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第12章 美智子とのファーストキス
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養父の鉄男が北朝鮮に帰ると言い出したのは、僕達が登別温泉から帰った直後であった。「北朝鮮は学校も病院も無料の地上の楽園だから帰国しよう」と言う。朝鮮総連の北朝鮮賛美の宣伝文句を鉄男は鵜呑みにして、北朝鮮は税金もないとまで言う。静香は「急な話なので時間が欲しい。もう少しじっくり考えてから決めましょう」と言って反対したが、鉄男は、「自分は来月新潟から出る帰国船に乗る。まず自分一人で北鮮に渡り、出来るだけ早くお前たち二人を呼び寄せる」と宣言した。
北朝鮮には夢なような生活が待っているという幻想だけでなく、今まで受けてきた差別と偏見、日本社会への怒りや悔しさも鉄男を北朝鮮への帰還に駆り立てたのであろう。どうせ苦労するなら、異国の日本ではなく、社会主義の祖国に夢を託したいという思いもあったのかもしれない。
また、当時は、共産党や社会党だけでなく、後に北朝鮮による日本人拉致問題解決のために電撃訪朝した小泉純一郎首相の父の小泉純也など自民党の有力政治家さえも帰国運動を支援していた。マスコミも「北朝鮮では泥棒がいない」などと報道し帰国熱を煽っていた。海を渡って桃源郷の北に帰ろうという熱狂が在日朝鮮人の間に吹き荒れていた。(帰国事業は一九五九年から一九八四年まで行われ、約九万人が北朝鮮に帰ったが、最初の一年間に約五万人帰国し、一九六一年に入ると急減している。)
「北には何でもあるから、着の身着のままでいい」と言って、鉄男は身一つで帰国した。鉄男が帰国して、静香と二人だけになってから、僕は自分の気持ちを養母に打ち明けた。僕は「日本に残る」と告げた。「高校を卒業後は、北海道大学の医学部に進学して医者なりたい」と将来の希望を話した。
僕は日本で生まれ育ち、朝鮮の言葉を勉強したこともなく、日本語しか話せない。祖父は朝鮮半島から日本に渡って来たと聞いているが、実父母は日本国籍を持ち、金田鉄男・静香の養子となった今も、僕は日本国籍を有している。医者の道を進む上で、祖父や養父母の出自ゆえに差別を受けたり、不当な扱いを受ける心配はないはずである。僕は「日本人の金田葵としてこの地で生きて行きたい」と静香に訴えた。
静香は賛成してくれた。「葵ちゃんの将来を考えればそれが一番いいと思う。でも、葵ちゃんと離ればなれになるのはつらい」と言って涙ぐんだ。
静香の許しを得た僕は、もう夕方だったが、すぐに美智子を家の近くの公園に呼び出した。日本に残留する意思をすでに美智子に伝えていたが、美智子は、静香が僕を泣き落として連れ帰るのを心配していた。静香が僕の帰国を強く望めば、僕の決心が揺らぐことを美智子は知っていた。
夕暮れの公園のベンチで美智子と並んで座った。公園の街燈が美智子の横顔を照らしていた。街燈の光は、美智子の瞳と口を浮き上がらせ、長い髪に影をつくっていた。僕が静香の了解を得たことを話すと、美智子は「よかった。うれしい」と言って、僕の肩に身を寄せて来た。
大学卒業後は、当時の北海道には多かった無医村に赴任し僻地医療に従事するつもりであること、大学在学中の学費や生活費を賄うため、市の育英会のほか室蘭が地盤の衆議院議員の南条徳雄育英会の奨学金を申請するつもりであることなどを僕はこもごも語った。美智子は「高校を卒業したら、わたし札幌に出て働くわ。葵君が大学生の間は、私が葵君を支えるわ」ときっぱり言った。僕が北大医学部へ進学を希望していることは以前から美智子に伝えていたが、高校生の僕たちにとって結婚は遠い未来のことであった。二人の間で結婚について話題にしたことはなかった。
だから、札幌で一緒に暮らすことを前提とした美智子の発言を聞いて驚くのが普通なのであろうが、僕に驚きも違和感もなかった。美智子も口から自然にでてきた言葉であったろう。口約束はなかったが、将来について二人の間には暗黙の了解があった。
僕は隣に座っている美智子の首に手をまわした。美智子はじっと動かず前を見ていた。僕は美智子の右頬にくちびるをそっと押しあてた。美智子の頬はすべすべして柔らかかった。僕はそのまま、しばらくじっとしていた。美智子は目をつむっていた。長いまつげが可愛い。僕はくちびるを頬から目に移した。美智子は驚いて身を引いて目を開いた。僕は両手で美智子の両頬をはさみ正面に向け、顔を近づけた。美智子はまた眼を閉じ、僕にされるままにしている。
僕はキスをしたことがなかった。僕の口を美智子の口に近づけると、僕の鼻と美智子の鼻がぶつかってしまい、僕の口が美智子の口に届かない。もう一度試みるが鼻と鼻がぶつかってしまう。僕は焦った。美智子が目を開けた。美智子が顔を少し傾げて、自分の口を僕の口に寄せて来た。今度はうまくいった。二人のファーストキスだった。満天の星が僕らに降り注いでいた。星の光が二人を包み込み、僕たちを星空に引き上げる。キスする二人だけが星々に囲まれ天空に浮かんでいた。
親が心配すのでもう帰らなければならない。美智子を自宅まで送っていくことにする。美智子の家の前でつないでいた手を離し、僕は美智子を抱擁した。僕の頬が美智子の耳たぶに触れる。頬を美智子の耳たぶから外し、仰向く美智子の顔を見ると、いちご色のくちびるから白い歯のぞいていた。僕は接吻した。
くちびるを美智子のくちびるに重ね、舌を白い歯に押し当てた。最初は前歯を静かになぞっていたが、僕は次第に高まり、美智子の口を乱暴に押し開き、舌を奥歯まで侵入させた。美智子の白い歯や歯ぐきを夢中になってなめまわした。快感がじーんと全身に広がった。僕が快感を味わっていると、美智子が閉じていた歯をわずかに開いた。僕はその隙間から舌を奥に挿入させた。美智子の舌に触れた。舌と舌が絡みあった。僕は彼女の舌を吸い、歯で噛んだ。頭が真っ白になり、経験したことのない快感が全身を貫き、身体が震えた。僕がもっと激しく、深く美智子の舌を吸い込もうと力を入れると、美智子は身を引き「だめ」とささやいた。
でも、僕は強引にもう一度美智子のくちびるを僕の口でおおった。美智子はくちびるも歯もしっかり閉じ、僕の侵入を許さない。僕はあきらめて力を抜き、口を離すと、今度は美智子の方から僕に口を寄せて来た。僕のくちびるを吸い、噛んだ。何度も、何度も僕のくちびるを吸い、噛んだ。二人が別れた時、夜はとっぷりとふけていた。
静香は玄関で僕の帰りを待っていた。「遅いから心配していたのよ。どうかしたの」と問う。「何もないよ。遅くなってごめん」と僕は素直に謝った。室内に入った僕の顔を見て、静香が「あら、くちびるどうしたの。腫れてるみたいよ」と言って、手を差し伸べて、指で僕の口のまわりをなでながら、僕の口を見つめた。
それから、鏡台の抽斗から小さな缶に入ったクリームを持ってきて、ハンカチでくちびるの汚れを落としてから、くちびるにたっぷりクリームをつけた。そして、クリームが行き届くように、指先でゆっくりと唇の端から端までなぞった。クリームで湿り、光沢を帯びた僕の赤いくちびるをいとおしそうに何度も何度もなぞった。
くちびるが腫れたのは、濃厚なキスのせいだと静香は気付いたはずだが、何もいわなかった。しかし、「女の子を夜遅くまで連れまわしてはいけません」と強い口調で叱責された。僕は「分かりました。これから気をつけます。もうしません」と謝った。
謝ったのに静香はさらに「女の子なのに深夜まで男の子と二人きりでいるなんて、美智子さんも不良ね」と矛先を美智子に向けて非難する。「引き留めた僕が悪いんだよ」と言っても「しつけがきちんとしたお嬢さんのすることではないわ。可愛い顔してとんだあばずれね」と上品で聡明ないつもの静香なら言わない言い方をする。僕は静香の言葉に美智子に対する敵意のようなものを感じた。
北朝鮮には夢なような生活が待っているという幻想だけでなく、今まで受けてきた差別と偏見、日本社会への怒りや悔しさも鉄男を北朝鮮への帰還に駆り立てたのであろう。どうせ苦労するなら、異国の日本ではなく、社会主義の祖国に夢を託したいという思いもあったのかもしれない。
また、当時は、共産党や社会党だけでなく、後に北朝鮮による日本人拉致問題解決のために電撃訪朝した小泉純一郎首相の父の小泉純也など自民党の有力政治家さえも帰国運動を支援していた。マスコミも「北朝鮮では泥棒がいない」などと報道し帰国熱を煽っていた。海を渡って桃源郷の北に帰ろうという熱狂が在日朝鮮人の間に吹き荒れていた。(帰国事業は一九五九年から一九八四年まで行われ、約九万人が北朝鮮に帰ったが、最初の一年間に約五万人帰国し、一九六一年に入ると急減している。)
「北には何でもあるから、着の身着のままでいい」と言って、鉄男は身一つで帰国した。鉄男が帰国して、静香と二人だけになってから、僕は自分の気持ちを養母に打ち明けた。僕は「日本に残る」と告げた。「高校を卒業後は、北海道大学の医学部に進学して医者なりたい」と将来の希望を話した。
僕は日本で生まれ育ち、朝鮮の言葉を勉強したこともなく、日本語しか話せない。祖父は朝鮮半島から日本に渡って来たと聞いているが、実父母は日本国籍を持ち、金田鉄男・静香の養子となった今も、僕は日本国籍を有している。医者の道を進む上で、祖父や養父母の出自ゆえに差別を受けたり、不当な扱いを受ける心配はないはずである。僕は「日本人の金田葵としてこの地で生きて行きたい」と静香に訴えた。
静香は賛成してくれた。「葵ちゃんの将来を考えればそれが一番いいと思う。でも、葵ちゃんと離ればなれになるのはつらい」と言って涙ぐんだ。
静香の許しを得た僕は、もう夕方だったが、すぐに美智子を家の近くの公園に呼び出した。日本に残留する意思をすでに美智子に伝えていたが、美智子は、静香が僕を泣き落として連れ帰るのを心配していた。静香が僕の帰国を強く望めば、僕の決心が揺らぐことを美智子は知っていた。
夕暮れの公園のベンチで美智子と並んで座った。公園の街燈が美智子の横顔を照らしていた。街燈の光は、美智子の瞳と口を浮き上がらせ、長い髪に影をつくっていた。僕が静香の了解を得たことを話すと、美智子は「よかった。うれしい」と言って、僕の肩に身を寄せて来た。
大学卒業後は、当時の北海道には多かった無医村に赴任し僻地医療に従事するつもりであること、大学在学中の学費や生活費を賄うため、市の育英会のほか室蘭が地盤の衆議院議員の南条徳雄育英会の奨学金を申請するつもりであることなどを僕はこもごも語った。美智子は「高校を卒業したら、わたし札幌に出て働くわ。葵君が大学生の間は、私が葵君を支えるわ」ときっぱり言った。僕が北大医学部へ進学を希望していることは以前から美智子に伝えていたが、高校生の僕たちにとって結婚は遠い未来のことであった。二人の間で結婚について話題にしたことはなかった。
だから、札幌で一緒に暮らすことを前提とした美智子の発言を聞いて驚くのが普通なのであろうが、僕に驚きも違和感もなかった。美智子も口から自然にでてきた言葉であったろう。口約束はなかったが、将来について二人の間には暗黙の了解があった。
僕は隣に座っている美智子の首に手をまわした。美智子はじっと動かず前を見ていた。僕は美智子の右頬にくちびるをそっと押しあてた。美智子の頬はすべすべして柔らかかった。僕はそのまま、しばらくじっとしていた。美智子は目をつむっていた。長いまつげが可愛い。僕はくちびるを頬から目に移した。美智子は驚いて身を引いて目を開いた。僕は両手で美智子の両頬をはさみ正面に向け、顔を近づけた。美智子はまた眼を閉じ、僕にされるままにしている。
僕はキスをしたことがなかった。僕の口を美智子の口に近づけると、僕の鼻と美智子の鼻がぶつかってしまい、僕の口が美智子の口に届かない。もう一度試みるが鼻と鼻がぶつかってしまう。僕は焦った。美智子が目を開けた。美智子が顔を少し傾げて、自分の口を僕の口に寄せて来た。今度はうまくいった。二人のファーストキスだった。満天の星が僕らに降り注いでいた。星の光が二人を包み込み、僕たちを星空に引き上げる。キスする二人だけが星々に囲まれ天空に浮かんでいた。
親が心配すのでもう帰らなければならない。美智子を自宅まで送っていくことにする。美智子の家の前でつないでいた手を離し、僕は美智子を抱擁した。僕の頬が美智子の耳たぶに触れる。頬を美智子の耳たぶから外し、仰向く美智子の顔を見ると、いちご色のくちびるから白い歯のぞいていた。僕は接吻した。
くちびるを美智子のくちびるに重ね、舌を白い歯に押し当てた。最初は前歯を静かになぞっていたが、僕は次第に高まり、美智子の口を乱暴に押し開き、舌を奥歯まで侵入させた。美智子の白い歯や歯ぐきを夢中になってなめまわした。快感がじーんと全身に広がった。僕が快感を味わっていると、美智子が閉じていた歯をわずかに開いた。僕はその隙間から舌を奥に挿入させた。美智子の舌に触れた。舌と舌が絡みあった。僕は彼女の舌を吸い、歯で噛んだ。頭が真っ白になり、経験したことのない快感が全身を貫き、身体が震えた。僕がもっと激しく、深く美智子の舌を吸い込もうと力を入れると、美智子は身を引き「だめ」とささやいた。
でも、僕は強引にもう一度美智子のくちびるを僕の口でおおった。美智子はくちびるも歯もしっかり閉じ、僕の侵入を許さない。僕はあきらめて力を抜き、口を離すと、今度は美智子の方から僕に口を寄せて来た。僕のくちびるを吸い、噛んだ。何度も、何度も僕のくちびるを吸い、噛んだ。二人が別れた時、夜はとっぷりとふけていた。
静香は玄関で僕の帰りを待っていた。「遅いから心配していたのよ。どうかしたの」と問う。「何もないよ。遅くなってごめん」と僕は素直に謝った。室内に入った僕の顔を見て、静香が「あら、くちびるどうしたの。腫れてるみたいよ」と言って、手を差し伸べて、指で僕の口のまわりをなでながら、僕の口を見つめた。
それから、鏡台の抽斗から小さな缶に入ったクリームを持ってきて、ハンカチでくちびるの汚れを落としてから、くちびるにたっぷりクリームをつけた。そして、クリームが行き届くように、指先でゆっくりと唇の端から端までなぞった。クリームで湿り、光沢を帯びた僕の赤いくちびるをいとおしそうに何度も何度もなぞった。
くちびるが腫れたのは、濃厚なキスのせいだと静香は気付いたはずだが、何もいわなかった。しかし、「女の子を夜遅くまで連れまわしてはいけません」と強い口調で叱責された。僕は「分かりました。これから気をつけます。もうしません」と謝った。
謝ったのに静香はさらに「女の子なのに深夜まで男の子と二人きりでいるなんて、美智子さんも不良ね」と矛先を美智子に向けて非難する。「引き留めた僕が悪いんだよ」と言っても「しつけがきちんとしたお嬢さんのすることではないわ。可愛い顔してとんだあばずれね」と上品で聡明ないつもの静香なら言わない言い方をする。僕は静香の言葉に美智子に対する敵意のようなものを感じた。
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