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~古都編 第3章~
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[諜報活動]
「ここが本日、皆様がお過ごしになるお部屋となります。私はこれにて失礼いたしますので何か御用がございましたら何なりと傍にある使用人室へとお申し付けください。」
執事はフォルト達を来賓専用の部屋へと案内し終えると、お辞儀をして部屋から出ていった。フォルト達は豪華な造りとなっている部屋を少し呆然としながら見渡していた。
「うぉぉ・・・凄い部屋・・・まるで王様にでもなった感じだ・・・」
「置かれている家具やベッドは全て高級品なんだろうけど・・・何か落ち着かないよなぁ?」
「はい・・・部屋には私達しかいないと分かっていますけど・・・緊張して眠れないかも・・・です。」
「でもロメリアって王族時代、こんな部屋で毎日過ごしていたんだよね?・・・懐かしく感じたりしてる?」
「・・・うん・・・ちょっと、ね。」
ロメリアは顔を少し俯けると、言葉を続ける。
「でも私も・・・この部屋は落ち着かないなぁ・・・王族の頃を思い出すから・・・」
「・・・」
ロメリアが1人ぼそっと呟くと、ケストレルとシャーロットがフォルトの耳元で囁いた。
「なぁ、フォルト。ロメリアどうしちまったんだよ?城に来る前はあんなに元気だったのに突然気分が落ち込んでんじゃねぇか?」
「僕にも分かんないよ・・・ロメリアがこんなに落ち込み続けるのなんて初めてだし・・・元々ロメリアって情緒不安定な所があるって思ってたけどさ・・・まさかこんなに悪くなるって思ってもみなかったよ・・・」
「お前・・・さり気なくキツイ事言うんだな・・・」
「・・・」
「ロメリア・・・王族の時嫌な事でもあったのでしょうか?」
「多分・・・相当なトラウマがあるのだと思うよ。旅の時でも王族の話を持ち出されると必ず暗い顔していたし・・・会話の時も絶対に王族時代の話はしなかった。・・・家族の皆から嫌われてたって昔言ってたから・・・」
フォルト達がロメリアの方を見ると、彼女はそっとベッドへと座り、棍を両手に持って眺めている。フォルトはその時のロメリアの憂いた表情を見て、不謹慎ながらもロメリアもこんな美しい表情をするのだと思ってしまった。
ロメリアは心配そうに見つめるフォルト達へと顔を向けると、無理に笑顔を作って話しかける。
「どうしたの皆?そんなに不安そうな顔しちゃって・・・」
「いや・・・その・・・ロメリアの気分が・・・あまり良くないのかなって・・・」
「私の気分?・・・もう、皆は一々そんなこと心配しなくてもいいの!私は大丈夫だから!」
「そうは言っても・・・な?」
「やっぱり心配・・・です。」
「・・・ルーストさんには悪いけど・・・やっぱり普通の宿に泊まった方がいいのかも・・・その方がロメリアの嫌な記憶も思い出さなくて済みそうだし・・・」
「ちょっと、フォルト?何言ってるの?」
「だってロメリア・・・この部屋にいたら王族時代のこと思い出しちゃうんでしょ?嫌な記憶を思い出しながら過ごしても体を休めることなんて出来ないと思うから・・・」
フォルトがそう呟くと、ロメリアが包み込むような優しい笑みを浮かべてフォルトに話しかける。
「・・・ありがとう、フォルト。そんなに想ってくれて私嬉しいな・・・」
「・・・」
「でも本当に大丈夫だから・・・私のことは気にしないで皆はゆっくり休んじゃってよ?」
ロメリアがフォルト達に優しく告げる。フォルトがロメリアに話しかけようとした時、ケストレルがフォルトの肩に手を置いて制止する。
「フォルト、ロメリアがこう言ってんだからもう心配するのは止めにして暫く落ち着かせてあげようぜ?ロメリアも直ぐに気分が落ち着いてくるだろ?」
「・・・分かった。」
「ごめんね、ケストレル・・・」
「何気にすんな。俺だってかつて敵対していた奴らの本拠地にいるんだから似たようなものさ。」
ケストレルはそう言うと、空いているベッドに背中から倒れ込んだ。シャーロットはフォルトの横に立ったままだった。
フォルト達が黙り込んでいると、ケストレルが何かを思い出したのかのようにフォルトに話しかける。
「あ、そう言えばフォルト、お前ガーヴェラから何か手渡されてなかったか?」
「え?あぁ、うん・・・何か紙を手渡されたよ。」
「紙?何が書かれているんだ?」
「それはまだ見てないから分からないよ・・・」
「なら今見て見ましょうよ?きっと何か大切な事が書かれているに違いないです。」
シャーロットに促されてフォルトは懐から小さく折りたたまれた紙を取り出すと、ゆっくりと捲った。捲り終えるとそこには小さな文字と城内の簡単な地図が書かれており、内容はフォルトに対してだった。
ケストレルが体を起こして、フォルトに尋ねる。
「なんて書いてあるんだ?」
「・・・読んでみるね。・・・『フォルトへ。今から私の指示に従ってくれると助かる・・・具体的な事は直接会って話すとして、要点だけをこの紙に記す。』」
「あいつ・・・何を頼もうとしているんだ?」
「・・・『君に頼みたいことは『古都軍幹部の部屋を調査』と言うものだ。』」
「古都軍幹部の部屋を物色しろってことか?あいつマジで何考えてんだ?」
「・・・『今回の汽車襲撃事件を調査していく中で、古都軍の中にコーラス・ブリッツと繋がっている裏切者が紛れ込んでいる可能性が出てきた。詳細な内容な君達に直接話したいと思う。だから私達が会議を行っている間に大隊長全員と2人の親衛隊長の部屋へと忍び込み、繋がっている証拠を見つけてきて欲しい。会議の時間は30分から1時間ぐらいだ。時間には常に気を配ってくれ。』」
「成程、だからフォルトに頼んだわけか。フォルトの身体能力と隠密能力ならば部屋に忍び込める。」
「『・・・因みに大隊長と隊長部屋は全て立ち入り禁止場所に指定されているから侵入方法は自分で考えてくれ。』」
「・・・最後凄い適当でしたね。」
フォルトは懐に紙をしまうと、小さく溜息をついた。
「それにしても裏切者がいるって・・・突然すぎて少し混乱しているんだけど。」
「その点に関してはあいつに直接話を聞く必要があるな。・・・昼食会の時にこっそり聞くとしようぜ。」
「でも本当なのでしょうか?本当にさっき会った人達の中に裏切者が・・・」
シャーロットが首を傾げていると、ロメリアが口を開いた。
「私は・・・ガーヴェラさんが出鱈目を言っているようには思えない。きっと何か根拠があって言っていると思う。」
「そうだな。あいつはいつも根拠が無い事は言わない。きっとその証拠があれば、内部の裏切者を掃除できるんだろう。」
ケストレルとロメリアの言葉を受けて、フォルトは軽く深呼吸をすると皆に話しかける。
「・・・よしっ、それじゃあ僕行ってくるよ。」
「1人で大丈夫か?」
「多分・・・まぁ何とかするよ。何とかできると・・・思う。」
フォルトが自信なさげに言葉を発すると、ロメリアが立ち上がってフォルトに声をかける。
「フォルト、私も一緒に行っていい?何か手伝わせてくれないかな?」
「私も・・・手伝いたいです。私達が力を合わせればきっとこの仕事・・・達成できると思います!」
「ロメリア・・・シャーロット・・・」
フォルトは彼女達の言葉を受けると、心がすごく軽くなった。
『そうだ・・・僕は昔みたいに1人じゃないんだ。皆がいるんだ・・・』
「・・・うん、助かるよ!ロメリア!シャーロット!」
フォルトが2人に感謝の言葉を述べると、ケストレルがベッドから立ち上がった。
「んじゃ、行くとしましょうか!フォルト、しくじるんじゃねぇぞ。」
「ケストレルも付いて来てくれるの?」
「1人で部屋にいるのも退屈だからな。お前が仕事をこなせるよう手伝ってやるよ。」
「・・・ありがとう・・・ケストレル。」
フォルトはケストレルに呟く様に感謝の意を述べると、4人揃って部屋から出ていった。
「ここが本日、皆様がお過ごしになるお部屋となります。私はこれにて失礼いたしますので何か御用がございましたら何なりと傍にある使用人室へとお申し付けください。」
執事はフォルト達を来賓専用の部屋へと案内し終えると、お辞儀をして部屋から出ていった。フォルト達は豪華な造りとなっている部屋を少し呆然としながら見渡していた。
「うぉぉ・・・凄い部屋・・・まるで王様にでもなった感じだ・・・」
「置かれている家具やベッドは全て高級品なんだろうけど・・・何か落ち着かないよなぁ?」
「はい・・・部屋には私達しかいないと分かっていますけど・・・緊張して眠れないかも・・・です。」
「でもロメリアって王族時代、こんな部屋で毎日過ごしていたんだよね?・・・懐かしく感じたりしてる?」
「・・・うん・・・ちょっと、ね。」
ロメリアは顔を少し俯けると、言葉を続ける。
「でも私も・・・この部屋は落ち着かないなぁ・・・王族の頃を思い出すから・・・」
「・・・」
ロメリアが1人ぼそっと呟くと、ケストレルとシャーロットがフォルトの耳元で囁いた。
「なぁ、フォルト。ロメリアどうしちまったんだよ?城に来る前はあんなに元気だったのに突然気分が落ち込んでんじゃねぇか?」
「僕にも分かんないよ・・・ロメリアがこんなに落ち込み続けるのなんて初めてだし・・・元々ロメリアって情緒不安定な所があるって思ってたけどさ・・・まさかこんなに悪くなるって思ってもみなかったよ・・・」
「お前・・・さり気なくキツイ事言うんだな・・・」
「・・・」
「ロメリア・・・王族の時嫌な事でもあったのでしょうか?」
「多分・・・相当なトラウマがあるのだと思うよ。旅の時でも王族の話を持ち出されると必ず暗い顔していたし・・・会話の時も絶対に王族時代の話はしなかった。・・・家族の皆から嫌われてたって昔言ってたから・・・」
フォルト達がロメリアの方を見ると、彼女はそっとベッドへと座り、棍を両手に持って眺めている。フォルトはその時のロメリアの憂いた表情を見て、不謹慎ながらもロメリアもこんな美しい表情をするのだと思ってしまった。
ロメリアは心配そうに見つめるフォルト達へと顔を向けると、無理に笑顔を作って話しかける。
「どうしたの皆?そんなに不安そうな顔しちゃって・・・」
「いや・・・その・・・ロメリアの気分が・・・あまり良くないのかなって・・・」
「私の気分?・・・もう、皆は一々そんなこと心配しなくてもいいの!私は大丈夫だから!」
「そうは言っても・・・な?」
「やっぱり心配・・・です。」
「・・・ルーストさんには悪いけど・・・やっぱり普通の宿に泊まった方がいいのかも・・・その方がロメリアの嫌な記憶も思い出さなくて済みそうだし・・・」
「ちょっと、フォルト?何言ってるの?」
「だってロメリア・・・この部屋にいたら王族時代のこと思い出しちゃうんでしょ?嫌な記憶を思い出しながら過ごしても体を休めることなんて出来ないと思うから・・・」
フォルトがそう呟くと、ロメリアが包み込むような優しい笑みを浮かべてフォルトに話しかける。
「・・・ありがとう、フォルト。そんなに想ってくれて私嬉しいな・・・」
「・・・」
「でも本当に大丈夫だから・・・私のことは気にしないで皆はゆっくり休んじゃってよ?」
ロメリアがフォルト達に優しく告げる。フォルトがロメリアに話しかけようとした時、ケストレルがフォルトの肩に手を置いて制止する。
「フォルト、ロメリアがこう言ってんだからもう心配するのは止めにして暫く落ち着かせてあげようぜ?ロメリアも直ぐに気分が落ち着いてくるだろ?」
「・・・分かった。」
「ごめんね、ケストレル・・・」
「何気にすんな。俺だってかつて敵対していた奴らの本拠地にいるんだから似たようなものさ。」
ケストレルはそう言うと、空いているベッドに背中から倒れ込んだ。シャーロットはフォルトの横に立ったままだった。
フォルト達が黙り込んでいると、ケストレルが何かを思い出したのかのようにフォルトに話しかける。
「あ、そう言えばフォルト、お前ガーヴェラから何か手渡されてなかったか?」
「え?あぁ、うん・・・何か紙を手渡されたよ。」
「紙?何が書かれているんだ?」
「それはまだ見てないから分からないよ・・・」
「なら今見て見ましょうよ?きっと何か大切な事が書かれているに違いないです。」
シャーロットに促されてフォルトは懐から小さく折りたたまれた紙を取り出すと、ゆっくりと捲った。捲り終えるとそこには小さな文字と城内の簡単な地図が書かれており、内容はフォルトに対してだった。
ケストレルが体を起こして、フォルトに尋ねる。
「なんて書いてあるんだ?」
「・・・読んでみるね。・・・『フォルトへ。今から私の指示に従ってくれると助かる・・・具体的な事は直接会って話すとして、要点だけをこの紙に記す。』」
「あいつ・・・何を頼もうとしているんだ?」
「・・・『君に頼みたいことは『古都軍幹部の部屋を調査』と言うものだ。』」
「古都軍幹部の部屋を物色しろってことか?あいつマジで何考えてんだ?」
「・・・『今回の汽車襲撃事件を調査していく中で、古都軍の中にコーラス・ブリッツと繋がっている裏切者が紛れ込んでいる可能性が出てきた。詳細な内容な君達に直接話したいと思う。だから私達が会議を行っている間に大隊長全員と2人の親衛隊長の部屋へと忍び込み、繋がっている証拠を見つけてきて欲しい。会議の時間は30分から1時間ぐらいだ。時間には常に気を配ってくれ。』」
「成程、だからフォルトに頼んだわけか。フォルトの身体能力と隠密能力ならば部屋に忍び込める。」
「『・・・因みに大隊長と隊長部屋は全て立ち入り禁止場所に指定されているから侵入方法は自分で考えてくれ。』」
「・・・最後凄い適当でしたね。」
フォルトは懐に紙をしまうと、小さく溜息をついた。
「それにしても裏切者がいるって・・・突然すぎて少し混乱しているんだけど。」
「その点に関してはあいつに直接話を聞く必要があるな。・・・昼食会の時にこっそり聞くとしようぜ。」
「でも本当なのでしょうか?本当にさっき会った人達の中に裏切者が・・・」
シャーロットが首を傾げていると、ロメリアが口を開いた。
「私は・・・ガーヴェラさんが出鱈目を言っているようには思えない。きっと何か根拠があって言っていると思う。」
「そうだな。あいつはいつも根拠が無い事は言わない。きっとその証拠があれば、内部の裏切者を掃除できるんだろう。」
ケストレルとロメリアの言葉を受けて、フォルトは軽く深呼吸をすると皆に話しかける。
「・・・よしっ、それじゃあ僕行ってくるよ。」
「1人で大丈夫か?」
「多分・・・まぁ何とかするよ。何とかできると・・・思う。」
フォルトが自信なさげに言葉を発すると、ロメリアが立ち上がってフォルトに声をかける。
「フォルト、私も一緒に行っていい?何か手伝わせてくれないかな?」
「私も・・・手伝いたいです。私達が力を合わせればきっとこの仕事・・・達成できると思います!」
「ロメリア・・・シャーロット・・・」
フォルトは彼女達の言葉を受けると、心がすごく軽くなった。
『そうだ・・・僕は昔みたいに1人じゃないんだ。皆がいるんだ・・・』
「・・・うん、助かるよ!ロメリア!シャーロット!」
フォルトが2人に感謝の言葉を述べると、ケストレルがベッドから立ち上がった。
「んじゃ、行くとしましょうか!フォルト、しくじるんじゃねぇぞ。」
「ケストレルも付いて来てくれるの?」
「1人で部屋にいるのも退屈だからな。お前が仕事をこなせるよう手伝ってやるよ。」
「・・・ありがとう・・・ケストレル。」
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