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○3章 旅館のあり方
-9 『決意』
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「ずいぶんと浮かない顔ね」
俺が中庭で箒とちりとりを片手に掃除していると、通りかかった人影に声をかけられた。
アーシェだった。
彼女から声をかけてきたのは初めてだ。
どうやら今日もどこかに何かを探しに出かけて帰ってきたところらしい。
彼女の口調は相変わらず不機嫌そうな物言いだったが、今日は心なしか棘があるような覇気は感じられなかった。
「別に、なんでもないよ」
上の空になっていた俺は、ぼうっと中空を眺めて箒だけを動かしながら空返事をした。
どうにも気力が湧かないでいる。
心ここにあらずといった風に呆けてしまってばかりだ。
食事の配膳時などの忙しい時間帯は身体を動かすことに必死で何も考えずに済むが、少しでも暇な時間できてしまうと、中條のことが頭の陰にちらついているばかりだった。
ぼうっとする俺に、アーシェは張り合いがないとばかりに鼻を鳴らした。
「貴方がくよくよしている間に、私はあのげえむでらんきんぐ一位になったわ」
「ははっ、どれだけやりこんだんだよ」
俺は乾いた笑いしか出てこない。
言葉を返すのも空元気のようになってしまう。
アーシェはそれでも、普段どおりの語気が荒い彼女らしい口調で続けた。
「容易いものよ。もうこんぴゅうたあなんて敵じゃないわ。あとは貴方を直接負かすだけね」
何度も失敗を繰り返しているくせによくそんな偉そうに言えたものだ。
彼女の自信を少しでも分けてもらえれば、俺も少しは悩まずに済むのだろうか。
隣にやって来た彼女の横顔をのぞき見る。
童顔で背も低い、まるで妹のような外見をしているのに、まるで俺の方が子どものようだ。
つぶらな瞳と目が合い、顔を背けた。
アーシェのまっすぐさが眩しすぎて目に毒だった。
「なあ。なんでお前はここにいるんだ」
俺はつい、そんなことを尋ねていた。アーシェが呆れ顔を浮かべる。
「探し物があるって言ったでしょう」
「でも、全然見つからないんだろう。もう諦めたらいいんじゃないか。それって、ここに居続けようって思うくらい固執するほどのものなのか」
アーシェに宛てたはずの言葉が、そっくりそのまま俺の鼓膜を不愉快に揺らす。反吐が出そうな気分に顔をしかめた俺に、アーシェは少しも言葉を弱めることなく言い返した。
「確かにそうね。別に絶対に見つけなければならないほど大切なものってわけでもないし、いつだって諦められるわ。でもね――」
きりっと目を見据えてアーシェは言う。
「それは私が決めることよ。誰にだって決めさせない。私は私の意志でここにいるの。ここで続けたいと思っているの。その気持ちがなくならない限り、私は誰に言われてもやめるつもりはないわ」
ゲームセンターで俺に勝つまで挑もうとしてきたことを思い出す。
卓球でエルナトと何度も戦ったこともあった。
なるほど、彼女は確かに負けず嫌いだ。
アーシェらしい、力強い自分への肯定だ。
「誰に言われたってやめられない。本当にやりたいことって、そういうものじゃないの?」
アーシェの言葉に、しかし中條のことが頭にちらついてばかりいる俺には何も言い返すことができなかった。
やがて会話が途切れたまま数分が経ち、
「ま、私には関係ないことだけど」
そう言ってアーシェがおもむろに振り返る。
少しの間じっとした後、背を向けたまま吐き捨てるように告げた。
「……この旅館はみんなが笑顔になれる場所だって言ったのは、どこの誰だったかしらね」と。
そして彼女はゆっくりと歩を進めて俺の側から離れはじめた。
「笑顔になれる……場所……」
アーシェの言葉が心を抉る。
どこかで聞いた言葉。
そうだ。ついこの間、俺がアーシェに言った言葉だ。
この場所は、この旅館は、笑顔が溢れる楽しい場所。
どんなに辛い現実も忘れて、誰もが幸せになれる憩いの宿。
風呂に入って心を和らげ、美味い料理を食べて舌鼓を打ち、気ままに自由に羽を伸ばす。
温泉旅館とは、そういう場所だ。
そういう場所のはずなのだと、俺は言っていたではないか。
まだここで働いて短いけれど、アーシェと出会って、シエラと出会って、エルナトとも出会って。僅かの間にいろんなことがあった。
卓球をして、風呂に入って。エルナトに誘惑されて謎にドキドキしたり、シエラの無邪気な我侭を断れずに流されたり、そのせいでマリーディアに殺されかけたり。
アーシェの部屋に集まってトランプまでやった。彼女に会ったばかりの頃では考えられなかったことだろう。
俺たちの卓球をきっかけに、数日間だけだけど他の客にも興味を持たれて一緒に卓球などをした時は前代未聞の大騒ぎだった。
娯楽施設であるこの旅館の全てが、そこに居た俺や客たちの笑顔に詰まっているようだった。
それだけじゃない。
洒落にならないトラブルだってあった。
千穂が旅館に忍び込んできたり、エルナトが無断で俺の家に来たり、シエラを押し倒してマリーディアに追い掛け回されたり。
けれど今思い返してみれば、そんなことすら面白かったと思えてくる。
異世界からやって来た三人の女の子たちと仲良くなって、この旅館の中で時間を過ごすことがもっと好きになっていったのだ。
俺の知っているところでも、知らないところでも。
それはまさに幼い頃に大好きだった旅館の姿そのままだった。
俺がずっと好きだったもの。
ただこの旅館が好きだったわけじゃない。
この旅館のことだけが好きだったわけじゃない。
客も、そしてもちろん従業員も。
誰もが気さくに笑って、伸び伸びと羽を伸ばせる、そんな旅館が大好きだったのではなかったのか。
お上の威圧に押しつぶされて、気軽に声をかけることすらできなくなるなんておかしな話だ。
俺たちの仕事は、お客さまが最高に楽しんで笑顔になれる時間を手伝うこと。日常にない『特別な時間』を用意すること。
笑顔で迎え、笑顔で見送る。
ここは辛いことを忘れて誰もが笑い合える憩いの宿。
温泉旅館『あやめ荘』
そんな場所を、笑顔のない職場に変えてしまったのは誰だ?
――俺だ。
それを壊したのは、間違いなく俺なのだ。
このままでいいのか?
大好きだったこの場所を、自分の手で壊してしまって、このまま立ち去ることになってしまっていいのか?
「…………いいわけないだろ」
ぼそりと零れ出た俺の言葉に、去ろうとしていたアーシェの足が止まった。
「こんなの、俺の知ってるあやめ荘じゃない。俺が好きだったあやめ荘じゃない」
取り戻すんだ。
俺がぶち壊したあやめ荘を。俺が望んでいる本来のその姿を。
「暗い旅館なんて誰も望んじゃいない。楽しく笑って癒されて、それでこそ旅館ってもんだ」
俯かせていた顔を持ち上げ、無理やりに頬筋を持ち上げて笑顔を作る。
「笑顔を提供する俺たちが暗い顔してちゃ元も子もないや」
へへっ、と俺はなるたけ明るく笑い飛ばしてやった。
俺へと振り返ったアーシェの表情も、相変わらず無愛想に固かったけれど、どこか気が済んだように微笑んでくれている気がした。
政府という大きな影も、査察官という眼前に佇む壁も、そんなものは忘れてしまえ。
将来の恐さを感じるなんて十年早い。まだ人生を背負えないからこそ、できる無茶だってあるはずだ。
「うじうじと悩むより、今、ここにいる自分ができることを考えないとな」
首を振り払って俺は言い切った。
その表情にもう陰りはなく、迷いなどない。
と、まるでそれを見計らったように、
「よくぞおっしゃいました!」
大声が突然館内にけたたましく響いたかと思うと、いつの間にか通路の奥からシエラが顔を出していた。胸の前で拳を握り、どこか楽しそうに眉を持ち上げている。
「言いましたよね。従者が行った不敬。私も責任をもって償わせていただきます」
続いてシエラの背後に隠れていたエルナトが顔を覗かせる。
「ボクだって責任は感じてるよ。ここまで大事になるとは思わなかったからね」
「エルナト……」
「それに夫婦の危機は夫婦で分け合う。当然だよね!」
いいヤツだと見直しかけた俺が馬鹿だった。
だが、沼に沈み込んでいた俺の気持ちが見事に一本釣りされて打ち上げられてしまったかのように気分はすっきりしていた。
この旅館が俺のせいで失くしてしまったものを取り戻す。
それが、いま、俺がここにいる理由。ここにいてもいい理由。
そうだと信じて、今は前を向こう。この場所にしがみつこう。
ぐっと拳を握り締めて力む。
身体が湯上りのように熱くなっているのがわかる。
お金だとか、そんなことは関係ない。
もっとここで働いていたい。と、支えるように側に寄り添ってくれているアーシェたちを眺めながら、俺はそう強く思ったのだ。
俺が中庭で箒とちりとりを片手に掃除していると、通りかかった人影に声をかけられた。
アーシェだった。
彼女から声をかけてきたのは初めてだ。
どうやら今日もどこかに何かを探しに出かけて帰ってきたところらしい。
彼女の口調は相変わらず不機嫌そうな物言いだったが、今日は心なしか棘があるような覇気は感じられなかった。
「別に、なんでもないよ」
上の空になっていた俺は、ぼうっと中空を眺めて箒だけを動かしながら空返事をした。
どうにも気力が湧かないでいる。
心ここにあらずといった風に呆けてしまってばかりだ。
食事の配膳時などの忙しい時間帯は身体を動かすことに必死で何も考えずに済むが、少しでも暇な時間できてしまうと、中條のことが頭の陰にちらついているばかりだった。
ぼうっとする俺に、アーシェは張り合いがないとばかりに鼻を鳴らした。
「貴方がくよくよしている間に、私はあのげえむでらんきんぐ一位になったわ」
「ははっ、どれだけやりこんだんだよ」
俺は乾いた笑いしか出てこない。
言葉を返すのも空元気のようになってしまう。
アーシェはそれでも、普段どおりの語気が荒い彼女らしい口調で続けた。
「容易いものよ。もうこんぴゅうたあなんて敵じゃないわ。あとは貴方を直接負かすだけね」
何度も失敗を繰り返しているくせによくそんな偉そうに言えたものだ。
彼女の自信を少しでも分けてもらえれば、俺も少しは悩まずに済むのだろうか。
隣にやって来た彼女の横顔をのぞき見る。
童顔で背も低い、まるで妹のような外見をしているのに、まるで俺の方が子どものようだ。
つぶらな瞳と目が合い、顔を背けた。
アーシェのまっすぐさが眩しすぎて目に毒だった。
「なあ。なんでお前はここにいるんだ」
俺はつい、そんなことを尋ねていた。アーシェが呆れ顔を浮かべる。
「探し物があるって言ったでしょう」
「でも、全然見つからないんだろう。もう諦めたらいいんじゃないか。それって、ここに居続けようって思うくらい固執するほどのものなのか」
アーシェに宛てたはずの言葉が、そっくりそのまま俺の鼓膜を不愉快に揺らす。反吐が出そうな気分に顔をしかめた俺に、アーシェは少しも言葉を弱めることなく言い返した。
「確かにそうね。別に絶対に見つけなければならないほど大切なものってわけでもないし、いつだって諦められるわ。でもね――」
きりっと目を見据えてアーシェは言う。
「それは私が決めることよ。誰にだって決めさせない。私は私の意志でここにいるの。ここで続けたいと思っているの。その気持ちがなくならない限り、私は誰に言われてもやめるつもりはないわ」
ゲームセンターで俺に勝つまで挑もうとしてきたことを思い出す。
卓球でエルナトと何度も戦ったこともあった。
なるほど、彼女は確かに負けず嫌いだ。
アーシェらしい、力強い自分への肯定だ。
「誰に言われたってやめられない。本当にやりたいことって、そういうものじゃないの?」
アーシェの言葉に、しかし中條のことが頭にちらついてばかりいる俺には何も言い返すことができなかった。
やがて会話が途切れたまま数分が経ち、
「ま、私には関係ないことだけど」
そう言ってアーシェがおもむろに振り返る。
少しの間じっとした後、背を向けたまま吐き捨てるように告げた。
「……この旅館はみんなが笑顔になれる場所だって言ったのは、どこの誰だったかしらね」と。
そして彼女はゆっくりと歩を進めて俺の側から離れはじめた。
「笑顔になれる……場所……」
アーシェの言葉が心を抉る。
どこかで聞いた言葉。
そうだ。ついこの間、俺がアーシェに言った言葉だ。
この場所は、この旅館は、笑顔が溢れる楽しい場所。
どんなに辛い現実も忘れて、誰もが幸せになれる憩いの宿。
風呂に入って心を和らげ、美味い料理を食べて舌鼓を打ち、気ままに自由に羽を伸ばす。
温泉旅館とは、そういう場所だ。
そういう場所のはずなのだと、俺は言っていたではないか。
まだここで働いて短いけれど、アーシェと出会って、シエラと出会って、エルナトとも出会って。僅かの間にいろんなことがあった。
卓球をして、風呂に入って。エルナトに誘惑されて謎にドキドキしたり、シエラの無邪気な我侭を断れずに流されたり、そのせいでマリーディアに殺されかけたり。
アーシェの部屋に集まってトランプまでやった。彼女に会ったばかりの頃では考えられなかったことだろう。
俺たちの卓球をきっかけに、数日間だけだけど他の客にも興味を持たれて一緒に卓球などをした時は前代未聞の大騒ぎだった。
娯楽施設であるこの旅館の全てが、そこに居た俺や客たちの笑顔に詰まっているようだった。
それだけじゃない。
洒落にならないトラブルだってあった。
千穂が旅館に忍び込んできたり、エルナトが無断で俺の家に来たり、シエラを押し倒してマリーディアに追い掛け回されたり。
けれど今思い返してみれば、そんなことすら面白かったと思えてくる。
異世界からやって来た三人の女の子たちと仲良くなって、この旅館の中で時間を過ごすことがもっと好きになっていったのだ。
俺の知っているところでも、知らないところでも。
それはまさに幼い頃に大好きだった旅館の姿そのままだった。
俺がずっと好きだったもの。
ただこの旅館が好きだったわけじゃない。
この旅館のことだけが好きだったわけじゃない。
客も、そしてもちろん従業員も。
誰もが気さくに笑って、伸び伸びと羽を伸ばせる、そんな旅館が大好きだったのではなかったのか。
お上の威圧に押しつぶされて、気軽に声をかけることすらできなくなるなんておかしな話だ。
俺たちの仕事は、お客さまが最高に楽しんで笑顔になれる時間を手伝うこと。日常にない『特別な時間』を用意すること。
笑顔で迎え、笑顔で見送る。
ここは辛いことを忘れて誰もが笑い合える憩いの宿。
温泉旅館『あやめ荘』
そんな場所を、笑顔のない職場に変えてしまったのは誰だ?
――俺だ。
それを壊したのは、間違いなく俺なのだ。
このままでいいのか?
大好きだったこの場所を、自分の手で壊してしまって、このまま立ち去ることになってしまっていいのか?
「…………いいわけないだろ」
ぼそりと零れ出た俺の言葉に、去ろうとしていたアーシェの足が止まった。
「こんなの、俺の知ってるあやめ荘じゃない。俺が好きだったあやめ荘じゃない」
取り戻すんだ。
俺がぶち壊したあやめ荘を。俺が望んでいる本来のその姿を。
「暗い旅館なんて誰も望んじゃいない。楽しく笑って癒されて、それでこそ旅館ってもんだ」
俯かせていた顔を持ち上げ、無理やりに頬筋を持ち上げて笑顔を作る。
「笑顔を提供する俺たちが暗い顔してちゃ元も子もないや」
へへっ、と俺はなるたけ明るく笑い飛ばしてやった。
俺へと振り返ったアーシェの表情も、相変わらず無愛想に固かったけれど、どこか気が済んだように微笑んでくれている気がした。
政府という大きな影も、査察官という眼前に佇む壁も、そんなものは忘れてしまえ。
将来の恐さを感じるなんて十年早い。まだ人生を背負えないからこそ、できる無茶だってあるはずだ。
「うじうじと悩むより、今、ここにいる自分ができることを考えないとな」
首を振り払って俺は言い切った。
その表情にもう陰りはなく、迷いなどない。
と、まるでそれを見計らったように、
「よくぞおっしゃいました!」
大声が突然館内にけたたましく響いたかと思うと、いつの間にか通路の奥からシエラが顔を出していた。胸の前で拳を握り、どこか楽しそうに眉を持ち上げている。
「言いましたよね。従者が行った不敬。私も責任をもって償わせていただきます」
続いてシエラの背後に隠れていたエルナトが顔を覗かせる。
「ボクだって責任は感じてるよ。ここまで大事になるとは思わなかったからね」
「エルナト……」
「それに夫婦の危機は夫婦で分け合う。当然だよね!」
いいヤツだと見直しかけた俺が馬鹿だった。
だが、沼に沈み込んでいた俺の気持ちが見事に一本釣りされて打ち上げられてしまったかのように気分はすっきりしていた。
この旅館が俺のせいで失くしてしまったものを取り戻す。
それが、いま、俺がここにいる理由。ここにいてもいい理由。
そうだと信じて、今は前を向こう。この場所にしがみつこう。
ぐっと拳を握り締めて力む。
身体が湯上りのように熱くなっているのがわかる。
お金だとか、そんなことは関係ない。
もっとここで働いていたい。と、支えるように側に寄り添ってくれているアーシェたちを眺めながら、俺はそう強く思ったのだ。
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