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28.再び
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仕事だった父親も帰ってきて、なぜか皆で一緒にご飯も食べ、結局新太は聖人の実家に泊まっていくことになった。
家族の、いや、主に母と姉夫婦の人懐っこさと好奇心を聖人はちょっと恨んだ。
聖人だけが居心地が悪い時間が過ぎていく。
新太は、聖人の家で採れた米や野菜を感動しながら食べていた。
ずっと聖人の顔色を伺って必死な姿しか見ていなかったが、意外と社交的で営業向きかもな、なんてそんな新太の姿を見ながらぼんやり思った。
「聖人さん、すみません。よくわかんない間にお世話になっちゃって」
「いや、こっちこそごめん。質問攻めになっちゃって…結局来栖くんの話も聞けなかったしね…」
姉家族が帰り、就寝の早い両親が寝室に行くと、広い家はしんと静まり返った。虫の声だけが外から聞こえてくる。
先に風呂に入り布団の上に座っている新太の、その隣に敷かれた布団に潜り込むと、声を掛けて電気を消す。
新太の隣に寝ると、色々思い出して股間が熱くなるのがわかった。暗くてよかった、と聖人はほっとした。
「そんな…俺は、聖人さんといられる時間が長くなって嬉しいです。それに、家族といる聖人さんもすごく新鮮だったし。心許してるとはあんなふうに笑うんだって見れて嬉しかったです」
「はぁ…うちは父さん以外はよくしゃべるからね。うるさかっただろ?…今日は運転で疲れてるだろうし、話は明日にして寝ようか。畳の上だから、明日、身体痛くなるかもしれないけどな」
余計なことを考えまいと目を瞑ると、ごそごそ動く気配がした。
「聖人さん…抱きしめてもいいですか?」
「はっ?なに言って?」
布団の中に入ってきて、聖人を抱きしめる新太。抱きしめられたら勃っているのがわかってしまう。
「何もしないから…」
「何もしないって……やめ…新太…」
新太も勃っていた。
「ごめんなさい。でも何もしないから、このまま、お願い…」
「……」
承諾も拒絶もせず、固まりながら黙って仰向けに寝ているのを、承諾と取ったのだろう。体勢を整え、ぎゅっと聖人を抱きしめた。
「聖人さんが元気そうで良かった…あと、無意識だと思うけど、聖人さんが何度も『新太』って呼んでくれたのも嬉しかった…」
はぁ、こんなこと言われたら、せっかく蓋をして抑え込んだ恋心が再び燃え上がってくるじゃないか。
もう二度とあんな思いはしたくないのに。
*
結局、新太の話は、体調が戻ったら復職して欲しいということだった。居場所は用意しておくから、と。
あと、チームのみんな、小林、原も寂しがっていて、聖人を連れ戻すことに賛成してくれているとのこと。
あとは何となく観光をして、聖人の母から白菜や大根を持たされ、「また来ます」と去っていった。
そして翌週、また現れた。そしてその翌週も。毎週毎週末やってきた。
「……いや、またなんでいるの?」
畑から帰って、最近出したばかりのこたつで甥っ子の宿題を見ている新太。
「聖人さんが戻るって言ってくれないから、言うまで毎週来ますよ?」
新太は、まるで柊木家の一員のように馴染んでいった。
だが、その翌週は日本列島全体が急に冷え、この冬初めての大雪が降った。
休日だったため比較的混乱は少なかったものの、各地で高速道路が封鎖され、電車も止まり、公共交通機関も麻痺した。
それでも来ようとした新太を聖人は止めた。
庭の木々に降り積もる雪を見ながら、聖人は気づいた。
あの日からもうすぐ一年が経つのだと。
激動の一年で、遠い過去のように感じるが、サンタの姿で振られて、新太と関係を持ってからまだ一年なのだ。
聖人の部屋の布団から窓の外を眺めているとスマホがなった。
「寝てました?」
「いや、雪を見てた」
「今週は行けなくてすみません」
「いや、別に待ってないし」
「…そう…ですよね…」
新太は、少し息を呑んで寂しそうに言った。
「…ごめん、嘘。毎週末いる新太がいないと寂しいよ?」
「聖人さん……」
その後は、明日の朝は雪かきで叩き起こされるだろうな、とか、都内は明日の朝は電車が止まるかも、とかそんな話をしていた。
電話を切る直前、新太は意を決したように言った。
「聖人さん…クリスマス一緒に過ごしてくれませんか?」
「……あぁ、いいよ。新太の家、行ってもいい?」
聖人も誘おうと思っていたから、すぐに返事をした。
「はい…」
◆
久しぶりに新太の家に行く。
クリスマスは新太と過ごす事を伝えたら家族は喜んでくれた。はっきりと言ったことはないが、家族は察してくれているのだろう。
聖人の地元で人気の肉屋のローストチキンを持たせてくれた。大根まで持たされそうになって、流石にそれは重いから断った。
最寄り駅に近づく度、懐かしい気持ちがこみ上げてきた。
新太の家に行く前に寄りたいところがある。
改札をでて、新太の住むマンションを通り過ぎ、あのコンビニへと向かう。1年前と変わらない店がそこにあった。違うのは新太が、働いていないことだけ。
カフェオレを買い、イートインスペースへ向かう。
夕方の時間帯だからか、近く高校の女子高生達が肉まんを食べながらおしゃべりしていた。彼氏がいないことを嘆きながら、友達の恋愛話で楽しそうに笑っている。
イートインスペースからは、かつて彼女と住んでいたマンションが正面に見える。
色々振り回されたこともあったけど、あの時からずっと変わらず新太は、聖人に愛を伝えてくれていた。
今度は聖人から伝えよう。
決意して立ち上がると、コンビニへ駆け込んできた男の姿が。
「聖人さん!!……いた…よかった!!」
ひと目もはばからず、聖人に駆け寄り抱きしめる。
後ろから女子高達の黄色い悲鳴が聞こえた。
「あ、新太…?」
「俺、待ちきれなくて、ベランダから外見てたら、聖人さんの姿が…でも通り過ぎちゃって…怖くなって慌てて追っかけてきて…」
「あぁ、ごめん。新太に会う前にちょっとここに寄りたくて」
「ちょうど一年前ですね」
「うん…あの時はありがとう。色々あって意地を張ってたけど、でもあの時からずっと…新太のことが好きだよ。僕ともう一度やり直してくれる?」
「聖人さん……!!!!」
一年前とは逆に今度は新太が泣いていた。
さっきまでおしゃべりに花を咲かせていた女子高生達が固唾をのんで見守っている。
「あんなひどいことして…あんなに振り回して…もう…もう一生許してくれないと思ってました…それでも、そばにいられればいいと思って…えぐっ…えぐっ…今度こそ大事にします…。愛してます。ずっとずっと一緒にいてください……」
大泣きの新太の背中を抱きしめる。
視界の端に女子高生達が、聖人たちを見ながら、小さく拍手をしているのが見えた。
急に恥ずかしくなって、その大きな背中をぽんぽんと慰め、泣き止ませようとすると、ふっと新太が顔を上げて、聖人の唇にちゅっとキスをした。
イートインスペースに響く女子高生の歓声。
「な、な……こ、こんなとこでっ!!!!」
真っ赤になる聖人に、目にたくさんの涙をたたえたまま、新太は笑った。
「へへ、聖人さんは俺のもんだって世界中のみんなに言いたくて……」
コンビニを出ると雪がチラつき始めていた。
だが、隣にいる愛しい人の体温で寒さを感じない。
年が明けたら、一緒に住もうと話しながら二人は家路へと急ぐ。
日付けが変われば聖人は、また1つ年をとる。
だが、もはや年の差は二人の中の障害ではなくなっていた。
お互いを思い合う心があればきっと乗り越えられる。そう確信していた。
きっと来年も再来年もその先も、ずっといっしょにいられる。
部屋で二人で抱き合いながら、再び手に入れたお互いの存在を確認しあう。
Marry Christmas…
街が白い雪で覆われても、二人の心はかつてないほどに温まっていた。
家族の、いや、主に母と姉夫婦の人懐っこさと好奇心を聖人はちょっと恨んだ。
聖人だけが居心地が悪い時間が過ぎていく。
新太は、聖人の家で採れた米や野菜を感動しながら食べていた。
ずっと聖人の顔色を伺って必死な姿しか見ていなかったが、意外と社交的で営業向きかもな、なんてそんな新太の姿を見ながらぼんやり思った。
「聖人さん、すみません。よくわかんない間にお世話になっちゃって」
「いや、こっちこそごめん。質問攻めになっちゃって…結局来栖くんの話も聞けなかったしね…」
姉家族が帰り、就寝の早い両親が寝室に行くと、広い家はしんと静まり返った。虫の声だけが外から聞こえてくる。
先に風呂に入り布団の上に座っている新太の、その隣に敷かれた布団に潜り込むと、声を掛けて電気を消す。
新太の隣に寝ると、色々思い出して股間が熱くなるのがわかった。暗くてよかった、と聖人はほっとした。
「そんな…俺は、聖人さんといられる時間が長くなって嬉しいです。それに、家族といる聖人さんもすごく新鮮だったし。心許してるとはあんなふうに笑うんだって見れて嬉しかったです」
「はぁ…うちは父さん以外はよくしゃべるからね。うるさかっただろ?…今日は運転で疲れてるだろうし、話は明日にして寝ようか。畳の上だから、明日、身体痛くなるかもしれないけどな」
余計なことを考えまいと目を瞑ると、ごそごそ動く気配がした。
「聖人さん…抱きしめてもいいですか?」
「はっ?なに言って?」
布団の中に入ってきて、聖人を抱きしめる新太。抱きしめられたら勃っているのがわかってしまう。
「何もしないから…」
「何もしないって……やめ…新太…」
新太も勃っていた。
「ごめんなさい。でも何もしないから、このまま、お願い…」
「……」
承諾も拒絶もせず、固まりながら黙って仰向けに寝ているのを、承諾と取ったのだろう。体勢を整え、ぎゅっと聖人を抱きしめた。
「聖人さんが元気そうで良かった…あと、無意識だと思うけど、聖人さんが何度も『新太』って呼んでくれたのも嬉しかった…」
はぁ、こんなこと言われたら、せっかく蓋をして抑え込んだ恋心が再び燃え上がってくるじゃないか。
もう二度とあんな思いはしたくないのに。
*
結局、新太の話は、体調が戻ったら復職して欲しいということだった。居場所は用意しておくから、と。
あと、チームのみんな、小林、原も寂しがっていて、聖人を連れ戻すことに賛成してくれているとのこと。
あとは何となく観光をして、聖人の母から白菜や大根を持たされ、「また来ます」と去っていった。
そして翌週、また現れた。そしてその翌週も。毎週毎週末やってきた。
「……いや、またなんでいるの?」
畑から帰って、最近出したばかりのこたつで甥っ子の宿題を見ている新太。
「聖人さんが戻るって言ってくれないから、言うまで毎週来ますよ?」
新太は、まるで柊木家の一員のように馴染んでいった。
だが、その翌週は日本列島全体が急に冷え、この冬初めての大雪が降った。
休日だったため比較的混乱は少なかったものの、各地で高速道路が封鎖され、電車も止まり、公共交通機関も麻痺した。
それでも来ようとした新太を聖人は止めた。
庭の木々に降り積もる雪を見ながら、聖人は気づいた。
あの日からもうすぐ一年が経つのだと。
激動の一年で、遠い過去のように感じるが、サンタの姿で振られて、新太と関係を持ってからまだ一年なのだ。
聖人の部屋の布団から窓の外を眺めているとスマホがなった。
「寝てました?」
「いや、雪を見てた」
「今週は行けなくてすみません」
「いや、別に待ってないし」
「…そう…ですよね…」
新太は、少し息を呑んで寂しそうに言った。
「…ごめん、嘘。毎週末いる新太がいないと寂しいよ?」
「聖人さん……」
その後は、明日の朝は雪かきで叩き起こされるだろうな、とか、都内は明日の朝は電車が止まるかも、とかそんな話をしていた。
電話を切る直前、新太は意を決したように言った。
「聖人さん…クリスマス一緒に過ごしてくれませんか?」
「……あぁ、いいよ。新太の家、行ってもいい?」
聖人も誘おうと思っていたから、すぐに返事をした。
「はい…」
◆
久しぶりに新太の家に行く。
クリスマスは新太と過ごす事を伝えたら家族は喜んでくれた。はっきりと言ったことはないが、家族は察してくれているのだろう。
聖人の地元で人気の肉屋のローストチキンを持たせてくれた。大根まで持たされそうになって、流石にそれは重いから断った。
最寄り駅に近づく度、懐かしい気持ちがこみ上げてきた。
新太の家に行く前に寄りたいところがある。
改札をでて、新太の住むマンションを通り過ぎ、あのコンビニへと向かう。1年前と変わらない店がそこにあった。違うのは新太が、働いていないことだけ。
カフェオレを買い、イートインスペースへ向かう。
夕方の時間帯だからか、近く高校の女子高生達が肉まんを食べながらおしゃべりしていた。彼氏がいないことを嘆きながら、友達の恋愛話で楽しそうに笑っている。
イートインスペースからは、かつて彼女と住んでいたマンションが正面に見える。
色々振り回されたこともあったけど、あの時からずっと変わらず新太は、聖人に愛を伝えてくれていた。
今度は聖人から伝えよう。
決意して立ち上がると、コンビニへ駆け込んできた男の姿が。
「聖人さん!!……いた…よかった!!」
ひと目もはばからず、聖人に駆け寄り抱きしめる。
後ろから女子高達の黄色い悲鳴が聞こえた。
「あ、新太…?」
「俺、待ちきれなくて、ベランダから外見てたら、聖人さんの姿が…でも通り過ぎちゃって…怖くなって慌てて追っかけてきて…」
「あぁ、ごめん。新太に会う前にちょっとここに寄りたくて」
「ちょうど一年前ですね」
「うん…あの時はありがとう。色々あって意地を張ってたけど、でもあの時からずっと…新太のことが好きだよ。僕ともう一度やり直してくれる?」
「聖人さん……!!!!」
一年前とは逆に今度は新太が泣いていた。
さっきまでおしゃべりに花を咲かせていた女子高生達が固唾をのんで見守っている。
「あんなひどいことして…あんなに振り回して…もう…もう一生許してくれないと思ってました…それでも、そばにいられればいいと思って…えぐっ…えぐっ…今度こそ大事にします…。愛してます。ずっとずっと一緒にいてください……」
大泣きの新太の背中を抱きしめる。
視界の端に女子高生達が、聖人たちを見ながら、小さく拍手をしているのが見えた。
急に恥ずかしくなって、その大きな背中をぽんぽんと慰め、泣き止ませようとすると、ふっと新太が顔を上げて、聖人の唇にちゅっとキスをした。
イートインスペースに響く女子高生の歓声。
「な、な……こ、こんなとこでっ!!!!」
真っ赤になる聖人に、目にたくさんの涙をたたえたまま、新太は笑った。
「へへ、聖人さんは俺のもんだって世界中のみんなに言いたくて……」
コンビニを出ると雪がチラつき始めていた。
だが、隣にいる愛しい人の体温で寒さを感じない。
年が明けたら、一緒に住もうと話しながら二人は家路へと急ぐ。
日付けが変われば聖人は、また1つ年をとる。
だが、もはや年の差は二人の中の障害ではなくなっていた。
お互いを思い合う心があればきっと乗り越えられる。そう確信していた。
きっと来年も再来年もその先も、ずっといっしょにいられる。
部屋で二人で抱き合いながら、再び手に入れたお互いの存在を確認しあう。
Marry Christmas…
街が白い雪で覆われても、二人の心はかつてないほどに温まっていた。
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