32 / 69
過去編 王女殿下の初陣
4 レナ高地の夜
しおりを挟む
五月十六日は、日没までにさらに二度、強襲があった。しかし最初の強襲と違い、北ブルグンディア軍は砲兵の支援もなく白兵突撃を行ったため、防御陣地からの砲火の前にあえなく撃退されていた。
第一次強襲の際に、こちらの砲兵隊が敵砲兵部隊に何らかの打撃を与えたのか、単なる弾薬不足か、それとも砲兵の援護は必要ないと判断されたのかは判らない。
しかしともかくも、騎兵第十一連隊はレナ高地を守り切ったまま夜を迎えることが出来たのだ。
現在、将兵たちは総出で陣地の修復と強化に取りかかっている。
「兵士の戦死は六十八、将校は三名戦死、負傷は重軽傷合わせて二五三、騎兵砲二門破壊、馬の方はまあ、この際数える必要もないだろう。あれだけの強襲を受けてきた割りには、少ない損害と喜ぶべきか……」
連隊指揮所となっている掩体壕の中で、角灯の明かりに照らされた地図を眺めながらライガー大佐は呟いた。
「この調子であれば、連隊が壊滅するまでまだ数日の猶予がありますな」
「嫌なことを言ってくれるな、マッケンジー少佐。砲弾の残数は大丈夫なのか?」
「今日だけで、備蓄分の三分の一を消費しました。単純計算、あと二日は持ちますよ」
「三分の一……」
その数字に、ライガーはしばし絶句する。
右岸との連絡線が断たれるまで、連隊は細々ではあったが補給を受けていた。当然、弾薬も相応の量を備蓄して陣地に依っていたのである。
それが、わずか一日で三分の一を消費してしまうとは。
「有効な防御射撃をするためには、砲弾は惜しんでいられませんからな」
「新型砲の発射速度の速さにも、弾薬消費の一因があるだろう」
「まあ、その戦訓分析は無事に帰還してからということで」
「それもそうか」ライガーは頷いた。「我々が考えねばならん問題は、西部方面軍司令部と連絡が途絶していることと、右岸に展開し出した敵部隊だ」
騎兵第十一連隊にも、通信のための魔導兵は配属されている。だが、今は疲労によって使い物にならなくなっていた。
そもそも、軍に入隊してくる魔術師というのは、王室魔導院などで純粋に魔術師として栄達することが難しい生まれつき魔力量の少ない者か、魔術師としては傍流の家系に生まれた者のどちらかであることが多い。
つまり、魔術師として真に優秀な人材は、ほとんど軍には流れてこないのだ。まれに、王室魔導院での派閥抗争に敗れた者などが、技術顧問として軍に雇われることはあるが、純粋な軍人としての魔術師の数は少ない。
その数少ない魔術師、つまりは魔導兵を、軍は通信兵として使っている。水晶球を用いた遠距離通信は魔術師たちが古来より行ってきたことであり、これは電信技術が確立されるまで最も速い通信手段であった。
だが、魔力を消耗すれば通信は不可能となってしまう。
そのため、現在、連隊は西部方面軍司令部との通信手段を失ってしまったのだ。やむを得ず連絡員を派遣しようとしたのだが、右岸にまで北ブルグンディア軍が進出してきたため、途中で引き返さざるをえなくなっていた。
そして、その右岸に進出した敵部隊が問題であった。
今日の昼間、敵の強襲を撃退出来たのは、部隊の火力を陣地前面に集中させることが出来たからである。少なくとも、ライガーはそう判断している。
しかし、陣地が全包囲される状況になれば、火力は分散させざるを得ない。
つまり、明日以降は今日よりも厳しい戦いが待っているのだ。
「増援を求める通信は出しているので、西部方面軍が何らかの対応をしていると信じたいが……」
「こう考えると、あの姫様を帰さなかったのは正解かもしれませんな」
「確かにな。流石に、王族の所属する部隊を見捨てることは出来まいて」
二人は互いに皮肉な笑みを交わし合った。
ある意味で、エルフリード・ティリエル・ラ・ベイリオルという少女は連隊が生き残るための不可欠の要素になっているのだ。
「で、例のお姫さんは何をやっているんだ?」
「ああ、彼女は大したものですよ。暇さえあれば陣地を見回って、兵卒一人一人に声をかけておりましたからな」
「ああ、それは」
ライガーは十四歳の新米少尉に感心を覚えた。
防御戦というものは、一般的に士気が低下しやすい。特に見通しの悪い塹壕に籠もっていると、兵士たちは孤独感に苛まれて、時には自棄になって突撃をしようとする者まで現れる。
ライガー大佐の指揮の下に築かれたレナ高地陣地は、後世の視点から見てもこの時代の野戦築城の傑作に分類されるものであったが、兵士たちが弾雨の中で常に理性的に振る舞えるわけではない。
だからこそ、将校による指揮統率は欠かせない。声をかけて回るのも、将兵の間の心理的距離を縮め、指揮統率を容易にするための一つの手段であった。
かの王女は、それを直感的に判っていたのかもしれない。あるいは、士官学校の教官がよほど良かったのか。
「まあ、とにかく今夜は警戒しつつ、兵士どもに十分な休息を取らせることにしよう。恐らく、明日は今日よりも厳しい戦いとなるだろうからな」
◇◇◇
エルフリードは夜間の見張り当直将校として、陣地内の観測拠点に立っていた。
腰には、二振りの鋭剣を差している。すでに彼女が本来持っていた鋭剣は、血と脂と刃こぼれで使い物にならなくなっていた。今、彼女の手にあるのは、敵の将校の死体から回収したものだ。相手は銃撃の中で斃れたので、その刃は新品同様である。
塹壕戦であるにも関わらず、エルフリードは自身が鋭剣を持つことに拘っていた。自身の剣術の腕に自信があることもそうだが、将校はすべからく帯剣すべしという古典的考えが強く彼女の中にあるのだ。
自身が女性であり、他の将校と比べて背格好が子供同然であることを自覚している彼女は、そうすることによって将校としての威厳を得ようとしていた。幼稚といえば、幼稚な考えであった。
エルフリードは月明かりに照らされたレーヌス河左岸を見下ろしながら、軍服の胸元を握り込んだ。
硬い感触が、そこにはあった。
将兵たちが少なからず持っているだろうお守りの類を、彼女もやはり身に付けていた。しかし、普通のお守りと決定的に違うのは、それが魔力を宿しているということだろう。
自動で魔術防壁を発動するこのお守りは、砲撃の爆風から彼女を守り続けていた。
「まったく、こんなものに縋らねばならぬとは」
小さく、自嘲気味に呟く。存外、疲労の中で気弱になっていたのかもしれない。
レナ高地陣地前面には、放置されたままの北ブルグンディア軍将兵の死体が転がっている。塹壕内に入り込んだ敵兵の死体はすでに友軍の遺体と共に回収されているが、あの場の死体は両軍ともに回収する余裕がないのだ。
自分は、あの中の一つになるつもりはまったくない。その思いと共に、エルフリードはもう一度お守りを強く握り込んだ。
今日の強襲で、北ブルグンディア軍の将兵はロンダリア軍の砲兵と斉発砲によって陣地に辿り着く前に多数が倒れた。
ライガー大佐の功績ではあるのだが、入念に構築され火力も充実した陣地への白兵突撃の代償がいかに高くつくかの好例であろう。
もっとも、そう思っているのは自分を始めとするロンダリア側だけかもしれない。なにしろ、ロンダリアが野戦築城に重きを置き、いたずらな白兵突撃主義を戒める戦術教範を採っているのは、過去、自国の経験した戦争によるものだ。
多くの国では、未だ白兵突撃こそが戦場で雌雄を決する唯一の手段であるとしている。いや、その考えはロンダリア軍内部でも厳然として存在している。ただ、他国よりも火力というものの価値を理解しているに過ぎないのだ。
そう考えれば、いくら包囲下にあるとはいえ、自分がロンダリア側の軍人であることを幸運に思うべきかもしれなかった。
第一次強襲の際に、こちらの砲兵隊が敵砲兵部隊に何らかの打撃を与えたのか、単なる弾薬不足か、それとも砲兵の援護は必要ないと判断されたのかは判らない。
しかしともかくも、騎兵第十一連隊はレナ高地を守り切ったまま夜を迎えることが出来たのだ。
現在、将兵たちは総出で陣地の修復と強化に取りかかっている。
「兵士の戦死は六十八、将校は三名戦死、負傷は重軽傷合わせて二五三、騎兵砲二門破壊、馬の方はまあ、この際数える必要もないだろう。あれだけの強襲を受けてきた割りには、少ない損害と喜ぶべきか……」
連隊指揮所となっている掩体壕の中で、角灯の明かりに照らされた地図を眺めながらライガー大佐は呟いた。
「この調子であれば、連隊が壊滅するまでまだ数日の猶予がありますな」
「嫌なことを言ってくれるな、マッケンジー少佐。砲弾の残数は大丈夫なのか?」
「今日だけで、備蓄分の三分の一を消費しました。単純計算、あと二日は持ちますよ」
「三分の一……」
その数字に、ライガーはしばし絶句する。
右岸との連絡線が断たれるまで、連隊は細々ではあったが補給を受けていた。当然、弾薬も相応の量を備蓄して陣地に依っていたのである。
それが、わずか一日で三分の一を消費してしまうとは。
「有効な防御射撃をするためには、砲弾は惜しんでいられませんからな」
「新型砲の発射速度の速さにも、弾薬消費の一因があるだろう」
「まあ、その戦訓分析は無事に帰還してからということで」
「それもそうか」ライガーは頷いた。「我々が考えねばならん問題は、西部方面軍司令部と連絡が途絶していることと、右岸に展開し出した敵部隊だ」
騎兵第十一連隊にも、通信のための魔導兵は配属されている。だが、今は疲労によって使い物にならなくなっていた。
そもそも、軍に入隊してくる魔術師というのは、王室魔導院などで純粋に魔術師として栄達することが難しい生まれつき魔力量の少ない者か、魔術師としては傍流の家系に生まれた者のどちらかであることが多い。
つまり、魔術師として真に優秀な人材は、ほとんど軍には流れてこないのだ。まれに、王室魔導院での派閥抗争に敗れた者などが、技術顧問として軍に雇われることはあるが、純粋な軍人としての魔術師の数は少ない。
その数少ない魔術師、つまりは魔導兵を、軍は通信兵として使っている。水晶球を用いた遠距離通信は魔術師たちが古来より行ってきたことであり、これは電信技術が確立されるまで最も速い通信手段であった。
だが、魔力を消耗すれば通信は不可能となってしまう。
そのため、現在、連隊は西部方面軍司令部との通信手段を失ってしまったのだ。やむを得ず連絡員を派遣しようとしたのだが、右岸にまで北ブルグンディア軍が進出してきたため、途中で引き返さざるをえなくなっていた。
そして、その右岸に進出した敵部隊が問題であった。
今日の昼間、敵の強襲を撃退出来たのは、部隊の火力を陣地前面に集中させることが出来たからである。少なくとも、ライガーはそう判断している。
しかし、陣地が全包囲される状況になれば、火力は分散させざるを得ない。
つまり、明日以降は今日よりも厳しい戦いが待っているのだ。
「増援を求める通信は出しているので、西部方面軍が何らかの対応をしていると信じたいが……」
「こう考えると、あの姫様を帰さなかったのは正解かもしれませんな」
「確かにな。流石に、王族の所属する部隊を見捨てることは出来まいて」
二人は互いに皮肉な笑みを交わし合った。
ある意味で、エルフリード・ティリエル・ラ・ベイリオルという少女は連隊が生き残るための不可欠の要素になっているのだ。
「で、例のお姫さんは何をやっているんだ?」
「ああ、彼女は大したものですよ。暇さえあれば陣地を見回って、兵卒一人一人に声をかけておりましたからな」
「ああ、それは」
ライガーは十四歳の新米少尉に感心を覚えた。
防御戦というものは、一般的に士気が低下しやすい。特に見通しの悪い塹壕に籠もっていると、兵士たちは孤独感に苛まれて、時には自棄になって突撃をしようとする者まで現れる。
ライガー大佐の指揮の下に築かれたレナ高地陣地は、後世の視点から見てもこの時代の野戦築城の傑作に分類されるものであったが、兵士たちが弾雨の中で常に理性的に振る舞えるわけではない。
だからこそ、将校による指揮統率は欠かせない。声をかけて回るのも、将兵の間の心理的距離を縮め、指揮統率を容易にするための一つの手段であった。
かの王女は、それを直感的に判っていたのかもしれない。あるいは、士官学校の教官がよほど良かったのか。
「まあ、とにかく今夜は警戒しつつ、兵士どもに十分な休息を取らせることにしよう。恐らく、明日は今日よりも厳しい戦いとなるだろうからな」
◇◇◇
エルフリードは夜間の見張り当直将校として、陣地内の観測拠点に立っていた。
腰には、二振りの鋭剣を差している。すでに彼女が本来持っていた鋭剣は、血と脂と刃こぼれで使い物にならなくなっていた。今、彼女の手にあるのは、敵の将校の死体から回収したものだ。相手は銃撃の中で斃れたので、その刃は新品同様である。
塹壕戦であるにも関わらず、エルフリードは自身が鋭剣を持つことに拘っていた。自身の剣術の腕に自信があることもそうだが、将校はすべからく帯剣すべしという古典的考えが強く彼女の中にあるのだ。
自身が女性であり、他の将校と比べて背格好が子供同然であることを自覚している彼女は、そうすることによって将校としての威厳を得ようとしていた。幼稚といえば、幼稚な考えであった。
エルフリードは月明かりに照らされたレーヌス河左岸を見下ろしながら、軍服の胸元を握り込んだ。
硬い感触が、そこにはあった。
将兵たちが少なからず持っているだろうお守りの類を、彼女もやはり身に付けていた。しかし、普通のお守りと決定的に違うのは、それが魔力を宿しているということだろう。
自動で魔術防壁を発動するこのお守りは、砲撃の爆風から彼女を守り続けていた。
「まったく、こんなものに縋らねばならぬとは」
小さく、自嘲気味に呟く。存外、疲労の中で気弱になっていたのかもしれない。
レナ高地陣地前面には、放置されたままの北ブルグンディア軍将兵の死体が転がっている。塹壕内に入り込んだ敵兵の死体はすでに友軍の遺体と共に回収されているが、あの場の死体は両軍ともに回収する余裕がないのだ。
自分は、あの中の一つになるつもりはまったくない。その思いと共に、エルフリードはもう一度お守りを強く握り込んだ。
今日の強襲で、北ブルグンディア軍の将兵はロンダリア軍の砲兵と斉発砲によって陣地に辿り着く前に多数が倒れた。
ライガー大佐の功績ではあるのだが、入念に構築され火力も充実した陣地への白兵突撃の代償がいかに高くつくかの好例であろう。
もっとも、そう思っているのは自分を始めとするロンダリア側だけかもしれない。なにしろ、ロンダリアが野戦築城に重きを置き、いたずらな白兵突撃主義を戒める戦術教範を採っているのは、過去、自国の経験した戦争によるものだ。
多くの国では、未だ白兵突撃こそが戦場で雌雄を決する唯一の手段であるとしている。いや、その考えはロンダリア軍内部でも厳然として存在している。ただ、他国よりも火力というものの価値を理解しているに過ぎないのだ。
そう考えれば、いくら包囲下にあるとはいえ、自分がロンダリア側の軍人であることを幸運に思うべきかもしれなかった。
0
お気に入りに追加
56
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
捨てた騎士と拾った魔術師
吉野屋
恋愛
貴族の庶子であるミリアムは、前世持ちである。冷遇されていたが政略でおっさん貴族の後妻落ちになる事を懸念して逃げ出した。実家では隠していたが、魔力にギフトと生活能力はあるので、王都に行き暮らす。優しくて美しい夫も出来て幸せな生活をしていたが、夫の兄の死で伯爵家を継いだ夫に捨てられてしまう。その後、王都に来る前に出会った男(その時は鳥だった)に再会して国を左右する陰謀に巻き込まれていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる