10 / 35
1章
第10話 前の世界ってどういうことなのです?
しおりを挟む
色々とあったが初めての依頼を終えたことに達成感を感じるぜ……っと、そういえばウルフの討伐依頼の報告をしないとな。
森を脱出してからキリアンと王都に向かって歩くと1時間ぐらいで王都に到着することが出来た。
そして王都の門でギルドカードを提示して中に入るとなんだか賑やかな様子に包まれる。
「やっぱり王都は綺麗だな、前の世界だと田舎の方に住んでいたからこんな街とは無縁だったぜ」
俺は理系大学の工学部で勉強漬けの日々をすごしていたからな。
こんな風に人と人が集まっていて行き交う姿を見ると改めて感動する。
「前の世界ってどういうことなのです?」
「あ――――何でもない、忘れてくれ」
「え、知りたいのです! どんな世界だったのですか?」
おっと、つい口に出してしまっていたか。
まあキリアンなら話してもいいよな。俺は軽く説明をすることにする。
俺がいきなり異世界に来た事を、そして前の世界での暮らしなど。
それをキリアンに話すと少し驚いた様子だったがすぐに笑顔に戻る。
そしてキリアンは俺の目を見ながら言うのだ。
「ちょっとどこかで頭でも打ったのです! そんなに文明が進んでいる訳ないのです!」
ニヤニヤしながら言ってくるじゃないか……。
この魔法使い完全に俺のこと小馬鹿にしてるだろ!!
俺も少しは怒った顔をしているとキリアンは笑って俺に話しかけてくる。
「ごめんなのです! 少しは信じるのです!」
「お、おう」
まあいいかと思い、とりあえず王都の中を歩いていく。
そうして数十分歩き、目的地である冒険者ギルドに辿り着くと中は冒険者で溢れていた。
森を脱出してからキリアンと王都に向かって歩くと1時間ぐらいで王都に到着することが出来た。
そして王都の門でギルドカードを提示して中に入るとなんだか賑やかな様子に包まれる。
「やっぱり王都は綺麗だな、前の世界だと田舎の方に住んでいたからこんな街とは無縁だったぜ」
俺は理系大学の工学部で勉強漬けの日々をすごしていたからな。
こんな風に人と人が集まっていて行き交う姿を見ると改めて感動する。
「前の世界ってどういうことなのです?」
「あ――――何でもない、忘れてくれ」
「え、知りたいのです! どんな世界だったのですか?」
おっと、つい口に出してしまっていたか。
まあキリアンなら話してもいいよな。俺は軽く説明をすることにする。
俺がいきなり異世界に来た事を、そして前の世界での暮らしなど。
それをキリアンに話すと少し驚いた様子だったがすぐに笑顔に戻る。
そしてキリアンは俺の目を見ながら言うのだ。
「ちょっとどこかで頭でも打ったのです! そんなに文明が進んでいる訳ないのです!」
ニヤニヤしながら言ってくるじゃないか……。
この魔法使い完全に俺のこと小馬鹿にしてるだろ!!
俺も少しは怒った顔をしているとキリアンは笑って俺に話しかけてくる。
「ごめんなのです! 少しは信じるのです!」
「お、おう」
まあいいかと思い、とりあえず王都の中を歩いていく。
そうして数十分歩き、目的地である冒険者ギルドに辿り着くと中は冒険者で溢れていた。
11
お気に入りに追加
24
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界エステ〜チートスキル『エステ』で美少女たちをマッサージしていたら、いつの間にか裏社会をも支配する異世界の帝王になっていた件〜
福寿草真@植物使いコミカライズ連載中!
ファンタジー
【Sランク冒険者を、お姫様を、オイルマッサージでトロトロにして成り上がり!?】
何の取り柄もないごく普通のアラサー、安間想介はある日唐突に異世界転移をしてしまう。
魔物や魔法が存在するありふれたファンタジー世界で想介が神様からもらったチートスキルは最強の戦闘系スキル……ではなく、『エステ』スキルという前代未聞の力で!?
これはごく普通の男がエステ店を開き、オイルマッサージで沢山の異世界女性をトロトロにしながら、瞬く間に成り上がっていく物語。
スキル『エステ』は成長すると、マッサージを行うだけで体力回復、病気の治療、バフが発生するなど様々な効果が出てくるチートスキルです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる