い。自分が経験したことであっても、信じられない気持ちだった。

「はじめはその件と、辰巳さんがいなくなったことが関係しているとは考えませんでした。
その後あなたの所持品が近くで見つかったことにより、ここら辺は警察が来て騒がしくなりましたし、禁足地の捜査に私も協力しなければなりませんでしたから、扉が開いていたことなどすっかり忘れてしまったのです。
ですが…あの日神社の裏に倒れているあなたを見つけて、ふと思い出したのです」

 そして神主は先程本棚から取り出した、古ぼけた和綴じの本を出してきた。さっと手で埃を払う仕草をしたが、最近読んだばかりなのか何も舞わなかった。
 ぱらぱらとめくり、目的のページを開いて俺に見せてきた。
 毛筆な上に、流れるような字体で書かれていて読みづらい。
 そんな俺を察してか、「これは、あくまでこの地域に伝わる昔話なんですけれども…」と前置きをして、再び話し始めた。
 
===
 
 『海千山千』とは、蛇は海で千年、山で千年修業をすると龍となるという俗説から産まれた言葉ですが、この地域では白蛇のみにその資格があり、龍ではなくこの神社の御神体『水神様』になるという言い伝えがあります。
 でもその修行期間、その白蛇は決して人に見つかってはならない。人に見られたら、ただの蛇として生を全うして終わります。もちろん神になる前はただの蛇ですから、獣に襲われ命を落とすことだってあります。そうして、気の遠くなるほどの長い年月を生き延びた白蛇のみが神になれると言われています。
 ですから、この地域では昔から『白蛇にあっても見て見ぬふりをしろ』と教えるのです。修行中の白蛇を見付けてしまったら、神の候補生を失うことになるから。

 禁足地は水源を守るという意味もありますが、そういった白蛇達を保護する目的で囲われた地域でもあります。彼らは基本的に臆病ですから、禁足地の外に出てくることはありません。
 そして、長い孤独に耐え、水神となった蛇達は、寂しさを慰めてくれる存在を求めると言われているます。それが『つがい』です。
 かつては生贄のように差し出していたとも言われているし、禁足地に迷い込んだ人をあちらの世界…常世とこよへ連れて行ってしまうこともあると聞いたことがあります。

 でも、なぜか昔から既婚者、それも男女問わず子供のいる者だけはそんな被害に合う確率が少なかったんです。それでこの地域の一斉清掃は既婚者のみの参加となったそうです。
 私が子供の頃は『蛇は嗅覚がいいから番以外の匂いがついているとダメだ』とか『家族円満の神様だから、家族をバラバラにしない』とか、祖父母から色々聞きましたけど、結局、本当のところはわかりません。

 そもそも神主が言うのもなんですが、その『神』自体がいるのかどうかも私にはわかりませんでした。見たことがなかったのですから。、とも思っていました。
 ……少し前までは。
 
 2年くらい前になるでしょうか。普通のなんてことのない一日です。
 その日、突如天候が崩れ、激しい夕立が地面をたたき始めたんです。本当にここら一帯で凄まじい雷が鳴って、私も神社に落ちたらどうしよう、とはらはらしながら外を眺めていました。そしたら、その激しい雨と稲妻のなかで、一筋だけ上へと登っていく光がありました。
 その時私は本能で『水神様だ』と思いました。教義としての神しか信じていなかった私が、本当に神の存在を感じ、気がつけば涙を流していました。

 ===
 
 その日のことは、俺も覚えていた。
 2年前、親父がそろそろ危ないと家族みんなで病院に集まったときだった。
 急に天気が悪くなり、病院の窓から実家一帯が空から大地まで円柱状の雲で覆われるのが見えた。そこだけ激しく雷が光っていた。親父の状態は心配だったが、その異様な光景に誰もが目を奪われていた時、雷とは違う白い光が一筋光って、その後、あっという間に天候は戻った。

 意識のなかったはずの親父の意識が戻っていた。虚ろな目をしてその光景を見ていた。
「龍の…を…連れて行かないでくれ…」

 そう言うと親父は息を引き取った。その意味深な最後の言葉に、家族の中では「龍が親父を迎えに来たのだろう」と互いを慰めあった。「まだ生きたかったのだろう」と。
 だが、俺はその解釈と、聞き取れなかった空白の言葉に違和感を感じたのを覚えている。あの言葉の意味は…。

 ◇
 
「顔色が悪いようですが、大丈夫ですか?」
 
 神主の言葉ではっと我に返る。
 
「で、でも、水神は禁足地から出てこないんですよね?俺は禁足地の外でさらわれて…」

「出られないわけではないと思うんです。ただ出て来ないだけで。現に禁足地から動物が出てくることと同じです。エサを求めてたりとか、たまたま何かを追いかけて出てきてしまったりだとか。いえ、もしかしたら、出てきていても我々が気づいていないだけなのかもしれません。
…私にも分からないのことだらけで…よかったら、この本を差し上げますので、ゆっくりご自宅で読んでみてください。なにか今回のことの解決の糸口になれば、と思います」
 
 そして、一冊の古い冊子を渡してきた。表紙自体は白いものの、隅が日焼けして黄色くなっていた。どうやら昔この白蛇神社で発行された小冊子らしい。この神社のいわれや、蛇についての伝説などをまとめて発行したものだという。

「何代か前の神主に、研究熱心な人物がいましてね、彼が調べた内容がまとまっています。この神社とは関係ない蛇にまつわる昔話なども載っていますが、なかなか上手にまとまっているんですよ」

 そう言って、神主は人の良さそうな笑みを浮かべた。

「読み終わったらお返ししますね」

 体良く追い払われているような気もして、再びここへ来る口実を作ろうとすると、神主は俺の意図に気づかず穏やかに答えた。

「いえ、いいんですよ。いっぱい印刷したのはいいんですけど、大量に売れ残ってそのままあるんで。あなたのことはなんとなく水神様のせいじゃないかと後々思ったのですが、捜査の時に禁足地で見つからなかった以上、そんな眉唾な話を警察の方にお話するのも憚られましてね。私も神職とはいえ、一応現代を生きているもので、神隠しなんて今では誰も信じてくれませんしね」

 その言いぐさに俺はすこしムッとした。気づいていたなら警察に言ってくれればよかったじゃないか。そしたら俺だって自分がおかしくなってしまったのかと、こんなに不安になることもなかったのに。
 
「ミズカミのところまで行けるトンネルは教えたんですか?それを知っていて教えなかったのなら、同罪じゃないですか?」

「……ないんですよ」

 神主は憐れむように俺を見ながら、ため息を付いた。

「…は?」

「あなたのおっしゃるトンネルなど、どこにもないのです」


 ◇


 頭が混乱していた。やっぱり俺は本当に頭がおかしくなってしまったのかもしれない。神主は俺を理解している風ではあったが、ただ頭のおかしな人間をなだめていただけなのかもしれない。そんな風にすら思えてきた。
 病院へ戻ってベッドに横になる。相変わらず食欲はない。
 出された食事にほとんど手もつけず、考え込んでいた。

 あの後、神主に俺が発見された場所へ連れて行ってもらった。その景色には見覚えがあった。
 だが俺がトンネルを抜け出たはずの場所には何もなく、ただその先もひたすら木々の生い茂る、変わらない景色が広がっていた。
 あのときと違うのは、雪が積もっていたことくらい。
 俺はこんなにも鮮明にあのときの光景を覚えているというのに。

「だから、私にも何もわからないのです。本当に世の中には口で説明できないことがあるのだと、この年になって改めて思ったのです。お役に立てなくて本当に申し訳ないのですが…。
 あぁ、そういえば…あなたも辰巳さんでしたよね。私も辰巳です。…いえ、親戚かどうかは知りませんが…ただ、この地域に『辰巳』という名字が多いのは、そんな神隠しにあった人たちが親族にいたと言われています。本当のことはわかりませんがね」

 
 俺の経験した3ヶ月間はなんだったのだと、なんどもなんども自分に問いかけた。
 何度も「孕んでくれ」と懇願していたミズカミ。あいつが心の底から望んだこれが、その結果だとしたら、勝手に殺すなどしていいのか。
 窓の外を見ると、また雪が降り始めていた。どうりで寒いわけだ。
 
 カバンの中から、もらった小冊子を取り出して開く。ツルツルとした表紙には白蛇神社の写真が白黒で印刷されていて、四角い枠の下には昭和四十年七月二十八日発行となっていた。
 パラパラと読み進めると一つの逸話が目についた。

===
 
 とある村の貧乏な男の話である。ある日山に入ったところ、蛇がとぐろを巻いて寝ているところに出会った。
 思わず男が叫ぶと、蛇は人の姿に変わって言った。『蛇は山で千年、海で千年、修行をすると天に昇って龍になれるが、その間に人に見つかると天に昇れない。わしはあと一日で修行を終えるが、今日お前に見られてしまった。わしはこのまま蛇として生涯を終えるしかないのだが、今までの苦労を思うとどうしても諦めきれない。どうか今日ここでわしを見たことは黙っていてくれないだろうか。約束してくれれば、お前の家を金持ちにしてやる』と言った。男は信じていなかったが、恐怖で蛇と約束した。
 翌日は朝から雨が降っていた。男は障子の透き間から外を眺めていると、雨の水煙に巻き込まれるようにして、蛇が天に昇っていくのが見えた。
 それから、男の家は不思議と良い事ばかりが続いて、いつの間にか村一番の大金持ちになっていた。
 ある日、男は酒を飲んで気が緩んだのか、約束を破って、妻にあの日の秘密をしゃべってしまった。その翌朝、男の家の前に小さな蛇が死んでいた。 間もなく男の家は、元の貧乏に戻った。

===

 
 修行中の白蛇。
 突き刺すような激しい頭痛が俺を襲った。
 
「なんで忘れていたんだ。俺があの時助けたのはあいつだったのか?」

 かつて動物好きで、怪我をした犬や猫、鳥などを連れ帰ってきては治療してあげたことがあった。子供のできることなんてたかが知れているし、親に頼んで動物病院へ連れて行ってもらうこともあった。もちろん死んでしまう動物もいた。
 その中には確かに白蛇がいた。中学生くらいの時だっただろうか、なにかに腹を食いちぎられた白蛇。
 だがこの地域では、白蛇に会っても見て見ぬふりをしろと言われていた。だから、親には言えず内緒で連れ帰ってきた。
 以前別の動物の時にもらったキズ薬を塗って様子をみる。かなり弱っていたので、正直だめかな、と思っていた。だが、奇跡的に白蛇は回復した。
 少し元気になって、虫などを捕まえて入れてみたが、白蛇は一切食べなかった。
 ある日学校から帰ってくると、蛇を入れていたゲージの蓋が開いていて白蛇はどこにもいなかった。
 そして俺はその日から一週間高熱を出して寝込んだ。

「まじか…」

 すっかり忘れていた記憶に愕然とする。そういえば、自分のセクシャリティに悩んでアナニーを試し始めたのもあの頃だ。

「まじか…」

 見られてたってこと?恥ずかしさで頭を抱えて、言葉が出てこない。
 そんなことあるはずがない、と思いながら、でも確かにミズカミの腹には大きな傷跡があった。
 見られてたのだとしたら、ただただ恥ずかしさのみが込み上げてくる。
 そういえば、怪我している白蛇の尻尾の方から内臓のようなものが飛び出てきて驚いた記憶がある。今ならわかる。ヘミペニス。ミズカミの話を信じるならば、あの時から俺に欲情していたということか?
 
 この昔話のように、俺が黙っていたせいで何らかの恩恵を受けていたかどうかはわからない。取り立てて幸せになっているわけでもないし、金持ちになっているわけでもない。
 ただ、ミズカミは、やつの番になることが幸せなことだと勘違いしている。
 
「くそ…それなら、金持ちにしてくれたほうがマシじゃねぇか」
 
 そんなありえない結論に至ったことに混乱し、少しでも『正常だ』と思われるような判断をしようとする。だが異常な考えに思考が囚われて離れない。

(もしこれが本当なら、お腹の中の卵をなくす方法は、俺がかつて助けた白蛇の話を誰かにすればいいのか?)

 それが正解だとでも言うように、お腹の中の生き物が蠢き始めた。自分の命の危険を察したのかもしれない。背筋が凍る。
 
 神は太古より人の前に現れることがある。だが、修行中の蛇は人に見られてはならない。

 答え合わせなど出来ないが、それが答えだと確信した。
 臆病者の神が、聖域から出ても捜したかったのは俺。かつて俺があいつを助けたから。
 ならば、神を生かすのも殺すのも俺次第じゃないか。
 そんな答えにたどり着いて、出てきた答えに改めて驚く。
 
…?」

 
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