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夜会
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王宮で夜会が開かれた。
社交嫌いのエドヴァルドも今回ばかりは参加せざるを得なかった。
国王からエドヴァルドに名誉と褒賞が与えられる、そのための夜会。
必要はないと固辞をしたが、国民の手前、国の英雄に何もしないわけにはいかないと懇願された。そして、あきらめずにエドヴァルドを探し続け、救い出したカティにも褒美が与えられるという。
カティは初めての夜会。
これまでほとんど社交らしきことをしたことはなかったが、エドヴァルドのエスコートでデビューすることになった。
すらっとした姿勢、美しい所作、そしてその整った容貌で人々を魅了するエドヴァルド。奇跡の復活と十数年前と変わらぬその若々しい姿に人々はさらに目を離せない。そして彼が大切にエスコートしているのは初めの夜会に緊張して顔がこわばっているカティ。
そのカティはエドヴァルドに合わせて少し濃い青色のドレスに身を包んでいた。美しく可憐で王家の覚えもめでたいカティ、めったに公に姿を現さない事もあり注目されていた。
いろいろな意味で人々の注目を浴びる二人は一挙手一投足見張られている。
初めて夜会に参加したカティの粗を探そうとする者もいれば、可憐な公爵令嬢とお近づきになりたい者もいる。
それらが煩わしい二人は、王族に挨拶を終え、栄誉を賜る堅苦しい時間が終わるとさっさと帰ろうとした。
そこに国王の声がかかる。
「まさかもう帰るといわんだろうな。今日はそなたの帰還祝いだ。皆英雄を一目見ようと参加しておるのだ。カティ嬢も美味しいお菓子をたくさん取りよせておいたぞ。ゆっくりしていきなさい。」
カティはキラキラとした目で国王を見る。
そしてエドヴァルドを見ると、表情筋がおさぼりのようで冷ややかな顔で頷く。
ヴィクトルが案内するよと、エスコートしてくれる。
本当はエドヴァルドと一緒に行きたかったが、エドヴァルドのもとに次々と貴族たちが挨拶に来ていた。
十数年前に知り合いだった者たちが、また王宮に出仕を願うものや交流を願うもの様々だがなかなか人が途切れない。その折にカティにと息子を紹介したり、エドヴァルドに娘を紹介しようとするのでエドヴァルドの機嫌は下がる一方だった。
しかし、掴まってしまったものは仕方がない。十三年間の時間を取り戻すため、情報収集と割り切りしばし付き合うことにした。
カティはヴィクトルと思う存分珍しいお菓子を食べた後、ちょっとといってその場を離れた。
お花摘みに行こうと歩いていると話にしか聞いたことがないお約束が向こうから来た。
(ほうほう、これが噂のドレスの壁。)
カティの進路を妨害するように三人の令嬢が前に立ちはだかる。
「カティ様、わたくしパメラ・ドレイユと申します。お初にお目にかかりますわ。」
「・・・・。」
一応マナーの先生からは下位貴族の方から声掛けをする事や相手の了承を得ずに名前で呼ぶことはマナー違反だと教えられている。
(・・・これはファイトッ!かも!初体験ですよ!)
思わずにやにやしてしまう。
「聞いてらっしゃいます?カティ様は聞いていた通りご令嬢としてのマナーが全くできておりませんのね。」
明らかに見下げるような口調でマウントを取ってくる。
「ほほほ。マナー違反はどちらでしょう。わたくし名前を呼んでいいと許可いたしました?」
「ふ、ふん。そのような些細なことどうでもよろしいのよ。あなた第三王子に色目を使ってどういうつもり?」
「ヴィーに色目?」
「まあ!!なんて図々しいのかしら!殿下に断りもなく愛称呼びなんて!不敬ですわよ!」
(・・・めんどくさい。)
いちいち説明をする必要もないと歩き出そうとしたが
「貴女、公爵様にも色仕掛けで迫っているんですってね。娘とは言え養女なんでしょ?その年で殿方の膝に座るだなんて、本当に気持ちが悪い。公爵様がお気の毒ですわ。」
(はあああ?!とう様に・・・とう様に色仕掛けだと?!)
この三人は侯爵家イレーヌの取り巻きだった。
無礼を働いたとユリ公爵家から抗議を受け、謹慎させられたイレーヌがあることないこと友人たちに手紙で広めた。
命の恩人の養女を無下にできず、迫られても我慢している公爵を救い出してあげなければならない。カティを諫めて、高位貴族としての振る舞いを教えてやりましょう。そういう友人の手紙に、歪んだ正義感と嫉妬に駆られた令嬢達はカティに絡んだ。
「養女のくせに、分不相応な夢はあきらめなさい。もちろん殿下もよ。お二方にはわたくしたちのような真の貴族令嬢が必要なのです。弁えなさいな。」
カティはれっきとしたバートランド国の王族の血を引いている、身分の上でも馬鹿にされる筋合いはない。
「なるほどなるほど。このような卑劣な行為に一言も言い返すことが出来ない雪の結晶のような儚げな私を数人がかりでいじめる陰湿で卑怯なお方こそが、公爵夫人や王子妃にぴったりだと。言い換えれば公爵や王子をその程度のものだと言ってるのですね。怖いです、そんな不敬なことおっしゃるなんて・・・わたくし怖くて言い返すこともできませんわ。」
カティはフルフル震える。
「誰が一言も言い返せないか弱いのよ!調子に乗るのもいい加減に・・・」
さっと手をあげるパメラの動きを、魔法で止める。
武力で片が付く破落戸の方がやりやすいなあとカティが困っていると思わぬ助けが来た。
「不敬はおぬし等じゃ!カティ様はおぬし等よりも身分が上じゃ。しかも根も葉もないうわさで一方的に貶めるとは・・・このことは陛下とユリ公爵、お主らの家にも報告させてもらう。さっさと帰るがいい。」
三人の令嬢は青ざめた顔で謝りもせずに逃げていった。
*本当に今更なのですが、タイトルを間違えておりました(/ω\)
昨日発見してびっくりしましたΣ(・ω・ノ)ノ!
鬼畜な父に愛されているようです→溺愛されているようです
大切な「溺」抜けてた!今更ながらこっそり訂正しときました(´艸`*)
社交嫌いのエドヴァルドも今回ばかりは参加せざるを得なかった。
国王からエドヴァルドに名誉と褒賞が与えられる、そのための夜会。
必要はないと固辞をしたが、国民の手前、国の英雄に何もしないわけにはいかないと懇願された。そして、あきらめずにエドヴァルドを探し続け、救い出したカティにも褒美が与えられるという。
カティは初めての夜会。
これまでほとんど社交らしきことをしたことはなかったが、エドヴァルドのエスコートでデビューすることになった。
すらっとした姿勢、美しい所作、そしてその整った容貌で人々を魅了するエドヴァルド。奇跡の復活と十数年前と変わらぬその若々しい姿に人々はさらに目を離せない。そして彼が大切にエスコートしているのは初めの夜会に緊張して顔がこわばっているカティ。
そのカティはエドヴァルドに合わせて少し濃い青色のドレスに身を包んでいた。美しく可憐で王家の覚えもめでたいカティ、めったに公に姿を現さない事もあり注目されていた。
いろいろな意味で人々の注目を浴びる二人は一挙手一投足見張られている。
初めて夜会に参加したカティの粗を探そうとする者もいれば、可憐な公爵令嬢とお近づきになりたい者もいる。
それらが煩わしい二人は、王族に挨拶を終え、栄誉を賜る堅苦しい時間が終わるとさっさと帰ろうとした。
そこに国王の声がかかる。
「まさかもう帰るといわんだろうな。今日はそなたの帰還祝いだ。皆英雄を一目見ようと参加しておるのだ。カティ嬢も美味しいお菓子をたくさん取りよせておいたぞ。ゆっくりしていきなさい。」
カティはキラキラとした目で国王を見る。
そしてエドヴァルドを見ると、表情筋がおさぼりのようで冷ややかな顔で頷く。
ヴィクトルが案内するよと、エスコートしてくれる。
本当はエドヴァルドと一緒に行きたかったが、エドヴァルドのもとに次々と貴族たちが挨拶に来ていた。
十数年前に知り合いだった者たちが、また王宮に出仕を願うものや交流を願うもの様々だがなかなか人が途切れない。その折にカティにと息子を紹介したり、エドヴァルドに娘を紹介しようとするのでエドヴァルドの機嫌は下がる一方だった。
しかし、掴まってしまったものは仕方がない。十三年間の時間を取り戻すため、情報収集と割り切りしばし付き合うことにした。
カティはヴィクトルと思う存分珍しいお菓子を食べた後、ちょっとといってその場を離れた。
お花摘みに行こうと歩いていると話にしか聞いたことがないお約束が向こうから来た。
(ほうほう、これが噂のドレスの壁。)
カティの進路を妨害するように三人の令嬢が前に立ちはだかる。
「カティ様、わたくしパメラ・ドレイユと申します。お初にお目にかかりますわ。」
「・・・・。」
一応マナーの先生からは下位貴族の方から声掛けをする事や相手の了承を得ずに名前で呼ぶことはマナー違反だと教えられている。
(・・・これはファイトッ!かも!初体験ですよ!)
思わずにやにやしてしまう。
「聞いてらっしゃいます?カティ様は聞いていた通りご令嬢としてのマナーが全くできておりませんのね。」
明らかに見下げるような口調でマウントを取ってくる。
「ほほほ。マナー違反はどちらでしょう。わたくし名前を呼んでいいと許可いたしました?」
「ふ、ふん。そのような些細なことどうでもよろしいのよ。あなた第三王子に色目を使ってどういうつもり?」
「ヴィーに色目?」
「まあ!!なんて図々しいのかしら!殿下に断りもなく愛称呼びなんて!不敬ですわよ!」
(・・・めんどくさい。)
いちいち説明をする必要もないと歩き出そうとしたが
「貴女、公爵様にも色仕掛けで迫っているんですってね。娘とは言え養女なんでしょ?その年で殿方の膝に座るだなんて、本当に気持ちが悪い。公爵様がお気の毒ですわ。」
(はあああ?!とう様に・・・とう様に色仕掛けだと?!)
この三人は侯爵家イレーヌの取り巻きだった。
無礼を働いたとユリ公爵家から抗議を受け、謹慎させられたイレーヌがあることないこと友人たちに手紙で広めた。
命の恩人の養女を無下にできず、迫られても我慢している公爵を救い出してあげなければならない。カティを諫めて、高位貴族としての振る舞いを教えてやりましょう。そういう友人の手紙に、歪んだ正義感と嫉妬に駆られた令嬢達はカティに絡んだ。
「養女のくせに、分不相応な夢はあきらめなさい。もちろん殿下もよ。お二方にはわたくしたちのような真の貴族令嬢が必要なのです。弁えなさいな。」
カティはれっきとしたバートランド国の王族の血を引いている、身分の上でも馬鹿にされる筋合いはない。
「なるほどなるほど。このような卑劣な行為に一言も言い返すことが出来ない雪の結晶のような儚げな私を数人がかりでいじめる陰湿で卑怯なお方こそが、公爵夫人や王子妃にぴったりだと。言い換えれば公爵や王子をその程度のものだと言ってるのですね。怖いです、そんな不敬なことおっしゃるなんて・・・わたくし怖くて言い返すこともできませんわ。」
カティはフルフル震える。
「誰が一言も言い返せないか弱いのよ!調子に乗るのもいい加減に・・・」
さっと手をあげるパメラの動きを、魔法で止める。
武力で片が付く破落戸の方がやりやすいなあとカティが困っていると思わぬ助けが来た。
「不敬はおぬし等じゃ!カティ様はおぬし等よりも身分が上じゃ。しかも根も葉もないうわさで一方的に貶めるとは・・・このことは陛下とユリ公爵、お主らの家にも報告させてもらう。さっさと帰るがいい。」
三人の令嬢は青ざめた顔で謝りもせずに逃げていった。
*本当に今更なのですが、タイトルを間違えておりました(/ω\)
昨日発見してびっくりしましたΣ(・ω・ノ)ノ!
鬼畜な父に愛されているようです→溺愛されているようです
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