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「ふぅ……ぅん……」

 はふはふと必死に呼吸を繰り返す中で漏れる甘い吐息。それに気づいた丸ちゃんは、俺の対に縛られた男の足を、俺に見せつけるように舐め始めた。
 挑発するように、視線だけは俺の方を向いて。
 俺はむっとして、更に鼻から抜けるような甘い声を出した。

(くそ、この口の器具がなかったらすぐにイかせるのに……)

 その気持が伝わったのか、丸ちゃんは俺の開口具と手錠を取り外した。ずっと上げられていたせいで肩に痛みが走ったが、気持ちの面ではすごくホッとした。

「大丈夫? ごめん、勝負終わるまでその紐は取れないみたいで、早く玉ちゃんが中イキしてくれて、二人になりたい……」

 心配してくれるものの、ウサギマスクに怒られ、再び口に突っ込まれるちんこ。

「器具の取り外しは万能アイテム・ちんこさん方の自由ですけど、だからといって勝手に休んでいいわけではありませんからね!? 外した分、ちんこさん達はパートナーが早く中イキできるように、しっかり刺激してください!!」

「うぅ……うぅ……うぅ……」

 喉の奥まで出し入れされると、再び呼吸がままならなくなり頭の中がぼんやりしてきた。顔の上にある太ももを掴み、呼吸の苦しくない位置へと誘導する。
 丸ちゃんが俺の乳首の器具を外し、ぷっくりと腫れ上がった乳輪をなぞった。

「すご……。真っ赤になって、ビンビンに勃ってる」

 ローションを塗られ、ブラシで散々嬲られた乳首は、僅かな刺激も過剰に拾ってしまう。
 丸ちゃんは俺の薄い胸全体を揉み、乳首の先端をコリコリと刺激した。

「ふぅ……うぅん……うん……あん……きもひ、いい……」

 俺はちんこを咥えながら思わずつぶやいていた。それが聞き取れたのだろう。丸ちゃんが俺の乳首を引っ張った。

「玉ちゃん、感じてるの? やば、エロすぎ。 あ、あ、俺もイキそう……飲める?」

 俺はこくこくと頷く。ガスガスと喉の奥が刺激され、先程よりも息が苦しい。

「うぅ……うぅ……!!!!」

 頭の中が真っ白になり、大きな火花が弾け飛んだ。
 飛びそうな意識の中で、喉の奥に熱い液体がかけられたのがわかった。
 溺れる。
 俺はそのぬめりのある液体を、助かるために必死に飲み干す。体内に吐き出された液体が、鼻の方まで伝わり、ツーンとした痛みとともに、先程よりももっと青臭い香りに包まれる。
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