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第二章 バヤールの町
24.身体の異変
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パトリスのケガは全治1週間。ひどい出血だったが、特に命に別状はなかった。リュカが調査隊の医療班に教わった手当と、念のため一欠片だけ残していた固形ポーションをとっさに飲ませたのが良かったのだろう。
叫び声を聞きつけて、駆けつけたジョルジュに「そのまま酒を抜け」と命令され、パトリスは残っていたお酒も全部没収されていた。
リュカは、もうしばらくバヤールに滞在することになった。パトリスの看病をしつつ、かわりに店に立ち薬を調合する。
そして不思議なことにその事故以来、パトリスはリュカが近づくことを怖がらなくなった。
目覚めた瞬間こそ怯えたものの、「治療したのはルーだ」とジョルジュに言われ、ふと正気に戻った。リュカが自分に触れているのになんの変化もないことに気づき、ポロポロと泣き始めた。
「僕は……完全に抜くことができたんだ……遂に……遂に……」
最近では体調を尋ねるリュカの手を握りたがるまでになった。恋愛感情とかそういうものではなく、ただリュカの手を両手で握りしめながら涙を流すのだ。リュカの魔力が混じった薬も喜んで飲んだ。突然の変化にリュカは混乱したが、きっとなにか事情があるのだろうと、そっとしておいた。
「ありがとう……ありがとう……」
と手を握り泣く。そんなパトリスを見て、ジョルジュは「まだ酒を隠し持っているのかもしれん」と家の内をくまなく探した。だが、調薬用のアルコールしか見つからず、それまでも鍵のかかる戸棚に入れてしまったくらい、パトリスの態度は不可解だった。
◇
「ルーくんは、ルコルコの実が欲しいんだよね? 僕の持っている分でよければ全部あげるよ。 今、ルコルコの実は全く入ってこないからね」
パトリスのケガも治り、薬屋のバックヤードでリュカ、パトリス、ノアの3人で、ハンナの旦那特製のお弁当を食べていた時だった。
リュカが店に立つようになって、『ジョルジュの奥さんから評判を聞いた』という客がひっきりなしに店を訪れ、パトリスの店は大忙しだった。おかげで宿にお昼を食べに帰る間もなくなり、毎日ノアが届けてくれていた。
ちなみに、ハンナの旦那はジスというらしい。料理の腕は確かだが、無口すぎて相変わらずあまりしゃべったことはない。リュカが宿に帰り「美味しかったです」と言っても軽くお辞儀をするだけ。それでもなんとなく嬉しそうなのはわかるようになってきた。
「え? パトリスさん、ルコルコの実、持っているんですか?」
店内の陳列棚には、ルコルコの実のスペースはなかった。調薬の配合レシピを見ても使われている様子はなかったから、ここにもないのだと諦めていたのだ。
「個人的に使っていた分がね。 僕はもう必要なくなったから。 ここで気が済むまで調薬していっていいよ。 というか、特に行き先が決まっていないなら、しばらくこの町に滞在したらどうかな? うちの空いている部屋に滞在してもいいし。 それに腰痛の薬だけじゃなくて、他の薬も教えてもらえるとありがたいんだけど。 ……ただ、僕はお恥ずかしながら、そのレシピに払えるようなお金を持っていなくて、代わりにルコルコの実で払わせてくれると本当に助かるんだけど……」
そう言って倉庫に連れて行って見せてくれたルコルコの実は、木箱5箱もあった。
「こんなに?」
「個人的な事情でね。 切らすのが怖くて。 ルコルコの実はね、瘴気を吸って育つめずらしい木なんだよ。 だけど不思議なことに、その実には浄化の効果が現れる。 よく食べられている魔獣の金毛羊も、このルコルコの実の粉末を少しずつ餌に混ぜて食べさせて、家畜化に成功したらしいよ。 このルコルコの実が君の体に合うというのなら、多分それは君の持つ魔力が金色だからなんだろうな」
「あのパトリスさん? ……それって魔獣の凶暴化と関係ある?」
それまで黙って聞いていたノアが口を挟んだ。
「凶暴化? 北の?」
「言われて思い出したんだけど、数年前にルコルコの大量注文が来て、大人たちがたくさんの木を伐採したんだ」
「木? 実じゃなくて?」
パトリスが首を傾げる。
「実もなんだけど、木も注文があって……考えてみれば、それから魔獣が村を襲うようになったかも……ルコルコの木を植え直せば収まるってことはない!?」
ルコス村を離れてから、ノアはずっと原因を考えていたのだろうか。
「う~ん、木の効果はわからないな。 そういう土地に育つ植物だってことしか。 実際にサンプルがあれば多少調べられなくはないけど……。 そもそも北の地にしか生えないのも瘴気のせいなのか、環境のせいなのかもよくわからない植物なんだよ。 それに、木は成長するのに何年もかかるから、実際そうだったとして魔獣がこないようにするには何年もかかるかな……。 ノア、心配なのはわかるけど、でもきっと村の人も皆大丈夫だよ。 騎士達が頑張ってくれてるんだろ? すぐに解決して、君も村に戻れるさ。 ノアはいつでも戻れるように元気にいることが一番大切だよ? でも、ほら。 一日も早くルコス村に帰れるようにお守り」
パトリスは、まだ粉末にしていない、ルコルコの球体状の実をひとつかみ取り出して、袋に入れ、ノアに渡した。ノアはそれを受け取りギュッと抱きしめた。
お酒の抜けたパトリスは、とてもまともな人だった。
◇
パトリスの店に居を移して、一緒に調薬をするようになって気づいたこと。
パトリスは、かなりの勉強家だった。田舎の薬屋の知識レベルはよくわからないが、リュカのマジックバッグに入っている薬学の本を熱心に見て、メモっている。この地で手に入いりづらい薬草は別のもので代用できるだけの知識もある。
酒も飲まなくなり、びくびく怯えることもなくなった。その変わり様に、店に来た皆が店主が変わったのかと思うくらいだった。
そして、ジョルジュは「ほらみろ! わしの目に狂いはなかった!」とご機嫌で、酒量が増えている、と奥さんがこの間愚痴っていた。どうやらパトリスのところから取り上げたお酒が、ジョルジュのお腹に収まっているらしい。言われてみれば、最近お腹が少しぽっこりしてきたような気もする。
パトリスが復帰してからは、基本的にパトリスが店頭に立ち、リュカは調薬室にこもり薬を作る役割になっていた。
暇な時間には、よく出る湿布薬や傷薬、風邪薬等の在庫を作りつつ、リュカのオリジナルレシピの固形ポーションも作らせてくれた。パトリスも固形ポーションには興味があるらしく挑戦してみたが、やはり魔力を込めるのが難しいらしい。それでも少しずつ魔力が離散しなくなってきたから、いつかできるようになるだろう。
正直なところ、最初はパトリスと二人で住むことには少し恐怖があった。パトリスが良い人なのはわかるが、長年染み付けられた恐怖は簡単には払拭できない。
だがパトリスが時折、調薬室に顔を出し「今の客帰るまで表にきちゃ駄目だよ」とか「念の為認識阻害魔法をしといて」とアドバイスをしてくれることがあり、そんな心配は杞憂だったと気づいた。
リュカがエロアから逃げていることは当然伝えていない。だが、パトリス曰く、リュカの魔力の色は珍しいから、極力人には気づかれないほうが良いのだと警戒してくれる。
ある日なんて「あいつの魔力の色はヤバい」と真っ青な顔で震えながら現れたことがあった。その旅人が町を去るまでは、自分も引きこもり、ノアを店頭に立たせたほどだった。
◇
逃亡者なりの多少の恐怖は感じつつ、それなりに町に溶け込みつつあったリュカの異変は、ある日突然やってきた。
乳鉢で生薬をすりつぶしていると、そのニオイが鼻についた。吐き気がこみ上げてきて、トイレで嘔吐する。
生薬が傷んでいたのかもしれない。そうパトリスに告げると、生薬の匂いを嗅いだ後、複雑そうな顔をした。
「これ自体は問題ないよ。 君の体調だと思うけど……。 ルー、君さ…………いや、まさかね…………続きは僕がやるから、今日は少しゆっくり寝て休みなよ」
そう言われて身体を休めるが、吐き気は数日たっても直らない。この街に医者はいない。隣町の医者までかかるべきか悩んでいた。
せっかく作ってもらった食事も喉を通らず、ジョルジュが持ってきてくれた柑橘類しか口にできない。それでもなんとかスープくらいは、と口に運ぶ。
そんなリュカを見て、パトリスがためらいがちに言った。
「あの……まさかとは思うけど……ルー、君……妊娠なんてしてないよね?」
「…………は?」
どくんと心臓が跳ねた。持っていたスプーンが床に落ちた。言われた内容がすぐには理解できない。
「あっ!! いや、ごめん!! 変なこと言って!! 失礼だったよね? ほんっと、ごめん!! 忘れて!!」
妊娠?今、パトリスは妊娠といったのか?
あの日、流れた大量の血と共に子宮は流れたのではないのか?
どくどくと心臓がうるさく鳴り響く。途端に下腹の奥底に自分ではないものがあるような気がして、めまいがしてきた。
「そ……んな……こと……あるはずが……」
「そ、そうだよね!! ごめん!! きっと僕の気のせいだ!!」
気まずくなって、さっさと食事を片付け、足早に自分の部屋へ戻るパトリス。
一人になったリュカは自らの下腹を押さえたまま固まっていた。
叫び声を聞きつけて、駆けつけたジョルジュに「そのまま酒を抜け」と命令され、パトリスは残っていたお酒も全部没収されていた。
リュカは、もうしばらくバヤールに滞在することになった。パトリスの看病をしつつ、かわりに店に立ち薬を調合する。
そして不思議なことにその事故以来、パトリスはリュカが近づくことを怖がらなくなった。
目覚めた瞬間こそ怯えたものの、「治療したのはルーだ」とジョルジュに言われ、ふと正気に戻った。リュカが自分に触れているのになんの変化もないことに気づき、ポロポロと泣き始めた。
「僕は……完全に抜くことができたんだ……遂に……遂に……」
最近では体調を尋ねるリュカの手を握りたがるまでになった。恋愛感情とかそういうものではなく、ただリュカの手を両手で握りしめながら涙を流すのだ。リュカの魔力が混じった薬も喜んで飲んだ。突然の変化にリュカは混乱したが、きっとなにか事情があるのだろうと、そっとしておいた。
「ありがとう……ありがとう……」
と手を握り泣く。そんなパトリスを見て、ジョルジュは「まだ酒を隠し持っているのかもしれん」と家の内をくまなく探した。だが、調薬用のアルコールしか見つからず、それまでも鍵のかかる戸棚に入れてしまったくらい、パトリスの態度は不可解だった。
◇
「ルーくんは、ルコルコの実が欲しいんだよね? 僕の持っている分でよければ全部あげるよ。 今、ルコルコの実は全く入ってこないからね」
パトリスのケガも治り、薬屋のバックヤードでリュカ、パトリス、ノアの3人で、ハンナの旦那特製のお弁当を食べていた時だった。
リュカが店に立つようになって、『ジョルジュの奥さんから評判を聞いた』という客がひっきりなしに店を訪れ、パトリスの店は大忙しだった。おかげで宿にお昼を食べに帰る間もなくなり、毎日ノアが届けてくれていた。
ちなみに、ハンナの旦那はジスというらしい。料理の腕は確かだが、無口すぎて相変わらずあまりしゃべったことはない。リュカが宿に帰り「美味しかったです」と言っても軽くお辞儀をするだけ。それでもなんとなく嬉しそうなのはわかるようになってきた。
「え? パトリスさん、ルコルコの実、持っているんですか?」
店内の陳列棚には、ルコルコの実のスペースはなかった。調薬の配合レシピを見ても使われている様子はなかったから、ここにもないのだと諦めていたのだ。
「個人的に使っていた分がね。 僕はもう必要なくなったから。 ここで気が済むまで調薬していっていいよ。 というか、特に行き先が決まっていないなら、しばらくこの町に滞在したらどうかな? うちの空いている部屋に滞在してもいいし。 それに腰痛の薬だけじゃなくて、他の薬も教えてもらえるとありがたいんだけど。 ……ただ、僕はお恥ずかしながら、そのレシピに払えるようなお金を持っていなくて、代わりにルコルコの実で払わせてくれると本当に助かるんだけど……」
そう言って倉庫に連れて行って見せてくれたルコルコの実は、木箱5箱もあった。
「こんなに?」
「個人的な事情でね。 切らすのが怖くて。 ルコルコの実はね、瘴気を吸って育つめずらしい木なんだよ。 だけど不思議なことに、その実には浄化の効果が現れる。 よく食べられている魔獣の金毛羊も、このルコルコの実の粉末を少しずつ餌に混ぜて食べさせて、家畜化に成功したらしいよ。 このルコルコの実が君の体に合うというのなら、多分それは君の持つ魔力が金色だからなんだろうな」
「あのパトリスさん? ……それって魔獣の凶暴化と関係ある?」
それまで黙って聞いていたノアが口を挟んだ。
「凶暴化? 北の?」
「言われて思い出したんだけど、数年前にルコルコの大量注文が来て、大人たちがたくさんの木を伐採したんだ」
「木? 実じゃなくて?」
パトリスが首を傾げる。
「実もなんだけど、木も注文があって……考えてみれば、それから魔獣が村を襲うようになったかも……ルコルコの木を植え直せば収まるってことはない!?」
ルコス村を離れてから、ノアはずっと原因を考えていたのだろうか。
「う~ん、木の効果はわからないな。 そういう土地に育つ植物だってことしか。 実際にサンプルがあれば多少調べられなくはないけど……。 そもそも北の地にしか生えないのも瘴気のせいなのか、環境のせいなのかもよくわからない植物なんだよ。 それに、木は成長するのに何年もかかるから、実際そうだったとして魔獣がこないようにするには何年もかかるかな……。 ノア、心配なのはわかるけど、でもきっと村の人も皆大丈夫だよ。 騎士達が頑張ってくれてるんだろ? すぐに解決して、君も村に戻れるさ。 ノアはいつでも戻れるように元気にいることが一番大切だよ? でも、ほら。 一日も早くルコス村に帰れるようにお守り」
パトリスは、まだ粉末にしていない、ルコルコの球体状の実をひとつかみ取り出して、袋に入れ、ノアに渡した。ノアはそれを受け取りギュッと抱きしめた。
お酒の抜けたパトリスは、とてもまともな人だった。
◇
パトリスの店に居を移して、一緒に調薬をするようになって気づいたこと。
パトリスは、かなりの勉強家だった。田舎の薬屋の知識レベルはよくわからないが、リュカのマジックバッグに入っている薬学の本を熱心に見て、メモっている。この地で手に入いりづらい薬草は別のもので代用できるだけの知識もある。
酒も飲まなくなり、びくびく怯えることもなくなった。その変わり様に、店に来た皆が店主が変わったのかと思うくらいだった。
そして、ジョルジュは「ほらみろ! わしの目に狂いはなかった!」とご機嫌で、酒量が増えている、と奥さんがこの間愚痴っていた。どうやらパトリスのところから取り上げたお酒が、ジョルジュのお腹に収まっているらしい。言われてみれば、最近お腹が少しぽっこりしてきたような気もする。
パトリスが復帰してからは、基本的にパトリスが店頭に立ち、リュカは調薬室にこもり薬を作る役割になっていた。
暇な時間には、よく出る湿布薬や傷薬、風邪薬等の在庫を作りつつ、リュカのオリジナルレシピの固形ポーションも作らせてくれた。パトリスも固形ポーションには興味があるらしく挑戦してみたが、やはり魔力を込めるのが難しいらしい。それでも少しずつ魔力が離散しなくなってきたから、いつかできるようになるだろう。
正直なところ、最初はパトリスと二人で住むことには少し恐怖があった。パトリスが良い人なのはわかるが、長年染み付けられた恐怖は簡単には払拭できない。
だがパトリスが時折、調薬室に顔を出し「今の客帰るまで表にきちゃ駄目だよ」とか「念の為認識阻害魔法をしといて」とアドバイスをしてくれることがあり、そんな心配は杞憂だったと気づいた。
リュカがエロアから逃げていることは当然伝えていない。だが、パトリス曰く、リュカの魔力の色は珍しいから、極力人には気づかれないほうが良いのだと警戒してくれる。
ある日なんて「あいつの魔力の色はヤバい」と真っ青な顔で震えながら現れたことがあった。その旅人が町を去るまでは、自分も引きこもり、ノアを店頭に立たせたほどだった。
◇
逃亡者なりの多少の恐怖は感じつつ、それなりに町に溶け込みつつあったリュカの異変は、ある日突然やってきた。
乳鉢で生薬をすりつぶしていると、そのニオイが鼻についた。吐き気がこみ上げてきて、トイレで嘔吐する。
生薬が傷んでいたのかもしれない。そうパトリスに告げると、生薬の匂いを嗅いだ後、複雑そうな顔をした。
「これ自体は問題ないよ。 君の体調だと思うけど……。 ルー、君さ…………いや、まさかね…………続きは僕がやるから、今日は少しゆっくり寝て休みなよ」
そう言われて身体を休めるが、吐き気は数日たっても直らない。この街に医者はいない。隣町の医者までかかるべきか悩んでいた。
せっかく作ってもらった食事も喉を通らず、ジョルジュが持ってきてくれた柑橘類しか口にできない。それでもなんとかスープくらいは、と口に運ぶ。
そんなリュカを見て、パトリスがためらいがちに言った。
「あの……まさかとは思うけど……ルー、君……妊娠なんてしてないよね?」
「…………は?」
どくんと心臓が跳ねた。持っていたスプーンが床に落ちた。言われた内容がすぐには理解できない。
「あっ!! いや、ごめん!! 変なこと言って!! 失礼だったよね? ほんっと、ごめん!! 忘れて!!」
妊娠?今、パトリスは妊娠といったのか?
あの日、流れた大量の血と共に子宮は流れたのではないのか?
どくどくと心臓がうるさく鳴り響く。途端に下腹の奥底に自分ではないものがあるような気がして、めまいがしてきた。
「そ……んな……こと……あるはずが……」
「そ、そうだよね!! ごめん!! きっと僕の気のせいだ!!」
気まずくなって、さっさと食事を片付け、足早に自分の部屋へ戻るパトリス。
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