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守り神
怒り
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ーーーー守り神の社
守り神と子竜の2匹に集結された呪文が赤く光り生きているかのように脈を打ち始めた
ドクンッ
「ついに力が次世代へ引き継がれるのじゃな・・・」
ボソッと漏れる言葉
あまりの美しい光景に息を呑むエルフ2人
ドクンッ、ドクンッ
鼓動する呪文が子竜へと密集していき・・・白かった子竜の体表が青々しく守り神のような見た目に変わっていく姿は小さな守り神といったところだろう
「ふぅ・・・無事、終わったみたいだね」
自身が張った光の結界のおかげで、社の中は無事代替わりの義を終えることができたを確認して安堵する・・・
ビクッ!
「え!?そ、そんな・・・」
妖精のフェイが突如、何かを受け取り困惑をする
どうやらエルフの里にいる微精霊たちが騒がしく何かを急かしているようだ
フェイを見たラクシスは悪寒がし尋ねる
「何かあった?」
不安そうにフェイを見るラクシス
「私も分からない・・・けど、里で何かがあったのは間違いない。急いで戻らないと・・・」
しかし、どうする?この場にいる守り神は消耗も激しく、ほとんどの力を失い新しい守り神へと引き継いたばかりなのだからここを離れるわけにはいかない
かと言って族長たちに任せるわけにはいかない・・・ぎんたを呼び戻すのか?
いや、難しいだろう・・・
「・・・旧友よ、ここは気にするな・・・行け」
「すまない・・・」
両手を天に翳し張っていた光の結界を解く
ボワッフッ・・・
結界はボワッと膨張し破裂したかのように見えたが音もなく消えた
「よし、これで戻れる」
「さぁ、行くよ!ラクシス様」
ラクシスはフェイに一瞥し頷いた
「ごめんね。2人は守り神たちと一緒にここに居てもらう」
「すまぬ、里は任せる!帰路はわしが居なくても大丈夫じゃ!安心して行くんじゃぞ!」
「里のみんなをお願い・・・ラクシス様」
守り神の社を出て族長たちと別れ、エルフの里へと妖精のフェイと向かう
「ちょっと急ぐよフェイ・・・・ついて来て」
そうフェイに話すと、ラクシスは全身に風の魔導を全身に纏せフワッと宙へと浮き
フェイと同様空を飛び目的地へ向かい飛んで行った
フワッびゅ~~~んっ!
ーーーー
シュッタ
「ど、どういう事・・・?」
「これはひどい!!」
エルフの里へと付いた二人は驚く・・・今朝まで確かにそこにあった神秘的であの居心地の良い自然に恵まれた場所は人族の軍の手よりその景観がなくなっていたのだから
至る所から阿鼻叫喚が聞こえ、人族は勝どきを上げ逃げ回るエルフ族を追いかけまわる軍兵の姿がまるで蛮族や野党に思えるほどだった・・・
この感情は・・・なんだ?
どす黒く、体の奥底から沸々と湧き上がる不の感情・・・
わなわなと震え上がる身体
こんな感情が残っていたのかと思うように自身でも驚いてしまう
「・・・これは怒り?」
ラクシスの言葉に気づき一瞥するフェイは驚く
これまで見たことのないラクシスの表情は眉間に皺を寄せ人族をキリッと睨みつける表情はまるで不動明王のようで畏怖すら覚える
ラクシスは震える唇を抑えつつ両手を広げ呪文を唱える
「・・・精霊に祝福されし、すべてのエルフの子たちよ・・・私の名の下、この力を刻印に連動させ守りたまえ!」
ラクシスの手を包むように光って複雑な形をした何かが構築されていく・・・
「魔導と精霊の力を織りなす結界を愛おしきエルフへ!」
手に構築されていたものがスゥっと消えて、エルフたちの刻印を伝い光の力が溢れ全身を覆うように結界が張り出されていく
バチッ!パンッ!どんっ!と至る所から聞きなれない何かを弾く音や破裂音のようなものが聞こえる
「うわっ!?」「な、なんだ!?」「痛っ」
「どうした!?」
エルフたちを捕えたり、捕まえようとしていた軍兵から声がし、確認し心配するドルチェゲス将軍
「な、何が起こったのだ?忌々しい人族が弾かれた??」
「あ、あぁ、これも精霊様の加護なのでしょうか?」
「ま、守り神様が・・・助けて下さったのか??」
安堵するものや困惑するもの・・・涙するもの、様々な反応し取り乱すエルフたち
「ば、馬鹿な・・・け、結界だと!?」
それを見たドルチェゲス将軍と副将軍は驚愕する
「え、エルフ族にこんなことが・・・出来るはずが・・・いや、何かがおかしい」
ゴゴゴゴゴゴゴッと地鳴りのような音と周囲の空気が一気に乾き、どす黒い滑りとした何とも言えない嫌な雰囲気が帝国軍を追い詰める
「な、なな、何かが・・・へ、変だ」
唇は震え悪寒がし冷や汗が止まらず、急激に疲弊する軍兵たちもチラホラ現れる
「な、何かがく、来る・・・」
焦点も合わず、ガクガクブルブルと・・・本能なのか身体が無意識に震えだす
血の気も引け・・・腰を抜かす者も居る
「わ、私に何があったと言うのだ・・・」
焦る将軍
守り神の社、方向から妖精を連れた人影が見える
空気も歪み、何が起き何が現れたのか・・・?
帝国軍ですら体感したことのない本能から湧き出す恐怖
「にゃ、なな何ものでふか?」
あまりの恐怖で舌を噛む始末
「・・・同じ人族として私は帝国軍を許さない」
ゴポッゴポッゴポッ
ラクシスが一歩、一歩、歩む度に足元の土がゴポッゴポッと沸騰する
その姿に後退りする将軍たち・・・
ゴクッ
「な、なんだアレ・・・も、もはや人ではない」
「く、来るなっ!ば、化け物が!!」
ニヤリと笑みを浮かべるラクシス
「君たちに罪を償って貰おうと思う!」
「ば、馬鹿な!罪だと!?わ、私らにとってエルフは奴隷にしてもよいのだ!!」
「それは帝国だけの話だろ?私には関係ない。だからここに執行者を呼ぼう!」
ラクシスは地面に手を突き何か引き上げるような動きをすると手にはマグマのように赤白く光る片手杖を握っている
「な、なんだあれは・・・」
「@#&Ωβ!執行せし、憤怒の獣よ!私の声を聴きたまえ!」
ブワッと熱気が当たり一面を覆い尽くしラクシスの目の前に魔導陣が出現する
その魔導陣は青白く光、空気が歪み割れる音がした
ジュワ・・・ドンッ
そこから現れたのは獅子のような顔に黒い羊のようなツノ、全身が溶岩でできたような人型をした半獣のような者だった
「炎の精霊、イフリート・・・またの名は罪を裁く王」
「つ、罪を裁く!?」
「ふ、ふざけるなっ!な、何故、私たちが裁かれなければならない!?」
現状に納得できない2人
「・・・イフリート特質は浄化の炎、何も後ろめたい事がなければ、燃えない。私はこの怒りを鎮めよう。」
「・・・チッし、仕方ない。き、きさまに従おう」
「し、しかし、将軍・・・な、なるほど」
何かを察して納得をしたのか2人は受け入れた
「では、いくぞ!」
イフリートは天に咆哮すると空気が震えた
ガオォォォォッ!
「業火の贖罪!」
すると一瞬にし大地は燃え、全てを燃やし尽くし灰と化したように見えたが、帝国軍のみが燃え砕け散ったのだ
「ありがとう・・・イフリート。君にこんな役割、ごめんね?おかえり。」
ラクシスはイフリートを抱きしめて挨拶をするとパンッと光、螢火のように天に舞って消えて行った
キンッパキッ
守り神と子竜の2匹に集結された呪文が赤く光り生きているかのように脈を打ち始めた
ドクンッ
「ついに力が次世代へ引き継がれるのじゃな・・・」
ボソッと漏れる言葉
あまりの美しい光景に息を呑むエルフ2人
ドクンッ、ドクンッ
鼓動する呪文が子竜へと密集していき・・・白かった子竜の体表が青々しく守り神のような見た目に変わっていく姿は小さな守り神といったところだろう
「ふぅ・・・無事、終わったみたいだね」
自身が張った光の結界のおかげで、社の中は無事代替わりの義を終えることができたを確認して安堵する・・・
ビクッ!
「え!?そ、そんな・・・」
妖精のフェイが突如、何かを受け取り困惑をする
どうやらエルフの里にいる微精霊たちが騒がしく何かを急かしているようだ
フェイを見たラクシスは悪寒がし尋ねる
「何かあった?」
不安そうにフェイを見るラクシス
「私も分からない・・・けど、里で何かがあったのは間違いない。急いで戻らないと・・・」
しかし、どうする?この場にいる守り神は消耗も激しく、ほとんどの力を失い新しい守り神へと引き継いたばかりなのだからここを離れるわけにはいかない
かと言って族長たちに任せるわけにはいかない・・・ぎんたを呼び戻すのか?
いや、難しいだろう・・・
「・・・旧友よ、ここは気にするな・・・行け」
「すまない・・・」
両手を天に翳し張っていた光の結界を解く
ボワッフッ・・・
結界はボワッと膨張し破裂したかのように見えたが音もなく消えた
「よし、これで戻れる」
「さぁ、行くよ!ラクシス様」
ラクシスはフェイに一瞥し頷いた
「ごめんね。2人は守り神たちと一緒にここに居てもらう」
「すまぬ、里は任せる!帰路はわしが居なくても大丈夫じゃ!安心して行くんじゃぞ!」
「里のみんなをお願い・・・ラクシス様」
守り神の社を出て族長たちと別れ、エルフの里へと妖精のフェイと向かう
「ちょっと急ぐよフェイ・・・・ついて来て」
そうフェイに話すと、ラクシスは全身に風の魔導を全身に纏せフワッと宙へと浮き
フェイと同様空を飛び目的地へ向かい飛んで行った
フワッびゅ~~~んっ!
ーーーー
シュッタ
「ど、どういう事・・・?」
「これはひどい!!」
エルフの里へと付いた二人は驚く・・・今朝まで確かにそこにあった神秘的であの居心地の良い自然に恵まれた場所は人族の軍の手よりその景観がなくなっていたのだから
至る所から阿鼻叫喚が聞こえ、人族は勝どきを上げ逃げ回るエルフ族を追いかけまわる軍兵の姿がまるで蛮族や野党に思えるほどだった・・・
この感情は・・・なんだ?
どす黒く、体の奥底から沸々と湧き上がる不の感情・・・
わなわなと震え上がる身体
こんな感情が残っていたのかと思うように自身でも驚いてしまう
「・・・これは怒り?」
ラクシスの言葉に気づき一瞥するフェイは驚く
これまで見たことのないラクシスの表情は眉間に皺を寄せ人族をキリッと睨みつける表情はまるで不動明王のようで畏怖すら覚える
ラクシスは震える唇を抑えつつ両手を広げ呪文を唱える
「・・・精霊に祝福されし、すべてのエルフの子たちよ・・・私の名の下、この力を刻印に連動させ守りたまえ!」
ラクシスの手を包むように光って複雑な形をした何かが構築されていく・・・
「魔導と精霊の力を織りなす結界を愛おしきエルフへ!」
手に構築されていたものがスゥっと消えて、エルフたちの刻印を伝い光の力が溢れ全身を覆うように結界が張り出されていく
バチッ!パンッ!どんっ!と至る所から聞きなれない何かを弾く音や破裂音のようなものが聞こえる
「うわっ!?」「な、なんだ!?」「痛っ」
「どうした!?」
エルフたちを捕えたり、捕まえようとしていた軍兵から声がし、確認し心配するドルチェゲス将軍
「な、何が起こったのだ?忌々しい人族が弾かれた??」
「あ、あぁ、これも精霊様の加護なのでしょうか?」
「ま、守り神様が・・・助けて下さったのか??」
安堵するものや困惑するもの・・・涙するもの、様々な反応し取り乱すエルフたち
「ば、馬鹿な・・・け、結界だと!?」
それを見たドルチェゲス将軍と副将軍は驚愕する
「え、エルフ族にこんなことが・・・出来るはずが・・・いや、何かがおかしい」
ゴゴゴゴゴゴゴッと地鳴りのような音と周囲の空気が一気に乾き、どす黒い滑りとした何とも言えない嫌な雰囲気が帝国軍を追い詰める
「な、なな、何かが・・・へ、変だ」
唇は震え悪寒がし冷や汗が止まらず、急激に疲弊する軍兵たちもチラホラ現れる
「な、何かがく、来る・・・」
焦点も合わず、ガクガクブルブルと・・・本能なのか身体が無意識に震えだす
血の気も引け・・・腰を抜かす者も居る
「わ、私に何があったと言うのだ・・・」
焦る将軍
守り神の社、方向から妖精を連れた人影が見える
空気も歪み、何が起き何が現れたのか・・・?
帝国軍ですら体感したことのない本能から湧き出す恐怖
「にゃ、なな何ものでふか?」
あまりの恐怖で舌を噛む始末
「・・・同じ人族として私は帝国軍を許さない」
ゴポッゴポッゴポッ
ラクシスが一歩、一歩、歩む度に足元の土がゴポッゴポッと沸騰する
その姿に後退りする将軍たち・・・
ゴクッ
「な、なんだアレ・・・も、もはや人ではない」
「く、来るなっ!ば、化け物が!!」
ニヤリと笑みを浮かべるラクシス
「君たちに罪を償って貰おうと思う!」
「ば、馬鹿な!罪だと!?わ、私らにとってエルフは奴隷にしてもよいのだ!!」
「それは帝国だけの話だろ?私には関係ない。だからここに執行者を呼ぼう!」
ラクシスは地面に手を突き何か引き上げるような動きをすると手にはマグマのように赤白く光る片手杖を握っている
「な、なんだあれは・・・」
「@#&Ωβ!執行せし、憤怒の獣よ!私の声を聴きたまえ!」
ブワッと熱気が当たり一面を覆い尽くしラクシスの目の前に魔導陣が出現する
その魔導陣は青白く光、空気が歪み割れる音がした
ジュワ・・・ドンッ
そこから現れたのは獅子のような顔に黒い羊のようなツノ、全身が溶岩でできたような人型をした半獣のような者だった
「炎の精霊、イフリート・・・またの名は罪を裁く王」
「つ、罪を裁く!?」
「ふ、ふざけるなっ!な、何故、私たちが裁かれなければならない!?」
現状に納得できない2人
「・・・イフリート特質は浄化の炎、何も後ろめたい事がなければ、燃えない。私はこの怒りを鎮めよう。」
「・・・チッし、仕方ない。き、きさまに従おう」
「し、しかし、将軍・・・な、なるほど」
何かを察して納得をしたのか2人は受け入れた
「では、いくぞ!」
イフリートは天に咆哮すると空気が震えた
ガオォォォォッ!
「業火の贖罪!」
すると一瞬にし大地は燃え、全てを燃やし尽くし灰と化したように見えたが、帝国軍のみが燃え砕け散ったのだ
「ありがとう・・・イフリート。君にこんな役割、ごめんね?おかえり。」
ラクシスはイフリートを抱きしめて挨拶をするとパンッと光、螢火のように天に舞って消えて行った
キンッパキッ
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