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「う゛ぅぅ……」
なにも準備がなくても、その物体から出されるぬめりが潤滑剤となって体内に侵入してくる。俺は不自由な身体をジタバタと動かして抵抗した。
それほど強度のないその野菜は俺の尻穴あたりでばっきり折れた。かゆみをもたらすという白い可食部を俺の体内に残して。
俺の行動を予想していたのだろうか。山神は、少し飛び出た部分も俺の体内に押し込むと、その出口を素早くプラグで塞いだ。恥も外聞もなく、体内にあるものをひり出そうとする俺。だが、山神の手がその排出を阻み、グリグリと押し込んだ。腰回りにベルトが巻かれ、プラグが固定される。それでも腹圧で押し出そうとするが、砕けたその野菜の汁らしきものがわずかに漏れ出て、内股を伝っただけだった。俺はすぐに異変を感じた。
「うぅ……お願い……!!!! 出させて……!!!!」
泣きながら懇願する。
「何を?」
山神が汚れた自分の手を俺の身体になすりつけた。
「な、中のやつ……山芋……山芋出させて……かゆい……うぅ……かゆい……」
かゆいのに掻けない。全身が粟立つ。気が狂いそうだ。手枷足枷をがしゃんがしゃんと鳴らして、身体を暴れさせる。
「暴れるなって。さっきの質問に答えてくれたら出させてやるから」
「ムリ!!!! お願い!!!! 出させて!!!!」
かゆさでそれどころではない。涙と鼻水を流しながら暴れる。お願いだから、解放してくれ。
「だ・か・ら! あの時のオトコ誰だよ?」
「なんで……? なんで今さら? どうだっていいだろ? お願い出させて!!!! お願いだから!!!!」
掻きむしりたいのに掻けない苦しみ。
「質問に答えろよ」
「ふぐぅ!」
ぺちんと叩かれるちんこ。だが、その痛みすら、今のかゆみを紛らわしてくれて救いになる。
気がつけば俺のちんこは勃っていた。こんな状況下で勃つとかどんな変態だ。それとも極限状態を迎えた人間の生存本能か。
かゆみが紛れるということもあって、痛みに耐えているときだけ、俺は少し落ち着いた。そしてまたかゆさの波が来ると叩かれるちんこ。
「も、元カレ……元カレだよ!!!! 前にも言っただろ? 出させろよ!!!!」
山神が棚から鎖を持ってきた。両側にはクリップがついている。そのクリップで俺の両乳首を挟むと、つながった鎖を引っ張った。
「あっ、あぁ……あぁ……」
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を振ってその刺激を受け止める。かゆみが紛れるその痛みは逆に快楽となった。吊られた腕が痛い。変なところに力が入って全身が強張っている。
叩かれて熱を持ったちんこも、クリップで挟まれた乳首も痛い。それでもこの気の狂いそうな痒みから俺の正気を保ってくれる救いだった。
「おま、なんでこんなことすんの? なにが……知りたいんだよ……」
疲れ果てて、少し感覚が麻痺してきた頭で尋ねる。正気に戻ればまたかゆみがやってくる。背筋から這い上がってくるゾワゾワ感を紛らわすために、上げられた自らの腕に頭をぶつける。その衝撃で胸の鎖が揺れて乳首が引っ張られ、耐えられる痛みに少しほっとする。
「これ誰か言ってみ?」
山神が出してきたスマホの動画。
それは、目隠しをされ、何人もの男に犯されている男が映っていた。それもへらへら笑いながら、楽しそうに。
血の気が引く。顔全体こそ映っていないものの、俺はすぐにそれが誰だかわかった。
しかも、山神がスクロールして見せたその動画は一つや二つではなかった。
俺は涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔のまま、観念して目をつむった。
「俺……だよ……」
なにも準備がなくても、その物体から出されるぬめりが潤滑剤となって体内に侵入してくる。俺は不自由な身体をジタバタと動かして抵抗した。
それほど強度のないその野菜は俺の尻穴あたりでばっきり折れた。かゆみをもたらすという白い可食部を俺の体内に残して。
俺の行動を予想していたのだろうか。山神は、少し飛び出た部分も俺の体内に押し込むと、その出口を素早くプラグで塞いだ。恥も外聞もなく、体内にあるものをひり出そうとする俺。だが、山神の手がその排出を阻み、グリグリと押し込んだ。腰回りにベルトが巻かれ、プラグが固定される。それでも腹圧で押し出そうとするが、砕けたその野菜の汁らしきものがわずかに漏れ出て、内股を伝っただけだった。俺はすぐに異変を感じた。
「うぅ……お願い……!!!! 出させて……!!!!」
泣きながら懇願する。
「何を?」
山神が汚れた自分の手を俺の身体になすりつけた。
「な、中のやつ……山芋……山芋出させて……かゆい……うぅ……かゆい……」
かゆいのに掻けない。全身が粟立つ。気が狂いそうだ。手枷足枷をがしゃんがしゃんと鳴らして、身体を暴れさせる。
「暴れるなって。さっきの質問に答えてくれたら出させてやるから」
「ムリ!!!! お願い!!!! 出させて!!!!」
かゆさでそれどころではない。涙と鼻水を流しながら暴れる。お願いだから、解放してくれ。
「だ・か・ら! あの時のオトコ誰だよ?」
「なんで……? なんで今さら? どうだっていいだろ? お願い出させて!!!! お願いだから!!!!」
掻きむしりたいのに掻けない苦しみ。
「質問に答えろよ」
「ふぐぅ!」
ぺちんと叩かれるちんこ。だが、その痛みすら、今のかゆみを紛らわしてくれて救いになる。
気がつけば俺のちんこは勃っていた。こんな状況下で勃つとかどんな変態だ。それとも極限状態を迎えた人間の生存本能か。
かゆみが紛れるということもあって、痛みに耐えているときだけ、俺は少し落ち着いた。そしてまたかゆさの波が来ると叩かれるちんこ。
「も、元カレ……元カレだよ!!!! 前にも言っただろ? 出させろよ!!!!」
山神が棚から鎖を持ってきた。両側にはクリップがついている。そのクリップで俺の両乳首を挟むと、つながった鎖を引っ張った。
「あっ、あぁ……あぁ……」
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を振ってその刺激を受け止める。かゆみが紛れるその痛みは逆に快楽となった。吊られた腕が痛い。変なところに力が入って全身が強張っている。
叩かれて熱を持ったちんこも、クリップで挟まれた乳首も痛い。それでもこの気の狂いそうな痒みから俺の正気を保ってくれる救いだった。
「おま、なんでこんなことすんの? なにが……知りたいんだよ……」
疲れ果てて、少し感覚が麻痺してきた頭で尋ねる。正気に戻ればまたかゆみがやってくる。背筋から這い上がってくるゾワゾワ感を紛らわすために、上げられた自らの腕に頭をぶつける。その衝撃で胸の鎖が揺れて乳首が引っ張られ、耐えられる痛みに少しほっとする。
「これ誰か言ってみ?」
山神が出してきたスマホの動画。
それは、目隠しをされ、何人もの男に犯されている男が映っていた。それもへらへら笑いながら、楽しそうに。
血の気が引く。顔全体こそ映っていないものの、俺はすぐにそれが誰だかわかった。
しかも、山神がスクロールして見せたその動画は一つや二つではなかった。
俺は涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔のまま、観念して目をつむった。
「俺……だよ……」
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