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「ちーんして?」
丸ちゃんが俺の鼻を抑え、その液体をかんでくれた。こびりついた精液の香りは残るものの、呼吸が楽になる。
「うぅ、丸ちゃん、俺にそんなに不満だったの? ……ごめ……」
俺はずっと好きだった丸ちゃんが俺と付き合ってくれた。それだけで嬉しくて、求められたら自分が感じてなくても感じているふりをしていた。だがそれが丸ちゃんにも伝わっていたのだろう。真面目な彼は、気にしていたのだ。
「違っ!! お、俺はただ、玉ちゃんにも気持ちよくなってもらいたくて!! こんなのだと思ってなくて!! ……本当にごめん。でも、玉ちゃんが超エロくて、正直興奮したし、イッてくれて嬉しい」
そう言われ、おでこにキスをされて初めて俺はメスイキというか……まさかの喉イキをキメていたことに気づいた。
このルールとしては一応ちんこで射精せずにイケばオッケーのようだ。
そして俺のちんこの拘束がウサギマスクによって少し緩められる。
「ひっ……あ……あぁあっ……」
拘束により遮られていたちんこに血が巡る。ビリビリとしびれ、俺は思わずちんこを抑えて震える。
その強いいきみと、ちんこ同士の距離に余裕ができたことにより、肛門に刺さっていたディルドがずるりと吐き出された。そのせいで対の男も引っかかりがなくなり、ディルドを吐き出した。
見ればなかなか太いディルドが突き刺さっていて、今後ちんこをいれることより、トイレが不安になった。垂れ流しには、なら、ないよね……?
先程までに比べて、身体はとても楽になったが、どうやら対の男が中イキできないと、このちんこを縛る紐は完全には解けないらしい。俺一人先にイケたことによって少し自由になっただけ。
―― カンカンカンカン!!!!
相手を待つしかないとのんびり構えていたところに、プロレスの試合終了を告げるかのような鐘の音が響いた。
『勝者、玉木組!!!! 勝者の玉木組には、勝利者賞として電マを進呈いたします! そして、敗者となった対馬組には、ブジーの罰が与えられます!!!!』
(ブジーってなんだっけ?)
いろいろなことがありすぎて頭が働かない。なんか聞いたことがあるような気もするが……。
敗者に与えられる罰のようだから、自分には関係ないとぼんやり眺めていると、ウサギマスクが俺に電マを渡してきた。そしてその手元に握られた細長い棒が。
「あ、ブジーって!?」
驚きつつも、ちんこがつながったままなので、俺達は互いのパートナーに背中から支えられながら向かい合う。俺のちんこはもう萎えて、いつものサイズに戻っていた。
丸ちゃんが俺の鼻を抑え、その液体をかんでくれた。こびりついた精液の香りは残るものの、呼吸が楽になる。
「うぅ、丸ちゃん、俺にそんなに不満だったの? ……ごめ……」
俺はずっと好きだった丸ちゃんが俺と付き合ってくれた。それだけで嬉しくて、求められたら自分が感じてなくても感じているふりをしていた。だがそれが丸ちゃんにも伝わっていたのだろう。真面目な彼は、気にしていたのだ。
「違っ!! お、俺はただ、玉ちゃんにも気持ちよくなってもらいたくて!! こんなのだと思ってなくて!! ……本当にごめん。でも、玉ちゃんが超エロくて、正直興奮したし、イッてくれて嬉しい」
そう言われ、おでこにキスをされて初めて俺はメスイキというか……まさかの喉イキをキメていたことに気づいた。
このルールとしては一応ちんこで射精せずにイケばオッケーのようだ。
そして俺のちんこの拘束がウサギマスクによって少し緩められる。
「ひっ……あ……あぁあっ……」
拘束により遮られていたちんこに血が巡る。ビリビリとしびれ、俺は思わずちんこを抑えて震える。
その強いいきみと、ちんこ同士の距離に余裕ができたことにより、肛門に刺さっていたディルドがずるりと吐き出された。そのせいで対の男も引っかかりがなくなり、ディルドを吐き出した。
見ればなかなか太いディルドが突き刺さっていて、今後ちんこをいれることより、トイレが不安になった。垂れ流しには、なら、ないよね……?
先程までに比べて、身体はとても楽になったが、どうやら対の男が中イキできないと、このちんこを縛る紐は完全には解けないらしい。俺一人先にイケたことによって少し自由になっただけ。
―― カンカンカンカン!!!!
相手を待つしかないとのんびり構えていたところに、プロレスの試合終了を告げるかのような鐘の音が響いた。
『勝者、玉木組!!!! 勝者の玉木組には、勝利者賞として電マを進呈いたします! そして、敗者となった対馬組には、ブジーの罰が与えられます!!!!』
(ブジーってなんだっけ?)
いろいろなことがありすぎて頭が働かない。なんか聞いたことがあるような気もするが……。
敗者に与えられる罰のようだから、自分には関係ないとぼんやり眺めていると、ウサギマスクが俺に電マを渡してきた。そしてその手元に握られた細長い棒が。
「あ、ブジーって!?」
驚きつつも、ちんこがつながったままなので、俺達は互いのパートナーに背中から支えられながら向かい合う。俺のちんこはもう萎えて、いつものサイズに戻っていた。
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