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○2章 あやめ荘の愛おしき日常
-7 『その先は沼だぞ』
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「案内しろってことか?」
配膳の台車を厨房に運んだ後、菖蒲模様の浴衣のすそを揺らしながら俺の後ろを付いてくるアーシェに尋ねた。
「とはいえ、旅館に来て風呂を楽しまないとなると……そうだなあ」
何かしろと言ってはみたものの、果たしてアーシェを楽しませるものなんてあるのだろうか。
温泉旅館の一番の醍醐味といえる風呂は却下。
食事に関しては不満の言葉は漏らせど「美味しい」とは言わず、おそらく気に入ったのだと思う品は無言で口に運び続けるだけだ。
そもそも彼女にとって『楽しい』という感情が存在するのかどうかすら疑問が浮かんでくる始末だ。アーシェと知り合ってかれこれ一週間ほど、彼女の笑った表情を一度も見たことがない。
何かあるだろうかと思案した結果、一つのものに思い至った。
「楽しいかどうかはわからないけど」と、ある場所へとアーシェを連れて行くことにした。
たどり着いた先は、ロビーからお土産コーナーの前を抜けた角にある小さなフロア。昔ながらの安っぽい電子音が鳴り響き大きな箱の筐体が押し並ぶ、いわゆるレトロゲームコーナーだ。
苦し紛れの選択だった。
温泉や食事に興味がなく、おまけにカラオケなどに興じるような雰囲気でもないアーシェが楽しんでくれるものなんて、やはり皆目見当もつかなかったのだ。
それでもとりあえずこのゲームコーナーを紹介してみたのは、俺が小さい頃によく遊んでいた馴染みの場所だからだ。
パズルゲームやインベーダーゲーム、格闘ゲームに麻雀ゲームまで揃っている。他にも数種類の古い筐体が並び、その手のマニアにはたまらない空間だろう。
「なに、これ」
アーシェが照明の薄暗いゲームコーナーに立ち入った。
浮かび上がるディスプレイの青白い光を浴びながら、目の前の筐体を見て俺に尋ねてくる。
「まあ、知らなくて当然だよな。ゲームだよ」
「げえむ?」
「どう説明すればいいのかな。この椅子に座って、目の前の画面に映ってるので遊ぶんだよ」
「わからないわ。下手な説明ね」
恐ろしく伝わらない説明なのは自覚しているが、改めて口に出されると傷つく。
アーシェが試しに椅子へ腰掛ける。
彼女が前にしたゲームは、同じ色のブロックを数個繋げば消えるタイプのよくあるパズルゲームだった。
「どうすればいいの」
「ここに丸い球がついた棒のやつがあるだろ」
「あるわね。ぐるぐる動くわ」
「その右側に、今度は平たい丸のやつがあるだろ。ボタンっていうんだけど」
「これね」
「んで、ゲームが始まると、この画面の上の方からブロックが落ちてくるんだよ。それを棒のやつで左右に動かしたり、右側のボタンで傾けたりして、積み木みたいにくっつけるんだ」
うまく伝わっているのだろうか。
この世界の人なら誰でも一度くらいは見たことがありそうなゲームでも、まったく知識のない人に教えるのがこれほどに難しいとは予想外だった。
「まあ、とにかくやってみればいいよ」
宿泊者の利用は無料なのでそのまま開始させた。
古いゲームを彷彿とさせる単調な電子音とともに、ゆっくりとブロックが降下し始める。
左右に動くだけの自動落下の末に、やがて一度も消すことができずに上に積み重なってゲームオーバーになってしまった。
「なによこれは。おかしいじゃない」
俺を殴ったときと同じように声を荒げてアーシェが叫ぶ。
画面をばんばんと叩いて「壊れているわ」と訴えてきた。
「こらこら、本当に壊れるだろ」
「もう壊れてるのよ」
ばん、ばん。
「壊れてなんかないって」
「いいえ、壊れているわ」
ばん、ばん。
「現在進行形でそうなりかけている最中だからやめろぉ!」
筐体を叩くアーシェをどうにかなだめ、やり方をゆっくりと説明してやった。
「ここをこうして……それで、こうなったらボタンを押して向きを変えて……」
実際にプレイしてみたりしながら説明している俺の言葉を、アーシェは一言も聞き逃さないとでも言うように身を乗り出して聞いていた。
レクチャーを始めて二十分も経った頃には、アーシェはおどろくほどに上達していた。今日、ゲームそのものを知ったばかりとは思えないくらいだ。
理解力が凄いのか、それとも天性のゲーム脳だったのか。
幼い見た目もあって、まるでゲームに熱中している子どものように筐体の前に張り付いている。
「ああ、もう! なによこれ! バカじゃないの!」
失敗するとゲームに対しても俺に対しても罵声を飛ばしてくる。逆にうまくいくと得意げに鼻を鳴らす。
どうやら、先ほど筐体を叩いて怒っていたのも単なる負けず嫌いからのようだ。何もできず終わってしまったのがよほど悔しかったのだろう。
しかし今ではすっかりやり込み、しまいには高いスコアを出してクリアするまでに至っていた。
「ふふん、どうかしら」と鼻高々に俺にアピールしてくる。
一か八かの提案だったが、おそらく楽しんでくれているようで何よりだ。
「ちなみにこれ、二人で対戦することもできるんだ」
「へえ。もしかして、私に挑んでくるとでも言うのかしら」
「やってみるか?」
「泣きべそをかいて後悔しないことね」
得意げに余裕を見せるアーシェの隣に座り、俺もレバーとボタンに手をかけた。
十数年前、小さかった頃を思い出す。
妹とよく対戦していた。おやつを賭けたりして、それはもう本気だったものだ。
幼い頃の記憶なんてほとんど残っていないが、たまにふと、こうして懐かしさと一緒に思い出すことがある。
すっかり抜け落ちていたと思っていたのに、その記憶は頭のどこかに確かにあって、何の拍子にか唐突に顔を出してくる。記憶と言うのは不思議なものだ。
「いくわよ!」
意気込んだアーシェの声とともに、画面分割されたパズルゲームが開始される。
たどたどしくも上達しはじめているアーシェの隣で、俺は懐かしさを感じながら無邪気に楽しんでプレイしていた。そして気がつくと――。
「……おもしろくないわ」
何の苦労をすることなく、いつの間にか俺の画面には『勝利』と表示されていた。せっかく調子付いていたアーシェの表情はぶうたれた怒り顔に早戻りしている。
慣れてきたとはいえ初心者。
長年のブランクを手加減のつもりでやっていたら、どうやら流石に初心者に負けるほど鈍っているわけではなかったようだ。
無心で楽しんでいるうちにあっという間にゲームが終わってしまい、残ったのは些細に祝福するゲーム音と、ただただ不機嫌に歪ませたアーシェの顔だけだった。
「も、もう一回やるか?」
慌てて再戦を申し込むと、アーシェは「もちろんよ」と答えてレバーを握り締めていた。
そうしてまた、新しいゲームが開始される。
「あ、勝っちゃった」
「今のは無しよ。続けなさい」
「あ、また勝っちまった」
「……もう一回よ」
「あ、まただ」
「もう一回!」
「あ、また」
「もっかいっ!」
負けるたびにアーシェの語気が荒くなり、仕舞いには薄っすらと涙まで浮かんでいるように見える。
楽しんでもらいたかったのだが、まるで俺がいじめているようで心苦しくなってくる。アーシェの容姿が小さな女の子というせいもあってちょっとした罪悪感に苛まれそうだ。
「どうしたの。早く次をするわよ」
「おいおい。もういいだろう」
「勝負がまだ終わっていないじゃない」
「終わったじゃないか。もう十回も」
そう言っても一向に納得しようとしないアーシェに、俺はため息を吐いて仕方なく続けた。
しばらく経って「じゃ、じゃあ俺はそろそろ仕事に戻るから」と無理やり理由をつけて逃げ出せるまで、アーシェの負けず嫌いにひたすら付き合わされていた。
配膳の台車を厨房に運んだ後、菖蒲模様の浴衣のすそを揺らしながら俺の後ろを付いてくるアーシェに尋ねた。
「とはいえ、旅館に来て風呂を楽しまないとなると……そうだなあ」
何かしろと言ってはみたものの、果たしてアーシェを楽しませるものなんてあるのだろうか。
温泉旅館の一番の醍醐味といえる風呂は却下。
食事に関しては不満の言葉は漏らせど「美味しい」とは言わず、おそらく気に入ったのだと思う品は無言で口に運び続けるだけだ。
そもそも彼女にとって『楽しい』という感情が存在するのかどうかすら疑問が浮かんでくる始末だ。アーシェと知り合ってかれこれ一週間ほど、彼女の笑った表情を一度も見たことがない。
何かあるだろうかと思案した結果、一つのものに思い至った。
「楽しいかどうかはわからないけど」と、ある場所へとアーシェを連れて行くことにした。
たどり着いた先は、ロビーからお土産コーナーの前を抜けた角にある小さなフロア。昔ながらの安っぽい電子音が鳴り響き大きな箱の筐体が押し並ぶ、いわゆるレトロゲームコーナーだ。
苦し紛れの選択だった。
温泉や食事に興味がなく、おまけにカラオケなどに興じるような雰囲気でもないアーシェが楽しんでくれるものなんて、やはり皆目見当もつかなかったのだ。
それでもとりあえずこのゲームコーナーを紹介してみたのは、俺が小さい頃によく遊んでいた馴染みの場所だからだ。
パズルゲームやインベーダーゲーム、格闘ゲームに麻雀ゲームまで揃っている。他にも数種類の古い筐体が並び、その手のマニアにはたまらない空間だろう。
「なに、これ」
アーシェが照明の薄暗いゲームコーナーに立ち入った。
浮かび上がるディスプレイの青白い光を浴びながら、目の前の筐体を見て俺に尋ねてくる。
「まあ、知らなくて当然だよな。ゲームだよ」
「げえむ?」
「どう説明すればいいのかな。この椅子に座って、目の前の画面に映ってるので遊ぶんだよ」
「わからないわ。下手な説明ね」
恐ろしく伝わらない説明なのは自覚しているが、改めて口に出されると傷つく。
アーシェが試しに椅子へ腰掛ける。
彼女が前にしたゲームは、同じ色のブロックを数個繋げば消えるタイプのよくあるパズルゲームだった。
「どうすればいいの」
「ここに丸い球がついた棒のやつがあるだろ」
「あるわね。ぐるぐる動くわ」
「その右側に、今度は平たい丸のやつがあるだろ。ボタンっていうんだけど」
「これね」
「んで、ゲームが始まると、この画面の上の方からブロックが落ちてくるんだよ。それを棒のやつで左右に動かしたり、右側のボタンで傾けたりして、積み木みたいにくっつけるんだ」
うまく伝わっているのだろうか。
この世界の人なら誰でも一度くらいは見たことがありそうなゲームでも、まったく知識のない人に教えるのがこれほどに難しいとは予想外だった。
「まあ、とにかくやってみればいいよ」
宿泊者の利用は無料なのでそのまま開始させた。
古いゲームを彷彿とさせる単調な電子音とともに、ゆっくりとブロックが降下し始める。
左右に動くだけの自動落下の末に、やがて一度も消すことができずに上に積み重なってゲームオーバーになってしまった。
「なによこれは。おかしいじゃない」
俺を殴ったときと同じように声を荒げてアーシェが叫ぶ。
画面をばんばんと叩いて「壊れているわ」と訴えてきた。
「こらこら、本当に壊れるだろ」
「もう壊れてるのよ」
ばん、ばん。
「壊れてなんかないって」
「いいえ、壊れているわ」
ばん、ばん。
「現在進行形でそうなりかけている最中だからやめろぉ!」
筐体を叩くアーシェをどうにかなだめ、やり方をゆっくりと説明してやった。
「ここをこうして……それで、こうなったらボタンを押して向きを変えて……」
実際にプレイしてみたりしながら説明している俺の言葉を、アーシェは一言も聞き逃さないとでも言うように身を乗り出して聞いていた。
レクチャーを始めて二十分も経った頃には、アーシェはおどろくほどに上達していた。今日、ゲームそのものを知ったばかりとは思えないくらいだ。
理解力が凄いのか、それとも天性のゲーム脳だったのか。
幼い見た目もあって、まるでゲームに熱中している子どものように筐体の前に張り付いている。
「ああ、もう! なによこれ! バカじゃないの!」
失敗するとゲームに対しても俺に対しても罵声を飛ばしてくる。逆にうまくいくと得意げに鼻を鳴らす。
どうやら、先ほど筐体を叩いて怒っていたのも単なる負けず嫌いからのようだ。何もできず終わってしまったのがよほど悔しかったのだろう。
しかし今ではすっかりやり込み、しまいには高いスコアを出してクリアするまでに至っていた。
「ふふん、どうかしら」と鼻高々に俺にアピールしてくる。
一か八かの提案だったが、おそらく楽しんでくれているようで何よりだ。
「ちなみにこれ、二人で対戦することもできるんだ」
「へえ。もしかして、私に挑んでくるとでも言うのかしら」
「やってみるか?」
「泣きべそをかいて後悔しないことね」
得意げに余裕を見せるアーシェの隣に座り、俺もレバーとボタンに手をかけた。
十数年前、小さかった頃を思い出す。
妹とよく対戦していた。おやつを賭けたりして、それはもう本気だったものだ。
幼い頃の記憶なんてほとんど残っていないが、たまにふと、こうして懐かしさと一緒に思い出すことがある。
すっかり抜け落ちていたと思っていたのに、その記憶は頭のどこかに確かにあって、何の拍子にか唐突に顔を出してくる。記憶と言うのは不思議なものだ。
「いくわよ!」
意気込んだアーシェの声とともに、画面分割されたパズルゲームが開始される。
たどたどしくも上達しはじめているアーシェの隣で、俺は懐かしさを感じながら無邪気に楽しんでプレイしていた。そして気がつくと――。
「……おもしろくないわ」
何の苦労をすることなく、いつの間にか俺の画面には『勝利』と表示されていた。せっかく調子付いていたアーシェの表情はぶうたれた怒り顔に早戻りしている。
慣れてきたとはいえ初心者。
長年のブランクを手加減のつもりでやっていたら、どうやら流石に初心者に負けるほど鈍っているわけではなかったようだ。
無心で楽しんでいるうちにあっという間にゲームが終わってしまい、残ったのは些細に祝福するゲーム音と、ただただ不機嫌に歪ませたアーシェの顔だけだった。
「も、もう一回やるか?」
慌てて再戦を申し込むと、アーシェは「もちろんよ」と答えてレバーを握り締めていた。
そうしてまた、新しいゲームが開始される。
「あ、勝っちゃった」
「今のは無しよ。続けなさい」
「あ、また勝っちまった」
「……もう一回よ」
「あ、まただ」
「もう一回!」
「あ、また」
「もっかいっ!」
負けるたびにアーシェの語気が荒くなり、仕舞いには薄っすらと涙まで浮かんでいるように見える。
楽しんでもらいたかったのだが、まるで俺がいじめているようで心苦しくなってくる。アーシェの容姿が小さな女の子というせいもあってちょっとした罪悪感に苛まれそうだ。
「どうしたの。早く次をするわよ」
「おいおい。もういいだろう」
「勝負がまだ終わっていないじゃない」
「終わったじゃないか。もう十回も」
そう言っても一向に納得しようとしないアーシェに、俺はため息を吐いて仕方なく続けた。
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