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懇願フェラでペロペロ!

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「やだぁ、お願いしますぅ。」

宰相候補は、自分で両足を抱え、オマンコを丸出しにしたままで、泣きじゃくる肉便器の姿を、なぐさめるでもなく、ただただ眺めていた。

「(エロい。こんな格好のまま泣き腫らすなんて。)」

肉便器になりたくないと懇願するわりに、その姿は、自ら惨めなポーズをとっている。泣いている表情も、懇願という状況も、男性の肉棒を刺激するのにちょうどよかった。

—プブゥッ!!

「ひぐっ…いやぁ。」

オマンコから性液を飛び出させたり、何度も鳴らす汚い放屁を気にして、泣くに徹することができないのが可哀想だ。可哀想な姿がエロい。

「(僕は肉便器否定派なのに、身体が反応してしまう。)」

検証といったものの、僕の欲望にまみれた心は、欲望のまま肉便器様に挿入することを厭わない、肉便器派そのものだった。

そもそも肉便器否定派も、肉便器様のことを、おもんばかって否定しているのではなく、誰とでも性行為を行う肉便器様を穢らわしいと思っている。この国には、誰ひとりとして、肉便器様を想う者はいないのだ。

目の前で、泣いて嫌がる女の子を見て初めて、胸が痛くなる。自分の肉棒を硬くさせているくせに。

—プスゥゥ

「………。」

人は、どんなに悲しくても、一生涙を流し続けることはできない。肉便器様も、悲しい心は晴れていなくとも、涙はいったん、とまったようだ。

「性なるオマンコに感謝いたします。肉便器様、まずは脚を下ろしましょうか。」

「肉便器なんて呼ばないで…。」

「では、なんて呼べと?」

「っ!!」

悲痛な表情を浮かべる肉便器様。本当の名前を告げることは、肉便器として命令されてしまうこと。もう誰にも、名前を知られるわけにはいかない。

宰相候補も、名前を知りたいなどとは思わなかった。自分が名前を知らないことで、肉便器への命令ができないと、安心して欲しかった。

「貴方って呼んでいたじゃない!!肉便器否定派なんでしょ!!肉便器様って呼びたくないって言ってたくせに!!」

「…肉便器様のオチカラは証明されました。肉便器様の加護を受けた以上、敬意を表すのは当然のことです。」

「やめて!!加護なんてさずけてない!!」

「性なるオマンコが光り輝き、加護を授けていただきました。」

「やめてよぉ!!」

肉便器様の目に、また涙が溜まっている。

「とにかく、いつまでもその姿で恥ずかしくないんですか?ほら、下ろしますからね。」

「んんっ。」

掴んでいた肉便器様の手をどかして、脚を下ろしてやると、快楽の名残がオマンコを刺激したようで、喘ぎ声がもれた。

「ほら、行きますよ。お風呂まで抱えてあげますから。」

ベットの上で抱えるのは、少し危ないので、抱えやすいようにベットサイドに肉便器様を寝かせた。

「ま、まって。」

安定した床の上から抱えようとすると、肉便器様はベットの上で四つん這いになって僕に縋る。

「頑張るから。ご奉仕するから。助けてください、お願いします。」

そう言いながら、僕の半勃ちになっていた肉棒を、ペロペロと舐めはじめた。こんなことしたって、肉便器の役目を、僕なんかがどうこうできるわけないのに。

必死な肉便器様は、焦らすことなく、裏筋を奥から先まで、優しくペローンペローンと唾液でビシャビシャの舌で舐めあげる。その間に、僕のふたつの膨らみを、優しく手に包んで、サワサワする。

何度も何度も裏筋を舐めたあと、そのままの流れで亀頭を優しく舐める。

「(んぅっ。)」

あやうく喘いでしまうところだった。なんとか声に出さずにすんだ。ここにくるまで男性経験はないと言っていたのに、こんなに気持ちいところばかり、ピンポイントに舐めれるものだろうか。王子に仕込まれたのだろうか。

もやっとした気持ちを抱えた宰相候補であったが、これは肉便器が好きな男性キャラクターの肉棒を舐めあげる夢同人誌を描いたときに得た知識を、ぶつけ本番で披露しているにすぎない。この舐め技術がどこからきたのかを本人に問い詰めたら、さぞ羞恥に顔を赤らめることだろう。

チュウと肉棒の先に口づけをして、そのまま唾液で濡れたクチの中に亀頭をくわえては、吐き出す。チュプッチュプッと、唇をすぼめないように、優しく。ポタポタと唾液が垂れる。

「(くぅっ。)」

優しく亀頭をくわえる動きに、舌の舐めあげがプラスされる。肉便器のクチの中で、舌一枚分、肉棒を圧迫し擦り上げる。

宰相候補の肉棒は、とっくにフル勃起して天を仰いでいるので、肉便器はクチをすぼめて、ジュプジュプと頭を上下に動かす。常に唾液を分泌し、ぼたぼたと床に垂れるほど濡らしてやる。

歯をあてないように、亀頭全部を飲み込んでは吐き出す。大きくてクチに入らない竿の部分は、垂れた涎で、すでに濡れているので、手で優しく握り擦ってやる。

—ジュポォッ、ジュポォッ、ジュポォッ。

何度も何度も舐めあげる。どんなにクチが疲れても、膝が痛くても、この人を逃したら、肉便器というオカシナものにさせられてしまう。必死のご奉仕だ。

「っイキそう…もっと早くできる?」

苦しそうな宰相候補の問いかけに、返事もせずに、早い動きという行動で応える。

—ジュポジュポジュポジュポ。

「くっ、でるよ。」

肉便器のクチいっぱいに、宰相候補の性液の味がひろがった。肉便器は残らないようにチュウチュウと吸いあげる。

—チュパッ。

肉便器はエロ漫画の知識から、クチをあけて、中の性液を宰相候補に見せる。

「(え、なに?)」

ここは異世界、おっと飲み込むなクチの中を見せてみろ、は通用しなかった。そしてもちろん、いいぞ味わって飲み込め、も言われない。

「吐き出しますか?」

まさかの問いかけに、クチを閉じて、顔を横に振る肉便器。自主的にモグモグして味わう。これは性なる肉便器パワーで変化していない、本当の精液の味。独特の臭みがちょっと嫌だけど、宰相候補のだし、頑張ってごっくんした。

「全部飲み込めました!頑張りました!あなただけの肉便器にしてください!」

「…僕に、そんな権限はありません。肉便器様の専有などしたら、即刻打首になりますよ。」

「いっぱいオシッコします!いっぱい水飲んで、いっぱいだします!私のオシッコって、ポーションなんですよね。ポーションがあれば、性行為はいらなくないですか。」

「…肉便器ポーションのチカラは本物ですが、ポーションでは加護を得られません。肉便器様のオマンコの奥を突いて精液を捧げると、加護が得られるのです。加護を受けた者は、生涯を健康で過ごせます。ですから、国中の人と行為に及んでいただく必要があるのです。ポーションは、あなたと行為できない方への供給や、土地の改良に使用します。」

「健康…そんなものの為に、私のオマンコ使われちゃうの?」

「いま、我が国は疲弊しています。民が多く死ねば、国力も減ります。他国に攻め込まれてこの国がなくなる危機が、目の前に迫っているのです。すでに土地は痩せていて、十分な食料の生産が見込めません。生涯の絶対的な健康の保証、しかも土地を富ませるチカラもある、そんな者が目の前にいたら、誰だって縋りますよね。」

「この国で、一生オシッコし続けます。だから…お願い。」

宰相候補は、何も言わない。

「優しいあなたのことを好きになったの。あなたのお嫁さんになりたいの。」

不快だったのか、眉間のシワを深くした宰相候補は、無言のまま。

「…助けてください、お願いします。」

ふらふらと宰相候補の胸に飛び込み、桜色の宰相候補乳首をペロペロ舐めて懇願した。

「んっ、ちょっ!こんなことしても意味ありませんよ!僕はあなたを助けられない!くっ、もう諦めてください!!」

涎で顔が濡れてもお構いなしに、ペロペロと素早く舐めつづける。体制が不安定なので、宰相候補の尻をグッと掴ませてもらう。

「あぁ!!もうこれ以上は出せません!!やめなさい!!」

「やらぁ…ペロペロ…たしゅけてぇ…ペロペロペロペロ…。」

「もぅ!!」

宰相候補は、優しく肉便器の頭を撫でる。無言で撫でつづける。次第に、肉便器はペロペロするのをやめる。

「お風呂いく…。」

「はい、ご案内しますね。」

肩を抱かれ、部屋にある浴室の扉を開けてもらう。バスタブには、すでにお湯が張ってあり、モクモクと湯気が立つ。

「ひとりで入りたい…。」

「え?…わかりました。」

浴室の扉が閉まり、身につけていたヒモ状のレースを幾つも脱いで、装飾品も全て外した。かけ湯もせずに、ザブンとバスタブにはいると、私の体積分の湯が、溢れ出した。肩まで浸かり、バスタブに寄りかかり一息つく。

「ふぅ。」

寄りかかったまま、ずるずると頭を沈める。頭まで湯で温まる。

「浴室の使い方だけ説明しますね。え?あれ?」

ノックもせずに、宰相候補は扉を開ける。目の前に誰もおらずに困惑するが、すぐにバスタブの中に人影をみつけて引き上げる。

「なな、なにしてるんですか!?」

「お風呂に入ってるだけだけど。」

「頭までつかりますか!?」

「うん。」

「~っ!!僕も全裸で寒いんで、やっぱり一緒にお風呂はいりますね!!」

肉便器の許可も待たずに、話ながら湯に浸かる宰相候補。さらに湯がバスタブから溢れていく。肉便器とは反対側に、向かい合って湯に浸かる。

「(僕が扉を開けなかったら、どうなっていたんだろう。)」

宰相候補は、マンガイチを考えて、肝を冷やす。それは肉便器という有益な存在の消失の恐怖か、肉便器本人の消失の恐怖か、宰相候補にはわかっていない。

「せっかく一緒に入ったんですから、僕が洗いますね。」

「うん。」
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