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第2章 コンビニに寄っただけなのに
2-2 放置
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沙知代先生が入ってくると、二人はまるで僕などいないかのように、机に座ってお茶を飲み、おしゃべりを始めた。
「中川君、まだ終わっていませんよ。私たちの休憩が終わるまで、鏡の前で立っていなさい。ちゃんと自分の恥ずかしい姿を見て、反省してなさい。下を向くんじゃありませんよ」
僕は、洗面台の横にある姿見の前で、情けない自分の全裸を見ながら、二人のおしゃべりが終わるのを待った。
二十分位して呼ばれた僕は、なぜかブルーシートの上に仰向けになるように言われた。
「中川、買い食いしたって聞いたよ。何食べたのさ」
沙知代先生が鋭い口調で尋ねてきた。
「フライドポテトです」
「しょうのない子だねえ」
沙知代先生はなんだか楽しそうに見えた。
「中川が昨日買い食いをしたって聞いて、考えたのよ。悪い物を食べたのなら、全部排出させてやらないとって。……それで大急ぎでこのグリセリンを買ってきたの。イチジクじゃつまんないでしょ。」
何を言っているのかわからなかったが、沙知代先生がこのことを楽しみにしていたことは理解できた。
「じゃあ、両足を上げて、赤ちゃんがオムツを替えるようなポーズをとりなさい」
どうしていいのか分からずにいると、沙知代先生が両足を掴んで持ち上げてきた。
「ほーら、両手で太ももを持ちなさい」
両足を上げると、玉袋の裏から肛門まで丸出しになり、恥ずかしくて股を閉じた。
「何恥ずかしがってるの?そんなんじゃ浣腸できないでしょ」
沙知代先生は、お尻を叩いて厳しく叱りつけた。
僕はここで初めて事態が飲み込めた。
これからあの注射器のようなもので浣腸されるのだと。
「中川君、まだ終わっていませんよ。私たちの休憩が終わるまで、鏡の前で立っていなさい。ちゃんと自分の恥ずかしい姿を見て、反省してなさい。下を向くんじゃありませんよ」
僕は、洗面台の横にある姿見の前で、情けない自分の全裸を見ながら、二人のおしゃべりが終わるのを待った。
二十分位して呼ばれた僕は、なぜかブルーシートの上に仰向けになるように言われた。
「中川、買い食いしたって聞いたよ。何食べたのさ」
沙知代先生が鋭い口調で尋ねてきた。
「フライドポテトです」
「しょうのない子だねえ」
沙知代先生はなんだか楽しそうに見えた。
「中川が昨日買い食いをしたって聞いて、考えたのよ。悪い物を食べたのなら、全部排出させてやらないとって。……それで大急ぎでこのグリセリンを買ってきたの。イチジクじゃつまんないでしょ。」
何を言っているのかわからなかったが、沙知代先生がこのことを楽しみにしていたことは理解できた。
「じゃあ、両足を上げて、赤ちゃんがオムツを替えるようなポーズをとりなさい」
どうしていいのか分からずにいると、沙知代先生が両足を掴んで持ち上げてきた。
「ほーら、両手で太ももを持ちなさい」
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「何恥ずかしがってるの?そんなんじゃ浣腸できないでしょ」
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