10 / 93
第10話 王都周辺で魔物が大量発生!?
しおりを挟む
「やった――!! 4人パーティー結成だね! ラゼルもそれでいいよね!?」
私は流れるようにパーティーに入った上に返事を求められて混乱したが、私も勿論異論なくすぐに承諾した。するとエリックが話しを始める。
「そういえば俺のスキルを説明してなかったな、見ての通り大剣を使う戦士職だよ。あと冒険者ランクはAだ。」
それを聞いてレズリタが驚嘆する。
「凄すぎるでしょ……!」
それに続いてリズも口を開き。
「めちゃくちゃ強いじゃないですか!」
私もエリックの実力はとても凄いと思う。
冒険者ランクAって響きからして最強な気がするし、そんな人と依頼を受けられるなんて嬉しかったりもする。
するとエリックが照れながら話し始める。
「そう言ってくれるのは嬉しいが、ちょっとその褒められ方は恥ずかしいな……」
嬉しそうにエリックは笑う。そんな雑談をしていると突然馬車が揺れて止まる。
馬車の職員が何か言っている。
「なんだあれは......」
職員につられるように外を眺めるとそこには王都が見える。
だが王都の門の近くに大量の魔物がいる。
「王都前に魔物!? どうして王都にこんな数の魔物がっ!」
職員がそう叫ぶ。私達も戸惑いを隠せない。けど考えてても埒が明かない。
すると職員が誰かと連絡し始めた。
「魔物が大量に王都付近に現れました、この量だと王都の中には入れないと思います……」
職員は対話鏡を通じて王都の者と会話をしているみたいだった。
そして数分後、職員は対話鏡をしまい私達に状況を説明してくれる。
「どうやら何者かが王都の結界を壊し、大量の魔物が入ってきたようです! 国王様が騎士団を集めすぐにでも討伐する予定ですが冒険者達も協力して倒して欲しいとのことです!」
するとそれを聞いたリズが口を開く。
「もちろん協力します! 私達も冒険者なので!」
するとレズリタも続く。
「騎士団だけじゃ大変な場合もあるだろうから私も協力するよ」
「俺も同感だ。なんたって俺の実力をしっかり見せつけたいからな」
エリックもそれに続く。正直私は乗り気ではない。
危険な行為だからだ、下手に近づけば死ぬ可能性だってあるのだ。
そんな私をエリックが背中をポンッと叩くと口を開く。
「何びびってんだよラゼル、俺達となら絶対勝てる!」
エリックがそう笑いかけてくれると私は自然に安心感に包まれていくのが分かった。
そんなエリックの言葉を聞いて私は安心してしまう。
本当に頼りになるなぁ……なんて思いつつ、こんなかっこよくて強い人と一緒なら大丈夫なんじゃないかと思ったりするのだ。
そんなこんなで馬車から降り私たちは作戦を考えるのであった。
私は流れるようにパーティーに入った上に返事を求められて混乱したが、私も勿論異論なくすぐに承諾した。するとエリックが話しを始める。
「そういえば俺のスキルを説明してなかったな、見ての通り大剣を使う戦士職だよ。あと冒険者ランクはAだ。」
それを聞いてレズリタが驚嘆する。
「凄すぎるでしょ……!」
それに続いてリズも口を開き。
「めちゃくちゃ強いじゃないですか!」
私もエリックの実力はとても凄いと思う。
冒険者ランクAって響きからして最強な気がするし、そんな人と依頼を受けられるなんて嬉しかったりもする。
するとエリックが照れながら話し始める。
「そう言ってくれるのは嬉しいが、ちょっとその褒められ方は恥ずかしいな……」
嬉しそうにエリックは笑う。そんな雑談をしていると突然馬車が揺れて止まる。
馬車の職員が何か言っている。
「なんだあれは......」
職員につられるように外を眺めるとそこには王都が見える。
だが王都の門の近くに大量の魔物がいる。
「王都前に魔物!? どうして王都にこんな数の魔物がっ!」
職員がそう叫ぶ。私達も戸惑いを隠せない。けど考えてても埒が明かない。
すると職員が誰かと連絡し始めた。
「魔物が大量に王都付近に現れました、この量だと王都の中には入れないと思います……」
職員は対話鏡を通じて王都の者と会話をしているみたいだった。
そして数分後、職員は対話鏡をしまい私達に状況を説明してくれる。
「どうやら何者かが王都の結界を壊し、大量の魔物が入ってきたようです! 国王様が騎士団を集めすぐにでも討伐する予定ですが冒険者達も協力して倒して欲しいとのことです!」
するとそれを聞いたリズが口を開く。
「もちろん協力します! 私達も冒険者なので!」
するとレズリタも続く。
「騎士団だけじゃ大変な場合もあるだろうから私も協力するよ」
「俺も同感だ。なんたって俺の実力をしっかり見せつけたいからな」
エリックもそれに続く。正直私は乗り気ではない。
危険な行為だからだ、下手に近づけば死ぬ可能性だってあるのだ。
そんな私をエリックが背中をポンッと叩くと口を開く。
「何びびってんだよラゼル、俺達となら絶対勝てる!」
エリックがそう笑いかけてくれると私は自然に安心感に包まれていくのが分かった。
そんなエリックの言葉を聞いて私は安心してしまう。
本当に頼りになるなぁ……なんて思いつつ、こんなかっこよくて強い人と一緒なら大丈夫なんじゃないかと思ったりするのだ。
そんなこんなで馬車から降り私たちは作戦を考えるのであった。
26
お気に入りに追加
689
あなたにおすすめの小説

チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』

隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。

金貨増殖バグが止まらないので、そのまま快適なスローライフを送ります
桜井正宗
ファンタジー
無能の落ちこぼれと認定された『ギルド職員』兼『ぷちドラゴン』使いの『ぷちテイマー』のヘンリーは、職員をクビとなり、国さえも追放されてしまう。
突然、空から女の子が降ってくると、キャッチしきれず女の子を地面へ激突させてしまう。それが聖女との出会いだった。
銀髪の自称聖女から『ギフト』を貰い、ヘンリーは、両手に持てない程の金貨を大量に手に入れた。これで一生遊んで暮らせると思いきや、金貨はどんどん増えていく。増殖が止まらない金貨。どんどん増えていってしまった。
聖女によれば“金貨増殖バグ”だという。幸い、元ギルド職員の権限でアイテムボックス量は無駄に多く持っていたので、そこへ保管しまくった。
大金持ちになったヘンリーは、とりあえず念願だった屋敷を買い……スローライフを始めていく!?

異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み

【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!
まにゅまにゅ
ファンタジー
平均レベルの低い底辺パーティ『龍炎光牙《りゅうえんこうが》』はオーク一匹倒すのにも命懸けで注目もされていないどこにでもでもいる冒険者たちのチームだった。
そんなある日ようやく資金も貯まり、神殿でお金を払って恩恵《ギフト》を授かるとその恩恵《ギフト》スキルは『拡大解釈』というもの。
その効果は魔法やスキルの内容を拡大解釈し、別の効果を引き起こせる、という神スキルだった。その拡大解釈により色んなものを回復《ヒール》で治したり強化《ブースト》で獲得経験値を増やしたりととんでもない効果を発揮する!
底辺パーティ『龍炎光牙』の大躍進が始まる!
第16回ファンタジー大賞奨励賞受賞作です。

クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)

職業・遊び人となったら追放されたけれど、追放先で覚醒し無双しちゃいました!
よっしぃ
ファンタジー
この物語は、通常1つの職業を選定する所を、一つ目で遊び人を選定してしまい何とか別の職業を、と思い3つとも遊び人を選定してしまったデルクが、成長して無双する話。
10歳を過ぎると皆教会へ赴き、自身の職業を選定してもらうが、デルク・コーネインはここでまさかの遊び人になってしまう。最高3つの職業を選べるが、その分成長速度が遅くなるも、2つ目を選定。
ここでも前代未聞の遊び人。止められるも3度目の正直で挑むも結果は遊び人。
同年代の連中は皆良い職業を選定してもらい、どんどん成長していく。
皆に馬鹿にされ、蔑まれ、馬鹿にされ、それでも何とかレベル上げを行うデルク。
こんな中2年ほど経って、12歳になった頃、1歳年下の11歳の1人の少女セシル・ヴァウテルスと出会う。凄い職業を得たが、成長が遅すぎると見捨てられた彼女。そんな2人がダンジョンで出会い、脱出不可能といわれているダンジョン下層からの脱出を、2人で成長していく事で不可能を可能にしていく。
そんな中2人を馬鹿にし、死地に追い込んだ同年代の連中や年上の冒険者は、中層への攻略を急ぐあまり、成長速度の遅い上位職を得たデルクの幼馴染の2人をダンジョンの大穴に突き落とし排除してしまう。
しかし奇跡的にもデルクはこの2人の命を救う事ができ、セシルを含めた4人で辛うじてダンジョンを脱出。
その後自分達をこんな所に追い込んだ連中と対峙する事になるが、ダンジョン下層で成長した4人にかなう冒険者はおらず、自らの愚かな行為に自滅してしまう。
そして、成長した遊び人の職業、実は成長すればどんな職業へもジョブチェンジできる最高の職業でした!
更に未だかつて同じ職業を3つ引いた人物がいなかったために、その結果がどうなるかわかっていなかった事もあり、その結果がとんでもない事になる。
これはのちに伝説となる4人を中心とする成長物語。
ダンジョン脱出までは辛抱の連続ですが、その後はざまぁな展開が待っています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる