北極星（ポラリス）に手を伸ばす

第三章 ルコス村

第三章 登場人物／設定／食材 まとめ

【登場人物】
リュカ＝ヴェルマンド／主人公。黒髪、長い髪を普段は一つに束ねている。元孤児で3歳でヴェルマンド家に引き取られる。12歳のときの事故をきっかけに、魔法師見習いとしてエロアのもとに出される。魔法師団所属、魔塔勤務だったが、エロアから逃げ出し、バヤールで薬屋の手伝いをしている。

ヴァレル＝ヴェルマンド／騎士団所属、最年少首席合格者。金髪、濃い青の瞳。ヴェルマンド家の嫡男。リュカの血の繋がりのない弟。奉仕活動で北の魔獣討伐に参加。そのまま残り副隊長としてルコス村に勤務。

マチアス／リュカとヴァレルの子。3歳。黒髪、濃い青と茶色が混ざった瞳。バヤール在住。ノアが好き。

エロア＝エティエンヌ／魔法師団長。グレイヘア、魔法師の名門エティエンヌ家に四男で生まれるが、上の兄三人が死亡したことにより、エティエンヌ家の当主になる。もともと魔力はそれほど多くなかったが禁忌魔法を使い、リュカの魔力を奪っていた。固形ポーションの原型を作り出した実績を持つ。

ギー／魔塔勤務。赤毛のくせっ毛。リュカの同期で同僚。寮の部屋は隣同士でなにかとリュカを気遣ってくれる。リュカの唯一の友人。平民出身（ルコス村）。社交的。現在は魔物討伐補助でルコス村に勤務。

アルシェ／第二騎士団第２部隊隊長、ヴァレルの上官、平民出身（ルコス村）。魔物討伐隊の隊長。

バージル＝ヴェルマンド／養父、ヴェルマンド家当主、無口

サラ＝ヴェルマンド／養母、ヴァレルを出産後死亡。

チェイス／リュカが手にした絵本の作者、初老、絵本作者は副業、正体はフレデリック王

フレデリック王／50代、平和と絵画を好む温厚な王。

ケイス=エティエンヌ／エティエンヌ家長男、エロアの兄。将来は魔塔トップと思われていたが既に死亡。フレデリック王とバージルの幼馴染。あだ名はチェイス。第一章でも存在は出てきていたが、名前は第二章で明らかになった。絵本作家のチェイスはこのあだ名からとっていた。


【【バヤールの町民】】
　
ジョルジュ／町民・農家・町の方へ商品を納めに行った帰りリュカを馬車に乗せてくれた老人。奥さんは「ばーさん」としか名前が出てきていない。
　
ハンナ／ルコス村出身。バヤールの宿屋のおかみさん。気が強く、頼りがいのある女性。アルシェの妹で、ノアの叔母。
　
ジス／ハンナの夫。宿屋の主人。無口無表情だが実は子供好き。料理上手。
　
ノア／ルコス村出身。アルシェの甥っ子で疎開中。宿屋に居候。ハンナの双子の姉、アンナの子供。
　
パトリス／薬屋の主人で酒飲み。気が弱く、なにかにいつも怯えて酒に溺れていたが、リュカと出会って憑き物が取れたようにまともになる。魔力量は少ないが、生まれつき魔力の色が見える。実はエロアの兄（エティエンヌ家次男）。逃げてきたところをジョルジュに拾われ、バヤールで薬局を営む。10年以上住み、平民としてバヤールの住民権を得た。
　
　【【ルコス村で登場した人】】

銀狼アルジャン・ルー／ルー一族の長、マイッサの父。黒髪、長髪、切れ長の瞳
　
マイッサ／ルー族、銀狼の娘。5才、魔力の色が見える。
　
　　
【地名】
パライソ／王都

ルコス村／北の国境付近の村。この国境にある北の森でのみ、ルコルコの実（リュカがオリジナルの固形ポーションに使っている生薬）が取れる。

バヤール（町）／東の村。赤土の町。光り輝く日の色の町。火山の麓に位置し、その裾野には比較的魔獣の少ない森が広がる。温泉が湧き出る。農業も盛ん。
　
【騎士団編成】
第一騎士団／主に王城内警備、近衛　※貴族が多い
第二騎士団／主に魔物討伐、隣国との戦争（遠征多め）←ヴァレルとアルシェが所属　※貴族も平民もいる。魔獣などを相手にするため、一番実践で動く事が多い
第三騎士団／主に町の警備　※平民出身の騎士が多い

【魔法について】
魔力＋術式（魔法陣）で発動。
魔法の術式をイメージもしくは唱えることで発動するが、描いたもの （魔法陣）でも代用可。
　
【魔獣】
火熊ファイヤー・ベア／赤茶色の毛並みを持つ魔獣。凶暴。二足歩行で木にも登るため、運動量が多く筋が多い。主に煮込み料理などに使われる。なお胆のうなどは生薬としても使われる。
緑猪グリーン・ボア／木の下で寝ていることが多く、背中にやどり草の種が落ちて草が生え、緑に見えることからその名がついた。脂が多い。血抜きを上手にしないと臭みが残るため、スパイスなどを使った煮込み料理におすすめ。作中では緑猪のシチューが出てきている。
金毛羊ゴールデン・シープ／黄味がかった毛を持つためその名がついた。魔獣の中でも比較的大人しく飼育も可能。飼育しているものはクセも少なく、肉も柔らかいので、ステーキや腸詰めなど貴族から庶民まで人気。作中では金毛羊の腸詰めが出てきている。
角牛ホーン・ブル／黒毛でその良質な肉質のため、貴族に好まれる。作中ではステーキが出てきている。
雨鹿レインディア／主に北の方で生息する。背中に雨粒のような水玉模様があることからその名がついた。毛皮も人気。立派な角を持ち、その角は男性器を強くする生薬としても利用される。
魔ねずみ／どこにでもいる小型の魔獣。畑を荒らすので駆除対象。
　
【植物】
ルコルコの実／リュカオリジナルの固形ポーションに使う実。ルコス村でしか採れない。実が藍色から黄色へ変化すると浄化の効用が現れる。
　木は瘴気を吸って育ち、浄化した空気を吐き出す。折れた枝からは、浄化できていない瘴気が吐き出され、動物たちの異常行動の原因となる。