中ニ病院

東門 大

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カルテ3 骨折

3-3 排便

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 次の日は、ママくらいの年齢の看護婦さんがやって来て、浣腸されてしまった。

 便秘が続くと病気になるのだそうだ。


 前日同様、オムツを脱がされ、左脚を胸のところまで曲げられて、肛門を全開にした恥ずかしい姿勢を取らされたところで、薬が入れられた。

 薬を入れ終わると、平らな形をした容器がお尻の下に入れられた。

 看護婦さんは、「出したくなったら、いつでもいいよ」と言って、腰回りにタオルをかけてくれた。

 これだけ見られたあとにタオルかよ! と思ったが……

 便意は浣腸の後すぐにきて、結構な音とともに大量に排便した。

 排便の後は、赤ちゃんのようにお尻を拭かれ、オムツをつけられた。浣腸よりそちらの方が辛かった。

 浣腸で腸が刺激されたせいか、そのあとも二度便意がおそってきて、その度に屈辱的なオムツ交換がなされた。


 三度目の排便の時、今まで見たことのない看護婦さんがやってきた。

 それまでと同様、オムツを開いて、脚を持ち上げ、お尻を拭かれた。

 今回はペニスにも便が付いているのか、ガーゼでしきりにペニスを拭かれた。

 あまり擦るものだから、僕は遂に耐えられなくなり、射精してしまった。


 次の日、目が覚めると、オムツが濡れていた。

 三度目のオムツ交換は夢だと分かった。そしてオムツが濡れている理由も……。

 僕が左腕でオムツの中を確かめていると、丸顔の看護婦さんがやってきた。

「今日はもうベッドから起きていいそうだから、オムツ外してパンツにしてあげるね」

 最悪のタイミングだった。

「まだいいよ」と僕は必死で抵抗してみたが、オムツは剥がされ、恥ずかしい物を見られてしまった。

 看護婦さんは、何もなかったように、ペニスや袋についた白い物をティッシュで優しく拭いたあと、パンツを履かせてくれた。 

 その後僕はリハビリを行い、二週間程度で退院した。

 
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