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EPILOGUE マリア Maria

Ⅰ・12月24日

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——Maria


 ピエタに描かれる聖母マリアの表情は慈愛じあいに満ちているが、我が子イエスを亡くした、母の嘆きが表現されている。

 イエスが昇天した後、マリアの晩年を記述したものは残されていないが、一般的にはイエスの依頼を受けたヨハネとエフェソスへ移り住み、静かに祈りの日々を送ったと言われている。

 その一方で故郷から遠く離れる事を受け入れなかったため、エルサレムの地で被昇天ひしょうてんするまで、使徒たちに見守られながら、静かに祈りの日々を送ったとも言われている。

 どちらにせよ最愛の息子を失ったマリアは、静かな祈りの日々の中、慈愛に満ち溢れた晩年を送った。



         ◇ ◇ ◇



——多村将暉だ。

 住所を見ただけでは気付かなかったが、このアパートは多村将暉のアパートだ。

——多村祥太。まさか、そう言う事なのか。

 運転手から返されたメモを確認する。二〇五号室。その号室に見覚えがある訳ではなかったが、慌てて外階段を目指す。そのまま慌てて駆け上がりそうになったが、錆びた鉄製の外階段は、静かな夜に大きな音を立てそうだった。

 音を立てずに一歩ずつ階段を上がる。

 忍び足になる訳ではないが、そうしなければいけないような気にもなる。二階の廊下に上がり、一番手前のドアを確認する。そこには二〇一と書かれてあった。

 二〇五。ドアの数を数え、多村祥太の部屋が一番奥の部屋だと知る。やはりそうだった。多村祥太は多村将暉の身内で間違いがない。

 ドアの回りに呼び鈴を探したが、そんな物はなかった。コンコンコンと小さな音を立てドアをノックする。音が小さすぎるのか暫く待ってみても反応はない。小さな窓の内側には灯りが点いている事から、不在でない事は確認できる。もう一度さっきより少し大きな音で、ノックを試してみる。

 暫く待ってもやはり反応はない。

 こんな所から電話をするのもどうかとも思ったが、スマホを手に取り晃平へダイヤルする。ほんの数秒の無音の後、トゥルルと呼び出し音がスマホから聞こえた。その呼び出し音に呼応するように、部屋の中からスマホが鳴る音が聞こえた。

 やはり部屋の中に晃平はいるようだ。

「晃平さん、祥太さん。開けて下さい」

 さらに大きな音を立てドアをノックする。電話を切ると部屋の中のスマホの音も鳴り止んだ。晃平と祥太が中にいるのは間違いない。本当にクリスマスの夜を邪魔しているのかも知れないが、晃平には一言伝えなければならない。

「——はい」

 ようやく開いたドアの隙間に、祥太が顔を覗かせる。

「すみません。多摩川南署の山﨑です。晃平さんに用があって、晃平さん来ていますよね?」

 慌ててそう言い放ったが、祥太はドアの隙間を広げる事もなく黙ったままだ。もしここで飛び込んで素っ裸の晃平に遭遇したとしても仕方がない。そんな考えを元にドアノブに手を掛ける。

「すみません。話があるんで失礼ですが入らせて頂きます」

 ドアノブを力強く引く。

 祥太はノブを持つ手に力を入れていなかったようで、ドアと一緒に体を浮かせている。そんな祥太の横をすり抜け、靴を脱いだ時、奥の部屋で横になる晃平の姿があった。

 素っ裸でなかった事に安心し晃平の肩を揺らす。

「晃平さん。話があるんですけど」

「晃平さんなら眠っていますよ」

 ドアを静かに閉め、戻った祥太がすぐ後ろに立っていた。

 どうして晃平は眠っているのだろうか? 楽しみにしていたクリスマス。早々、酒を飲み過ぎたのだろうか。それにしても祥太のその声は、クリスマスだと言うのに恐ろしく暗い。

「何で晃平さん眠ってしまっているんですか? 飲み過ぎですか?」

「えっ? 何でって、さっき薬を飲ませたからですよ」

 思わず晃平の肩を引き寄せ、祥太から後退あとずさる。

 薬を飲ませた? 何のためにだ?
 そんな疑問の後ろに、焼き付いたワードがフラッシュしていく。

——大森。
——校正。
——多村将暉。
——多村祥太。

 最後にフラッシュしたその名前に顔を向ける。数か月前に初めて見た時の顔ではなく、何故か別人にすら思える程の表情に更に一歩後退る。

「ベンゾジアゼピン系ですから、当分起きないですよ」

「えっ?」

 言葉が詰まる。

 祥太が晃平を眠らせる理由。その理由を導くためなのか、さっきフラッシュしたワードが全身に警告を送っている。ここで何かの推測を立ててしまえば、この状況から抜け出せないような気にもなる。肩を返し晃平の顔を覗き込んだが、何の不安もなく幸せそうに眠っているだけだ。その顔に指を近付け鼻息を確認する。やはり祥太が言うように、ただ眠っているだけだ。

「先週書かれた殺人予告を見たから、ここに来たんですよね?」

 畳をりながら、祥太が一歩近づく。

 あの予告を祥太も見たと言う事なのか。そうであれば"TA/MU/RA/SH"。あのアカウントはやはりこの祥太のものなのか。

「それじゃあ、あの、"TA/MU/RA/SH"。あのアカウントはやっぱり」

「そうですよ。俺のアカウントですよ。ああ、だからですね。あと"TAMTAM"がフォローしているのは、俺と晃平さんのアカウントですからね。殺人予告が出されたし、晃平さんか俺のどっちかが殺されるって思った訳ですよね」

「ああ」

 祥太が殺されるかも。そんな考えはなかったが、あの"TA/MU/RA/SH"が、祥太であるなら、祥太が殺される可能性も充分にありる。

「心配しなくても大丈夫ですよ。俺は殺されないですから。明日、十二月二十五日に殺されるのは、晃平さんです」

 祥太が言い放った言葉に背筋が凍る。

 晃平が殺されると言い放ったからではない。自分は殺されないと言い放ったからだ。今この状況でそんな事が言えるのであれば、祥太自身が晃平を手に掛けようとしているからに違いない。

「何でなんだ? 何で、晃平さんを殺す必要があるんだ?」

「何でって、晃平さんがだからですよ」

 祥太の口は笑っていた。

 目の奥には何か絶望に似た悲愴ひそうが見えるのに、その口角は目とは裏腹に上がっている。

「だから何で? 晃平さんの彼氏じゃ? 晃平さんの事、好きなんじゃ」

「そうですね。大好きですよ。晃平さん、本当に優しいし。だからもっと早く違う形で晃平さんに出会っていたら、苦しまなくても済んだんでしょうけどね。でも、そんな出会い方は出来なかった。だから仕方ないんですよ。晃平さんには死んで貰わないと。そうしないと何も終わらないんです」

「どう言う事なんだ? 何で晃平さんが」

「邪魔しないって、約束してくれるなら教えてもいいけど。まだ十二月二十五日までには時間もあるしね。ねえ、どうしますか?」

「邪魔って」

「話を聞いて大人しく帰って下さい。明日、晃平さんを殺した後なら、何したって構わないですから。もしそれが出来ないなら、晃平さんより先に死んで貰いますよ。山﨑さんは明日まで待たなくても、今日死んでもらって構わないですから」

「と、言う事は、明日までは、十二月二十五日までは、晃平さんを殺さないんだな」

「そうですよ。そう言っているじゃないですか」

「分かった」

 日が変わるまでに何か打つ手立てを思いつくかもしれない。それにどちらにしろ、今この状況から抜け出せる訳でもない。

 今は祥太の思い通りに進めるしかない事を思い知る。後はさっき葉佑に送ったメールだ。察知した葉佑がここに来てくれれば。メールをすぐには確認しない葉佑ではあるが、可能性が全くない訳ではない。

「それじゃあ、晃平さんから離れて下さい。それとスマホ持っていますよね。スマホも出して下さい」

 素直に祥太の指示に従う。

 スマホをポケットから出し祥太の足元に滑らせる。そして晃平の肩に置いた手を剥がし晃平の体を畳の上に横にする。

「はい。ありがとうございます。俺、ナイフ持っていますからね。妙な動きしたら、明日を待たずに晃平さんを刺しちゃいますから。まあ、望むところではないんですけど」

 代わって祥太が晃平の体を引き寄せている。その手には言葉通りのナイフが光っている。

 祥太は畳の上に足を投げ出し、眠った晃平の頭を自分の太腿の上に乗せている。愛おしく晃平の顔を見る祥太のどこに殺意があると言うのだろうか。

「それで? それで、何で晃平さんなんだ?」

「そんな慌てないで下さいよ。まだ明日まで、時間はたっぷりありますよ。とりあえず山﨑さんは、そこから動かないで下さい。少しでも妙な真似したら。分かっていますよね?」

「ああ、分かっているよ。それじゃあ、質問を変える。一つ教えてくれ。お前が本当の"TAMTAM"だったって事なんだな?」

 立ててしまえばこの状況から抜け出せなくなると、さっき思った推測を口にする。とりあえず今のこの劣勢では、抜け出す術など何一つない。

「えっ? 何言っているんですか? 俺が"TAMTAM"って、全く意味が分かりませんけど。"TAMTAM"は田村周平ですよ。刑事さんだから、事件の概要は分かっていますよね?」

「ああ、分かっているよ。"TAMTAM"は田村周平だった。そして田村周平を殺した田村慎一が"TAMTAM"に成り代わった」

「ちゃんと分かっているじゃないですか? それなのに俺を"TAMTAM"だなんて、全く意味が分からないですけど」

 そんな話をしている中でも祥太に隙は見えなかった。晃平の首筋に触れさせたナイフは一ミリも動いていない。

「いや、でも。田村慎一は死んだ。自殺したのに、また新しい殺人予告が、書込まれたじゃないか。どう言う事なんだ?」

「ああ、そこですね。簡単な話ですよ。田村慎一が田村周平を殺したあとの書き込みは全部、俺が書込んでいましたから。田村慎一は一度も"TAMTAM"のアカウントにログインしていないですよ。田村周平が死んだ後"TAMTAM"のアカウントにログインしていたのはずっと俺ですから」

「ああ、そう言う事か。だから文章作法が」

「文章作法が何ですか? それより田村周平と田村慎一が"TAMTAM"だったって、証拠になる動画をアップしてやったじゃないですか。それで一連の殺人は解決するじゃないですか」

「それなら、何でなんだ? 何で新たな殺人予告を書き込んだんだよ。あのマティアの予告を書き込んだのも、お前だろ?」

「そうですよ。でも、仕方ないんですよ。晃平さんには、死んで貰わないとならないんで」

「だから、だから何で?」

「何で、って。敵討かたきうちですよ。復讐って、言うんですか? 本当は晃平さんには、自殺して詫びてもらうはずだったんですけどね」

「イスカリオテのユダだな」

「そうですよ。晃平さんを自殺に見せかけて殺す予定だったのに、あいつが、あの田村慎一が勝手に自殺してしまったんですよ」

「田村慎一とはどんな面識で? 何で奴が"TAMTAM"に成り代わったのかが分からない」

「簡単ですよ。メッセが来たから、声掛けただけですよ。"TAMTAM"にしてやるって。そんなに目立ちたかったんですかね。最初の田村周平を殺すときはビビッていましたけど、その後は簡単でしたよ。本当に"TAMTAM"になった気でいましたからね。簡単にそそのかされましたよ、あいつは」

 祥太の顔には嫌悪が滲んでいる。

 利用しながらも田村慎一の人間性を否定していた事は充分に窺える表情だ。それでも時々、晃平へと下ろすその視線には、慈愛すら溢れているように見える。そんな祥太が晃平への殺意を忍ばしているとは、今でも信じられない。

「もしかして、お兄さんの事ですか?」

 確信を得ている分けではなかった。ただアパートの前に立った時。五年前の多村将暉の姿がフラッシュし、そこに祥太が結びついた。

「山﨑さんは、何でも分かっているんじゃないですか。それなのに質問ばかりですね」

「やっぱり、多村将暉の弟だったんですね」

 何故だかは分からないが、祥太へ向けられる言葉の角が取れ丸くなっていた。

 今回の事件と同じだ。

 被疑者の自殺で幕を閉じた五年前のあの事件。あの被疑者、多村将暉の弟が目の前にいる。懐かしいと感じる分けではないが、同じ時間を歩んできた同志のようにさえ思える。

「復讐って」

「そうですよ。兄貴のかたきですよ。兄貴は人なんか殺していない。それなのに警察に自殺させられたんですよ。田村周平は七人も殺しておきながら、兄貴が死んだあとも普通に暮らしていたんですよ。そんな奴、許せるはずがないでしょ!」

 急に大きくなった祥太の声に体がまた凍り付く。あの事件の犯人はやはり田村周平だった。

「田村周平が七人を殺したって?」

「そうですよ。警察が捜査を打ち切ったから、あいつはその後も——。だからあいつに復讐してやったんですよ。あいつに忠実な振りして近付いたら、自慢げに教えてくれました。七人も殺したけど、俺は捕まらなかったんだって。だから更なる計画を企てたんだって」

「それが十二使徒だったんだな」

「あいつも田村慎一と同じですよ。例を見ない数の人間を殺して、自分に酔いしれたかったんですよ。そんな奴のために、何で兄貴が死ななきゃいけないんだよ」

——五年前。

——七つの罪源連続殺人事件。

 七人を殺害した連続殺人の真犯人は田村周平だった。祥太に突き付けられた事実に、ただただ申し訳ない気持ちになり項垂れてしまうが、晃平を殺させる理由にはならない。

「すまない、申し訳なかった」

 自然と口から謝罪の言葉が零れる。

「でも、だから何で? 何で晃平さんを殺さなきゃいけないんだ?」

「さっきも言ったでしょ。晃平さんがだからですよ。兄貴を自殺に追いやった警察にも復讐しないと」

 その時だった。

 ドアが大きな音を立て、気付いた時には葉佑がすぐ隣に立っていた。そんな葉佑の登場に驚いた祥太が手にしたナイフを落とす。

——今だ。

 未だ眠りの中にいる晃平の腕の横に落ちたナイフを拾い上げる。

 葉佑はまだ事情が分からない顔をして、突っ立っている。そんな葉佑の足元にナイフを滑らせ、晃平の肩を強く揺すってみたが、まだ目を覚まさない。

 祥太の太腿に乗せたままの頭に力はなく、祥太に身を任せるように抱かれたその姿は、何かで見た像のようにも見える。

 死んだように眠る晃平。

 本当に死んでいるのでは?

 そんなふうにも思えるが、祥太が嘘を付く理由は見当たらない。

「多村祥太さん。後の話は署で伺います。ご同行お願いします。ですが一つだけ、先に誤解をかせて下さい。あなたが復讐すべきは晃平さんではありません。五年前、あの事件に関わっていたは私です。私は今山﨑と名乗っていますが、五年前は田村でした」

 祥太に向けた言葉はその耳に届いていたのだろう。晃平を見つめる目には、やはり慈愛に満ちた温かさが感じられる。

 そんな殺意の一欠片も見えない目が濡れ初め大きな滴となって晃平の頬に落ちた。

「光平、どうなってんだ?」

 忘れていた訳ではなかったが、葉佑が突っ立ったまま目を丸くしている。そんな葉佑が床に落ちていたスマホを拾い上げ放り投げてくれた。

 画面を見る。
 二十三時五十九分。

——あと一分じゃないか。

「葉佑。間に合ってくれてありがとう。これで本当に全てが終わったって事だ」
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