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第五話
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次の日から、僕と白井さんは、白井さんのやりたいことを色々やっていった。
鬼ごっこやかけっこなどの外でやる遊びから、オセロやカードゲームなどの室内でやる遊びまで、できることはほとんどやった。
「友達とたくさん遊ぶのって、やっぱり楽しいね」
そう言って、白井さんはニコリと笑う。
本当に楽しそうにしている白井さんを見ていると、僕も楽しくなってくる。
「楽しんでもらえてよかった、次は何がしたい?」
僕がそう聞くと、白井さんは少し考えてから答えた。
「うーん…授業を受けてみたいけど…さすがに無理だよね…」
それはさすがに…そう思ったけど、僕はあることを思いついた。
「そうだね…あ、そうだ、本物は無理だけど…近いのならできるかも」
「え?できるの?」
「うん、できるだけやってみるよ、明日、誰もいなくなる時間に教室に来て、それまでに準備しとくよ」
「来たよ、旬君」
放課後、僕一人になった教室に白井さんが来る。
「あ、白井さん、そこに座って」
僕は白井さんを真ん中の方の席に座らせる。
「うん」
「さて、それじゃあ、授業を始めます、白井さん、号令をお願いします」
それを聞いた白井さんは、楽しそうに笑いながら号令をした。
「っ!はい、起立、礼、着席」
そこから僕達は、短い時間だけど、六個の科目を、二人だけでやった。
国語、英語、科学、歴史、地理、数学
僕が教えられる所には限りがあっけど、白井さんに喜んでもらうために、頑張って授業をした。
「では、この問題を、白井さん、答えてください」
「x=5です」
「正解、すごいね、白井さん」
白井さんは、僕のわかりにくい授業でも、どんどん理解していった。
「旬君の教え方がわかりやすいから」
「そうかな」
「うん」
そう言って、白井さんはニコリと笑った。
白井さんは、とても楽しそうに受けてくれて、それを見て、僕も楽しくなった。
今の時間がずっと続けばいいと思ったけど、そんなことはなくて、
「時間だね、これで今日の授業を終わります、白井さん、号令をお願いします」
「はい、起立、礼」
絶対に、終わりの時は来てしまう。
そして、白井さんとの日々にも、今日の授業と同じように、終わりは来るのだろう。
「は~、楽しかった、ありがとう、旬君」
「うん、どういたしまして」
「もう満足だよ」
そう言った白井さんの体は、少し透けていた。
鬼ごっこやかけっこなどの外でやる遊びから、オセロやカードゲームなどの室内でやる遊びまで、できることはほとんどやった。
「友達とたくさん遊ぶのって、やっぱり楽しいね」
そう言って、白井さんはニコリと笑う。
本当に楽しそうにしている白井さんを見ていると、僕も楽しくなってくる。
「楽しんでもらえてよかった、次は何がしたい?」
僕がそう聞くと、白井さんは少し考えてから答えた。
「うーん…授業を受けてみたいけど…さすがに無理だよね…」
それはさすがに…そう思ったけど、僕はあることを思いついた。
「そうだね…あ、そうだ、本物は無理だけど…近いのならできるかも」
「え?できるの?」
「うん、できるだけやってみるよ、明日、誰もいなくなる時間に教室に来て、それまでに準備しとくよ」
「来たよ、旬君」
放課後、僕一人になった教室に白井さんが来る。
「あ、白井さん、そこに座って」
僕は白井さんを真ん中の方の席に座らせる。
「うん」
「さて、それじゃあ、授業を始めます、白井さん、号令をお願いします」
それを聞いた白井さんは、楽しそうに笑いながら号令をした。
「っ!はい、起立、礼、着席」
そこから僕達は、短い時間だけど、六個の科目を、二人だけでやった。
国語、英語、科学、歴史、地理、数学
僕が教えられる所には限りがあっけど、白井さんに喜んでもらうために、頑張って授業をした。
「では、この問題を、白井さん、答えてください」
「x=5です」
「正解、すごいね、白井さん」
白井さんは、僕のわかりにくい授業でも、どんどん理解していった。
「旬君の教え方がわかりやすいから」
「そうかな」
「うん」
そう言って、白井さんはニコリと笑った。
白井さんは、とても楽しそうに受けてくれて、それを見て、僕も楽しくなった。
今の時間がずっと続けばいいと思ったけど、そんなことはなくて、
「時間だね、これで今日の授業を終わります、白井さん、号令をお願いします」
「はい、起立、礼」
絶対に、終わりの時は来てしまう。
そして、白井さんとの日々にも、今日の授業と同じように、終わりは来るのだろう。
「は~、楽しかった、ありがとう、旬君」
「うん、どういたしまして」
「もう満足だよ」
そう言った白井さんの体は、少し透けていた。
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