玉縛り玩具ランブル！？～中イキしないと解けない紐～

3.

　とにかく、努力している姿は見せなくては、と思いおそるおそる腰をふる。だが縛られているちんこが引っ張られて痛い。イケるはずがない。こいつが俺達のイク姿をみたいというなら手っ取り早くイケる方法は一つ。
「う……うぅ……む、り……ちんこ、扱かせて……」
　ぱちん。
「ひっ！？」
　乗馬用のムチで乳首を軽く叩かれ、思わず悲鳴が上がる。
「ちんこを使うのは、オスイキです。アナタ方には中イキ、つまりメスイキを覚えていただかなくてはいけないのだから、そんな甘ったれたことを言わないでください」
「そ、そんな……むりぃ……。じゃ、せ、せめてこのおちんちんの紐、取って……」
　もう一人の男が言った。今度はそちらに炸裂音と悲鳴が響いた。先程叩かれた俺の乳首はまだ熱を持っていた。
「アナタは馬鹿なのですか？『中イキしないと解けない』って先ほどお伝えしたばかりじゃないですか」
「で、でもぉ、でもぉ……」
　俺も男に同感だ。こんな不自由な状態では、絶対に無理だ。だが鞭で叩かれるのが怖くて言えない。
「ふふふ、ご安心ください。アナタ方の姿を見てたら、ちょぉ～っとばかしサドッ気が出てしまいましたが、こう見えて私も鬼ではありません。かわいいウサギがっ、アナタ方がイケるようなアイテムをご用意いたしました！　さあ、モニターをご覧ください！　名付けてぇ～『玉縛りぃ～玩具セックストイズランブルゥゥゥゥゥ！！！！』」

――　スリー、ツー、ワン……ジャーン

『乳首イキローショーン！！　今日から貴方も乳首の達人っ！！　お肌に優しい自然由来の成分！！　24時間使用オッケー！！　休む事なく開発可能！！　周りには気づかれにくいデザインで、いつでもどこでも持ち運びオッケー！！　これ1本で、貴方はいつでもどこでもチクビンビンっ！！』

　画面がいきなりカウントダウンを始めたかと思うと、一見歯磨き粉かハンドクリームかと見間違えるような、白と淡いピンクの色をしたチューブ状の容器を映した。そして続く物騒な商品説明。あっけにとられていると、ウサギマスクが俺の横に立っていた。

「この様に、この勝負はウエポンランブルならぬ、玩具ランブルになっています！　イケるまで玩具で遊べるのでご安心くださいねぇ～！　さぁ～て、どちらが先にイケるかなー？　はいっ、では早速塗り塗り～♡」　

　いつから持っていたのか、その商品と同じ物をウサギマスクは俺の乳首に塗りはじめた。てらてらと輝き、そして熱をもち始めれば、ぷっくりと腫れ上がる乳首。そしてもうひとりの男にも同じようにしている間に、またモニターがカウントを始めた。