さっちゃんと僕

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小学生編

自覚

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小学6年生になって数週間が経ち、ゴールデンウイークが始まる少し前の土曜日と日曜日の2日間でバスケの地区新人戦が行われた。

その試合で、僕が入っていた男子バスケットクラブは準優勝する出来事あったのですが…

月曜日の全校朝礼で、表彰される事になり、代表でキャプテンが賞状と副キャプテンの僕がトロフィーを全校生徒の前で貰う事になりました。

朝礼台の上に登り、校長先生からトロフィーを渡されます。
朝礼台の高さは1メートルくらいしかないのですが、上からだと見晴らしがよく、みんなの顔がよくみえました。

その日の格好は、オープンショルダーのロングTシャツに黒のミニプリーツスカート。
男子の表彰のはずなのに、女子の格好をした僕がトロフィーを貰っている風景にざわめきが起こる。

下の学年の子達からはヒソヒソ話で

「何で女子なのに男子の試合に出てるの?」

「あの人、おかまだから出れるんだよ(笑)」

とか聞こえてきます。

まー、もう慣れたけど…
少し凹みながら、朝礼台の上からさっちゃんを見つめます。

ムスッとした顔をしているのです。
僕に対しての冷やかしに怒ってくれたのかな?
っと凹んだ心が治っていきます。

今この場で、服を脱いで、「さっちゃんが大好き♪」とか叫んだら、さっちゃん凄い喜んでくれるんだろうな…(笑)
などと考えていたら、お腹の奥がキュンとなっていく。
全校生徒の前で、エッチな妄想している恥ずかしさで、顔が真っ赤になっていたと思います。

朝礼が終わり、授業の前にトイレに行くと、ショーツがかなり濡れていました(笑)







その日の放課後、僕はいつもの人気のないトイレにやってきました。
僕の学校でのトイレは女性職員用トイレを使う事になっていたのですが、この男子トイレはさっちゃんとの待ち合わせに使う特別な場所なのです。

トイレに入ると少ししてから、さっちゃんが入って来てくれました。
でも、顔は朝からムスッとしたまま。

「何で、雛ちゃんが男子トイレにいるの?」

何でと言われても…
アナタを待っていたんですが?(笑)

「雛ちゃんは女子だからアッチのトイレだよね?」

あー、このモードになるとさっちゃんは止まらないんです…

「女の子なのに男子のバスケの試合に出たり… 本当に僕の彼女だって自覚あるの!?」

男子の試合に出るのは仕方ない事で…
女子としてなら試合に出られないと言われていたのだ。

さっちゃんには解ってもらえると思ったのに…(泣)

それでも…

「男子の試合に出てゴメンなさい… でも… わたしを、さっちゃんの彼女のままでいさせて…?(泣)」

すぐ泣いちゃうんだよな~僕って…

「ふーん、そんなに彼女でいたいんだ?(笑)」

少し機嫌がよくなってくる、さっちゃんに

「うんうん! わたしずっと、さっちゃんの彼女でいたいです♪」

畳み掛けて許しを請う。
しかし、さっちゃんは簡単に許してくれるはずがなかった…

「男子の試合に出るの止めるか、僕と付き合うのを止めるか、選んで!」

「・・・」

黙ったまま泣いている僕に、さっちゃんは、

「そんなに男子として試合に出たいんだ!? 雛ちゃんの事、見損なったよ… 本当に別れる?」

「えっ!? そんな… わたし、女の子… だよ…(泣) 別れるなんて言わないで… お願い…」

自分が完全な女の子じゃないのは、自分が一番解っているのですが、さっちゃんの望み通りの女の子になりたくても、世間はそれを許してくれないのです。
女子として、バスケの公式試合に出れない僕には、バスケを辞めるしか道が無くなってしまう。

大好きなバスケを取るか、大好きなさっちゃんを取るか…

泣きながら正解が見つからず悩んでいると、さっちゃんはいきなり、自分のズボンと下着を下ろし、おちんちんを露出させた。

そして小便器に移動し、オシッコを始めるのだ。
さっちゃんのオシッコが、小便器に当たり流れ落ちる音を背後で聞いていた僕は、唾を飲み込まずにはいられない。

オシッコの音が止まったと思ったら急にさっちゃんが振り返り、おちんちんを露出させたまま僕の方に向いた。

「男としてバスケしないって約束してくれたら、続きのオシッコ飲ませてあげるよ?」

目の前でムクムクと凶暴な大きさに育っていく、さっちゃんのおちんちんを見ていると、バスケの優先順位は下がる一方だ。

さっちゃんは僕に近づき、ミニプリーツスカートを捲る。
サイドに大きなリボンが付いている水色のショーツが現れた。

その僕のショーツに、さっちゃんは亀頭部分に付いているオシッコの残りを擦り付けてくる。

可愛い水色のショーツが少し黄ばんでしまう。

「雛ちゃんは男に戻りたいの?」

さっちゃんのその言葉に首を横に振ります。

「僕のオシッコ飲みたい?」

僕は、首を縦に頷きます。

「じゃー、もう男子バスケの試合は出ないでくれる?」

やはり、直ぐには頷けない僕。

さっちゃんは、業を煮やしたのか

「雛ちゃんは自分が女の子の身体になってるって自覚ないの? 男子は雛ちゃんの身体見てエッチな話しとかしてるんだよ!? ○○君とか○○君なんてバスケしてるときに雛ちゃんのブラ紐が見えてエロいとか、おっぱい触ったとか言いふらしてるんだよ!」

○○君とは同じバスケットクラブにいる男子で、クラスは違うけど、ずっと一緒にバスケをしてきた仲間だと思っており、でも、さっちゃんの言うように、ジッとりとした視線には気づいてもいましたし、練習中にディフェンスされ胸を触られたりもした事もありましたが、それを言いふらされているとは思いませんでした。

僕は、さっちゃんの彼女としての自覚のなさに申し訳なく思い、今まで仲間だと思っていた男子達への不信感で、頭がグルグル回ってしまいます。

何も言えなくなってしまう僕に、さっちゃんは失望したのか、ふて腐れながらトイレを出て行き、先に帰って行ってしまい、トイレに1人遺された僕は、ただポロポロと泣いて何もできませんでした。

「さっちゃんと別れたくないよ…」

ポロッとでた本音に、また涙が溢れてしまう…







トイレでの話し合いをしてから、学校ではさっちゃんは僕の事をいつも以上に無視するようになった。

帰りにトイレで待っていても来てくれず、メールを送っても返信はないのです。

この数日間、本当に別れられてしまったの?
と憔悴している所で、バスケの練習日が来てしまいました。

学校が終わり、放課後に僕は体育館に向かいます。

廊下をトボトボ歩いていると、同学年のチームメートの男子が後ろから突然に、僕の胸をタッチして通り過ぎて行き、僕は小さな悲鳴を上げてしまう。

「キャッ!? えっ!? 何?」

「うわっ!? 雛のおっぱい、本当にやわらけぇー!!(笑)」

その男子は、廊下の先にいた他の男子と合流して、何やら騒いでいます。

僕は何が起こったのか理解するまでに、数十秒掛かり、嫌な予感に包まれながら体育館へと行くと、仲間のはずの男子達が、ニヤニヤ此方を見てくる。

練習着に着替えようと、女子更衣室に行くと、下の学年の女の子達が既におり、僕は、美沙ちゃんと一緒でしか着替える事がなかったので、女子更衣室が空くまで待っていると…

「雛くんー! 男子更衣室空いて誰も使ってないから、こっちで着替えちゃえば?」

と、下の学年の男子が言ってきました。

嫌な予感は消えていなかったのですが、年下の男の子からせっかくの申し出に断るのも悪いと思い…

「うん… ありがとうね」

お礼を言って久しぶりに、男子更衣室に入ってしまいました。

なんとなく、男臭い更衣室に変にドキドキしながら、着替え始めていく。

何でそうしたのか…
スカートの下からハーフパンツを穿けばいいのに、わざわざスカートを脱いでショーツ姿になり、ハーフパンツを穿く前に、Tシャツを着る為に上に着ていたシャツを脱ぐ。

薄い青色をしたスポーツブラに、ショーツだけ。

そんな姿の時に、更衣室の扉が、ガチャガチャと音を立てて、いきなり開かれたのです!?

「ほら! 見ろよ!(笑) 雛の女の姿!(笑)」

笑いながら男子数人が入ってきました。
さっちゃんが言っていた、○○君を先頭にして…

「!? 今着替えてるから出て行ってよ…」

僕は、急いで手で下着姿の格好を隠しながらカバンからハーフパンツを取り出して穿く。

「おぉー! すげー(笑) 本当に女みたいじゃん(笑) でも、ここ男子更衣室なんだけど? そんなに俺らに女の姿見てほしかったの?(笑)」

○○君はそう言いながら、ハーフパンツを上げようとしている僕の手を取り、穿く動作を邪魔してきたのです。

それが合図だったのか、他の男子がスポーツブラを捲ってきて…

僕の胸が露わになる。

「おっぱいだー!!(笑) でけぇー(笑)」

急いでスポーツブラの捲れを直そうとハーフパンツから手を離すと…

○○君は、僕のハーフパンツを床まで下げてしまい、ショーツが男子達の前に晒された。

「嫌っ…!?」

僕は混乱しながら、ハーフパンツを掴もうと前屈みになると、今度は他の男子が後ろからショーツを下げたのだ…

「すげー・・・本当にチンコ付いてねーよ…(笑)」

チームメートだと仲間だと友達だと思っていた人間に笑われ見られ…

「お願い… もう許して…」

僕は更衣室の床にしゃがみ込み、急いで片方の手でスポーツブラを直しながら、もう片方の手で下げられたショーツを上げようとしますが、○○君はしゃがんでる僕の足を取り押し倒すのでした。

しゃがんでいて手は下着にかかっていたので、踏ん張りが利かず、僕は軽く仰向けに転がされしまう。

その勢いで、下着から手を離してしまい、それを見逃してもらえる訳もなく、間髪おかずに○○君は、ショーツを僕の脚から剥ぎ取る。

他の男子に両手を抑えつけられ、僕はなかなか立ち上がれず、足をモジモジしながら暴れていると、○○君が…

「雛! 騒いでると他の奴にも見られるぞ(笑)」

と、僕のショーツを手に持ち見せつけながら言ってきます。

「・・・お願いだから… 返して… こんなこともう止めてよ…」

「返して欲しいの? これ?(笑)」

ショーツをクルクル回したりしながら、僕を見下す態度の○○君。

「うん… 返してよ…」

僕は、脚を閉じながら答えますが、

「じゃー、そのブラジャーと交換しようぜ(笑) ほら! 脱げよ(笑)」

はぁ?
ヤバい…
何言ってるのこいつ?

僕の頭は絶賛混乱中ですよ…

他の男子達は、僕のスポーツブラを無理やり剥ぎ取ろうとしてきて、抵抗はしましたが、男子数人相手に僕は呆気なく敗北して、全裸に剥かれてしまう。

「本当に返してよ!」

僕は泣き怒りしながら、立ち上がって言いますが、全裸なので手で胸と股間を隠した格好なので迫力などなかったのでしょう…

「ほら、返して欲しかったら取ってみろよ(笑) おかまの変態雛くん?(笑)」

そう言って○○君と男子数人は、更衣室を足早に出て行ってしまいす。

すぐ追いかけようとしても、僕は全裸だったので、仕方なく思いとどまり、ハーフパンツを穿き、Tシャツを着る。
もちろんノーパン、ノーブラだ…

そして、バッシュを急いで履いて彼らを追いかけましたが、遅すぎました。

平日の練習日はコーチが来るまでは自主練習が主なので、子供達は自由にやっているのですが、体育館では、大きな笑い声が響いています。

「ほら、見ろよこれ(笑) 雛のやつ漏らしてるぜ(笑) 染みになってんの(笑)
うわっ! きたねー!」

僕のショーツとスポーツブラを投げ合いながら、貶めるような言葉を発している男子達。

周りの女子数人は、

「止めなよー! 男子ー!」

と、苦笑いをして止めては言ってはくれていましたが、言う事など聞く人達なら最初からこんな事するわけもなく…
いつもは弱い所を見せず元気のいい僕が、辱められている事が、面白く映って見えるのでしょうか。
誰も僕の下着を取り返そうとはしてくれませんでした。

僕は、下着を取り返そうと駆け寄りますが、あっちこっちに下着をパスされ、しかもノーパン、ノーブラなので、動きがぎこちなくなってしまうのです。

散漫な動きしかできない僕の背後から、誰かが羽交い締めをしながら両手で、胸を揉んできました。

「痛っ!?」

いきなりそんな強く揉まれると、痛みで動きが止まってしまい、僕の目の前で僕の下着は陵辱されていき、周りから笑い声が大きくなるのです。

「雛のおっぱいすげー柔らかいから! みんな触ってみろよ(笑)」

後ろから胸を鷲掴みしている男子が言うと、ぞろぞろと男子が集まり、代わる代わる僕の胸を揉んでいき、Tシャツを捲り生で揉む輩も出てくる始末で…

「もう… やめ… ぁっ… ぁあん…」

卑猥な声が、僕から漏れ出すと男子達は更に盛り上がってしまう。

怖い…
誰か助けて…
こんなの気持ちよくない!!
さっちゃんの言う事聞いておくんだった…(泣)

「ダメっ… もぉ… ぁあ… いゃ…」

色々な場所から伸びてくる手に、悶えて悶えて、誰がどこを触ってきているのか解らず、また悶え…

その僕の反応に、男子達は更に面白がり、股間を触ってくる者も出始め…

「うわっ! 濡れてる! 雛くんお漏らししてるの?(笑)」

下の学年の男の子が、僕の股間を触ってはしゃいでいた。

「ちがぅ… もう… やめて… ぁぁあん!?」

否定をしようとしたら、誰かが僕の痛いほどに勃起した乳首を抓り捻ったのだ!

自分ではコントロールできない快感が襲ってくる。
身体を痙攣させるように果てた僕を、楽しそうに見て詰ってくる男子達に、何度も両乳首を責めさいなむられ、股間から愛液と尿が漏れ出す…

体育館の床に広がっていくお漏らし。

僕は自分から漏れてしまった液体の上で丸くなり伏せたまま泣いたのでした。

「本当に漏らしたよ(笑) きたねー!!」

そんな声が聞こえ、しばらくすると同学年の女子達が体育館に入ってきたのだろうか、美沙ちゃんが駆け寄ってきてくれた。

そして、他の女子達にも護られながら僕は女子更衣室へと避難した。
お漏らしの跡は同学年の女子数人が掃除してくれたようだ。

美沙ちゃんは僕を着替えさせ、先生を呼びに行ってくれた。

そしてこの事件は大問題となり、急遽、練習は中止、夜には保護者が集められ、最初に更衣室に入ってきて下着を剥ぎ取った○○君と数人の男子達は退部させられて、平日の練習日は無くなり、土日の練習も女子と男子で午前と午後と分かれて練習するようになったりした。

これは女子の保護者から出た提案らしく、男子と一緒に練習をさせたくないとの意見が大半だったのだそうだ。

僕は、女子部員として迎えられることになったが、公式戦には出られないので、マネージャー兼女子の練習相手という感じのポジションに落ち着いたのです。

両親は激しく怒り、僕を転校させるとまで言い出したのですが、女子の保護者達から辞めるのは虐めた○○君達じゃないと納得しないと、僕の両親を宥めてくれたらしい。

学校全体でも保護者会が開かれ、女子児童をもつ親達からかなり抗議があったらしい。

ただのイジメではなく、準強姦みたいなものだったからだろう。

○○君達の親は、かなり僕の事を保護者会で貶める発言を連発したらしいが、女子の保護者達から総攻撃を受けたらしく、○○君達は授業も別の教室で受ける事になり、極力僕や女子達と関わらないような対策を取られていた。
彼らの中の1人は転校までする事になる。

ざまぁ(笑)

としか言えません。







ゴールデンウイークに入り、両親はバタバタと保護者会に行ったり、学校側と協議したりと忙しそうにしていました。
またまた申し訳ない気持ちでいっぱいになっていると、父と母は逆に物凄く優しくしてくれ、沢山謝ってくれるのです。

僕の両親いい人過ぎるよ(笑)

忙しくしている両親は僕に、屋内レジャー施設の温水プールの無料券を何枚かくれ、友達を誘って行ってきなさいと言ってくれた。

何日も話しをしていない、さっちゃんを誘うか迷ってしまう。

そもそも、さっちゃんの言う事を聞いて僕が、男子バスケを辞めていれば、あんな事にはならなかったのかもしれないし。

さっちゃんは許してくれるのか?

僕はドキドキしながら、さっちゃんに連絡をしてみた。

結果、さっちゃんとも一緒に温水プールに行く事になったのです。




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