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第十二章 イスカリオテのユダ Judas Iscariotes
Ⅲ・11月3日
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朝からテレビでは挙って田村慎一を取り上げている事を晃平から聞かされた。
ワイドショーでは警視庁重要指名手配被疑者として、田村慎一を追っている事を伝えた会見が流されっ放しだと、開口一番に教えられた。
そんな晃平の姿を探したが、ソファに掛けている様子はなく、課長の古村とまた何か揉めている様子だった。
「課長と何の話をしていたんですか?」
「ああ、休み出していただけだよ」
「休暇申請出すだけで、あんなに揉めるんですか?」
「いや、早過ぎるって。来月の休みを早めに出そうって、それなのに早過ぎるって。遅いよりはいいだろって、あの狸親父!」
くだらない事で揉めていたんだなと、晃平を通り越した向こうに座る課長に、冷ややかな視線を投げる。ようやく連続殺人犯が田村慎一だと判明し、全国指名手配された。まだ捕まった訳ではないが、晃平にとっては、事件から少し解放された訳でもある。休暇申請くらい何も言わずに、素直に受け取ればいいのに。
「それで田村慎一ですけど。朝からずっとテレビでやっていたんですよね?」
「ああ、そうだよ。お前は相変わらずテレビを見ていないんだな。田村慎一が連続殺人犯で、指名手配中だとさ。まああれだけ顔の割れた有名人だから、どこに潜んでいてもタレコミの一本や二本すぐに入るだろうさ」
「そうですね。それならいいんですけど」
「お前もこれで肩の荷を下ろせるな。それにしても、ほぼお前の言う通りだったな」
「でも、まだ何点か、引っ掛かる点はあるんですよね」
「何がだ? もうこれ以上掻き回さなくていいだろ」
「掻き回すだなんて言い方、酷いですね。でも、まだ何かすっきりしないんですよね」
「何がだ?」
「まず田村慎一です。ブログがあったんで見たんですけどね。文章作法は知らないようでした。それとサイモン神父の話ですよ。五年前の事件が全く無関係で、このまま終わる事がどうも納得いかなくて」
「もう気にするな。あとは捜査一課の連中が奴を捕まえて、それで終わりだ」
「まあ、そうなんですけどね」
気にしなくていいなら気にする必要はないが、引っ掛かると言う事はまだ何かあると言う事だ。体のどこかでそんなサインを出しているような気がしてならない。
「飯にはまだ早いな」
時計を気にする晃平に、何故か懐かしいものを感じた。
捜査本部が置かれてからは、だらしなくソファに寝そべる姿も目にしていない。それは当たり前の事ではあるが、晃平が一日何もせず、ソファで過ごしていた日々は、それだけ平和だったと言う事だろう。尻を捻じ込んで、寝そべる晃平を無理矢理起こす日がまた訪れるのだろうか。
「そうですね。飯にはまだちょっと早いですね」
そう答えた直後、慌ただしくドアが開かれた音がした。何事だ? そう言いたそうな顔を、晃平が向けた先。
大きく響き渡った音を立てたのは葉佑だった。
「おい、光平! 大変だ!」
その大きな声は、慌ただしく開かれたドアの音と、いい勝負をしていた。
「何だよ。そんな大きな声を出して。みんなびっくりするだろ?」
「何かあったんですか? あ、もしかして田村慎一が見つかったとか」
晃平の冷静さに葉佑の両目がきょろきょろと動く。
「また殺人予告が書込まれたんだよ」
さっき程ではないが、それでもまだ葉佑の声はまだ大きい。素直にその声を拾えなかったが、晃平はしっかりとその声を受け止めている。
「えっ? いつだ?」
「今さっきですよ。全国指名手配のニュース見て奴も焦ったんですかね」
「イスカリオテのユダなんだな?」
「はい、そうですよ。で、同時にまた動画もアップされました。いや、動画が先にアップです」
動画がアップされ新たな殺人予告が書込まれた。葉佑の声が大きくなるのも無理はないが、それにしても奴はどこまで挑戦的なのだろう。葉佑が言うように、焦りを感じているとも取れるが、そうではなくただ挑戦的なだけのような気もする。
「それで、その動画はやっぱり田村周平の?」
「ああ。動画は二本アップされていた。今、捜査二課にも分析を頼んできたけど、一本は田村周平だった、バルトロマイ。その動画にはしっかり奴の、田村慎一の顔が映っていたよ」
「松田警部、ちょっと待っていて下さい」
まだ自分の声の大きさを把握できずに、慌てた様子の葉佑を、晃平が制止する。
意味が分からず暫く葉佑と目を合わせていると、二分程で晃平が戻って来た。手にはペットボトルを持っている。慌てる葉佑を見かねて、水を取りに行っていたようだ。
「まず飲んで落ち着いて下さい」
「あ、すみません」
水を一口含んだからか、それとも晃平のその行動が一拍置いたからか、葉佑はすぐに落ち着きを取り戻した。晃平のその機転に会釈し、葉佑の次の言葉を待つ。
葉佑は大きく息を吐き、二口目の水を含んでいる。そして落ち着いた口調で続ける。
「田村周平を殺したのは、やはり田村慎一でした。さっきアップされた動画にはその様子が映され、最後に田村慎一の顔もしっかり映し出されていました。それと二本目の動画は、多摩川の河川敷。田村慎一の、いや、マタイの殺害現場でした。ただそこで殺害されたのは田村慎一ではなく、動画だけでは身元までは分かりませんが別の男でした。その男の首を切り、火を放った男は、その男を、マタイを殺したのも間違いなく田村慎一でした」
「その二本の動画がさっきアップされたんだな?」
「ああ、そうだよ」
その口調はすっかり落ち着きを取り戻していた。
「それで、新たな殺人予告も書き込まれたんですよね?」
落ち着いた葉佑に晃平が尋ねる。
まだ晃平のアカウントは"TAMTAM"にフォローされたままだ。考えたくはないが、サイモン神父や田村拓海がそうだったように、まだ晃平が次の標的となる可能性は拭い切れていない。
「イスカリオテのユダよ! 自死して詫びよ!」
「自死して詫びよって、書き込んであったんだな?」
「ああ。どう言う意味なんだ? 自殺しろって事か? 詫びよって、何を詫びろって言うんだ?」
「さあな」
葉佑が口にした事は単に素朴な疑問なのかもしれない。だがその疑問は何かを押さえているような気もする。
——イスカリオテのユダよ! 自死して詫びよ!
田村慎一が書込んだのだろうか? イスカリオテのユダとは、誰を指しているのだろうか?
「でもまあ、田村慎一さえ捕まえてしまえば、そんな予告も、もう関係ないだろう。奴さえ捕まえればもう次の被害者を出さなくて済む」
晃平が言う事は尤もだった。
そんな尤もな晃平の意見さえ、そのままの形で全てを飲み込めないのはどうしてだろうか? やはり何かが引っ掛かっている。何かが痞えている。
"TAMTAM"は田村周平だった。田村周平は七人を手に掛けたが、そんな田村周平を、田村慎一が殺した。それはアップされた動画が物語っている。それにフェイクではないと言う裏も取れている。素直に飲み込めばいいだけのものを、どうしても飲み込む事ができない。
「予告が書込まれたって事は、また一週間後なのか?」
「そうですね。ただイスカリオテのユダには聖名祝日がないんですよね。光平、そうだったよな?」
晃平と葉佑はもうすでに一歩前を進んでいる。痞えているものが何なのか、気を取られている時間はないのかもしれない。
「ああ。ユダはイエス・キリストを裏切って自殺した。キリストを裏切りもしたし、殉教もしていない。ユダは聖人にもなっていないから、聖名祝日もない」
二人に答えるように吐き出した言葉に違和感はなかった。
「やっぱり全国指名手配されて、奴も焦りだしたんじゃないのか? 指名手配されて、いつ捕まるかも分からない。だから早く十二人の犠牲者を出して完結させたいんだよ」
「そうですね。田村さんの言う通りかもしれませんね」
晃平の言葉を飲み込んだ葉佑が首を縦に振る。
——奴は焦っている。
そう考えれば納得がいかなくはない。早くこの計画を完遂させなければ。完遂させれば後はどうなったって構わない。それが奴の思考かどうかは定かではないが、少しだが"TAMTAM"の焦りを、読み取れたような気にもなる。
ワイドショーでは警視庁重要指名手配被疑者として、田村慎一を追っている事を伝えた会見が流されっ放しだと、開口一番に教えられた。
そんな晃平の姿を探したが、ソファに掛けている様子はなく、課長の古村とまた何か揉めている様子だった。
「課長と何の話をしていたんですか?」
「ああ、休み出していただけだよ」
「休暇申請出すだけで、あんなに揉めるんですか?」
「いや、早過ぎるって。来月の休みを早めに出そうって、それなのに早過ぎるって。遅いよりはいいだろって、あの狸親父!」
くだらない事で揉めていたんだなと、晃平を通り越した向こうに座る課長に、冷ややかな視線を投げる。ようやく連続殺人犯が田村慎一だと判明し、全国指名手配された。まだ捕まった訳ではないが、晃平にとっては、事件から少し解放された訳でもある。休暇申請くらい何も言わずに、素直に受け取ればいいのに。
「それで田村慎一ですけど。朝からずっとテレビでやっていたんですよね?」
「ああ、そうだよ。お前は相変わらずテレビを見ていないんだな。田村慎一が連続殺人犯で、指名手配中だとさ。まああれだけ顔の割れた有名人だから、どこに潜んでいてもタレコミの一本や二本すぐに入るだろうさ」
「そうですね。それならいいんですけど」
「お前もこれで肩の荷を下ろせるな。それにしても、ほぼお前の言う通りだったな」
「でも、まだ何点か、引っ掛かる点はあるんですよね」
「何がだ? もうこれ以上掻き回さなくていいだろ」
「掻き回すだなんて言い方、酷いですね。でも、まだ何かすっきりしないんですよね」
「何がだ?」
「まず田村慎一です。ブログがあったんで見たんですけどね。文章作法は知らないようでした。それとサイモン神父の話ですよ。五年前の事件が全く無関係で、このまま終わる事がどうも納得いかなくて」
「もう気にするな。あとは捜査一課の連中が奴を捕まえて、それで終わりだ」
「まあ、そうなんですけどね」
気にしなくていいなら気にする必要はないが、引っ掛かると言う事はまだ何かあると言う事だ。体のどこかでそんなサインを出しているような気がしてならない。
「飯にはまだ早いな」
時計を気にする晃平に、何故か懐かしいものを感じた。
捜査本部が置かれてからは、だらしなくソファに寝そべる姿も目にしていない。それは当たり前の事ではあるが、晃平が一日何もせず、ソファで過ごしていた日々は、それだけ平和だったと言う事だろう。尻を捻じ込んで、寝そべる晃平を無理矢理起こす日がまた訪れるのだろうか。
「そうですね。飯にはまだちょっと早いですね」
そう答えた直後、慌ただしくドアが開かれた音がした。何事だ? そう言いたそうな顔を、晃平が向けた先。
大きく響き渡った音を立てたのは葉佑だった。
「おい、光平! 大変だ!」
その大きな声は、慌ただしく開かれたドアの音と、いい勝負をしていた。
「何だよ。そんな大きな声を出して。みんなびっくりするだろ?」
「何かあったんですか? あ、もしかして田村慎一が見つかったとか」
晃平の冷静さに葉佑の両目がきょろきょろと動く。
「また殺人予告が書込まれたんだよ」
さっき程ではないが、それでもまだ葉佑の声はまだ大きい。素直にその声を拾えなかったが、晃平はしっかりとその声を受け止めている。
「えっ? いつだ?」
「今さっきですよ。全国指名手配のニュース見て奴も焦ったんですかね」
「イスカリオテのユダなんだな?」
「はい、そうですよ。で、同時にまた動画もアップされました。いや、動画が先にアップです」
動画がアップされ新たな殺人予告が書込まれた。葉佑の声が大きくなるのも無理はないが、それにしても奴はどこまで挑戦的なのだろう。葉佑が言うように、焦りを感じているとも取れるが、そうではなくただ挑戦的なだけのような気もする。
「それで、その動画はやっぱり田村周平の?」
「ああ。動画は二本アップされていた。今、捜査二課にも分析を頼んできたけど、一本は田村周平だった、バルトロマイ。その動画にはしっかり奴の、田村慎一の顔が映っていたよ」
「松田警部、ちょっと待っていて下さい」
まだ自分の声の大きさを把握できずに、慌てた様子の葉佑を、晃平が制止する。
意味が分からず暫く葉佑と目を合わせていると、二分程で晃平が戻って来た。手にはペットボトルを持っている。慌てる葉佑を見かねて、水を取りに行っていたようだ。
「まず飲んで落ち着いて下さい」
「あ、すみません」
水を一口含んだからか、それとも晃平のその行動が一拍置いたからか、葉佑はすぐに落ち着きを取り戻した。晃平のその機転に会釈し、葉佑の次の言葉を待つ。
葉佑は大きく息を吐き、二口目の水を含んでいる。そして落ち着いた口調で続ける。
「田村周平を殺したのは、やはり田村慎一でした。さっきアップされた動画にはその様子が映され、最後に田村慎一の顔もしっかり映し出されていました。それと二本目の動画は、多摩川の河川敷。田村慎一の、いや、マタイの殺害現場でした。ただそこで殺害されたのは田村慎一ではなく、動画だけでは身元までは分かりませんが別の男でした。その男の首を切り、火を放った男は、その男を、マタイを殺したのも間違いなく田村慎一でした」
「その二本の動画がさっきアップされたんだな?」
「ああ、そうだよ」
その口調はすっかり落ち着きを取り戻していた。
「それで、新たな殺人予告も書き込まれたんですよね?」
落ち着いた葉佑に晃平が尋ねる。
まだ晃平のアカウントは"TAMTAM"にフォローされたままだ。考えたくはないが、サイモン神父や田村拓海がそうだったように、まだ晃平が次の標的となる可能性は拭い切れていない。
「イスカリオテのユダよ! 自死して詫びよ!」
「自死して詫びよって、書き込んであったんだな?」
「ああ。どう言う意味なんだ? 自殺しろって事か? 詫びよって、何を詫びろって言うんだ?」
「さあな」
葉佑が口にした事は単に素朴な疑問なのかもしれない。だがその疑問は何かを押さえているような気もする。
——イスカリオテのユダよ! 自死して詫びよ!
田村慎一が書込んだのだろうか? イスカリオテのユダとは、誰を指しているのだろうか?
「でもまあ、田村慎一さえ捕まえてしまえば、そんな予告も、もう関係ないだろう。奴さえ捕まえればもう次の被害者を出さなくて済む」
晃平が言う事は尤もだった。
そんな尤もな晃平の意見さえ、そのままの形で全てを飲み込めないのはどうしてだろうか? やはり何かが引っ掛かっている。何かが痞えている。
"TAMTAM"は田村周平だった。田村周平は七人を手に掛けたが、そんな田村周平を、田村慎一が殺した。それはアップされた動画が物語っている。それにフェイクではないと言う裏も取れている。素直に飲み込めばいいだけのものを、どうしても飲み込む事ができない。
「予告が書込まれたって事は、また一週間後なのか?」
「そうですね。ただイスカリオテのユダには聖名祝日がないんですよね。光平、そうだったよな?」
晃平と葉佑はもうすでに一歩前を進んでいる。痞えているものが何なのか、気を取られている時間はないのかもしれない。
「ああ。ユダはイエス・キリストを裏切って自殺した。キリストを裏切りもしたし、殉教もしていない。ユダは聖人にもなっていないから、聖名祝日もない」
二人に答えるように吐き出した言葉に違和感はなかった。
「やっぱり全国指名手配されて、奴も焦りだしたんじゃないのか? 指名手配されて、いつ捕まるかも分からない。だから早く十二人の犠牲者を出して完結させたいんだよ」
「そうですね。田村さんの言う通りかもしれませんね」
晃平の言葉を飲み込んだ葉佑が首を縦に振る。
——奴は焦っている。
そう考えれば納得がいかなくはない。早くこの計画を完遂させなければ。完遂させれば後はどうなったって構わない。それが奴の思考かどうかは定かではないが、少しだが"TAMTAM"の焦りを、読み取れたような気にもなる。
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