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001話
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「ふぁぁー。疲れた。今日はこのくらいにしとこうかな」
『oゆうo:落ちます。お疲れさまでした』
『コング:お疲れさまー』
『コンガ:おつー』
2年ほど、のめり込んでいるネットゲーム。
チャットでゲームを落とすことを伝えて、ギルドマスターのコングさんと、サブマスのコンガさんの返事を見てゲームを落とす。
PCの電源も消して、ゲーミングチェアから立ち上がって、背を伸ばしてベッドへ。
〈モチ:お疲れ様。明日も一緒に遊んでください〉
スマホが、ブブっと震えて、ゲームをする際に使っているコミュニケーションアプリにきた通知を確認する。
〈ゆう:はい。明日も遊びましょう(`・ω・´)〉
相手は最近よく遊んでいる人で、ギルドに入ってきたのは3か月ほどだったはず。
チャット速度がそんなに早くなくて、よく定型文を使う人、あまり喋らないが誘えば乗ってくれる人だ。
キャラ名はアキラモチ。キャラの種族はハイエルフで高身長の男キャラを使ってる。
僕が使ってるキャラとは正反対だ。
アキラモチさんはギルメンからはもっぱらモチさん何て呼ばれてる。
何なら、僕もモチさんって呼んでるけど、ネトゲでの呼ばれ方なんてそんなものだろう。
〈モチ:おやすみなさい〉
〈ゆう:はーい。おやすみなさい〉
そろそろゲームも3周年で、そろそろイベントの時期だ。
「2年……か」
僕がゲームを始めたのが、ゲーム1周年記念の少し後だから、もう少しでゲームを始めて2年が経つ。
「色々……うん。色々あったなぁ」
ゲームを始めて、ゲーム内で出会いと別れがあって、新しいキャラを作ってみたり、未だに中身が女の子だと回違いされていたり……。
「あぁ~。今更言い出せないよなぁ」
獣要素の強い、可愛らしいキャラ。
聖獣人という、種族で性別のないという設定なのだけど、小さくふわふわの毛で柔らかなキャラクリだから、女の子っぽく見える。
さらに、性別はないという設定なのに、装備の見た目は中性的か女の子よりな感じが多い。
「でも、種族アドがなぁ」
種族アド……種族アドバンテージは、ゲーム内種族ごとに存在するステータスの差異やキャラの大小で変わる本当に小さな小さな、種族ごとに違うアドバンテージのことだ。
廃人とは言わないが、僕は半分ほどガチ勢に足を突っ込んでいるので、その小さな小さな差異が大きくなる技量帯なのである。
「まぁ、いいか、うちのギルドに中身気にするような人もいないし」
今のギルドはギルドメンバーを募集してどんどん大きくしているギルドとは違い、ギルマスやギルメンのフレンド繋がりしかギルドには居ないから、しつこくリアルを聞いてくるような変な人はいないから安心である。
始めた頃に入ったギルドは、本当に変な人多かったし……本当に2年もしていれば色々な体験をするものだ。
「はぁ、寝よ」
そろそろ。
大型アップデートがくる。楽しみだなぁ。
『oゆうo:落ちます。お疲れさまでした』
『コング:お疲れさまー』
『コンガ:おつー』
2年ほど、のめり込んでいるネットゲーム。
チャットでゲームを落とすことを伝えて、ギルドマスターのコングさんと、サブマスのコンガさんの返事を見てゲームを落とす。
PCの電源も消して、ゲーミングチェアから立ち上がって、背を伸ばしてベッドへ。
〈モチ:お疲れ様。明日も一緒に遊んでください〉
スマホが、ブブっと震えて、ゲームをする際に使っているコミュニケーションアプリにきた通知を確認する。
〈ゆう:はい。明日も遊びましょう(`・ω・´)〉
相手は最近よく遊んでいる人で、ギルドに入ってきたのは3か月ほどだったはず。
チャット速度がそんなに早くなくて、よく定型文を使う人、あまり喋らないが誘えば乗ってくれる人だ。
キャラ名はアキラモチ。キャラの種族はハイエルフで高身長の男キャラを使ってる。
僕が使ってるキャラとは正反対だ。
アキラモチさんはギルメンからはもっぱらモチさん何て呼ばれてる。
何なら、僕もモチさんって呼んでるけど、ネトゲでの呼ばれ方なんてそんなものだろう。
〈モチ:おやすみなさい〉
〈ゆう:はーい。おやすみなさい〉
そろそろゲームも3周年で、そろそろイベントの時期だ。
「2年……か」
僕がゲームを始めたのが、ゲーム1周年記念の少し後だから、もう少しでゲームを始めて2年が経つ。
「色々……うん。色々あったなぁ」
ゲームを始めて、ゲーム内で出会いと別れがあって、新しいキャラを作ってみたり、未だに中身が女の子だと回違いされていたり……。
「あぁ~。今更言い出せないよなぁ」
獣要素の強い、可愛らしいキャラ。
聖獣人という、種族で性別のないという設定なのだけど、小さくふわふわの毛で柔らかなキャラクリだから、女の子っぽく見える。
さらに、性別はないという設定なのに、装備の見た目は中性的か女の子よりな感じが多い。
「でも、種族アドがなぁ」
種族アド……種族アドバンテージは、ゲーム内種族ごとに存在するステータスの差異やキャラの大小で変わる本当に小さな小さな、種族ごとに違うアドバンテージのことだ。
廃人とは言わないが、僕は半分ほどガチ勢に足を突っ込んでいるので、その小さな小さな差異が大きくなる技量帯なのである。
「まぁ、いいか、うちのギルドに中身気にするような人もいないし」
今のギルドはギルドメンバーを募集してどんどん大きくしているギルドとは違い、ギルマスやギルメンのフレンド繋がりしかギルドには居ないから、しつこくリアルを聞いてくるような変な人はいないから安心である。
始めた頃に入ったギルドは、本当に変な人多かったし……本当に2年もしていれば色々な体験をするものだ。
「はぁ、寝よ」
そろそろ。
大型アップデートがくる。楽しみだなぁ。
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