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11 ミッドウェー島炎上
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嶋崎少佐は、青く美しく輝く海上に浮かぶ二つの島の内、西側のサンド島に向けて攻撃隊を導いていた。事前に、第一機動部隊がサンド島、第二機動部隊がイースタン島担当という合意がなされていたのである。
不意に、艦攻、艦爆隊の上空を飛ぶ岡嶋清熊大尉の零戦隊が落下増槽を切り離して速度を上げ始めた。翼を振り、敵機発見の合図を送ってくる。
見れば、ミッドウェー島の上空に黒い粒があり、それらが急速にこちらに向かってこようとしていた。
一瞬、嶋崎の脳裏に同士討ちの危険性が過ぎったが、第二機動部隊の攻撃隊がミッドウェー島を通過してわざわざこちらの攻撃隊に合流しようなどということは聞いていない。
間違いなく、敵の迎撃戦闘機だろう。
やはり、ミッドウェー空襲は強襲となったか。嶋崎は自身の予測が的中したことに、安堵と緊張を覚えていた。
敵空母部隊の存在をこちらの潜水艦部隊が捕捉した以上、アメリカ側にこちらの意図はある程度、見抜かれていると考えていい。
なればこそ、ミッドウェー上空で敵戦闘機の迎撃があるかもしれない。嶋崎は事前に岡嶋にその懸念を伝え、艦攻、艦爆隊の護衛に全力を尽くしてくれるよう、命令していたのである。
そして、岡嶋は嶋崎の期待に応えようとしてくれていた。帆足工大尉率いる翔鶴戦闘機隊と共に、敵機に向かっていく。
「よし、我々は制空隊が敵機を相手取ってくれている間に突破するぞ!」
二十七機の九七艦攻と二十四機の九九艦爆は、速度を上げてミッドウェー島上空に突入しようとしていた。
海兵隊のジョン・カレー大尉率いるF4F隊は、鈍足のバッファロー隊に先んじて北西方面より現れたジャップ攻撃隊に対して攻撃を仕掛けた。
だが、結果としてそれは勇み足に過ぎた。
四機のワイルドキャットに対して、日本側の零戦は十八機。
カレー大尉はジャップ攻撃隊の隊長機を狙おうと降下を始めたところで、さらに上空から現れた零戦に襲いかかられた。零戦の二〇ミリ機銃が火を噴き、たちまちカレー大尉機は操縦不能に陥ってしまう。辛うじてミッドウェーの海面に機体を不時着させることには成功したものの、一発の機銃弾も九九艦爆や九七艦攻に命中させることなく、空戦からの退場を余儀なくされたのである。
彼の二番機を務めていたキャンフィールド中尉機もまた同様の運命を辿った。零戦の機銃に補助翼とフラップを吹き飛ばされ、やはり一発の機銃弾もジャップ攻撃隊に叩き込むことなくパラシュートで脱出することになった。
後続するバッファロー隊もまた、同様であった。むしろ、機体が旧式化していた分、彼らの方が悲惨であったかもしれない。
ミッドウェー島上空に嶋崎少佐の攻撃隊本隊が辿り着くまでに火焔を吐いて撃墜された機体は、すべてが合衆国側のものだったからである。
そして、その空戦に少し遅れて、第二機動部隊を発進した志賀淑雄大尉率いる攻撃隊もまた、ミッドウェー上空に姿を現わしつつあった。
嶋崎少佐の攻撃隊がミッドウェー島上空に達すると、地上から幾つもの瞬きが発生した。
島に備えられた対空火器が射撃を開始したのだろう。
数瞬後、対空砲火の炸裂に伴う振動が攻撃隊の各機を襲う。空に黒煙が生じ、それが輪となって現れては風に流されて消えてゆく。
真珠湾以来、何度となく敵地の上空に飛び込んできた嶋崎にとっては、この程度で臆するものではない。ただ冷静に操縦桿を操り、機体を爆撃針路に乗せていく。
「ちょい右……、ちょい左……」
偵察員の言葉に従って、機体を繊細に操る。
「―――宜候!」
「てっ!」
その瞬間、投下索が力一杯引かれ、九七艦攻の胴体下から八〇〇キロ爆弾が切り離される。急に軽くなった機体が浮き上がるのを制御しながら、嶋崎は偵察員から命中の報告が上がるのを待っていた。
ミッドウェー上空には黒い煙の花が咲きつつ、その中を突っ切るようにジャップの攻撃隊が突入してきた。
綺麗に編隊を組んだ九七艦攻が大型爆弾を投下し、逆落としに突っ込んできた九九艦爆が爆弾を叩き付けていく。
飛行艇格納庫の上でカメラを構えているフォードとウィリーの周囲にも、爆弾は容赦なく降り注いでいた。
友軍戦闘機とジャップ戦闘機の空戦を、地上で対空砲火を撃ち上げる守備隊兵士を、そして爆弾を投下していく敵機と炎上するミッドウェー島を、カメラに収めつつフォードは歯軋りする思いであった。
自分がただ地上でカメラを回しているだけだというのが、ひどくもどかしかった。
自分は後世まで残る戦争の映像を撮っているのだという興奮よりも、何故自分は戦闘機パイロットにならなかったのかという後悔が彼の中で渦巻いていた。
あらゆる種類の轟音が鳴り響き、硝煙と焼け焦げた臭いを漂わせる戦場の中で、フォードはそれでも映画監督としての本能からカメラにしがみついていた。
その彼が何かしらの予感を覚えて上空を見上げてみると、何か黒く大きな点が自分たちの方に落ちてきていることに気付いた。
刹那の間思考が停止し、次の瞬間、それがジャップの爆撃機が投下した爆弾であると気付く。
「いかん! 伏せろ!」
反射的に、フォードはウィリーに向かって叫んだ。
轟音が、二人を包み込んだ。
八〇〇キロ爆弾の炸裂が格納庫を破壊し、転げ落ちたウィリーが地面に叩き付けられる。フォードもまたカメラの三脚を抱えた姿勢のまま、屋根から地上へと落下した。
肩と足に激痛を感じたフォードは、それでも自らの半身とも言えるカメラを確認する。
フィルムは、まだ回っていた。
彼はそれを、ジャップの爆弾によって倒壊した格納庫に向けた。
なおもミッドウェー島には爆弾が降り注ぎ、振動と轟音がカメラを揺らしている。
後にジョン・フォードは、この揺れている映像を見て、戦闘シーンを撮影する際にわざとカメラを揺らして映像に迫力を出す手法を思い付いたという。
だがこの時の彼はまだ、そのような手法も、この海戦の結末も、知る立場にはなかった。
不意に、艦攻、艦爆隊の上空を飛ぶ岡嶋清熊大尉の零戦隊が落下増槽を切り離して速度を上げ始めた。翼を振り、敵機発見の合図を送ってくる。
見れば、ミッドウェー島の上空に黒い粒があり、それらが急速にこちらに向かってこようとしていた。
一瞬、嶋崎の脳裏に同士討ちの危険性が過ぎったが、第二機動部隊の攻撃隊がミッドウェー島を通過してわざわざこちらの攻撃隊に合流しようなどということは聞いていない。
間違いなく、敵の迎撃戦闘機だろう。
やはり、ミッドウェー空襲は強襲となったか。嶋崎は自身の予測が的中したことに、安堵と緊張を覚えていた。
敵空母部隊の存在をこちらの潜水艦部隊が捕捉した以上、アメリカ側にこちらの意図はある程度、見抜かれていると考えていい。
なればこそ、ミッドウェー上空で敵戦闘機の迎撃があるかもしれない。嶋崎は事前に岡嶋にその懸念を伝え、艦攻、艦爆隊の護衛に全力を尽くしてくれるよう、命令していたのである。
そして、岡嶋は嶋崎の期待に応えようとしてくれていた。帆足工大尉率いる翔鶴戦闘機隊と共に、敵機に向かっていく。
「よし、我々は制空隊が敵機を相手取ってくれている間に突破するぞ!」
二十七機の九七艦攻と二十四機の九九艦爆は、速度を上げてミッドウェー島上空に突入しようとしていた。
海兵隊のジョン・カレー大尉率いるF4F隊は、鈍足のバッファロー隊に先んじて北西方面より現れたジャップ攻撃隊に対して攻撃を仕掛けた。
だが、結果としてそれは勇み足に過ぎた。
四機のワイルドキャットに対して、日本側の零戦は十八機。
カレー大尉はジャップ攻撃隊の隊長機を狙おうと降下を始めたところで、さらに上空から現れた零戦に襲いかかられた。零戦の二〇ミリ機銃が火を噴き、たちまちカレー大尉機は操縦不能に陥ってしまう。辛うじてミッドウェーの海面に機体を不時着させることには成功したものの、一発の機銃弾も九九艦爆や九七艦攻に命中させることなく、空戦からの退場を余儀なくされたのである。
彼の二番機を務めていたキャンフィールド中尉機もまた同様の運命を辿った。零戦の機銃に補助翼とフラップを吹き飛ばされ、やはり一発の機銃弾もジャップ攻撃隊に叩き込むことなくパラシュートで脱出することになった。
後続するバッファロー隊もまた、同様であった。むしろ、機体が旧式化していた分、彼らの方が悲惨であったかもしれない。
ミッドウェー島上空に嶋崎少佐の攻撃隊本隊が辿り着くまでに火焔を吐いて撃墜された機体は、すべてが合衆国側のものだったからである。
そして、その空戦に少し遅れて、第二機動部隊を発進した志賀淑雄大尉率いる攻撃隊もまた、ミッドウェー上空に姿を現わしつつあった。
嶋崎少佐の攻撃隊がミッドウェー島上空に達すると、地上から幾つもの瞬きが発生した。
島に備えられた対空火器が射撃を開始したのだろう。
数瞬後、対空砲火の炸裂に伴う振動が攻撃隊の各機を襲う。空に黒煙が生じ、それが輪となって現れては風に流されて消えてゆく。
真珠湾以来、何度となく敵地の上空に飛び込んできた嶋崎にとっては、この程度で臆するものではない。ただ冷静に操縦桿を操り、機体を爆撃針路に乗せていく。
「ちょい右……、ちょい左……」
偵察員の言葉に従って、機体を繊細に操る。
「―――宜候!」
「てっ!」
その瞬間、投下索が力一杯引かれ、九七艦攻の胴体下から八〇〇キロ爆弾が切り離される。急に軽くなった機体が浮き上がるのを制御しながら、嶋崎は偵察員から命中の報告が上がるのを待っていた。
ミッドウェー上空には黒い煙の花が咲きつつ、その中を突っ切るようにジャップの攻撃隊が突入してきた。
綺麗に編隊を組んだ九七艦攻が大型爆弾を投下し、逆落としに突っ込んできた九九艦爆が爆弾を叩き付けていく。
飛行艇格納庫の上でカメラを構えているフォードとウィリーの周囲にも、爆弾は容赦なく降り注いでいた。
友軍戦闘機とジャップ戦闘機の空戦を、地上で対空砲火を撃ち上げる守備隊兵士を、そして爆弾を投下していく敵機と炎上するミッドウェー島を、カメラに収めつつフォードは歯軋りする思いであった。
自分がただ地上でカメラを回しているだけだというのが、ひどくもどかしかった。
自分は後世まで残る戦争の映像を撮っているのだという興奮よりも、何故自分は戦闘機パイロットにならなかったのかという後悔が彼の中で渦巻いていた。
あらゆる種類の轟音が鳴り響き、硝煙と焼け焦げた臭いを漂わせる戦場の中で、フォードはそれでも映画監督としての本能からカメラにしがみついていた。
その彼が何かしらの予感を覚えて上空を見上げてみると、何か黒く大きな点が自分たちの方に落ちてきていることに気付いた。
刹那の間思考が停止し、次の瞬間、それがジャップの爆撃機が投下した爆弾であると気付く。
「いかん! 伏せろ!」
反射的に、フォードはウィリーに向かって叫んだ。
轟音が、二人を包み込んだ。
八〇〇キロ爆弾の炸裂が格納庫を破壊し、転げ落ちたウィリーが地面に叩き付けられる。フォードもまたカメラの三脚を抱えた姿勢のまま、屋根から地上へと落下した。
肩と足に激痛を感じたフォードは、それでも自らの半身とも言えるカメラを確認する。
フィルムは、まだ回っていた。
彼はそれを、ジャップの爆弾によって倒壊した格納庫に向けた。
なおもミッドウェー島には爆弾が降り注ぎ、振動と轟音がカメラを揺らしている。
後にジョン・フォードは、この揺れている映像を見て、戦闘シーンを撮影する際にわざとカメラを揺らして映像に迫力を出す手法を思い付いたという。
だがこの時の彼はまだ、そのような手法も、この海戦の結末も、知る立場にはなかった。
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