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~古都防衛編 第14章~
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[間一髪]
「構えぇッ!放てッ!」
リーチェの合図と共に魔力の矢が一斉に空を飛ぶ。放たれた矢は眼前にいる城内に侵入したコーラス・ブリッツと魔物達を射る。彼らは小さな断末魔を上げるとその場に倒れ込み、死体の山が積み上がっていく。
リーチェ達がいるのは古都内にある第二区域・・・大正門が突破された時はここまで下がり、第二の城壁とする場所である。古都の周囲を覆う城壁と同様、高い壁が周囲を取り囲んでおり敵の侵入を阻む。
城壁の傍にまで接近したコーラス・ブリッツは長梯子をかけて城壁に乗り込んできており、撤退してきた守護部隊と第二区域を防衛していた遠征部隊、魔術部隊、霊導弓術部隊が彼らを迎撃する。第二区域の大門が破城槌によって大きく揺れる。
「破城槌を持っている奴らを狙え!この門だけは何としても死守せよ!」
リーチェの号令を受けて彼女の部隊員達が破城槌を持って門へと突き進んでくる連中を次々と射ていく。次々と屍が積み上がっていき、門の前には様々な魔物やコーラス・ブリッツに所属している連中の死体が山を作っていく。
そんな中、リーチェの下に彼女の部下が報告にやって来た。
「隊長!緊急報告です!城内に八重紅狼が出現した模様!現在親衛部隊をはじめとする城内を防衛している者達が戦闘状態に入ったとのことです!」
「何ですって⁉何処かの大門が破壊されたって言うの⁉」
「いいえ・・・報告によりますと、突如出現したとのことで・・・恐らくこの者達を古都の周囲に召喚した張本人だという情報が入っておりまして・・・」
「・・・マズいわね。もし城内が殲滅されたら敵に挟まれるわ・・・そうなれば私達は袋のネズミも同然、全滅するのは時間の問題よ。」
「・・・」
「増援要請は?」
「いいえ、まだ本部の方からは何も・・・先程から一切連絡が取れなくて・・・」
部下の言葉を受けてリーチェが敵の群れを見つめる。彼らは次々と倒れていってはいるが、勢いが止むことが無く、寧ろ勢いを強めていっており、少しでも気を緩めると直ぐに攻め込まれそうな雰囲気だった。
「取り合えず、私達は私達の仕事をするわよ。ガーヴェラ大隊長達とも連絡が取れない今、私達の独断で勝手に行動する訳には行かないわ。」
「はっ!」
部下はリーチェの言葉を受けて直ぐに持ち場へと戻って行った。リーチェは小さく溜息をつき、霊導弓を強く握りしめる。
「・・・生きて帰れないかもしれないわね、私達・・・」
リーチェは雲霞の如く広がっている敵を見つめながら呟いた。
一方その頃、ユリシーゼ率いる古都攻略隊は中々第二大門を突破できずにいた。
「何をしているお前達?とっとと門を破壊しないか?」
ユリシーゼが城壁から少し離れた場所で様子を眺めながら静かに周囲の部下達に語り掛けた。すると、部下の1人が恐る恐るユリシーゼに進言する。
「そ・・・それが・・・門が非常に強固な上に城壁からの弾幕が激しく・・・攻め込めずに・・・」
「・・・」
「それに足元の死体によって移動が困難な状況で・・・」
「・・・そのせいで門が破壊出来ない上にどんどん前線が下がってきている・・・そう言いたいのか?」
ユリシーゼの言葉に部下達が冷や汗をだらだらと滝のように流しながら顔を下に向ける。彼女の放つ恐ろしい殺気によって部下達は恐れ怯えていた。
「やはり能無しは何時まで経っても能無しだな・・・折角世界から捨てられた貴様らを拾ってやったというのにまともに仕事をこなせないとは・・・情けない。」
ユリシーゼはそう言うと、右手に持っている黒く雅に光る長槍を構えると、彼女の周囲に若紫色のオーラが出現する。
「全体に伝えろ。今から私があの門を破壊する・・・巻き込まれたくなければとっとと道を開けろと、な。」
「りょ、了解です!ユリシーゼ様!」
彼女の言葉を受けてコーラス・ブリッツの連中は一筋の道を作り出した。その道には言語を理解できない魔物達が跋扈していたが彼女には何の問題も無かった。
『さて・・・行くとしようか。魔物共よ、恨むなよ・・・』
ユリシーゼが心の中で呟いた瞬間、紫苑色の炎が彼女の体を激しく包み込み、空気を震わせた。身に纏っている黒のドレスが少し舞い上がる。
そんな尋常ではない気配を感じ取ったリーチェは躊躇なく矢を生成して番えると、ユリシーゼに照準を合わせる。リーチェの矢が碧色に染まり始め、風を纏い始める。
「総員退避!今すぐ私の周りから逃げなさい!」
『古都の大正門を破壊した時と同じ感じ・・・またあの技が来る!』
リーチェはより魔力を込めてユリシーゼの攻撃に備える。ユリシーゼも大門の上からこちらに狙いを定めているリーチェの気配に気が付き、視線を移す。
『面白い・・・貴様の矢で私を止められるか・・・試してみるとしようか。』
ユリシーゼはそう心の中で呟くと、足に力を込め、一気に大門へと突撃する。彼女の纏ったすさまじい魔力によって周囲の地面は抉れ、前にいた魔物達が次々と横に退避しているコーラス・ブリッツ達の方へと吹き飛んで行く。
『来た!』
リーチェは迫りくるユリシーゼに向かって矢を放った。矢は周囲の風を巻き込みながら生き物のように軌道を変えて地面を這うように移動し始めた。
「ふんっ!」
ユリシーゼは全力で飛翔し、リーチェの矢を回避する。しかしリーチェの矢は再び軌道を変えて、ユリシーゼを追いかけていく。
さらにリーチェは5本の矢を一斉に放ち、上空へと飛翔したユリシーゼに攻撃を仕掛ける。
『さぁ、これでどう⁉』
リーチェが矢に挟まれたユリシーゼを睨みつけながら心の中で叫んだ。するとその時、ユリシーゼは不敵にも妖艶に微笑む。
「・・・甘いな。」
ユリシーゼは誰にも聞こえることの無い程小さく囁くと、手に持っている槍を勢いよく自身の体ごと回転させる。その瞬間、ユリシーゼの周囲に紫苑色の炎が出現し、リーチェの矢を全て燃やし尽くした。
「っく!」
リーチェは再び矢を番え、ユリシーゼへと狙いを定める。しかしそれと同時にユリシーゼは槍を右手一本で持つと、投げつける構えを取る。
『ま、マズい!攻撃を止めれない!』
リーチェは思わず歯を食いしばった。周りにいた部下達が一斉にユリシーゼ目掛けて矢を放つが、彼女が先程出現させた炎により全てが灰と化してしまった。
「無駄な事を・・・」
ユリシーゼがぼそりと悲しげに呟き、槍を投げようとした・・・その時、
「ギャオオオオオオオオオオオ!」
「⁉」
突如ユリシーゼの真上を一匹のワイバーンが通過し、激しい雄叫びを周囲に轟かせた。ユリシーゼは思わずワイバーンの方へと意識を取られて顔を向ける。
ユリシーゼの視線の先には他にも幾つものワイバーンが群れを成して飛行しており、その背中には古都軍航空部隊のワッペンをつけた兵士が乗っていた。
『馬鹿な・・・奴らは今、我々のワイバーン乗り達との戦いで精一杯の筈・・・こちらへの援護など出来る訳は無いのに何故⁉』
ユリシーゼが今の状況に困惑していると、先程雄叫びを上げたワイバーンが急旋回し、再びユリシーゼの真上に来た。そしてそのワイバーンの背中から浅黄色の羽織を着た影がすっとユリシーゼの方へと落ちてきた。
『あの姿はッ!』
ユリシーゼは咄嗟に槍を両手に持ち、迫りくる影へと構えた。影はそのまま両手に持った棍を思いっきり振りかぶり、より加速して落下してくる。
ユリシーゼはその影が目の前に来た時、影に向かって叫んだ。
「まさかここでお前が来るとはな!『ロメリア・サーフェリート!』」
「どりゃあああああああああああああ!」
ロメリアはそのままユリシーゼに向かって全力で棍を叩きつける様に振るう。重力によってより威力の増したロメリアの攻撃はそのままユリシーゼを勢いよく地面へと叩きつけた。叩きつけられたユリシーゼの周囲には激しい土埃が舞い上がる。
ロメリアはそのまま宙で体勢を整えると、地面へと着地する。そしてすぐに棍を構え、ユリシーゼがいるであろう土埃が舞う場所を見つめた。
「構えぇッ!放てッ!」
リーチェの合図と共に魔力の矢が一斉に空を飛ぶ。放たれた矢は眼前にいる城内に侵入したコーラス・ブリッツと魔物達を射る。彼らは小さな断末魔を上げるとその場に倒れ込み、死体の山が積み上がっていく。
リーチェ達がいるのは古都内にある第二区域・・・大正門が突破された時はここまで下がり、第二の城壁とする場所である。古都の周囲を覆う城壁と同様、高い壁が周囲を取り囲んでおり敵の侵入を阻む。
城壁の傍にまで接近したコーラス・ブリッツは長梯子をかけて城壁に乗り込んできており、撤退してきた守護部隊と第二区域を防衛していた遠征部隊、魔術部隊、霊導弓術部隊が彼らを迎撃する。第二区域の大門が破城槌によって大きく揺れる。
「破城槌を持っている奴らを狙え!この門だけは何としても死守せよ!」
リーチェの号令を受けて彼女の部隊員達が破城槌を持って門へと突き進んでくる連中を次々と射ていく。次々と屍が積み上がっていき、門の前には様々な魔物やコーラス・ブリッツに所属している連中の死体が山を作っていく。
そんな中、リーチェの下に彼女の部下が報告にやって来た。
「隊長!緊急報告です!城内に八重紅狼が出現した模様!現在親衛部隊をはじめとする城内を防衛している者達が戦闘状態に入ったとのことです!」
「何ですって⁉何処かの大門が破壊されたって言うの⁉」
「いいえ・・・報告によりますと、突如出現したとのことで・・・恐らくこの者達を古都の周囲に召喚した張本人だという情報が入っておりまして・・・」
「・・・マズいわね。もし城内が殲滅されたら敵に挟まれるわ・・・そうなれば私達は袋のネズミも同然、全滅するのは時間の問題よ。」
「・・・」
「増援要請は?」
「いいえ、まだ本部の方からは何も・・・先程から一切連絡が取れなくて・・・」
部下の言葉を受けてリーチェが敵の群れを見つめる。彼らは次々と倒れていってはいるが、勢いが止むことが無く、寧ろ勢いを強めていっており、少しでも気を緩めると直ぐに攻め込まれそうな雰囲気だった。
「取り合えず、私達は私達の仕事をするわよ。ガーヴェラ大隊長達とも連絡が取れない今、私達の独断で勝手に行動する訳には行かないわ。」
「はっ!」
部下はリーチェの言葉を受けて直ぐに持ち場へと戻って行った。リーチェは小さく溜息をつき、霊導弓を強く握りしめる。
「・・・生きて帰れないかもしれないわね、私達・・・」
リーチェは雲霞の如く広がっている敵を見つめながら呟いた。
一方その頃、ユリシーゼ率いる古都攻略隊は中々第二大門を突破できずにいた。
「何をしているお前達?とっとと門を破壊しないか?」
ユリシーゼが城壁から少し離れた場所で様子を眺めながら静かに周囲の部下達に語り掛けた。すると、部下の1人が恐る恐るユリシーゼに進言する。
「そ・・・それが・・・門が非常に強固な上に城壁からの弾幕が激しく・・・攻め込めずに・・・」
「・・・」
「それに足元の死体によって移動が困難な状況で・・・」
「・・・そのせいで門が破壊出来ない上にどんどん前線が下がってきている・・・そう言いたいのか?」
ユリシーゼの言葉に部下達が冷や汗をだらだらと滝のように流しながら顔を下に向ける。彼女の放つ恐ろしい殺気によって部下達は恐れ怯えていた。
「やはり能無しは何時まで経っても能無しだな・・・折角世界から捨てられた貴様らを拾ってやったというのにまともに仕事をこなせないとは・・・情けない。」
ユリシーゼはそう言うと、右手に持っている黒く雅に光る長槍を構えると、彼女の周囲に若紫色のオーラが出現する。
「全体に伝えろ。今から私があの門を破壊する・・・巻き込まれたくなければとっとと道を開けろと、な。」
「りょ、了解です!ユリシーゼ様!」
彼女の言葉を受けてコーラス・ブリッツの連中は一筋の道を作り出した。その道には言語を理解できない魔物達が跋扈していたが彼女には何の問題も無かった。
『さて・・・行くとしようか。魔物共よ、恨むなよ・・・』
ユリシーゼが心の中で呟いた瞬間、紫苑色の炎が彼女の体を激しく包み込み、空気を震わせた。身に纏っている黒のドレスが少し舞い上がる。
そんな尋常ではない気配を感じ取ったリーチェは躊躇なく矢を生成して番えると、ユリシーゼに照準を合わせる。リーチェの矢が碧色に染まり始め、風を纏い始める。
「総員退避!今すぐ私の周りから逃げなさい!」
『古都の大正門を破壊した時と同じ感じ・・・またあの技が来る!』
リーチェはより魔力を込めてユリシーゼの攻撃に備える。ユリシーゼも大門の上からこちらに狙いを定めているリーチェの気配に気が付き、視線を移す。
『面白い・・・貴様の矢で私を止められるか・・・試してみるとしようか。』
ユリシーゼはそう心の中で呟くと、足に力を込め、一気に大門へと突撃する。彼女の纏ったすさまじい魔力によって周囲の地面は抉れ、前にいた魔物達が次々と横に退避しているコーラス・ブリッツ達の方へと吹き飛んで行く。
『来た!』
リーチェは迫りくるユリシーゼに向かって矢を放った。矢は周囲の風を巻き込みながら生き物のように軌道を変えて地面を這うように移動し始めた。
「ふんっ!」
ユリシーゼは全力で飛翔し、リーチェの矢を回避する。しかしリーチェの矢は再び軌道を変えて、ユリシーゼを追いかけていく。
さらにリーチェは5本の矢を一斉に放ち、上空へと飛翔したユリシーゼに攻撃を仕掛ける。
『さぁ、これでどう⁉』
リーチェが矢に挟まれたユリシーゼを睨みつけながら心の中で叫んだ。するとその時、ユリシーゼは不敵にも妖艶に微笑む。
「・・・甘いな。」
ユリシーゼは誰にも聞こえることの無い程小さく囁くと、手に持っている槍を勢いよく自身の体ごと回転させる。その瞬間、ユリシーゼの周囲に紫苑色の炎が出現し、リーチェの矢を全て燃やし尽くした。
「っく!」
リーチェは再び矢を番え、ユリシーゼへと狙いを定める。しかしそれと同時にユリシーゼは槍を右手一本で持つと、投げつける構えを取る。
『ま、マズい!攻撃を止めれない!』
リーチェは思わず歯を食いしばった。周りにいた部下達が一斉にユリシーゼ目掛けて矢を放つが、彼女が先程出現させた炎により全てが灰と化してしまった。
「無駄な事を・・・」
ユリシーゼがぼそりと悲しげに呟き、槍を投げようとした・・・その時、
「ギャオオオオオオオオオオオ!」
「⁉」
突如ユリシーゼの真上を一匹のワイバーンが通過し、激しい雄叫びを周囲に轟かせた。ユリシーゼは思わずワイバーンの方へと意識を取られて顔を向ける。
ユリシーゼの視線の先には他にも幾つものワイバーンが群れを成して飛行しており、その背中には古都軍航空部隊のワッペンをつけた兵士が乗っていた。
『馬鹿な・・・奴らは今、我々のワイバーン乗り達との戦いで精一杯の筈・・・こちらへの援護など出来る訳は無いのに何故⁉』
ユリシーゼが今の状況に困惑していると、先程雄叫びを上げたワイバーンが急旋回し、再びユリシーゼの真上に来た。そしてそのワイバーンの背中から浅黄色の羽織を着た影がすっとユリシーゼの方へと落ちてきた。
『あの姿はッ!』
ユリシーゼは咄嗟に槍を両手に持ち、迫りくる影へと構えた。影はそのまま両手に持った棍を思いっきり振りかぶり、より加速して落下してくる。
ユリシーゼはその影が目の前に来た時、影に向かって叫んだ。
「まさかここでお前が来るとはな!『ロメリア・サーフェリート!』」
「どりゃあああああああああああああ!」
ロメリアはそのままユリシーゼに向かって全力で棍を叩きつける様に振るう。重力によってより威力の増したロメリアの攻撃はそのままユリシーゼを勢いよく地面へと叩きつけた。叩きつけられたユリシーゼの周囲には激しい土埃が舞い上がる。
ロメリアはそのまま宙で体勢を整えると、地面へと着地する。そしてすぐに棍を構え、ユリシーゼがいるであろう土埃が舞う場所を見つめた。
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