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価値の見誤り
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アニーは私の価値を見誤ったのだ。
まぁ、私が血の聖女であるなんて
誰も知らなかったけど
私の知ったことではない。
アニーのやらかしたことは
散々私が罪を着せられた。
絢爛豪華な貴族生活や
奴隷集めの趣味、
小さなことで平民を殺し
その死体で焚き火をしたり…
私のフリをして散々アニーに
悪女に仕立てあげられた。
すぐにでも手をかけたかったが
我慢するしか方法はなかった。
大切な人を護る為なら
嫌われようと石を投げられようと
私は平気だった。
それにアニーのおかげで私は
いずれ手に入れる予定だった王位を
手早く手に入れることが出来た。
そこに関してはアニーにとても感謝している。
怯えた顔のアニーの耳元で
私は呟いた。
「貴方がミエーナを連れてきてくれたおかげで私は王位を受け継ぐことが
出来るわ。ありがとう。アニー。
…ミエーナは国外追放にしたわ。」
アニーは震えていた。
何故ならミエーナはアニーの平民時代の
親友だったからだ。
その親友が国外追放になり
貶めるはずが何故か私が
王位を継承出来ることになってるのだから
当然だろう。
とりあえずアニーはここまでに
しとくか。
さて次は…と考えていた時
「ルファーナ。」
そう私を呼んだのは
義母だった。
まぁ、私が血の聖女であるなんて
誰も知らなかったけど
私の知ったことではない。
アニーのやらかしたことは
散々私が罪を着せられた。
絢爛豪華な貴族生活や
奴隷集めの趣味、
小さなことで平民を殺し
その死体で焚き火をしたり…
私のフリをして散々アニーに
悪女に仕立てあげられた。
すぐにでも手をかけたかったが
我慢するしか方法はなかった。
大切な人を護る為なら
嫌われようと石を投げられようと
私は平気だった。
それにアニーのおかげで私は
いずれ手に入れる予定だった王位を
手早く手に入れることが出来た。
そこに関してはアニーにとても感謝している。
怯えた顔のアニーの耳元で
私は呟いた。
「貴方がミエーナを連れてきてくれたおかげで私は王位を受け継ぐことが
出来るわ。ありがとう。アニー。
…ミエーナは国外追放にしたわ。」
アニーは震えていた。
何故ならミエーナはアニーの平民時代の
親友だったからだ。
その親友が国外追放になり
貶めるはずが何故か私が
王位を継承出来ることになってるのだから
当然だろう。
とりあえずアニーはここまでに
しとくか。
さて次は…と考えていた時
「ルファーナ。」
そう私を呼んだのは
義母だった。
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